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デフォルトでは、PDGは、In-ProcessワークアイテムをPDGグラフクックの一部として自動的に実行し、HOUDINI_MAX_THREADS
の値に基づいて、できるだけ多くのIn-Processワークアイテムを実行します。
このスケジューラ系ノードを使用することで、同時に実行可能なIn-Processワークアイテムの数を手動で制御することができます。
例えば、同時にクックされるInvoke内のワークアイテムの数を制限することができます。
このスケジューラ系ノードの設定は、このままHOUDINI_MAX_THREADS
の値で制限されます。
例えば、Houdini自体が16スレッドを使用するように設定されていれば、このスケジューラも最大16個のワークアイテムまでしかクックすることができません。
たいていの場合、同時に実行するIn-Processワークアイテムの数をHoudiniのスレッド数よりも 少ない 数でこのノードを使用します。
このスケジューラのインスタンスを使ってIn-Processワークアイテムを制御したいのであれば、このスケジューラをそのノードの TOP Scheduler Override として設定する必要があります。
設定しなかった場合、このノードは、引き続きデフォルトのIn-Processスケジュールを使用します。
In-Processワークアイテムを作成するTOPノードの例を挙げると、Invoke、
File Copy、
Python Scriptで Evaluate In Process を有効にした時です。
Note
このスケジューラを使ってプロセス外ワークアイテムを実行することはできません。
Scheduler
このスケジューラを使用するすべてのワークアイテムのグローバルパラメータ。
Working Directory
ワークが中間ファイルや出力を生成する場所となる相対ディレクトリ。
中間ファイルはサブディレクトリ下に配置されます。
ローカルスケジューラまたはHQueueスケジューラに関しては、通常では$HIP
を使用します。
他のスケジューラに関しては、ここには、Local Shared Root Path
やRemote Shared Root Path
の相対ディレクトリを指定してください。
そのパスは、それらのルートパスに追加されます。
Max Work Items
このスケジューラによって同時にスケジュールを組むことができるワークアイテムの最大数。
実際に同時に実行可能なこのワークアイテムの数は、Houdiniセッションで利用可能なスレッド数に依存します。例えば、HOUDINI_MAX_THREADS
の値がそうです。
このパラメータを Equal to CPU Count に設定すると、In-ProcessワークアイテムがPDGグラフ評価の一部として自動的にスケジュールに組まれます。
Custom Count 値を指定すると、同時に実行するIn-Processワークアイテムの数がこの値に制限されます。
Job Parms
ジョブ特有のパラメータ。
Tip
Edit Parameter Interface を使ってノード毎にこれらのパラメータをオーバーライドすることができます。 詳細は、スケジューラのジョブパラメータ / プロパティを参照してください。
Single
このジョブパラメータを有効にすると、スケジューラは、同時に"1個"のワークアイテムしか実行することができなくなります。 Single フラグが設定されていない他のノード内のワークアイテムは、そのまま同時に実行することができます。
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