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概要
"PDGサービス"は、ワークアイテムをクックするためのサーバーとして動作する持続型プロセスです。 ノードがPDGサービスを使用するように設定されていれば、ワークアイテムをクックすると、そのワークアイテムはジョブをサービスのプールに投入するようになります。 利用可能な最初のサービスは、そのワークアイテムを取得して、そのワークを実行します。
PDGサービスは、新しいプロセスの起動に関連したオーバーヘッドを回避します。 PDGサービスは、ジョブ特有の最適化を実行することもできます(例えば、HDA Processorサービスは、必要なノードを一度だけ作成し、各ジョブで同じノードを再利用して、そのネットワークの作成関連の時間を回避することができます)。 その結果として、PDGサービスは、比較的すぐに終わるような膨大な数のジョブの処理速度が速くなります。
対応しているノード
PDGサービスメニュー
PDGサービスメニューを開くには、Tasksメニューから PDG Service Menu を選択します:
登録されているサービスのリスト
Service
PDGサービスの名前を表示します。
Status
サービスが実行中なのか停止されているのかを示します。
Pool Size
サービスプールで作成されるインスタンスの数。 インスタンスが多いほど、より多くのワークアイテムを並列でクックできるようになるので、クック時間が短くなります。
Automatically Start
(サービスがまだ実行されていない場合に)そのサービスを使用する最初のPDGグラフクックによってサービスを自動的に起動するかどうかを示します。
Scheduler Type
サービスに関連付けられているスケジューラタイプの名前。
Scheduler
一部のスケジューラタイプでは、特定のスケジューラノードに対してサービスを実行する必要があります。 このフィールドでは、そのスケジューラノードを指定することができます。
Start
サービスを起動します。
Stop
サービスを停止します。
ログの記録
Client Logging Directory
このフィールドには、サービスプールクライアントがログファイルを書き出すフォルダを指定します。
サービスの登録
Add Service
Remove Service
登録されているサービスを削除するためのダイアログを開きます。
Register PDG Serviceダイアログ
Service Type
登録するサービスに関連付けるサービスタイプ。 各サービスタイプは、1回だけ登録することができます。
Scheduler Type
登録するサービスに関連付けるスケジューラタイプ。 PDGサービスに対応しているスケジューラタイプのみがこのリストに表示されます。
スケジューラタイプはサービスを起動/停止するための仕組みを用意しているので、サービスを特定のスケジューラタイプに関連付ける必要があります。 例えば、Local Schedulerは、ローカルシステム上の新しいプロセスとしてサービスとそのクライアントを作成します。
Pool Size
サービスで作成されるクライアントの数。
Port
ポートの設定方法を選択します。 サービスが使用するポートを自動的に決めたり、そのポート番号を指定することができます。
Port Number
Port モードで"Custom"を選択した時にそのポート番号を指定します。
Client Logging Directory
サービスプール内のクライアントは、指定したログディレクトリ内にログファイルを作成します。
Automatically Start Service On First PDG Cook
このオプションを有効にすると、(サービスがまだ実行されていない場合に)そのサービスを使用する最初のPDGグラフクックによってサービスが自動的に起動されるようになります。
Register
サービスを登録します。
Cancel
登録の操作をキャンセルします。
Remove PDG Serviceダイアログ
このダイアログは、選択して削除できる登録済みサービスのリストを表示します。 サービスはいつでも再登録することができます。
How To
PDGサービスに対応しているノードタイプのどれかでPDGサービスを使用する手順を以下に載せています:
1. Register PDG Serviceダイアログを開いて、目的の設定でサービスを登録します。
2. その目的のサービスに対して Start ボタンを押します。
3. そのサービスを使用させるノードを設定します。この手順に関しては、そのノードのドキュメントのPDGサービスを使用するように設定する方法を参照してください。
4. 設定したノードがクックされると、PDGサービスプールを使ってワークアイテムがクックされるようになります。