Houdini 20.0 シェルフツール

Bonfire shelf tool

Sparse Pyro Solverを使った焚き火シミュレーションを作成します。

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ビューポートでのPyroと残り火のシミュレーション。カラー空間: ACES, ボクセルサイズ: 0.0085。
KarmaでレンダリングしたPyroと残り火のシミュレーション。カラー空間: ACES, ボクセルサイズ: 0.0085。

概要

このツールは、残り火を追加した焚き火のSparse Pyroシミュレーションをセットアップします。

Bonfireを理解する

このシェルフツールは、以下のコンポーネントで構成されたノードネットワークを作成します。

  1. bonfire/bofire_baseノードチェーンは、densityソースとvelocityソースのセットアップを担っています。 このノードチェーンの最初のノードは、炎のベースの形状を制御します。 炎のベースのルックを変更したいのであれば、このノードを他のジオメトリオブジェクトに切り替えると良いでしょう。例えば、薪を表現したジオメトリに切り替えます。

    densityソースをさらにAttribute Noise SOPで変更することで、そのソースにバリエーションを加えることができます。 Attribute Adjust Vector SOPを使用すれば、時間の経過に基づいてVelocityソースをアニメーションさせることができます。

  2. bonfire_simulationには、これらのソースを消費してシミュレーションを実行するDOPネットワークが含まれています。 Sparse Pyro Solverのパラメータは、生成される炎の速度と高さに対して最も影響力があります。

    To...Do this

    炎の速度を上げる

    Buoyancy Scale を上げます。

    これは、炎の高さも上げます。

    炎の動きを変更する

    Sparse Pyro SolverShape タブにある DisturbanceShreddingTurbulence のパラメータを調整してください。

    一般的に、 Disturbance は炎を拡散させ、 Shredding はVelocityの方向を変えて(炎を細断状にします)、 Turbulence は混沌とした風を模倣します。

  • bonfire_baseは炎のベースの形状を制御します。炎のベースのルックを変更したいのであれば、このノードを他のジオメトリオブジェクトに切り替えると良いでしょう。例えば、薪を表現したジオメトリに切り替えます。

  • pyrosolver_bonfireはシミュレーションを実行します。このノードのパラメータは、炎の速度と高さに対して最も影響力があります。 Solving タブのパラメータでは以下の変更を行なうことができます。

    To...Do this

    炎の速度を上げる

    Buoyancy Scale を上げます。

    これは、炎の高さも上げます。

    炎の動きを変更する

    Sparse Pyro SolverShape タブにある DisturbanceShreddingTurbulence のパラメータを調整してください。

    一般的に、 Disturbance は炎を拡散させ、 Shredding はVelocityの方向を変えて(炎を細断状にします)、 Turbulence は混沌とした風を模倣します。

  • pyrolookはビューポートの視覚化設定を適切に行ない、さらに、レンダリング用のScatterボリュームを生成します。しかし、このノードはレンダリング用に何もシェーダを割り当てません。

  • popnet_embersは炎から飛び出す残り火として使用されるパーティクルをシミュレーションします。

  • sparktrailは残り火のパーティクルシミュレーションを受け取って、それらのパーティクルの動きからカーブを生成して、そのカーブを残り火としてレンダリングします。

  • lopnet_bonfire_with_embersは炎と残り火のシェーディングを実演するために作成された単純なLOPセットアップです。

Tips

  • カラー表示の精度を上げたいのであれば、Academy Color Encoding System(ACES)を使用してください。 このセットアップの方法の詳細は、Pyroの章のシェーディングとレンダリングを参照してください。

  • ビューポートの視覚化を良くしたいのであればSpot Lightを追加し、レンダリングを良くしたいのであればカスタムHDRIマップを使ってEnvironment Lightを追加してください。

  • もう少しディテールを出したいのであれば、Pyro Bake VolumeQuick Setups ドロップダウンメニューの Sharpen Volume オプションを使用するとdensityフィールドに少しシャープさが足されます。

  • Pyro Bake Volumeの Quick Setups ドロップダウンメニューから Create Lights/Cameras オプションを選択することで、ライトとカメラを使ってレンダリングできるように迅速にボリュームをセットアップすることができます。

シェルフツール

シェルフの使い方

テクニカル