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これは、タイルに基づいてワークアイテムを区分けします。 各パーティションは、そのワークアイテムのジオメトリと交差したタイルに呼応します。 これらのタイルは3Dグリッド状に配置され、その原点は Tile Origin に位置します。 各軸は、 Tile Count の数だけのタイルを持ちます。 各タイルの辺あたりのサイズは、 Total Size / Tile Count で計算されます。 これらのタイルは、グリッド状の境界ボックスで可視化することができます。
各ワークアイテムのアトリビュートによって、ソースジオメトリを指定します。 対応しているアトリビュートデータのタイプは、文字列によるポイント、ベクトルによるポイント、境界ボックスです。 ポイントを接続(つまり、カーブ)したり、接続解除(ポイントクラウド)することができ、ポイントに半径のサイズ(例えば、球やチューブ)を与えることができます。
ワークアイテムのジオメトリを含んだ/交差したタイルに対してのみパーティションが作成されることに注意してください。 その結果のパーティションのインデックスは、タイルのインデックスに呼応します。
例えば、 Tile Count が2×2×2、 Total Size が512なら、軸に平行な8個の境界ボックスが生成されます。 各境界ボックスのサイズは、256×256×256です。
パラメータ
Use Dynamic Partitioning
有効にすると、パーティショナーは、パーティション化する前に入力のワークアイテムすべてが生成されるのを待つようになります。 入力のワークアイテムが動的であれば、パーティショナーは、それらの親(s)に依存して、それらのワークアイテムを待つ必要があります。
Merge Input Attributes
有効にすると、パーティショナーは、各パーティション内のワークアイテムのアトリビュートを結合して、そのパーティション自体にエクスポートします。
Tiles
Tile Origin
すべてのタイルのワールド原点からのオフセット。
Tile Count
各軸のタイルの数。
Total Size
すべてのタイルの合計サイズ。 タイルの辺のサイズを取得するには、 Total Size から、その軸の Tile Count で割ります。
Tile Index Order
タイルのインデックス番号を振る際に、行優先または列優先のどちらを使用するのか指定します。
Write Tile Attributes
有効にすると、タイル原点、タイルの合計サイズ、タイル数、交差したタイルの位置、交差したタイルの最小境界、交差したタイルの最大境界が書き出されます。 これは、可視化する際に役立ちます。
Source
ソースジオメトリは、ワークアイテムのアトリビュートで指定します。
Attribute Type
ソースジオメトリのアトリビュートのタイプ。
Points String
ポイントを文字列アトリビュートで指定します。
Curve SOPの Coordinates パラメータと同様です。
Points Vector
ポイントを位置ベクトルで指定します。 例えば、位置を表現したPアトリビュートがそれです。
Bounding Box
ソースジオメトリの最小境界と最大境界で定義された境界ボックス。
Points Attribute
Pointアトリビュートの名前を指定します。
Points Connected
ポイントを接続(例えば、カーブ)するのかしないのかを指定します。
Point Radius
交差テスト用の各ポイントの半径を指定します。
Min Bounds Attribute
最小境界のアトリビュートの名前。
Max Bounds Attribute
最大境界のアトリビュートの名前。
Advanced
これらのパラメータは、パーティショナーの挙動に対してもっと細かなコントロールを備えた上級パラメータです。
Auto Remove Stale Dependencies
有効にすると、ノードを再クックする時に、そのクックの結果としてパーティション構成が変わってしまった場合、パーティショナーがその古い依存関係を削除します。
Force Re-Evaluation on Cook
有効にすると、すべてのワークアイテムが既にクック済みで、もう新しいワークアイテムが追加されなくとも、強制的にパーティショナーにパーティション構成を再評価させます。
Split by Attribute
有効にすると、入力のワークアイテムをパーティション化する前に、このノードは指定したアトリビュート(s)でそれらのワークアイテムを分割します。 このパーティション化のロジックは、異なるアトリビュート値毎にワークアイテムのリストに対して評価されます。 異なるアトリビュート値を持ったワークアイテムは、常に異なるパーティションに格納されます。 スペース区切りのリストで複数のアトリビュート名を指定することができます。
Missing Attribute
このノードによる分割アトリビュートが見つからないワークアイテムの扱い方を決めます。
このパラメータは、 Split by Attribute が 有効 な時にのみ利用可能です。
Ignore Work Item
分割アトリビュートが見つからないワークアイテムは、どのパーティションにも 格納されません 。
Partitioner Defines Behavior
パーティショナー系ノード側で、分割アトリビュートが見つからないワークアイテムの挙動を決めます。 通常では、このオプションを持っているパーティショナー系ノードは、そのノードが実行する実際の操作を表記するために、このメニュー項目の名前を変更します。
Add Work Item to All Partitions
分割アトリビュートが見つからないワークアイテムは、 すべて のパーティションに格納されます。
Allow Partial Matches
Split by Attribute にアトリビュート名のリストが設定されている時、このパラメータは、それらのアトリビュートのどれかのみを含んだワークアイテムの処理方法を決めます。 これを有効にすると、存在しているアトリビュートに基づいてワークアイテムが分割グループに格納されます。 これを無効にすると、アトリビュートのサブセットのみを含んだワークアイテムはパーティション化ステップから除外されます。
Sort Contents By
このノード上のパーティションにアクセスした時に、そのワークアイテムをソートする順番を決定します。 これは、パーティションの出力ファイルのソート順にも影響します。
None
ソートを適用しません。パーティション内のワークアイテムは順不同で制御されます。
Work Item Index
パーティション内のワークアイテムをインデックス順でソートします。
Input Node Order
パーティション内のワークアイテムをこのノードに接続に接続された入力ノードの順でソートします。 2個のワークアイテムが同じ入力から来ている場合、それらのワークアイテムはインデックス順でソートされます。
Attribute
パーティション内のワークアイテムを Sort Attribute パラメータで指定されたアトリビュートに基づいてソートします。
Dirtying Mode
パーティションが汚れて、それによって子ワークアイテムに影響が出た際の細かな制御ができます。 このパラメータは、動的なパーティション化を行なった際の一部の制限を回避するのに特に役立ちます。
Standard
指定したパーティション内のどれかのワークアイテムが汚れたら、そのパーティションを汚します。 動的なパーティション化の場合では、パーティション内の動的ワークアイテムの上流のどれかのワークアイテムが汚れると、 すべての パーティションが汚されます。
パーティションが汚れると、すべての子ワークアイテムが削除されます。
Non-destructive
Standard と同じ汚し方の挙動ですが、パーティションが汚れると、その子ワークアイテムは削除されずに汚されます。
Mapping Standard
指定したパーティション内のワークアイテムが汚れたり、そのパーティションの内容が再クックによって変更された場合、そのパーティションのみが汚されます。 パーティションが汚されると、すべての子ワークアイテムが削除されます。
Mapping Non-destructive
Mapping Standard と同じですが、パーティションが汚れると、その子ワークアイテムは削除されずに汚されます。
Partition When
入力のワークアイテムに対してパーティション化する工程を実行するタイミングを決めます。
このパラメータは、 Use Dynamic Partitioning が 有効 な時にのみ利用可能です。
Input Items Are Generated
入力のすべてのワークアイテムが生成された時にパーティション化されます。
Input Items Are Cooked
入力のすべてのワークアイテムがクックされた時にパーティション化されます。 パーティション構成がワークアイテムの実行結果に基づいている場合は、このオプションが必須です。
これは、パーティショナーをWait for Allのように動作させますが、複数のパーティションを作成することができます。
Partition Target
パーティションのターゲットTOPノードを指定します。 パーティション構成は、このノードの入力のワークアイテムではなくて、そのターゲットTOPノード内のワークアイテムに適用されます。 ターゲットTOPノードには、このノードより上流にある同じグラフ内のプロセッサを指定してください。 このノードとターゲットの間には、他のマッパーまたはパーティショナーを配置することはできません。
このパラメータは、 Use Dynamic Partitioning が 有効 な時にのみ利用可能です。
Examples
example_top_partitionbytile Example for Partition by Tile TOP node
このサンプルでは、PDG/TOPのPartition by Tileノードの使い方について説明しています。
See also |