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H19.5 以前のライセンス・パーティショニングの設定方法
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ライセンス・パーティショニングは、様々な条件に基づいてライセンスをグループ分けする方法です。これにより、複数のライセンスサーバによるライセンスの分割が不要になり、代わりに単一サーバで仮想的にライセンスを分割できます。
ライセンス・パーティショニングは、ライセンスへのアクセスを制御し、重要なライセンスを必要なアーティストだけに限定し、他のアーティストからの意図しないライセンスの取得をブロックするのにも最適な方法です。
この機能の使用には、最低 18.5 のライセンス サーバ (sesinetd) が必須です。
ライセンス・パーティショニングを有効にするには、ライセンス・ファイルと同じディレクトリにある sesinetd.ini ファイルを編集する必要があります。
以下の変数を追加し、ライセンス サーバ (sesinetd) を再起動します。
enablePartitioning=1
隠しファイル .partition.json を licenses ファイルと同じディレクトリに作成、この .json ファイルに、パーティション情報を含めます。
詳しくは、 オンラインドキュメント をご覧ください。
例:
ユーザ
boogyman
にのみ Houdini Engine のライセンス ID 5659b4fe を使用させたい場合:{ "user_groups": [ { "name": "Engine Group", "if": "username == 'boogyman'" } ], "license_partitions": [ { "if": "licenseid == '5659b4fe'", "user_group": "Engine Group", "quantity": 1 } ] }
Houdini Engineライセンス ID 5659b4fe には 10 トークン (ライセンス) あり、これをプロジェクト A, B, C で以下のように分けたい場合
Project A = 3 トークン (ライセンス)
Project B = 5 トークン (ライセンス)
Project C = 2 トークン (ライセンス)
Project C は、Project A または B からライセンスを借りることもできるようにする。
{ "user_groups": [ { "name": "Project A", "if": "username in ['user1', 'user2', 'user3']" }, "name": "Project B", "if": "username in ['user4', 'user5', 'user6']" }, "name": "Project C", "if": "username == 'user7'" } ], "license_partitions": [ { "if": "licenseid == '5659b4fe'", "user_group": "Project A", "quantity": 3, "borrow": "Project C" }, { "if": "licenseid == '5659b4fe'", "user_group": "Project B", "quantity": 5, "borrow": "Project C" }, { "if": "licenseid == '5659b4fe'", "user_group": "Project C", "quantity": 2, } ] }
ドキュメント にはさらにいろいろな例があります。
H20.0 以降のライセンスパーティション方法はこちら。