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Houdiniインストーラは、このプログラムが常に実行されるようにオペレーティングシステムに登録します。 Houdiniを実行できるようにするには、このプログラムが実行されている必要があります。
システムファイルを編集して起動時にsesinetd
が実行されるように登録する行為は止めてください。
代わりに、使用したいコマンドラインオプションをsesinetd.options
ファイル内に記述することができます。
このファイルの場所はオペレーティングシステムによって異なります。
Mac
MacOSでは、インストーラは、システムが起動した時にライセンスサーバーが立ち上がるようにデーモンとしてそのライセンスサーバーを登録します(/Library/LaunchDaemons/com.sidefx.sesinetd.plist
)。
コマンドラインオプションは/Library/Preferences/sesinetd/sesinetd.options
に記述することができます。
Windows
Windowsでは、インストーラは、システムが起動した時にライセンスサーバーが立ち上がるようにサービスとしてそのライセンスサーバーを登録します。
コマンドラインオプションはC:\Windows\system32
内のsesinetd.options
に記述することができます。
Linux
Linuxでは、インストーラは、ライセンスサーバー用のinit.d
スクリプトを作成します。
(これは、さらにシステムの下位互換レイヤーによってsystemd
ディストリビューション上で取得されます。)
コマンドラインオプションは/usr/lib/sesi/sesinetd.options
に記述することができます。
オプション
-p port
非標準ポートを通信に使用します。
-n threads
使用するスレッドの数を指定します。最低でも3つのスレッドを使用してください。
-m ip mask
クライアントのアクセス権を認証する際に使用する読み込みマスク。
-M ip mask
クライアントのアクセス権を認証する際に使用する書き込みマスク。
-v
バージョン情報をプリントします。
-V log level
サーバーログレベル。
-l log file
サーバーログ情報に使用するログファイル。
-z log size
最大ログファイルサイズ。
-d
サーバーログに日付を追加します。
-W log level
ライセンスログレベル。
-u log file
ライセンス情報に使用するログファイル。
-y log size
最大ライセンスログファイルサイズ。
-D
Windows以外のプラットフォームでは、sesinetdをバックグラウンドで実行しないでください。
-U interval
使用状況レポートの間隔を指定します。
指定可能な間隔の値: minute
、hour
、day
。
使用状況レポートを有効にするには、このオプションを指定してください。
-G
使用状況レポートにユーザー情報を含めます。デフォルトでは、これはオフです。
-i
使用状況レポートファイルの場所を指定します。
-b
sesinetdがhttp通信の受信を拒否します。
はじめよう
ライセンスファイル
キー文字列そのものがローカル上のライセンスファイルに書き込まれます。
オペレーティングシステム上でこのライセンスファイルに .doc または .txt の拡張子を付けないようにしてください。
このファイルの名前は必ずlicenses
でなければなりません。
SideFXからあなたのマシン用のライセンスファイルのコピーを受け取ったら、その新しいファイルを読み込ませるためにライセンスサーバーを再起動する必要があります。
Mac
ライセンスファイルの場所は、/Library/Preferences/sesi/licenses
です。
Windows
ライセンスファイルの場所は、C:\Windows\keys\licenses
です。
Linux
ライセンスファイルの場所は、/usr/lib/sesi/licenses
です。
ライセンスタイプ
ワークステーション ライセンスはノードロックライセンスです。つまり、このライセンスはローカルマシン上で使用することができ、ネットワークを介してフローティングライセンスとして使用することはできません。
LAL (ローカルアクセスライセンス) は、最大100km離れた場所までサービスを利用することができます。
GAL (グローバルアクセスライセンス) は、場所の制限がありません。
Note
ApprenticeおよびIndieユーザーには、ワークステーション(ノードロック)ライセンスのみが発行されます。
ライセンスサーバーの開始/停止
ライセンスサーバーを開始/停止できるようにするには、 管理者権限(root,sudo) がなければなりません。
最初からApprentice Local Licensingを使ってHoudiniをインストールしていた場合、インストーラを再実行して、 Commercial Licensing を選択する必要があります。 これは、必要なライセンスサーバーツールをインストールします。
Windows
Windowsの コントロールパネル ▸ 管理ツール ▸ サービス のサービス一覧内の HoudiniLicenseServer を開始/停止することができます。
Linux
-
/etc/init.d
に配置されているsesinetd起動スクリプトを実行します。 -
使い方:
/etc/init.d/sesinetd {start|stop}
Mac
-
ユーティリティからターミナルを起動します。
-
停止: sudo launchctl unload
/Library/LaunchDaemons/com.sidefx.sesinetd.plist
-
開始: sudo launchctl load
/Library/LaunchDaemons/com.sidefx.sesinetd.plist
中央サーバーマシン上でライセンスサーバーソフトウェアを再起動しても、リモートクライアントは、通信の心拍がなくなった後(またはライセンスチェックの後)で約5分間はセッションを継続することができます。
ピークの使用状況をログに残す
これは、ライセンス購入の計画で役立つプロダクトタイプ別のピークのライセンス使用状況を監視するための優れたツールです。 間隔(minute, hour, day)を指定すると、そのピークの使用状況とオプションでユーザーデータを監視して、需要の拡大に応じてライセンス購入の計画に役立つ色々な表現でログファイルに残すことができます。
使用状況ログのオプション
以下がライセンスサーバー(sesinetd)のオプションです。
-U は、ログを有効にするための唯一の必須オプションで、このオプションを指定しないと使用状況ログが有効になりません。この間隔には、 minute 、 hour 、 day のどれかを指定することができます。
これは、指定した間隔内で、必要な情報(その間隔内のピークの使用状況、その間隔内でのライセンスを掴んだ人など)が集められ、その間隔の最後に、その間隔内で蓄積されたすべての情報をログファイルに残します。
Note
ライセンスの使用状況のピークが0(その間隔内で誰もそのライセンスを使用していない)の場合、そのライセンスに関して何もログが残りません。
Note
間隔の開始時刻は、前の間隔に丸められます。
例えば、11:00:52amに間隔としてminuteで開始すると、その間隔の開始時刻は11:00:00amとなり、その間隔は11:01:00amに終了してその間の情報がログに残ります。 それ以降は、指定された間隔に基づきます。つまり、最初の間隔の開始時刻が11:00:00amで、次の時刻が11:01:00amとなります。
-i オプションには、ログファイルの場所を指定します。デフォルトの場所は、ライセンスパス内のlicense_usage.bin
という名前のファイルです。
Mac
デフォルトのパスは、/Library/Preferences/sesi/license_usage.bin
です。
Windows
デフォルトのパスは、C:\Windows\keys\license_usage.bin
です。
Linux
デフォルトのパスは、/usr/lib/sesi/license_usage.bin
です。
-G オプションは、指定した間隔内でライセンスを使用した人物のログを取ります。デフォルトでは、ユーザーのログを取らず、各ライセンスのピークの使用状況のみのログがファイルに書き出されます。