Houdini 20.5 システム環境
対応オペレーティング・システム (64 ビットのみ)
Windows (64 ビット):
- Windows 11
- Windows 10
- Windows 8.1
- 非対応: Windows 8 および それ以前 (Win7 など)
- 非対応: Windows Server (どのバージョンも)
Mac OS (64 ビット): 必須:
- 64 ビットインテル CPU 搭載 Mac または Apple Silicon Mac で OSX 11 以降
Linux: (64 ビット)
- Ubuntu 20.04+ LTS
- Debian 10.0+
- RHEL 7+
- Fedora 32+
- CentOS 7+
- Mint 19.3+
- Pop! 20.04 LTS
- Rocky 8+
- Rocky 8+
注: CentOS 7 や RHEL7 など古いディストリビューションには、gcc9 バージョンの Houdini 20.5 が必須で、gcc11 ビルドは稼働しません。
起動時に Qt のエラーが起きる場合、必要な Qt のパッケージがインストールされているか確認してください。
X11 に必要なQt
gcc 9.3.1 が HDK を使ったプラグイン開発に必須です。
>>Houdini 20.5 は VFX Reference Platform (英語) の CY2024 を対象にしています。H20.5 は現状、CY24 の対象項目である Qt6 に未対応ですが、年内の対応を予定しております。
注意: 32 ビット版 OS への対応は終了いたしました。
重要: プレリリースバージョンのOSはサポートされていません。これらには、Insider Preview版、アルファ版、ベータ版などが含まれます。
全プラットフォームにおいて、管理者権限でのインストールが必要です。
メモリ
- 最小構成:16 GB
- 推奨:32GB 以上、流体シミュレーションには64GB を推奨
プロセッサ(CPU)
- Intel または AMD 64 ビット プロセッサ SSE 4.2 以降が必須。Houdini 20.5 は SSE 4.2 以下のシステムでは動作しません。
ディスク空き容量
- インストール時に 5.0GB 必須
入力デバイス
- 3 ボタン・マウス必須
- スクロール・ホイールがあれば認識されます。
- Houdini のブラシベースのツールを使用する場合ワコムタブレットを推奨
グラフィックカード
- OpenGL バージョン4.0 準拠のカードが必須です。GL3.3 では動作しない機能があり、それ以下のカードでは Houdini 20.5 は動作しません。
- 12GB 以上の VRAM が必須です。それ以下の VRAM では、表示エラーを起す可能性があります。4K または 5K などの高解像度ディスプレイでは、最低 12GB 以上の VRAM が必須です。
- OpenCL 1.2 に対応したグラフィックカードが必須です。
- OptiX デノイザ機能には Kepler 以降の Nvidia GPU が必要です (K, P, M, V が頭についたGPU)。
- Karma XPU は、現在 CPU と NVidia Optix デバイスのみ対応です。
- 使用グラフィックカード向けの最新のドライバのインストールが非常に重要です。オープンソースのドライバは推奨されません。これ以外の場合、表示の問題やパフォーマンス低下を招く可能性があります。
- Windows
- Nvidia GeForce および RTX GPU: 555 以降の Studio ドライバ
- AMD: 24.Q2 以降
- Intel 30.0.100.9955 以降
- Linux
- Nvidia: GeForce および RTX GPU の場合、550 以降
- AMD: 24.Q2 以降
- Intel 30.0.100.9955 以降
- macOS
- Apple Silicon (現時点では Vulkan には未対応)
注意: Intel (CPU 内臓) GPU は、OSX 上ではサポートされておりません。詳しくは、対応 Mac グラフィックカードをご参照ください。
- Windows
SideFX は特定のコンピューターメーカーを推奨していません。推奨する CPU、メモリ、グラフィックカード及び VRAM を搭載した PC であればご使用頂けます。
GPU による高速化
- Houdini は、いくつかのグラフィックカード上で GPU を使用して Pyro FX および流体シミュレーションの劇的なパフォーマンスとスピード向上を図ることができます。
- この性能を利用する為には、OpenCL に対応した GPU が必要です。詳しくは"グラフィックハードウェア必要条件" ページをご参照ください。
- GPU に搭載された VRAM の総量が、ユーザが操作できるシミュレーションサイズの限界を決定します。16GB 以上が大規模シミュレーションに最適なメモリ量です。
- GPU アクセラレーションは、現在、複数の OpenCL デバイス (例えば2つ以上のグラフィックカード) を使用することができませんが、これは将来的に変更される可能性があります。例外は Karma XPU で、これは複数の Nvidia GPU を使うことが可能です。
モニタ
- 最小解像度: 1920 x 1080 以上を推奨。
- 1920x1200 以上のシングルディスプレイやデュアルディスプレイには、4GB 以上の VRAM が必要です。
- 32 ビットの色深度 (“トゥルーカラー”) 必須。
- sRGB をカラープロファイルとして選択するか、モニタのガンマを 2.2 に調整することを推奨します。
サードパーティソフトの依存性
リモートデスクトップでの Houdini
- リモートデスクトップソリューションとして Teradici、VNC、Teamviewer、 AnyDesk、Windows Remote Desktop などの製品が検討できます。 パフォーマンスは大きく異なる可能性があり、NVIDIA RTX および AMD Radeon Pro カードのみがリモートデスクトップに対応していることが判明しています。
その他
- サウンドカードとスピーカー/ヘッドセットがオーディオ再生用に必須
- クラス C ネットワーク (TCP/IP) をローカルアクセスライセンスに推奨
- オフラインシミュレーション、バッチ処理及びレンダリングにネットワーク環境が必須
- インターネットブラウザが www.sidefx.com (Houdini フォーラムなど) に接続するために必須
- AVI/QT などの作成にビデオエンコーダが必須