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このノードは、ファイルパターンに基づいたフレーム範囲からワークアイテムを生成します。
例えば、 Frame Range を1,10,1に、 File Pattern を$HIP/render/$HIPNAME.$OS.$F4.exr
に設定すると、このノードは、最大10個のワークアイテムを生成します。
パターン構文の説明は、パターンパラメータを参照してください。
このノードには、ワークアイテムを生成するモードが2つあります:
このノードがワークアイテムの生成を要求される度に(ノードがクックされた時、ノードが静的ワークアイテムの事前生成を要求された時)、 このノードは、パターンが以前のクックとは異なるファイルにマッチして、さらに、ファイルの更新日時が変更されているかどうかをチェックします。 それに該当すれば、変更されたワークアイテムを更新してDirty(変更あり)とマークします。 そのため、ディレクトリの内容を変更した場合、通常では変更されたワークアイテムのみを再クックする必要があります。
TOP Attributes
Split Results into Separate Items が有効な時、このノードは、各ワークアイテムに以下のアトリビュートを設定します。
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string |
マッチしたファイルを含んだディレクトリ。 |
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string |
ワークアイテムに関連付けられているファイルの拡張子。 |
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string |
拡張子を含んだファイルの名前。 |
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int |
Missing Files が Create Work Items に設定されている時に、このアトリビュートが追加され、ファイルが存在すれば1、存在しなければ0に設定されます。 |
パラメータ
Work Item Generation
このノードが静的または動的なワークアイテムのどちらを生成するかどうか。 このノードのワークアイテムが静的に計算可能かどうか、もしくは、動的に生成させる必要があるかどうか分からないのであれば、通常では、これを"Automatic"のままに設定してください。
Dynamic
このノードが常に動的なワークアイテムを生成します。つまり、上流のワークアイテムが判明するまで待機し、その上流のワークアイテムから新しいワークアイテムを生成します。
Static
このノードが常に静的なワークアイテムを生成します。つまり、ネットワークを実行する前にパラメータ(と上流の静的なワークアイテム)に基づいて必要だと思われるだけの数のワークアイテムを生成します。
Automatic
入力が静的(静的なプロセッサ、静的な入力のみを使ったパーティショナー、マッパー)な場合、このノードは静的なワークアイテムを生成し、そうでない場合、動的なワークアイテムを生成します。
Frame Range
生成するフレーム範囲の開始フレーム、終了フレーム、ステップサイズ。
File Pattern
このパターンでファイルパスをマッチングします。
このパターンには?
(任意の1文字にマッチ)、*
(任意の文字列にマッチ)、[abc]
(大括弧内の文字のどれかにマッチ)などのワイルドカードを使用することができます。
例えば、*.png
は.png
で終わるファイルにマッチします。
$F、$FF、$F4にも対応しています。
Missing Files
ファイルがマッチしなかった時の挙動。
Ignore
見つからなかったファイルに対してワークアイテムを生成しません。
Set Node Error
ノードにエラーを設定します。
Create Work Items
見つからなかったファイルに対してワークアイテムを作成し、ファイルが見つからなかったことを示したアトリビュートを設定します。
File Exists Attribute
ワークアイテムに追加される整数アトリビュートの名前。 ファイルが存在すれば、この値は1、存在しなければ0になります。
Output File Tag
このファイルタグを出力ファイルパスに割り当てます。 これを無効にすると、このノードは、ファイル名の拡張子に基づいて適切なファイルタグを推測します。
Examples
FileRange Example for File Range TOP node
このサンプルでは、File Range TOPを使用してファイルシーケンスからワークアイテムのリストを生成する方法を説明しています。