Houdini 18.0 リファレンス スタンドアローンのユーティリティ

sesictrl

コマンドラインからHoudiniライセンスサーバーオプションを設定します。

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hkeyアプリケーションを使用すれば、グラフィカルユーザインタフェースを使ってライセンスとライセンスサーバーオプションの表示/管理をすることができます。 このユーティリティは、コマンドラインからそれと同じ操作を実行することができるので、ライセンスサーバーのセットアップの自動化を組むことができます。

Warning

非グラフィカルなHoudini License Administratorは、接続するすべてのライセンスサーバーのバージョンが17.5.322以降である必要があります。

利用可能なコマンド

sesictrlは、もっとsvn形式のコマンドラインインターフェースに寄せて作られているので、コマンドとそれに該当するオプションを指定する仕様になっています。 特定のコマンドに関するヘルプ情報を取得するには、sesictrl <command> --helpを実行します。 レガシーのsesictrlインターフェースのヘルプ情報が必要であれば、ターミナルにsesictrl --legacy-helpと入力してください。

ping

http通信を使ってsesinetdサーバーと通信できるかどうかをテストします。

print-license

接続済みsesinetdサーバー上で見つかったすべてのライセンスをプリントします。 これは、レガシーオプションの-i-a-sと同じです。

print-license-http

これは、ライセンス情報を表示するprint-licenseと同じですが、http通信を使用します。

print-server

すべての接続済みsesinetdサーバーに関するサーバー情報をプリントします。これは、レガシーオプションの-Sと同じです。

print-server-http

これは、サーバー情報を表示するprint-serverと同じですが、http通信を使用します。

install

接続済みsesinetdサーバーにライセンスキー文字列をインストールします。このオプションは、レガシーオプションの-Iと同じです。

redeem

手動でEntitlement(ライセンス取得券)をRedeem(引き換え)します。 Entitlementとその数のリストを指定することができます。 Entitlementを指定しなかった場合、EntitlementをRedeem(引き換え)するのに利用可能なオプションと一緒に、利用可能なすべてのEntitlementが表示されます。 このオプションは、レガシーオプションの-Lと同じです。

remove-server

接続済みサーバーからサーバーコードを削除します。このオプションは、レガシーオプションの-rと同じです。

relinquish

他のクライアントが使用できるようにするために、接続済みサーバーに使用中のライセンスを返却します。 このコマンドは、sesinetdを再起動することなく特定のライセンスを返すので、ライセンス詰まりが起きた場合に使用してください。 ライセンスサーバーを再起動すると、すべてのクライアントがライセンス争奪戦になってしまって、十分なライセンス数がなかった場合には特定のクライアントが作業を失ってしまうことになるので、ライセンスサーバーの再起動は最終手段です。 このオプションは、レガシーオプションの-Rと同じです。

relinquish-http

このオプションは、relinquishと同じですが、http通信を使用します。

return-license

インストールされているライセンスをそのライセンスアカウントのEntitlementプールへ返却します。

shutdown

実行中のsesinetdサーバーをシャットダウンします。

query-users

指定したユーザーに関するチェックアウト情報を照会するためのユーザー名のセットをリストします。

インストールとRedeem(引き換え)

-I key_info

手動でライセンスをインストールします。オプションで-Aを指定することができます。

-L entitlement_name quantity

手動でEntitlement(ライセンス取得券)をRedeem(引き換え)します。 Entitlementとその数のリストを指定することができます。 Entitlementを指定しなかった場合、EntitlementをRedeem(引き換え)するのに利用可能なオプションと一緒に、利用可能なすべてのEntitlementが表示されます。 オプションで-Aを指定することができます。

-A email password

現在のアクションを実行するためのSideFXログイン情報を指定します。

チェックアウトとチェックイン

-R license_id

ライセンスをrelinquish(手放す)して、プールに返却します。

-d license_id

ライセンスをEntitlement(ライセンス取得券)に戻します。

-p

オプションでライセンスを返却するためのhttpプロキシホストを指定します。 $HTTP_PROXYが設定されていれば、このオプションは不要です。

-P

オプションで、ライセンスを返却するためのhttpプロキシポートを指定します。 $HTTP_PROXYが設定されていれば、このオプションは不要です。

一覧表示

-i

現在接続済みのsesinetdサーバーのライセンスのリストをプリントします。

-a

期限切れのライセンスも含んだライセンスのリストをプリントします。

-e days

指定した日数までの期限を持ったライセンスのみをプリントします。

-s

簡潔にライセンスのリストをプリントします。

-S

接続済みライセンスサーバーのサーバーコードをプリントします。

照会

-v

接続済みサーバー(s)のバージョンをプリントします。

-f

接続済みライセンスサーバーの診断情報をプリントします。

シャットダウン

-q

ライセンスサーバー(s)をシャットダウンします。 これは、シャットダウンの前に確認が促されます。 確認する必要がなければ、スクリプトで-Qを使用してください。

-Q

ライセンスサーバー(s)をシャットダウンします。 これは、確認を 促しません

サーバーコード

-r server_name server_code

接続済みライセンスサーバーのファイルからサーバーコードを削除します。

-n

サーバーコードを生成します。

ログ

-V level

ログのレベルを指定します。

0 – ログを取りません。

1 – エラーログを取ります。

2 – メッセージログを取ります。

3 – 情報ログを取ります。

4 – デバッグログを取ります。

-z size

接続済みライセンスサーバーの最大ログファイルサイズを指定します。

-u file

接続済みライセンスサーバーのライセンスログファイルを指定します。

-W level

接続済みライセンスサーバーのライセンスログレベルを指定します。

0 – オフ

1 – オン

-y size

接続済みライセンスサーバーの最大ライセンスログファイルサイズを指定します。

スタンドアローンのユーティリティ

  • abcconvert

    Alembicフォーマット間を変換します。

  • abcecho

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • abcinfo

    Alembicファイルに関する情報を出力します。

  • chchan

    チャンネルコレクションをアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • chcp

    チャンネルコレクションファイルを他のフォーマットにコピーします。

  • chinfo

    チャンネルコレクションファイルに関する情報を出力します。

  • claudio

    CHOPデータ(clip)をオーディオフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchan

    CHOPデータ(clip)をアクションチャンネルフォーマットへ(から)コピーします。

  • clchn

    CHOPデータ(clip)をチャンネルコレクションフォーマットへ(から)コピーします。

  • clcp

    CHOPデータ(clip)を他のフォーマットにコピーします。

  • clinfo

    CHOPデータ(clip)ファイルに関する情報を出力します。

  • dsmconvert

    ディープシャドウ/カメラマップをあるフォーマットから別のフォーマットへ変換します。

  • dsmmerge

    2つ以上のディープシャドウ/カメラマップファイルを結合します。

  • dsparse

    ダイアログスクリプトを解析して表示します。

  • gabc

    AlembicとHoudiniのジオメトリ間を変換します。

  • gconvert

    Houdiniポリゴンフォーマット間を変換します。

  • gdxf

    DXFポリゴンをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • geps

    EPSファイルをHoudiniポリゴンフォーマットへ変換します。

  • giges

    IGESジオメトリファイルを変換します。トリムNURBSパッチとカーブを扱います。

  • ginfo

    ポリゴンファイルの統計情報を出力します。

  • glightwave

    LightWaveファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • gplay

    ジオメトリビューア。

  • gptex

    ジオメトリファイルからPtexture画像ファイルを作成します。

  • greduce

    ファイルのポリゴンを削減します。

  • gwavefront

    .objファイルをHoudiniフォーマットへ(から)変換します。

  • hbrickmap

    i3dファイルまたはボリュームプリミティブgeo/bgeoファイルをPixar Brickmapファイルに変換します。

  • hcollapse

    ディレクトリ構造を折り畳みます。

  • hcpio

    CPIOアーカイブコマンドのサブセットコマンドでhipファイルの抽出/折り畳みができます。

  • hexpand

    hipファイルをディレクトリ構造に展開します。

  • hkey / License Administrator

    ライセンスとライセンスサーバーオプションを表示/管理するためのグラフィカルユーザインターフェースを開きます。

  • hrender

  • hsc

    Bloscファイル(.sc)の圧縮または解凍をします。

  • hscript

    コマンドラインのHScriptインタプリタ。

  • hserver

    Houdiniは、このプロキシサーバーを介してsesinetdライセンスデーモンと通信します。

  • husk

    Karmaまたは一部の他のHydraクライアントを使ってUSDファイルをレンダリングするためのコマンドラインユーティリティ。

  • i3dconvert

    3DテクスチャファイルフォーマットをHoudiniジオメトリへ(から)変換します。

  • iautocrop

    ピクセル値に基づいて画像をクロップします。

  • icineon

    10ビットCineonフォーマット画像を8ビットフォーマットへ変換します。

  • icomposite

    画像をレイヤーでコンポジットします。

  • iconvert

    画像フォーマットを変換します。

  • icp

    画像のある領域を新しい画像に分離します。

  • iflip

    画像の向きを反転します。

  • iinfo

    画像に関する情報を出力します。

  • ilut

    標準チャンネルフォーマットまたは他のLUTからLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutcomp

    2つのLUTから1つのLookup Table(.lut)を生成します。

  • ilutinfo

    Lookup Table(LUT)ファイルの情報をプリントします。

  • imdisplay

    画像をMPlayウィンドウで開きます。

  • iprint

    画像のRGBA値をテキストとして出力します。

  • iquantize

    画像の色数を減らします。

  • isixpack

    立方体の6面を意味する6枚の画像または十字展開した画像から環境/反射マップを生成します。

  • itilestitch

    クロップウィンドウを含んだ一連の画像ファイルを一枚の画像にまとめます。

  • izg

    Z深度画像を8ビットのグレースケールに変換します。

  • mcacclaim

    AcclaimモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcbiovision

    BioVisionモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcmotanal

    Motion Analysis TRCモーションファイルをHoudiniのスクリプトとチャンネルファイルに変換します。

  • mcp

    画像シーケンスを動画ファイルに変換します。

  • minfo

    動画ファイルに関する情報を出力します。

  • sesictrl

    コマンドラインからHoudiniライセンスサーバーオプションを設定します。

  • sesinetd

    Houdiniライセンスサーバー。このプログラムはバックグラウンドで実行されてHoudiniライセンスを管理します。

  • siminfo

    シミュレーションキャッシュファイルの統計をプリントします。

  • spy

    UNIXファイルシステムを操作するシェルユーティリティ。

  • vexcache

    VEXコンパイルキャッシュを照会または編集します。

  • vexexec

    CVEXシェーダを実行します。