Karma CPU & XPU

Karma は２つの高機能レンダーエンジンを実装。どちらも同等の質の高い結果を実現するために作られています。

Karma XPU  は GPU およびハードウェアアクセラレーションによって動作し、必要に応じて CPU のリソースも活用します。このレンダラでは、MaterialX シェーダのみを扱えます。より高速なレンダリングが可能で、多岐に渡る用途で実制作に対応しています。

Karma CPU  は、ソフトウェア内で全ての動作が実行される CPU ベースのレンダラで、MaterialX シェーダと VEXで作成したレガシーシェーダのどちらもレンダリング可能です。XPU にはない、いくつかの機能も利用できます。

Solaris + USD

Houdini の Solaris は、レイアウト、ルック開発、ライティング用の環境で、Pixar が開発したオープンソースフォーマットである USD（Universal Scene Description）に準拠しているため、USD 形式のシーンおよびアセットを使う作業やオーサリングの際に大きな力を発揮します。USD のシステムはアセットを整理しやすいよう最適化されており、チームや個人の作業において効率的なワークフローを実現します。

Solaris には、Karma に直接アクセスが可能な USD 同梱のイメージングフレームワーク、HYDRA が組み込まれています。また、Hydra を介することで  USD View 等のアプリケーションでも Karma によるレンダリングが可能です。

Materials & Textures

Karma によるシェーダ構築の際に最適なフレームワークとなるのが Material X です。Solaris の Material Linker を使えば、随時拡張を続けるマテリアルギャラリーにアクセスでき、インターフェースでのドラッグ＆ドロップで適用が可能です。