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このノードは、Hythonを使ってHDAをクックするワークアイテムを生成します。 HDAのパラメータの値は、このノードのHDA Parametersタブで指定することができます。 それらのパラメータは、ワークアイテム上のアトリビュートとして適用され、クック前にそのHDAを構成するジョブ環境で使用されます。
現在のところ、HDA Processorノードは、Object、Sop、Cop2、LopのタイプのHDAsに対応しています。
TOP Attributes
HDA Processorは、このノードの HDA Parameters フォルダに追加されたすべてのSpareパラメータからワークアイテム上にアトリビュートを作成します。 さらに、以下のビルトインのアトリビュートを作成します:
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integer |
Batch Mode 選択(0 = 無効, 1 = 1バッチですべてのアイテム, 2 = カスタムバッチサイズ)を示します。 |
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integer |
HDA Processorサービスを使用する時の接続タイムアウト制限(ms)を示します。 |
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integer |
Cook Batch When 選択(0 = All Items are Ready, 1 = First Item is Ready)を示します。 |
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string |
ワークアイテムのジョブでクックされるデジタルアセットのパス。 |
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string |
デジタルアセット内のオペレータタイプ。 Operator Type パラメータを使ってオペレータタイプを指定しなかった場合、このアトリビュートには空っぽの文字列が設定され、そのワークアイテムは.hda内の最初のオペレータを使用するようになります。 |
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integer |
Create File Inputs 選択(0 = ファイル入力を作成しません, 1 = ファイル入力を作成します)を示します。 |
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integer |
Missing Input 選択(0 = Raise Error, 2 = Ignore)を示します。 |
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integer |
HDAの入力となるファイル入力の数を指定します。 |
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integer |
Write Outputs 選択( 0 = 出力を書き出しません, 1 = 出力を書き出します)を示します。 |
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integer |
デバッグ.hipファイルを保存するかどうか(0 = .hipファイルを保存しません, 1 = .hipファイルを保存します)を示します。 |
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string |
HDAの入力となるファイル入力のパスのリスト。 |
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integer |
HDAから書き出される出力ファイルの数を指定します。 |
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string |
ObjectレベルのHDAをクックする時、ここには、書き出す出力ファイル(s)のソースとなるSOPの名前を指定します。 ここを空っぽにすると、HDA Processorジョブは、出力に有効なノードを検索し、ジョブログで警告を出すことを試みます。 |
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string |
書き出されるファイルを指定したパスのリスト。 |
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string |
各出力ファイルのResultタグを指定したファイルタグのリスト。 |
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string |
HDA Parameterのfloat値を指定したすべてのfloatアトリビュートの名前のリスト。 |
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string |
HDA Parameterの整数値を指定したすべての整数アトリビュートの名前のリスト。 |
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string |
HDA Parameterの文字列値を指定したすべての文字列アトリビュートの名前のリスト。 |
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string |
HDA Parameterのボタン値を指定したすべての整数アトリビュートの名前のリスト。 ボタンはHDA Parametersタブ内でトグルに変換されることに注意してください。 そのトグルを有効にするということは、HDA Processorがクック前にそのボタンを押すことを意味します。 |
パラメータ
Generation
Asset
Template Node
このパラメータを使用することで、現行Houdiniセッション内のデジタルアセットのインスタンスを選択することができます。 このTemplate Nodeのデフォルトではないパラメータ値すべてがHDA ProcessorのHDA Parametersに適用されます。
HDA File
クックするHDAのパス。このパスには、絶対パスまたはHOUDINI_PATHを基準とした相対パスを指定することができます。
例えば、myasset.hda
アセットがhou.homeHoudiniDirectory()
のotls
サブディレクトリ下にあった場合、そのHDAをotls/myasset.hda
として指定することができます。
このノードの File Dependencies に追加されているすべてのHDAsは、自動的に$PDG_TEMP/otls
ディレクトリにコピーされます。
HDAのクックに必須となる入れ子化されたすべてのHDAsは、ユーザのHOUDINI_PATH
で利用不可であれば File Dependency として追加する必要があります。
Operator Type
デジタルアセットから選択するオペレータタイプ。 Operator Type を指定しなかった場合、HDA Processorはアセットをクックした時に最初に見つかったタイプを取得します。
Update HDA Parameters
このボタンを押すと、 HDA Parameters セクションが更新されます。
Filter HDA Parameters
このノードのHDA Parametersタブに含めたいアセットのパラメータを構成することができるダイアログが開きます。 このノードのHDA Parametersセクションに含められているすべてのパラメータの値は、HDA ProcessorがそのHDAをクックする時に設定されます。
Work Items
Work Item Generation
このノードが静的または動的なワークアイテムのどちらを生成するかどうか。 このノードのワークアイテムが静的に計算可能かどうか、もしくは、動的に生成させる必要があるかどうか分からないのであれば、通常では、これを"Automatic"のままに設定してください。
Dynamic
このノードが常に動的なワークアイテムを生成します。つまり、上流のワークアイテムが判明するまで待機し、その上流のワークアイテムから新しいワークアイテムを生成します。
Static
このノードが常に静的なワークアイテムを生成します。つまり、ネットワークを実行する前にパラメータ(と上流の静的なワークアイテム)に基づいて必要だと思われるだけの数のワークアイテムを生成します。
Automatic
入力が静的(静的なプロセッサ、静的な入力のみを使ったパーティショナー、マッパー)な場合、このノードは静的なワークアイテムを生成し、そうでない場合、動的なワークアイテムを生成します。
Cache Mode
ワークアイテムから目的のファイル結果がレポートされるように、プロセッサノードがそのワークアイテムを制御する方法。
Automatic
目的の結果ファイルがディスク上に存在すれば、そのワークアイテムはスケジュールに組まれずにクック済みとマークされます。 そのファイルが存在しなければ、そのワークアイテムは通常どおりにスケジュールに組まれます。
Read Files
目的の結果ファイルがディスク上に存在すれば、そのワークアイテムはスケジュールに組まれずにクック済みとマークされます。 そのファイルが存在しなければ、そのワークアイテムは失敗とマークされます。
Write Files
目的の結果ファイルがディスク上に存在していても、ワークアイテムが常にスケジュールに組まれ、その目的の結果ファイルを無視します。
Batch Mode
Off
バッチを実行しません。各ワークアイテムは、各自の個々のジョブとして投入されます。
All Items in One Batch
すべてのワークアイテムが単一バッチジョブとして投入され、単一Hythonセッションで実行されます。 このオプションは、例えばHythonプロセスの起動時間がHDAのクック時間よりも長い場合で、特にHDAのクックが比較的短いような場合に、このノードがクックを終了する長さを大幅に短縮することができます。
Custom Batch Size
Batch Size パラメータで指定されたサイズのバッチジョブとしてワークアイテムが投入されます。 このオプションは、色々な最適化を行なうことができるので(例えば、バッチジョブ単位で1回HDAをインスタンス化するだけで済むので)、このノードのパフォーマンスを大幅に改善することができます。
Batch Size
Batch Mode が Custom Batch Size に設定されている時、ここには、各バッチのサイズを指定します。 最後のバッチがこのサイズに満たなければ、その最後のバッチのサイズは、その余ったワークアイテムのサイズになります。
Cook Batch When
ワークアイテムのバッチをスケジュールに組むタイミングを決めます。 デフォルトでは、すべてのワークアイテムの依存関係がクックされると、バッチのスケジュールが組まれます。 しかし、最初のワークアイテムが実行できるようになったら即座にバッチのスケジュールが組まれるようにすることができます。
All Items are Ready
バッチ内のすべてのワークアイテムのすべての依存関係が満たされた時にのみ、バッチのスケジュールが組まれます。
First Item is Ready
最初のワークアイテムの依存関係の準備が整ったら即座にバッチのスケジュールが組まれます。 PDGで使用されるHDA Processorラッパースクリプトは、ジョブが実行されるとバッチ内の各ワークアイテムをクックする前にPDGと通信をして、その依存関係の状態をチェックします。 これは、若干ネットワークのオーバーヘッドを伴い、ジョブとPDGの間で継続的な通信が必要になります。
Asset Inputs
Create File Inputs
このパラメータを有効にすると、複数のファイルノードがインスタンス化され、それらが入力としてアセットに接続されます。 これを使用することで、複数のHDA Processorノードを簡単にチェーン接続することができます。 このオプションが有効になっている時は、HDAタイプは必ずファイル入力に対応できるようにしなければなりません(例えば、OBJレベルのHDAsは、このオプションでは動作しなくなります)。
Input File Source
Create File Inputs が有効な時、ここでは、入力ファイルのソースを選択します。
Upstream Output Files
File Tag パラメータで指定されたタグを持った上流の出力ファイルは、HDAの入力として使用されます。 このオプションは、特に入力の数が可変するような時に役立ちます。
Custom File Paths
このモードを選択すると、 Number of Inputs マルチパラメータを使って手動でHDAの入力ファイルを指定しなければなりません。
Missing Input
入力が見つからなかった場合のHDA Processorの挙動を選択します。
Raise Error
入力のFileノードで入力が見つからなければ、そのFileノードがエラーを出して、クックを失敗させます。
Ignore
入力ファイルがディスクから見つからなくてエラーが引き起こされた場合、Fileノードが"No Geometry"に設定されます。
File Tag
Input File Source が Upstream Output Files に設定されている時、ここには、使用する上流の出力ファイルのファイルタグを指定します。
Number of Inputs
作成する入力ファイルノードの数。
Input File #
作成したFileノードで読み込まれる入力ファイルのパス。
Asset Outputs
HDA Type
このパラメータは、単なるUI用途です。 HDAが選択されると、HDA ProcessorがそのHDAタイプの設定を試みるので、ユーザーは扱うアセットのタイプに関する情報がわかるようになり、 さらに、そのアセットのタイプで不要なパラメータを非アクティブにすることができます。
Write Outputs
このトグルを有効にすると、HDA Processorはアセット内のディスプレイノードからジオメトリをディスクに出力するようになります。 アセットにCOPネットワークまたはROPネットワークが含まれていれば、このパラメータを無効にすると役立ちます。
Sop Path
HDAがObjectレベルのアセットの時、HDA Processorが出力すべきジオメトリを伝えるために、オペレータパスまたはSOP名を指定する必要があります。
HDAのトップレベルノードを基準に指定したオペレータパスを使用することを推奨します。
例えば、Objectレベルのアセットの中にgeometry_to_exportという名前のジオメトリノードがあった場合(且つ、そのノードのジオメトリをファイルに書き出したい場合)、このSOPパスには./geometry_to_export
を指定してください。
Number of Outputs
SOPsは2つ以上の出力を持つことができるので、このパラメータを使用して、出力の数を指定します。
Output File Name #
出力を書き出す際のその出力ファイルの名前を指定します。
Output Tag #
出力を書き出す時にその結果ファイルに割り当てるResultタグを指定します。
Save Debug .hip File
このトグルを有効にすると、インスタンス化されたアセット、ファイルノード、すべてのパラメータ値を含んだデバッグ.hipファイルがディスクに書き出されます。 これは、アセットによる問題を追跡するのに役立ちます。 これを有効にすると実行が極端に遅くなってしまうので、ずっと有効のままにしないように注意してください。
Job Options
Use HDA Processor Service
これを有効にすると、HDA ProcessorはHDA Processorサービスを使ってクックするようになります。 必ずアクティブなHDA Processorサービスが利用可能でなければなりません。 サービスの使い方の詳細は、PDG Service Managerのドキュメントを参照してください。 このノードがそのサービスに接続できない場合、HDA Processorは通常モードでクックされ、このノードに警告が追加されます。
Connection Timeout (ms)
HDA Processorジョブの接続タイムアウトの長さ(ミリ秒)を指定します。 ワークアイテムのクック時間がこの長さを超えると、その接続がタイムアウトになって、そのジョブが失敗します。
Schedulers
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、
Python Processor TOP,
ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。
これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Priority Expression
このパラメータは、 Work Item Priority が Custom Expression に設定されている時にのみ利用可能です。
このパラメータには、ワークアイテムの優先度を設定するためのエクスプレッションを指定します。 このエクスプレッションは、ノード内のワークアイム毎に評価されます。
HDA Parameters
このノードのセクションは、選択したデジタルアセットのパラメータインターフェースに基づいて自動的に入力されます。 ここで設定したパラメータは、ワークアイテムアトリビュートにコピーされ、アセットがクックされた時にそのアセットに適用されます。
Files
File Dependencies
このノード内の最初のワークアイテムが実行される前にPDG作業ディレクトリにコピーしておきたいファイルのリスト。 これを使用することで、デジタルアセットやカスタムスクリプトなどのサポートファイルをワークアイテムジョブで利用可能にすることができます。
指定可能なパスは、絶対パスまたはHOUDINI_PATHを基準とした相対パスです。
Examples
example_top_hdaprocessor Example for HDA Processor TOP node
このサンプルでは、PDG/TOPでHDA Processorノードを使ってHDAを分布させる方法について説明しています。
See also |