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TOPネットワークパフォーマンスを可視化する方法も参照してください。
概要
TOPネットワークは、以前のクックで変更された(または、とっくに既に変更された)ワークのみを再処理することで余計なワークを最小限に抑えようと試みます。 つまり、何も変更がなければ、まったくクックされません。
TOPsでは、最新でない(またはそう疑われる)ノードを再クックする必要が出た場合に、それらのワークアイテムを"Dirty(変更あり)"としてマークする概念を取り入れています。 以下に、TOPネットワークが何を基準に再クックの有無を判断しているのかを説明しています。
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ノードが以前のクックで生成したものと異なったワークアイテムを生成した場合、その以降のすべてのノードが"Dirty"としてマークされます。
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外部ファイル (TOPネットワーク内で生成されていないファイル)を扱うノード、例えば
File Patternや
Geometry Importを実行した時にそれらのファイルを走査して、該当するファイルに変更があった場合には、既存のワークアイテムが"Dirty(変更あり)"としてマークされます。
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外部のHoudiniノードを参照したノード(例えば、
ROP Geometry Output)を実行した時にその参照データをチェックして、そのデータに変更があった場合には、既存のワークアイテムが"Dirty(変更あり)"としてマークされます。
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現在のところ、TOPsは入力ファイルと出力された結果ファイルをチェック しません 。例えば、中間ファイルを削除もしくは置換しても、そのファイルを入力として使用したワークアイテムは自動的に"Dirty(変更あり)"としてマーク されないです 。
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最後のクックから変更のあったアトリビュートを持つすべてのワークアイテムが"Dirty(変更あり)"としてマークされます。
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ノードのパラメータを変更すると、そのノードのワークアイテムが"Dirty(変更あり)"としてマークされます(その理由は、ほとんどのワークアイテムは、入力のワークアイテムとパラメータ値に基づいて生成されているからです)。
TOPノードのパラメータを変更すると(要するに、ノードを再クックさせると)、そのノードの隣のステータスアイコンが薄暗くなります:
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手動でワークアイテム、ノード、ネットワーク全体を"Dirty(変更あり)"としてマークすることで、それらを強制的に再クックさせることができます。
クックさせる方法
To... | Do this |
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クックを必要とするネットワークの一部をクックする |
Tasks ▸ Cook Output Node を選択します。 |
(クックを必要とする場合にのみ)単一ノードをクックする |
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強制的にHoudiniにネットワーク全体を再クックさせる |
Tasks ▸ Dirty and Cook Output Node を選択します。 |
強制的に単一ノードをクックさせる |
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ネットワーク全体をDirty(変更あり)としてマークしつつ、まだ再クックさせない |
Tasks ▸ Dirty All を選択します。 |
すべての静的なワークアイテムを生成するも、何もクックしないようにする |
__Tasks > Generate Static Work Items___ を選択します。 |
特定のノードのワークアイテムを動的または静的で生成する |
ノードを右クリックして、 Generate Node を選択します。 |
単一ワークアイテムを再クックする |
ワークアイテムのドットを右クリックして、 Cook Task を選択します。 |
単一ワークアイテムをDirty(変更あり)としてマークしつつ、まだ再クックさせない |
ワークアイテムのドットを右クリックして、 Dirty Task を選択します。 |
ローカルスケジューラで使用されるリソースの数を制限する |
リソースを制限する方法を参照してください。 |
ファーム上でグラフ全体をクックし、現行セッションから接続解除する |
各ファームスケジューラノードには、このために Submit Graph As Job という名前のUIが備わっています。 サンプルは、HQueueを参照してください。 |