Artwork courtesy of Adam Swaab

Houdini 18.5 には、モーション編集とリターゲティングを簡単かつ柔軟にするプロシージャルリギングソリューションである KineFXVellum クロス、ワイヤ、ソフトボディ用インタラクティブなブラシツール、PyroFX 高速シミュレーションのためのミニマルソルバ、さらに Solaris にスナップショットギャラリーなどの多数の機能強化が搭載されました。

H18.5 スニークピーク

H18.5 発表イベント

主要機能

Character

CFX

LookDev

VFX

GameDev

PDG

GEOMETRY (ジオメトリ)


Houdini のジオメトリ生成およびモデル構築用のプロシージャル手法はリリースごとに進歩、Houdini 18.5 には、効率的な作業化およびより多くの成果達成を容易にするべくデザインされた新しいツール群が含まれています。


モデリング

TOPO TRANSFER
トポロジを一つ転送し既存モデル形状に一致させます。例え高解像度モデルであっても、ガイドを使用することでジオメトリをテンプレート上の正しいポイントに接続できます。

INTERACTIVE STATES
PolyBevel や SideFXLabs の Boxcutter などのツールは、Python ベースのインタラクティブステートを使用して、アーティストのビューポート作業時の操作性を向上させています。

CHAIN
いくつかの異なるモデルを元をカーブに沿ってつなぎ合わせ、パターン、ランダム性、またはウエィト付きのランダム性により分布できます。

PATH DEFORM
パスカーブに沿ってジオメトリを変形、カーブ上の位置、インタラクティブハンドルまたはランプを使用してサイズやスケールを制御します。


Environments

SCATTER & ALIGN
サーフェス上にポイントを散布しオブジェクトをポイントにコピーまたはインスタンス化し、森や岩の多い風景など、大量のオブジェクトを作成を可能にします。ポイントアトリビュートにより、コピー/インスタンスのスケーリングや向きの設定変更が可能です。

ATTRIBUTE FROM PIECES
Attribute from Pieces は、Copy to Points ノードで使う各ポイントにコピーするモデルを決定するために使用される「piece」アトリビュート定義のための強力で柔軟な方法です。ランダムまたはさまざまなルールに従ったピースを割り当てが可能です。

MASK BY FEATURE
このノードを使用すると Scatter へのマスク定義ができます。例えば、物の上部に植物を成長させたいが、下の部分の暗い領域では成長させたくない場合など。 または、アンビエントオクルージョンを元にあるオブジェクトの亀裂の中に岩を散乱させたい場合など。

PICK & PLACE | SIDEFX LABS
Pick and Place は、シーン内のオブジェクトをクリックしてドラッグすることで、配置、拡大縮小、回転を可能にするインタラクティブなツールです。 入力ジオメトリと衝突判定したりスクロールホイールで配置する入力オブジェクトの選択ができます。

UX

ユーザーエクスペリエンス (UX) デザインは、Houdini18.5 のすべての新しいツールとワークフローで役割を果たしています。ネットワークビューでは、このリリースで、ラディアルメニューや J キーによるノード間のすばやく接続機能が導入されています。

ネットワークエディタのラディアルメニュー

ノード接続 [Jキー]

Viewport

OpenGLビューポートは、すべてのライティングモードでの被写界深度とボケ対応に加え、ユニフォーム及びボリュメトリックフォグ効果に対応しています。

ライセンシング

To assist with the management of licenses for Indie and commercial studios, SideFX has implemented new ways to access licenses. Indie と商用スタジオにおけるライセンス管理支援のため、SideFX はライセンスの新しい実装方法に対応しました。

ログインライセンシング

ローカルに sesinetd をインストールする代わりに、sidefx.com をライセンスサーバとして使用できるようになりました。 ログインライセンスの使用には、sidefx アカウントに常時ログインが必要です。別コンピュータからのログインもできますが、一時に使用できるのは1台のみです。このライセンスタイプは Indie ユーザに最適です。

使用量ログ

ピーク使用量ログシステムへの出力オプション追加。 間隔設定、出力タイプおよびグループ化などが追加されました。

パーティションニング

設定条件に基づきライセンスをさまざまなグループに仮想的に分割できます。