hserver (クライアントプログラム)

hserver はライセンスクライアントのヘルパープログラムで、ローカルまたはリモートの sesinetd (ライセンスサーバ) プログラムと通信してライセンスを取得します (Houdini ライセンスの仕組み)。 クライアント/サーバモデルとしては、hserver がクライアントで sesientd がサーバです。hserver は各 Houdini のインストールに含まれていて、Houdini 初回起動時に実行されます。

Windows では、hserver は、HoudiniServer という名のサービスとしてインストールされますが、 Houdini 18.5.500 以降、Windows 上でも Linux や OSX と同様に非サービスアプリケーションとして実行することも可能になりました。これは、hserver が既にサービスとして実行されているかどうかによって決まります。

設定のオプション、hserver のログの設定に関しては、 hserver ドキュメント をご参照ください。

hserver を使うには?

クライアント (PC) が使うライセンスサーバを変更する

hserver -S servername

ライセンスサーバのデイジーチェーン

この構成では、クライアントが複数のライセンスサーバを見に行くことが可能なります。 これにより、ライセンス サーバを任意の設定 (ライセンス製品タイプ別など) に基づいて分割可能です。この詳細については、 オンライン ドキュメント を参照してください。

hserver -S "licenseserverA;licenseserverB"

HTTP による通信

HoudiniServer の http 通信を有効にするには、接続 URL でプロトコルを指定します。hserver による HTTP 通信の詳細については、 オンラインドキュメント を参照してください。

hserver -S http://licenseservername

hserver はどのポートを使用しますか?

通信には以下のポートが使用されます:
hserver: TCP port 1714
sesinetd: TCP port 1715