Houdini 20.0 VEX

アトリビュートタイプメタデータ

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Houdiniのジオメトリアトリビュートは、そのアトリビュート内のデータが何かしらの種類のトランスフォーム(例えば、位置や回転)を表現することを示したメタデータを持つことができます。 そのメタデータがあると、ジオメトリ自体がトランスフォームされた時にそのデータを変更するのかどうか、または、どのように変更するのかが決まります。

Houdiniは、以下のタイプ情報値を理解します:

none

トランスフォームしません。

point

スケール、回転、移動を適用します。

hpoint

このvector4にスケール、回転、移動を適用します。

vector

スケール、回転を適用しますが、移動は適用しません。

normal

回転を適用し、スケールは逆転置で適用します。

color

トランスフォームしません。

matrix

このmatrixにスケール、回転、移動を適用します。

quaternion

回転を適用します。

indexpair

トランスフォームしません。

integer

ポイントが平均化されている時にこの値をブレンドしません。

integer-blend

ポイントが平均化されている時にブレンドする整数値。

texturecoord

トランスフォームせず、補間時にシームの維持を試みます。 このタイプのアトリビュートはUVビューポートメニューに表示されます。

汎用関数

以下のバージョンの関数は、アトリビュートのコンポーネントレベルで引数を指定することができます。 これは、異なるタイプのアトリビュートでも動作する汎用コードを記述するのに役立ちます。

setattribtypeinfo

ジオメトリのアトリビュートの意味を設定します。

int  setattribtypeinfo(int geohandle, string attribclass, string name, string typeinfo)

geohandle

書き出し先のジオメトリハンドル。現在のところ、有効な値は0またはノードの現行ジオメトリを意味するgeoself()のみです。 (将来、この引数は他のジオメトリに書き出せるようにする予定です。)

attribclass

detail(またはglobal), point, prim, vertexのどれか。

primgroup, pointgroup, vertexgroupを使用することで、グループから読み込むこともできます。

name

トランスフォーム情報を変更するアトリビュートの名前。

typeinfo

アトリビュートの意味。これは、アトリビュートを修正する方法を決めるためにトランスフォームノードで使用されます。以下のどれかを指定します:

none

トランスフォームしません。

point

スケール、回転、移動を適用します。

hpoint

このvector4にスケール、回転、移動を適用します。

vector

スケール、回転を適用しますが、移動は適用しません。

normal

回転を適用し、スケールは逆転置で適用します。

color

トランスフォームしません。

matrix

このmatrixにスケール、回転、移動を適用します。

quaternion

回転を適用します。

indexpair

トランスフォームしません。

integer

ポイントが平均化されている時にこの値をブレンドしません。

integer-blend

ポイントが平均化されている時にブレンドする整数値。

texturecoord

トランスフォームせず、補間時にシームの維持を試みます。 このタイプのアトリビュートはUVビューポートメニューに表示されます。

attribtypeinfo

ジオメトリアトリビュートのトランスフォームメタデータを返します。

string  attribtypeinfo(<geometry>geometry, string attribclass, string attribute_name)

この汎用的な形式では、実行時のアトリビュートの“クラス”を指定することができます。 これは、異なるクラスで動作可能な汎用コードを記述するのに役立ちます。 アトリビュートのクラスが事前に分かっていれば、detailattribtypeinfo(), primattribtypeinfo(), pointattribtypeinfo(), vertexattribtypeinfo()を使用した方が高速です。

<geometry>

ノード(例えばWrangle SOP)のコンテキスト内で実行する時は、この引数にジオメトリの読み込み元の入力番号(0から始まります)を意味する整数を指定することができます。

別の方法として、読み込み元のジオメトリファイル(例えば、.bgeo)を示した文字列を指定することができます。 Houdini内で実行する時は、この引数にop:/path/to/sop参照を指定することができます。

attribclass

detail(またはglobal), point, prim, vertexのどれか。

primgroup, pointgroup, vertexgroupを使用することで、グループから読み込むこともできます。

attribute_name

読み込むアトリビュート(またはIntrinsic)の名前。

Returns

指定したジオメトリアトリビュートのメタデータを示した文字列。アトリビュートが存在しなければ空っぽの文字列("")。

none

トランスフォームしません。

point

スケール、回転、移動を適用します。

hpoint

このvector4にスケール、回転、移動を適用します。

vector

スケール、回転を適用しますが、移動は適用しません。

normal

回転を適用し、スケールは逆転置で適用します。

color

トランスフォームしません。

matrix

このmatrixにスケール、回転、移動を適用します。

quaternion

回転を適用します。

indexpair

トランスフォームしません。

integer

ポイントが平均化されている時にこの値をブレンドしません。

integer-blend

ポイントが平均化されている時にブレンドする整数値。

texturecoord

トランスフォームせず、補間時にシームの維持を試みます。 このタイプのアトリビュートはUVビューポートメニューに表示されます。

コンポーネント固有の関数

以下のバージョンの関数は、コンポーネントタイプ別にアトリビュートのタイプ情報を読み込むことができます。 事前にアトリビュートのコンポーネントレベル( Detail(ジオメトリ全体)、プリミティブ(例えば、ポリゴンフェース)、ポイント、頂点)が分かっていれば、これらの関数は、汎用関数よりもコードを記述するのが若干便利で、若干速いです。

detailattribtypeinfo

ジオメトリアトリビュートのType Infoを返します。

string  detailattribtypeinfo(<geometry>geometry, string attribute_name)

primattribtypeinfo

PrimitiveアトリビュートのType Infoを返します。

string  primattribtypeinfo(<geometry>geometry, string attribute_name)

<geometry>

ノード(例えばWrangle SOP)のコンテキスト内で実行する時は、この引数にジオメトリの読み込み元の入力番号(0から始まります)を意味する整数を指定することができます。

別の方法として、読み込み元のジオメトリファイル(例えば、.bgeo)を示した文字列を指定することができます。 Houdini内で実行する時は、この引数にop:/path/to/sop参照を指定することができます。

pointattribtypeinfo

PointアトリビュートのType Infoを返します。

string  pointattribtypeinfo(<geometry>geometry, string attribute_name)

<geometry>

ノード(例えばWrangle SOP)のコンテキスト内で実行する時は、この引数にジオメトリの読み込み元の入力番号(0から始まります)を意味する整数を指定することができます。

別の方法として、読み込み元のジオメトリファイル(例えば、.bgeo)を示した文字列を指定することができます。 Houdini内で実行する時は、この引数にop:/path/to/sop参照を指定することができます。

vertexattribtypeinfo

ジオメトリアトリビュートのType Infoを返します。

string  vertexattribtypeinfo(<geometry>geometry, string attribute_name)

<geometry>

ノード(例えばWrangle SOP)のコンテキスト内で実行する時は、この引数にジオメトリの読み込み元の入力番号(0から始まります)を意味する整数を指定することができます。

別の方法として、読み込み元のジオメトリファイル(例えば、.bgeo)を示した文字列を指定することができます。 Houdini内で実行する時は、この引数にop:/path/to/sop参照を指定することができます。

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