Houdini 18.0 シェルフツール

Smoke Trail shelf tool

アニメーションオブジェクトからクラスタ化された煙のシミュレーションを生成します。

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概要

このツールは、オブジェクトのアニメーションパスに沿ってばら撒かれたポイントから煙用のクラスタソースジオメトリを生成するための複雑なジオメトリネットワークを作成します。 各ポイントのクラスタは、別々の煙ボックス内でシミュレーションが行なわれます。 アニメーションパスに沿って一連の小さなボックスをシミュレーションした方が、1個の大きなボックスですべての煙をシミュレーションするよりも非常に効率が良いです。

How to

To...Do this

アニメーションオブジェクトに煙の軌跡を与える

このツールを使用する前に、オブジェクトにアニメーションを付けてください。

  1. アニメーションオブジェクトを選択します。

  2. Pyro シェルフで、Smoke Trailツールをクリックします。

    このツールは、煙のソースを生成するためのGeometryオブジェクト(objectname_sourcepts)、シミュレーションネットワーク(まだ存在していない場合)、シミュレーション結果をレンダリング可能なジオメトリとしてインポートするためのGeometryオブジェクトを作成します。

煙が上昇しないようにする

rasterizationループの前に、objectname_sourceptsネットワークでtemperature Pointアトリビュートを修正します。

または

pyrosolverノードのbuoyancy(浮力)を変更します。

または

DOPネットワークに入って、source_density_from_ノードを選択し、( Volumes タブ下の)temperatureインポートの Scale パラメータを0に設定します。

煙の密度を変更する

rasterizationループの前に、objectname_sourceptsネットワークでdensity Pointアトリビュートを修正します。

または

DOPネットワークに入って、source_density_from_ノードを選択し、( Volumes タブ下の)densityインポートの Scale パラメータを変更します。

煙の消失を速くまたは遅くする

DOPネットワークに入って、pyrosolverノードを選択します。 Shape タブをクリックして、 Dissipation を変更します。値が高いほど煙の消失が速くなります。

マテリアルを煙に適用する

  1. Material Paletteの左側のツリーのVolumeカテゴリにあるマテリアルのどれかを右側の領域にドラッグすると、マテリアルのインスタンスが作成されます。

    生成された煙に異なるマテリアルを適用すると、レンダリング時に異なるルックが得られます。例えば、"Wispy Smoke"は"Billowy Smoke"よりも薄いルックになります。

  2. ネットワークエディタのオブジェクトレベルで、pyro_importノードを選択します。このノードは、シミュレーションの結果(生成された煙)をインポートして、それをレンダリング可能なオブジェクトにします。このオブジェクトにマテリアルを適用してください。

  3. パラメータエディタで、 Render タブをクリックします。 Material フィールドの隣にある選択アイコンをクリックします。ちょうど作成したマテリアル(例えば、/mat/basicsmoke)を選択し、 Accept をクリックします。

シェルフツール

シェルフの使い方

シェルフタブ

  • Createタブ

    Createタブのツールは、シーンビューにプリミティブ、カーブ、Nullオブジェクトを作成、配置します。

  • Modifyタブ

    Modifyタブのツールは、 シーンビューのオブジェクトを簡単にカスタマイズします。

  • Modelタブ

    Modelタブのツールは、シーンビューのオブジェクトを編集します。

  • Polygonタブ

    Polygonタブのツールは、 シーンビューのポリゴンを修正します。

  • Deformタブ

    Deformタブのツールは、シーンビューのオブジェクトを変形します。

  • Textureタブ

    Textureタブのツールは、シーンビューのテクスチャオブジェクトを編集します。

  • Riggingタブ

    Riggingタブには、あらかじめ作成したリグを作成するためのツールが含まれています。

  • Musclesタブ

    Musclesタブには、筋肉を作成するためのツールが含まれています。

  • Charactersタブ

    Characterタブのツールは、シーンビューにキャラクタを作成します。

  • Constraintsタブ

    Constraintsタブのツールは、シーンビュー内でオブジェクトをお互いに拘束させることができるConstraint Networkを作成します。

  • Hair Utilsタブ

    Hair Utilsタブのツールは、オブジェクト上にヘアーとファーを簡単にセットアップすることができます。

  • Guide Processタブ

    Guide Processタブのツールは、スキンアトリビュートをペイントすることで、ガイドヘアーの位置と向きを変更することができます。

  • Guide Brushesタブ

    Groomingタブのツールは、ヘアーを追加したり直接制御することができます。

  • Terrain FXタブ

  • Simple FXタブ

    Simple FXタブには、ジオメトリレベルでダイナミクスシミュレーションを作成するためのツール群が含まれています。

  • Cloud FXタブ

    Cloud FXタブには、雲のエフェクトを作成するためのツールが含まれています。

  • Volumeタブ

    Volumeタブには、ボリュームエフェクトを作成するためのツールが含まれています。

  • Lights and Camerasタブ

    Lights and Camerasタブのツールは、シーンビューにライトとカメラを作成、配置します。

  • Collisionsタブ

    Collisionsタブのツールは、シーンビューに衝突オブジェクトを作成することができます。

  • Particlesタブ

    Particlesタブには、ダイナミックパーティクルシミュレーションを作成するためのツールが含まれています。

  • Grainsタブ

    Grainsタブには、砂の粒や他の粒状のものをシミュレーションするためのツールが含まれています。

  • Vellumタブ

    Vellumタブには、色々なタイプのVellumエフェクトを作成するためのツールが含まれています。

  • Rigid Bodiesタブ

    Rigid Bodiesタブのツールは、シーンビューにダイナミックRBDオブジェクトを作成します。

  • Particle Fluidsタブ

    Particle Fluidsタブには、シーンビュー内の液体に基づいてパーティクルを作成するためのツールが含まれています。

  • Viscous Fluidsタブ

    粘度のある流体は、temperature(温度)アトリビュートを使用して粘度を駆動させるFLIPシミュレーションです。

  • Oceansタブ

    Oceansタブには、海洋シミュレーションを作成するためのツールが含まれています。

  • Fluid Containersタブ

    Fluid Containersタブには、Pyro、Smoke、Liquidのコンテナを作成するためのツールが含まれています。

  • Populate Containersタブ

    Populate Containersタブには、Fire、Smoke、Liquidの作成と削除をするためのツールが含まれています。

  • Container Toolsタブ

    Container Toolsタブには、Fire、Smoke、Liquidを操作するためのツールが含まれています。

  • Pyro FXタブ

    Pryo FXタブのツールは、煙と炎の効果をシミュレーションします。

  • Sparse Pyro FXタブ

    Sparse Pyro FXタブ上のツール群は、煙と炎のシミュレーションエフェクトを作成することができます。

  • Solidタブ

    Solidタブのツールを使って、ソリッドオブジェクトの作成と修正をします。

  • Wiresタブ

    Wiresタブのツールは、シーンビューに曲げられるダイナミックオブジェクトを作成します。

  • Crowdsタブ

    Crowdsタブには、群衆の作成や群衆の挙動を定義するツールとサンプルが含まれています。

  • Drive Simulationタブ

    Drive Simulationタブのツールは、シーンビューのダイナミックオブジェクトを操作します。

テクニカル