スタジオライセンス認証は、SideFXライセンスサーバー側で管理をおまかせするのではなくて、ユーザ側でライセンスサーバーを管理するという事を除いて、ログインライセンス認証と同様です。 たいていの場合、スタジオのIT部門がスタジオのライセンスサーバーを管理することでしょう。
スタジオライセンス認証のセットアップ手順 ¶
サーバー側でのセットアップ(sesinetd) ¶
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インストーラを使って、インストールしたいバージョンのライセンスサーバーをインストールします。
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sesinetdがまだ起動していない場合は、sesinetdを起動します。
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ライセンスサーバーマシン上で、管理者権限でhkey(License Administrator)を開きます。
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File>License Tools Services… に進みます。
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Sesinetd
セクション下のStart
ボタンを押します。
Linux
sesinetdを起動させるサービスタイプを選択します。 デフォルトでは、このサービスタイプは
init.d
です。systemdを使用したいのであれば、sesinetdを起動する前に、用意されているsesinetd.service
スクリプトをインストールする必要があります。 あなたがinit.dとsystemdに詳しくないのであれば、この設定を変更しないでください。 -
クライアント側でのセットアップ ¶
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続ける前に、既にサーバー側でのセットアップが完了していることを確認してください。
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インストールしたいバージョン(s)のHoudiniをインストールします。
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hserverがまだ起動していない場合は、hserverを起動します。
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クライアントマシン上で
hserver -S <server list>
を実行することで、ライセンス認証に使用されるサーバー(s)を新しくセットアップしたライセンスサーバーに変更することができます。 -
これで、目的のアプリケーションを起動する準備ができました。
Tip
クライアントマシン毎にhserver -S
を起動するよりも、DNS SRVエントリーをセットアップする方がライセンスサーバーの更新が楽になるのでお勧めです。
これによって、ライセンスサーバーの管理者は、単にDNSレコードを更新するだけでクライアントマシンを更新することができます。
これは主に誰のためにあるのですか? ¶
ログインライセンス認証を使用できないすべてのユーザ(例えば、商用ユーザ)です。