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hkeyアプリケーションを使用すれば、グラフィカルユーザインタフェースを使ってライセンスとライセンスサーバーオプションの表示/管理をすることができます。 このユーティリティは、コマンドラインからそれと同じ操作を実行することができるので、ライセンスサーバーのセットアップの自動化を組むことができます。
Warning
非グラフィカルなHoudini License Administratorは、接続するすべてのライセンスサーバーのバージョンが17.5.322以降である必要があります。
利用可能なコマンド
sesictrlは、もっとsvn形式のコマンドラインインターフェースに寄せて作られているので、コマンドとそれに該当するオプションを指定する仕様になっています。
特定のコマンドに関するヘルプ情報を取得するには、sesictrl <command> --help
を実行します。
レガシーのsesictrlインターフェースのヘルプ情報が必要であれば、ターミナルにsesictrl --legacy-help
と入力してください。
ping
http通信を使ってsesinetdサーバーと通信できるかどうかをテストします。
print-license
接続済みsesinetdサーバー上で見つかったすべてのライセンスをプリントします。
これは、レガシーオプションの-i
、-a
、-s
と同じです。
print-license-http
これは、ライセンス情報を表示するprint-license
と同じですが、http通信を使用します。
print-server
すべての接続済みsesinetdサーバーに関するサーバー情報をプリントします。これは、レガシーオプションの-S
と同じです。
print-server-http
これは、サーバー情報を表示するprint-server
と同じですが、http通信を使用します。
install
接続済みsesinetdサーバーにライセンスキー文字列をインストールします。このオプションは、レガシーオプションの-I
と同じです。
redeem
手動でEntitlement(ライセンス取得券)をRedeem(引き換え)します。
Entitlementとその数のリストを指定することができます。
Entitlementを指定しなかった場合、EntitlementをRedeem(引き換え)するのに利用可能なオプションと一緒に、利用可能なすべてのEntitlementが表示されます。
このオプションは、レガシーオプションの-L
と同じです。
remove-server
接続済みサーバーからサーバーコードを削除します。このオプションは、レガシーオプションの-r
と同じです。
relinquish
他のクライアントが使用できるようにするために、接続済みサーバーに使用中のライセンスを返却します。
このコマンドは、sesinetdを再起動することなく特定のライセンスを返すので、ライセンス詰まりが起きた場合に使用してください。
ライセンスサーバーを再起動すると、すべてのクライアントがライセンス争奪戦になってしまって、十分なライセンス数がなかった場合には特定のクライアントが作業を失ってしまうことになるので、ライセンスサーバーの再起動は最終手段です。
このオプションは、レガシーオプションの-R
と同じです。
relinquish-http
このオプションは、relinquish
と同じですが、http通信を使用します。
return-license
インストールされているライセンスをそのライセンスアカウントのEntitlementプールへ返却します。
shutdown
実行中のsesinetdサーバーをシャットダウンします。
query-users
指定したユーザーに関するチェックアウト情報を照会するためのユーザー名のセットをリストします。
インストールとRedeem(引き換え)
-I key_info
手動でライセンスをインストールします。オプションで-A
を指定することができます。
-L entitlement_name quantity
手動でEntitlement(ライセンス取得券)をRedeem(引き換え)します。
Entitlementとその数のリストを指定することができます。
Entitlementを指定しなかった場合、EntitlementをRedeem(引き換え)するのに利用可能なオプションと一緒に、利用可能なすべてのEntitlementが表示されます。
オプションで-A
を指定することができます。
-A email password
現在のアクションを実行するためのSideFXログイン情報を指定します。
チェックアウトとチェックイン
-R license_id
ライセンスをrelinquish(手放す)して、プールに返却します。
-d license_id
ライセンスをEntitlement(ライセンス取得券)に戻します。
-p
オプションでライセンスを返却するためのhttpプロキシホストを指定します。
$HTTP_PROXY
が設定されていれば、このオプションは不要です。
-P
オプションで、ライセンスを返却するためのhttpプロキシポートを指定します。
$HTTP_PROXY
が設定されていれば、このオプションは不要です。
一覧表示
-i
現在接続済みのsesinetdサーバーのライセンスのリストをプリントします。
-a
期限切れのライセンスも含んだライセンスのリストをプリントします。
-e days
指定した日数までの期限を持ったライセンスのみをプリントします。
-s
簡潔にライセンスのリストをプリントします。
-S
接続済みライセンスサーバーのサーバーコードをプリントします。
照会
-v
接続済みサーバー(s)のバージョンをプリントします。
-f
接続済みライセンスサーバーの診断情報をプリントします。
シャットダウン
-q
ライセンスサーバー(s)をシャットダウンします。
これは、シャットダウンの前に確認が促されます。
確認する必要がなければ、スクリプトで-Q
を使用してください。
-Q
ライセンスサーバー(s)をシャットダウンします。 これは、確認を 促しません 。
サーバーコード
-r server_name server_code
接続済みライセンスサーバーのファイルからサーバーコードを削除します。
-n
サーバーコードを生成します。
ログ
-V level
ログのレベルを指定します。
0
– ログを取りません。
1
– エラーログを取ります。
2
– メッセージログを取ります。
3
– 情報ログを取ります。
4
– デバッグログを取ります。
-z size
接続済みライセンスサーバーの最大ログファイルサイズを指定します。
-u file
接続済みライセンスサーバーのライセンスログファイルを指定します。
-W level
接続済みライセンスサーバーのライセンスログレベルを指定します。
0
– オフ
1
– オン
-y size
接続済みライセンスサーバーの最大ライセンスログファイルサイズを指定します。