Houdini 20.0 Houdini Engine for 3ds Max

環境設定

ユーザ設定およびシェルフを設定する方法。

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Houdini Engine for 3ds Maxでは、シーン固有ではない持続的な特定のユーザ設定データが必要です。 このセクションでは、その様々な環境設定ファイルおよびその目的を説明します。

場所

プラグインのすべての設定データは、3ds Maxが“plugin configuration”フォルダとして定義しているフォルダに格納されます。 このフォルダの場所は3dsMax.ini(通常これは特定の3ds MaxインストールのためのローカルAppDataフォルダ内にあります)に記述されています。

環境設定の編集

環境設定は、3ds Maxの終了時に適切なファイルに自動的に保存されます。 プラグインは、関連するすべての環境設定を保存し、プラグインのユーザインターフェースを介してアクセスできます。

または、すべての環境設定ファイルは編集可能なテキストファイルであるため、手動で編集することも可能です。

ユーザ設定

ユーザ固有の設定は、HoudiniEngine.iniに保存されます。

設定

タイプ

説明

Assets\HDARepository

String

HDAの検索パスを指定します。 シーンをロードしたり、シーンで使用されるHDAのロードを試みるとき、プラグインはこの検索パスで(必要な場合)必要なHDAを探します。

Bake\CreateLayer

Boolean

このオプションを有効にすると、ジオメトリHDAがベイクされたときに新しいレイヤーが作成され、ベイクされたノードがすべてそのレイヤーに追加されます。

Bake\DummyObject

Boolean

このオプションは、ジオメトリHDAベイクにダミーオブジェクトのノードが含まれるかどうかを制御します。

Debug\PrintErrorLevelLogs

Boolean

このオプションを有効にすると、エラーレベルのログがMaxScriptリスナーにプリントされます。

Debug\PrintInfoLevelLogs

Boolean

このオプションを有効にすると、情報レベルのログがMaxScriptリスナーにプリントされます。

Debug\PrintWarningLevelLogs

Boolean

このオプションを有効にすると、警告レベルのログがMaxScriptリスナーにプリントされます。

Debug\TemporaryDirectory

String

これは、一時的なデバッグファイルが保存されるフォルダを指定します。

Naming\UseOriginalInstanceName

Boolean

このオプションを有効にすると、プラグインは、3ds Maxが固有の番号をインスタンス化したジオメトリノードの最後に追加しないようにします(オリジナルのノード名を維持するため)。

Naming\UseUnique

Boolean

このオプションを有効にすると、ジオメトリHDAによって作成されたシーン内のすべてのノードに接頭辞が付けられ、一意のノード名が保証されます。

Nodes\AutoRecook

Boolean

このオプションは、自動クックのグローバルのデフォルトを制御します。 これを有効にすると、HDAのデフォルトの動作は、パラメータが変更される度に自動再クックするというものになります。

Nodes\SliderCook

Boolean

このオプションは、パラメータUIでのスライダの動作について、グローバルのデフォルトを制御します。 これを有効にすると、HDAのデフォルトの動作は、スライダがドラッグ中に自動再クックされるというものになります。 これを無効にすると、HDAのデフォルトの動作は、スライダがユーザの手から離れた時にだけクックするというものになります。

OnStart\AutoStartSession

Boolean

このオプションを有効にすると、3ds Maxの起動時に、プラグインがセッションを自動で開始します。

OnStart\AutoStartWindow

Boolean

このオプションを有効にすると、3ds Maxの起動時、プラグインのユーザインターフェースを自動で開きます。

OnStart\LoadHDADirectory

String

このディレクトリを指定すると、新しいセッションの開始時に、プラグインがフォルダ内のすべてのHDAを自動でロードします。

Installation\OverrideHFS

String

この設定が空っぽでない場合、その値を使用して、プラグインによって使用されているHoudiniのインストールの場所が上書きされます。

Selection\GrabHDARootNode

Boolean

このオプションを有効にすると、シーン内でルートHDAノードのいずれかのジオメトリを選択した際、ルートHDAノードも選択されます。

Session\AudioDsoSearchPath

String

オーディオDSOs(カスタムプラグイン)が検索されるディレクトリ。Windowsでは“;”、LinuxとMacで“:”による区切り文字で複数のパスを渡すことができます。 指定したパス文字列の最後にデフォルトのHoudini検索パスが追加されます。

Session\DsoSearchPath

String

汎用DSOs(カスタムプラグイン)が検索されるディレクトリ。 Windowsでは“;”、LinuxとMacでは“:”による区切り文字で複数のパスを渡すことができます。指定したパス文字列の最後にデフォルトのHoudini検索パスが追加されます。

Session\Hostname

String

接続するHoudini Engineセッションのホスト名を指定します。

Session\HoudiniEnvironmentFiles

String

.envファイルのパスのリスト。Windowsでは“;”、LinuxとMacでは“:”を使って区切ります。 これらの.envファイルはHoudiniのユーザプリファレンスフォルダのhoudini.envファイルと同じ構文に準拠します。 これらの.envファイルは、そのデフォルトのhoudini.envファイルの後に適用され、プロセスの環境変数値を上書きします。 この引数を使用することで、Houdini Engineを実行したときにより厳格な環境を強制することができます。

Session\ImageDsoSearchPath

String

イメージDSOs(カスタムプラグイン)が検索されるディレクトリ。Windowsでは“;”、LinuxとMacでは“:”による区切り文字で複数のパスを渡すことができます。 指定したパス文字列の最後にデフォルトのHoudini検索パスが追加されます。

Session\OtlSearchPath

String

HDAが検索されるディレクトリ。Windowsでは“;”、LinuxとMacでは“:”による区切り文字で複数のパスを渡すことができます。 指定したパス文字列の最後にデフォルトのHoudini検索パスが追加されます。

Session\PipeName

String

接続するHoudini Engineセッションのパイプ名を指定します。

Session\Port

Integer

接続するHoudini Engineセッションのポートを指定します。

Session\Type

Integer

現在のセッションのタイプを指定します。

シェルフ

シェルフはhemax_shelves.jsonに保存されます。 プラグインの起動時、プラグインはこのJSONファイル内で指定されたすべてのシェルフをロードしようとします。そのファイルのjsonスキーマは、以下の通りです。

{
    "shelves" : [
        {
            "name" : "シェルフ名",
            "path" : "シェルフツールのディレクトリの絶対パス"
        }
    ]
}

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