Houdini 18.0 ノード TOPノード

Deadline Scheduler TOP node

Thinkbox社のDeadlineソフトウェア用PDGスケジューラ。

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概要

このスケジューラ系ノードは、Thinkbox社のDeadlineを使ってDeadlineファーム上でPDGワークアイテムのスケジュールを組んで実行します。

このスケジューラを使用するには、ローカルマシン上にDeadlineクライアントをインストールして動作させる必要があります。 さらに、ジョブを受け取って実行できるように、ファームマシン上にDeadlineをセットアップする必要があります。

Deadline 10.0.16.6が直近でテストしたバージョンです。

スケジューリング

このノードは、Deadlineファームを使って以下の2つのタイプのスケジューリングを実行することができます:

  • 1つ目のタイプのスケジューリングは、ファーム上のPDGクックを調整してそのクックが完了するまで待機するローカル投入マシン上でHoudiniインスタンスを実行します。 これによって、TOPグラフ全体をクックしたり、TOPグラフの一部のみをクックしたり、特定のノードをクックすることができます。

    このスケジューリングタイプを使用した場合、このノードは、生成されたワークアイテム毎にタスクを持った1つのメインジョブのスケジュールも組んで、必要に応じて、ネットワーク経由でワークアイテムの結果を受信する第2のMessage Queue (MQ)ジョブのスケジュールを組みます。 MQの詳細は、以下のMessage Queueセクションを参照してください。

  • 2つ目のタイプのスケジューリングは、Submit Graph As Jobを使用します。

    このスケジューリングタイプを使用した場合、このノードは、現行.hipファイルを開いてTOPネットワーク全体をクックするHythonセッションのスケジュールを組みます。 TOPネットワークがDeadline Schedulerノード(s)を使用する場合、ファーム上で他のジョブのスケジュールも組むことができ、そのジョブは上記で説明したスケジューリングの挙動に準拠します。

PDGDeadlineプラグイン

デフォルトでは、このスケジューラはHoudiniに同梱されている独自のPDGDeadlineプラグイン($HFS/houdini/pdg/plugins/PDGDeadline)を使用します。 何もセットアップをする 必要なく このプラグインが有効になっているので、すぐに動作するはずです。 以降のこのドキュメントでは、PDGDeadlineプラグインの利用を想定していることに注意してください。

Windows版のDeadlineプロセスでは、実行ファイルの拡張子が.exeである必要があります。 この要件を満たすために、\$PDG_EXEを実行ファイルに追加することができます。

PDGDeadlineプラグインは、ワークアイテム実行ファイルで指定された\$PDG_EXEを次のとおりに評価します

Windows

$PDG_EXE.exeに置換されます。

例えば、hythonを$HFS\$PDG_EXEで閉じると、Windowsでは次のとおりに評価されます:

\$HFS/bin/hython\$PDG_EXEC:/Program Files/Side Effects Software/Houdini 17.5.173/bin/hython.exe

Mac

$PDG_EXEは除去されます。

Linux

$PDG_EXEは除去されます。

ワークアイテム内でPATH環境変数を設定する場合、クロスプラットフォームなファームに対応できるように、タスク仕様ファイル内でパスセパレータを__PDG_PATHSEP__に置換してから、ファーム上でタスクが実行された時に、PDGDeadlineプラグインが__PDG_PATHSEP__をローカルOSのパスセパレータに変換します。 ワークアイテム内にPATHが設定されていれば、そのローカルマシンのPATH環境変数をオーバーライドします。

インストール

  1. TOPネットワークをクックする際に使用するマシン上にDeadlineクライアントをインストールします。プラットフォーム別のDeadlineのインストール方法に関しては、Thinkbox社のマニュアルを参照してください。

  2. 以下の事を確認します:

    • deadlinecommand実行ファイルが動作している。以下の$DEADLINE_PATHの記述を参照してください。

    • ジョブ(例えば、TOPグラフのクック)を投入するマシンは、Deadlineリポジトリにアクセスできなければなりません。このリポジトリがリモートマシン上に存在する場合、そのリポジトリをローカルマシン上にマウントするか(ダイレクト接続タイプ)、または、HTTPでリモート接続サーバ経由でアクセスする必要があります(プロキシ接続タイプ)。

    • 混在したファームセットアップを構築している場合(例えば、Linux、MacOS、Windowsのマシンを組み合わせた場合)、OS毎に以下のパスマップを設定します。

      • DeadlineのConfigure Repository Options > Mapped Pathsに移動します。

      • Windows の場合:

        • $HFSがDeadline Workerマシン上のHoudiniインストールディレクトリにマッピングされるようにパスマップをセットアップします。

        • $PYTHON<expanded HFS path>/bin/python.exeまたはローカルのPythonインストールディレクトリにマッピングされるようにパスマップをセットアップします。

      • MacOS または Linux の場合:

        • $HFSがHoudiniインストールディレクトリにマッピングされるようにパスマップをセットアップします。または、Job ParmsインターフェースのHythonとPythonのデフォルトパラメータ値をオーバーライドします。

          Houdiniのローカル評価をエスケープするために$HFSの頭に\を置きます。\$HFSとすることで、そのジョブを走らせるファームマシン上で正しく評価されるようになります。

        • ファームマシン上で評価する必要のある他の変数も同様です。

  3. $DEADLINE_PATH変数にDeadlineインストールディレクトリ(例えば、C:\Program Files\Thinkbox\Deadline10\bin)を設定します。

    • DEADLINE_PATHを設定しなかった場合:

      • Deadlineインストールディレクトリをシステムパスに追加することができます。

      • MacOS では、このノードは標準のDeadlineインストールディレクトリをチェックするようになります。

TOP Attributes

deadline_job_task_id

string

このスケジューラがワークアイテムをDeadlineに投入した時に、そのDeadlineジョブIDとタスクIDを追跡できるように、そのワークアイテムにはこのアトリビュートが追加されます。

パラメータ

Scheduler

すべてのワークアイテムのグローバルパラメータ。

Submit Graph

Deadlineファーム上に現行TOPネットワークをクックするスタンドアローンジョブ(Houdiniの実行が 不要 なジョブ)のスケジュールを組むことができます。

以下のパラメータは、このジョブの挙動を決めます。

Job Name

ジョブに使用する名前を指定します。

Use MQ Job Options

有効にすると、このノードは__MQ Job Options__パラメータで指定されたジョブ設定を使用します。

Submit Graph As Job

現行TOPネットワークをDeadlineファーム上でHythonセッションのスタンドアローンジョブとしてクックします。

Data Layer Server

Enable Server

ファーム上でクックするTOPジョブのデータレイヤーサーバーを有効化します。 これによって、PilotPDGまたは他のWebSocketクライアントからリモートでクック中のジョブに接続して、そのPDGの状態を確認することができます。

Server Port

このパラメータは、 Enable Server有効 になっている時にのみ利用可能です。

データレイヤーサーバーで使用するサーバーポートを決定します。

Automatic

TCPポートはこのノードで自動的に選択されます。

Custom

ユーザーが指定したカスタムTCPポート。

これは、ファームマシンとモニタリングマシン間にファイアーウォールがある時に役立ちます。

Auto Connect

このパラメータは、 Enable Server有効 になっている時にのみ利用可能です。

有効にすると、このノードは、ジョブが開始された時にコマンドを送信してリモートビジュアライザの作成を試みます。

成功すると、リモートグラフが作成され、それがジョブを実行するサーバーに自動的に接続されます。 ジョブを投入するクライアントは、そのジョブを実行するサーバー側で 見えていなければなりません 。見えていなければ、接続は失敗します。

Working Directory

Local Shared Path

ジョブが中間ファイルと出力を生成するディレクトリを指したローカルマシン上のルートパスを指定します。 中間ファイルはサブディレクトリに配置されます。

ローカルマシンとファームマシンが同じパス設定の場合は、このパラメータを使用します。

Remote Shared Path

有効にすると、作業ディレクトリのルートとなるDeadline Workerマシン上のマウントディレクトリのパスをオーバーライドして、別のパスを指定することができます。

このパスに変数を含めることで、このノードが(複数のプラットフォームを使用している場合に)プラットフォーム固有のパスを解決することができます。 $PDG_DIRのデフォルト値を使用する場合、DeadlineのPath MappingでWorkersが使用している各オペレーティングシステムの実際のマウント値を$PDG_DIRにマッピングしてください。 このパスには、既存のファームでWorkersが既に使用している値を設定することもできます。

ファームマシンにローカルの投入マシンと異なるパスが設定されていれば、このパラメータを使用してください。 これは、OSの違いでマウントパスが異なる混在環境のファームでは必須です。

Job Description

Deadlineジョブファイルに書き出されるジョブ記述プロパティ。

Batch Name

(任意)ジョブのグループ先となるバッチ名を指定します。

Job Name

(必須)ジョブの名前を指定します。

Comment

(任意)すべてのジョブに書き込むコメントを指定します。

Job Department

(任意)すべてのジョブが所属するデフォルトの部門(例えば、Lighting)を指定します。 これによって、ジョブをグループ化して、ファームオペレータにその情報を渡すことができます。

Job Options

Pool

ジョブの実行に使用するプールを指定します。

デフォルトの Poolnoneです。

Group

ジョブの実行に使用するグループを指定します。

デフォルトの Groupnoneです。

Priority

すべての新しいジョブの優先度を指定します。

0が一番優先度が低いです。最大優先度は、DeadlineのRepository OptionsのJob Settings(通常では100)で設定することができます。

デフォルトの Priority50です。

Concurrent Tasks

Deadline Worker毎に同時に走らせるタスクの数を指定します。

デフォルトの Concurrent Tasks1です(同時に1個のタスクが走ります)。

Limit Concurrent Tasks to CPUs

有効にすると、Concurrent TasksがDeadline Worker上のCPU数、または、Deadlineの現在の CPU Affinity 設定に制限されます。

Pre Job Script

ジョブが開始した時に走らせるPythonスクリプトのパスを指定します。

Post Job Script

ジョブが終了した時に走らせるPythonスクリプトのパスを指定します。

Machine Limit

このジョブを実行可能なDeadline Workerマシンの最大数を指定します。

デフォルトの Machine Limit0(制限なし)です。

Machine List

このジョブを実行可能なDeadline Workerマシンの制限リストを指定します。 書き出されるリストの種類は、以下の Machine List is A Blacklist パラメータで決まります。

Machine List is A Blacklist パラメータが 無効 な場合、このリストはJob InfoファイルにWhitelistとして書き出されます。 Machine List is A Blacklist パラメータが 有効 な場合、Blacklistとして書き出されます。

Machine List is a Blacklist

有効にすると、 Machine ListBlacklistとして書き出されます。 つまり、そのリストにあるマシンは、このジョブを実行することが できません 。 無効にすると、そのリストにあるマシンのみが、このジョブを実行することができます。

Limits

スケジュールが組まれたジョブに必要なDeadline Limits(ResourceまたはLicenseタイプ)を指定します。 このLimitsは、Deadlineの Deadline Monitor を介して作成して管理されます。

On Job Complete

ジョブが終了した際のそのジョブの情報の扱い方を決めます。

デフォルトの On Job CompleteNothing です。

詳細は、Deadlineのドキュメントを参照してください。

Job File Key-Values

Job Key-Values

このジョブに対して独自にキー値オプションを追加することができます。

これらのオプションは、Deadlineプラグインで必要なジョブファイルに書き出されます。

Plugin File Key-Values

Plugin File Key-Values

プラグインに対して独自にキー値オプションを追加することができます。

これらのオプションは、Deadlineプラグインで必要なプラグインファイルに書き出されます。

Deadline

Verbose Logging

有効にすると、クック中に問題をデバッグするのに役立つ情報がコンソールにプリントされます。

Ignore Command Exit Code

有効にすると、Deadlineはタスクのexitコードを無視するので、タスクが(エラーコードなどの)ゼロ以外のexitコードを返しても常に成功を返します。

Force Reload Plugin

有効にすると、Deadlineはジョブのフレーム間でプラグインをリロードします。 これによって、メモリリークを抑えたり、すべてのジョブ特性を適切にアンロード しない ようなアプリケーションに対処することができます。

デフォルトの Force Reload Plugin無効 です。

Monitor Machine Name

ジョブのスケジュールを組んだ際にDeadline Monitorを起動させたいマシンの名前を指定します。

Advanced

Task Submit Batch Max

一度にDeadlineに投入可能なタスクの最大数を設定します。

この値を上げるほど多くのタスクが投入されます。タスクの数が原因でHoudiniのUIパフォーマンスが悪くなった場合には、この値を下げてください。

Tasks Check Batch Max

一度にDeadlineでチェック可能なタスクの最大数を設定します。

この値を上げるほど多くのタスクがチェックされます。タスクの数が原因でHoudiniのUIパフォーマンスが悪くなった場合には、この値を下げてください。

Repository

Repository Path

有効にすると、システムのデフォルトのDeadlineリポジトリがここで指定したリポジトリでオーバーライドされます。

Deadlineリポジトリが1つしかない、または、システムのデフォルトのDeadlineリポジトリを使用したい場合は、このフィールドを空っぽのままにしてください。 それ以外の場合、必要に応じてSSL証明と併せて使用する他のDeadlineリポジトリを指定することができます。

Connection Type

リポジトリの接続タイプ。

Direct

マウントディレクトリのパスを指定することができます。例: //testserver.com/DeadlineRepository

Proxy

ポート番号とログイン情報と併せてリポジトリのURLを指定することができます。

PDG Deadline Plugin

Plugin

有効にすると、各PDGワークアイテムを実行するカスタムDeadlineプラグインを指定することができます。 無効にすると、Houdiniに同梱されているPDGDeadlineプラグインが使用されます。

カスタムDeadlineプラグインがPDGクックプロセスに対応していない場合は、このパラメータを有効に しないでください 。 Deadlineに同梱されている他のプラグインは、そのままでは 動作しません

PDGワークアイテムのプロセスの実行を制御したいがためにカスタムDeadlineプラグインを書いたのであれば、以下の Plugin Directory でそのプラグインを指定することができます。 カスタムプラグインは、ワークアイテム毎に書き出されたタスクファイルを利用し、そのプロセス内で評価された環境変数を設定しなければなりません。 PDGDeadline.pyを参考にしてください。

Plugin Directory

このパラメータは、 Plugin有効 な時にのみ利用可能です。

Plugin パラメータフィールドで指定されたカスタムDeadlineプラグインのパスを指定します。

Copy Plugin to Working Directory

ファームマシンからDeadlineプラグインにアクセスできるようにするために、そのDeadlineプラグインファイルをローカルのHoudiniインストール場所または指定したカスタムパスからPDG作業ディレクトリにコピーします。

オーバーライドパスを使用していて、そのプラグインが既にファーム上で利用可能である場合は、このパラメータを 無効 にしても構いません。

Message Queue

Message Queue(MQ)サーバーは、ファーム上で実行されているジョブからワークアイテムの結果を取得するのに必要です。 ファイアーウォールなどのネットワーク問題を回避できるようにするために、いくつかのタイプのMQが用意されています。

Type

使用するMessage Queue(MQ)サーバーのタイプ。

Local

ローカルマシン上でMQサーバーを起動または共有します。

(現行Houdiniセッション内の)他のDeadline Schedulerノードが既にローカルでMQサーバーを起動していた場合、このノードは自動的にそのMQサーバーを使用します。

ローカルマシンとファームマシン間に何もファイアーウォールが ない 場合、このパラメータを使用することを推奨します。

Farm

ファーム上でMQサーバーを別ジョブとして起動または共有します。

MQ Job Optionsでは、そのジョブ設定を指定することができます。

(現行Houdiniセッション内の)他のDeadline Schedulerノードが既にファーム上でMQサーバーを起動していた場合、このノードは自動的にそのMQサーバーを使用します。

ローカルマシンとファームマシン間にファイアーウォールがある場合、このパラメータを使用することを推奨します。

Connect

既に起動中のMQサーバーに接続します。

このMQサーバーは手動で起動している必要があります。 これは、MQを管理するための手動オプションであり、単一マシン上でMQをサービスとして起動し、すべてのPDG Deadlineジョブを処理するのに役立ちます。

Address

このパラメータは、 TypeConnect に設定されている時にのみ利用可能です。

MQサーバーに接続する際に使用するIPアドレスを指定します。

Task Callback Port

このパラメータは、 TypeConnect に設定されている時にのみ利用可能です。

XMLRPCコールバックAPIでMessage Queue Serverが使用するTCPポートを設定します。このポートはファームブレード間でアクセスできなければなりません。

Relay Port

このパラメータは、 TypeConnect に設定されている時にのみ利用可能です。

PDGとMessage Queue Commandを走らせているブレード間のMessage Queue Server接続が使用するTCPポートを設定します。 このポートは、PDG/ユーザマシンからファームブレードに到達できなければなりません。

MQ Job Options

以下のパラメータは、 TypeFarm に設定されている時にのみ利用可能です。

Batch Name

#id deadline_mqjobbatchname

有効にすると、MQジョブの独自のDeadlineバッチ名を指定します。 無効にすると、MQジョブはジョブバッチ名を使用します。

Job Name

(必須)MQジョブの名前を指定します。

Comment

(任意)MQジョブに書き込むコメントを指定します。

Department

(任意)MQジョブが所属するデフォルトの部門(例えば、Lighting)を指定します。 これによって、ジョブをグループ化して、ファームオペレータにその情報を渡すことができます。

Pool

MQジョブの実行に使用するプールを指定します。

デフォルトの Poolnoneです。

Group

MQジョブの実行に使用するグループを指定します。

デフォルトの Groupnoneです。

Priority

MQジョブの優先度を指定します。

0が一番優先度が低いです。最大優先度は、DeadlineのRepository OptionsのJob Settings(通常では100)で設定することができます。

デフォルトの Priority50です。

Machine Limit

このMQジョブを実行可能なDeadline Workerマシンの最大数を指定します。

デフォルトの Machine Limit0(制限なし)です。

Machine List

このMQジョブを実行可能なDeadline Workerマシンの制限リストを指定します。 書き出されるリストの種類は、以下の Machine List is A Blacklist パラメータで決まります。

Machine List is A Blacklist パラメータが 無効 な場合、このリストはJob InfoファイルにWhitelistとして書き出されます。 Machine List is A Blacklist パラメータが 有効 な場合、Blacklistとして書き出されます。

Machine List is a Blacklist

有効にすると、 Machine ListBlacklistとして書き出されます。 つまり、そのリストにあるマシンは、このMQジョブを実行することが できません 。 無効にすると、そのリストにあるマシンのみが、このMQジョブを実行することができます。

Limits

スケジュールが組まれたMQジョブに必要なDeadline Limits(ResourceまたはLicenseタイプ)を指定します。 このLimitsは、Deadlineの Deadline Monitor を介して作成して管理されます。

On Job Complete

MQジョブが終了した際のそのMQジョブの情報の扱い方を決めます。

デフォルトの On Job CompleteNothing です。

詳細は、Deadlineのドキュメントを参照してください。

Job Parms

以下のジョブ特有のパラメータは、投入されたすべてのジョブに影響を与えますが、各ノードによって上書きすることができます。

詳細は、Scheduler Job Parms / Propertiesを参照してください。

Paths

HFS

すべてのDeadline WorkerマシンのHoudiniインストールディレクトリのルートパスを指定します。

このパスに変数を使用する場合は、\を付けてエスケープしない限りは、ローカルで評価されてしまいます。 例えば、$HFSだとローカルマシン上で評価されるので、その結果の値がファームに送信されます。

(混在ファームセットアップ環境向けに)代わりに強制的にWorker上で評価させるには、\$HFSを使用してください。 DeadlineのPath Mappingでは、以下のように設定してください

$HFS = C:/Program Files/Side Effects Software/Houdini 17.5.173

Python

すべてのWorkerマシンにインストールされている必要のあるPythonバージョンを指したPythonのルートパス(例えば、$HFS/bin/python)を指定します。

このパスに変数を使用する場合は、それらの変数をDeadlineのPath Mappingでマップさせてください。 例えば、デフォルト値を使用する場合は、$HFSをパスマップさせてください。 Windowsの場合、(混在ファームセットアップ環境向けに)そのパスマップに.exeまたは\$PDG_EXEも追加してください。 そのため、そのマッピングは次のようになります: $HFS/bin/python\$PDG_EXEC:/Program Files/Side Effects Software/Houdini 17.5.173/bin/python.exe

Scripts

Pre Task Script

タスクを実行する前に走らせるPythonスクリプトを指定します。

Post Task Script

タスクを実行した後に走らせるPythonスクリプトを指定します。

Task Environment

Inherit Local Environment

有効にすると、PDGの現行セッション内の環境変数がタスクの環境にコピーされます。

Houdini Max Threads

有効にすると、指定した値がHOUDINI_MAXTHREADS環境変数に設定されます。 デフォルトでは、 Houdini Max Threads0(すべてのプロセッサが利用可能)に設定されています。

プラスの値は、使用可能なスレッドの数を制限し、その値は利用可能なCPUコア数に制限されます。 1の値は、完全にマルチスレッドを無効にします。つまり、スケジューラが1スレッドのみに制限されます。

マイナスの値は、最大プロセッサ数からその数だけ減算して、最大スレッド数が決まります。 例えば、-1の値は、1個以外のすべてのCPUコアを使用します。

Environment Key-Values

タスク毎に独自のキー値環境変数を追加することができます。

GPU Affinity Overrides

OpenCL Force GPU Rendering

OpenCLノード限定。

現行WorkerのGPU設定とユーザー指定のGPUsに基づいてGPU Affinityを設定します。

GPUs Per Task

RedshiftノードとOpenCLノード用。

タスクあたりに使用するGPUの数を指定します。 この値は、DeadlineのWorkerのGPU Affinity設定のサブセットでなければなりません。

Select GPU Devices

RedshiftノードとOpenCLノード用。

使用するGPU IDsのカンマ区切りのリストを指定します。 ここで指定したGPU IDsは、DeadlineのWorkerの GPU Affinity 設定のサブセットでなければなりません。

See also

TOPノード

  • Attribute Array

    ワークアイテム上に配列アトリビュートを作成/変更します。

  • Attribute Copy

    あるブランチのワークアイテムのアトリビュートを他のブランチのワークアイテムにコピーします。

  • Attribute Create

    入力のワークアイテムすべてに対してアトリビュートを作成または設定します。

  • Attribute Delete

    ワークアイテムからアトリビュートを削除します。

  • Attribute Rename

    ワークアイテム上のアトリビュートの名前を変更します。

  • Attribute from String

    ファイル名などの文字列からアトリビュート値を解析します。

  • Block Begin Feedback

    For-Loop with Feedbackブロックを開始します。このブロック内のTOPノードは直列で実行され、オプションで入力のワークアイテム毎にループさせることができます。

  • Block End Feedback

    For-Loop with Feedbackブロックを終了します。このブロック内のTOPノードは直列で実行され、オプションで入力のワークアイテム毎にループさせることができます。

  • CSV Input

    CSVファイルのデータをワークアイテムのアトリビュートにコピーします。

  • CSV Output

    ワークアイテムのアトリビュートをCSVファイルに書き出します。

  • Command Send

    実行させたいコードを共有サーバーに送信します。

  • Command Server End

    サーバーブロックを終了します。

  • Deadline Scheduler

    Thinkbox社のDeadlineソフトウェア用PDGスケジューラ。

  • Download File

    1つ以上のURLの内容をファイルにダウンロードします。

  • Environment Edit

    ワークアイテムのコマンドラインが実行する環境下で設定する変数を編集します。

  • Error

    条件を満たした時に警告またはエラーを生成します。

  • Error Handler

    失敗したワークアイテムのエラーハンドル。

  • FFmpeg Encode Video

    静止画像シーケンスを動画に変換します。

  • FFmpeg Extract Images

    動画ファイルから静止画像シーケンスを抽出します。

  • File Compress

    ファイルをアーカイブに圧縮します。

  • File Copy

    実行時またはノードがファイルを生成した時に、ファイルをある場所から別の場所にコピーします。

  • File Decompress

    入力のワークアイテムで指定されたアーカイブファイルを個々のファイルに解凍します。

  • File Pattern

    特定のパターンに合致したファイルに基づいてワークアイテムを生成します。

  • File Range

    特定のファイルパターンに基づいたフレーム範囲からワークアイテムを生成します。

  • File Remove

    指定したパスのファイルを削除します。

  • File Rename

    ファイルを名前変更または移動させます。

  • Filter by Expression

    上流のワークアイテムを条件付きでフィルタリングします。

  • Filter by Range

    指定したフレーム内またはアトリビュート範囲内にある上流のワークアイテムを絞り込みます。

  • Generic Generator

    アトリビュートなしでコマンドラインを実行するワークアイテムを生成します。

  • Geometry Import

    SOPまたはジオメトリファイルのポイントまたはプリミティブをワークアイテムアトリビュートまたは一時ファイルに読み込みます。

  • HDA Processor

    デジタルアセットをクックするワークアイテムを生成します。

  • HQueue Scheduler

    HQueueを使用してワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Houdini Server Begin

    持続型Houdiniコマンドサーバーを起動します。

  • ImageMagick

    一括で画像変換、サイズ変更、画像モザイクなどのImageMagickの機能に簡単にアクセスすることができます。

  • In Process Scheduler

    In-Processワークアイテムのスケジューリングを制御します。

  • Invoke

    入力ジオメトリに対してコンパイルブロックを呼び出します。

  • Json Input

    JSONファイルからデータを抽出してアトリビュートを作成します。

  • Json Output

    JSON出力を生成する色々なオペレーションを実行します。

  • Local Scheduler

    ローカルマシン上でワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • Make Directory

    ディレクトリを作成します。

  • Map All

    上流のすべてのワークアイテムを下流のワークアイテムにマップします。

  • Map by Expression

    エクスプレッションを使って、上流のワークアイテムを下流のワークアイテムにマップします。

  • Map by Index

    上流のワークアイテムをインデックスに基づいて下流のワークアイテムにマップします。

  • Map by Range

    範囲を使って上流のワークアイテムを下流のワークアイテムにマップします。

  • Maya Server Begin

    持続型Mayaコマンドサーバーを起動します。

  • Merge

    上流のすべてのワークアイテムを結合します。

  • Nuke Server Begin

    持続型Nukeコマンドサーバーを開始します。

  • Null

    何もしません。

  • OP Notify

    何かしらのTOPワークが完了したことを通知します。

  • Output

    サブネット出力。

  • Partition by Attribute

    アトリビュートに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Bounds

    境界アイテムを使って、ソースアイテムを空間的に区分けします。

  • Partition by Combination

    ワークアイテムを2個毎、3個毎などに区分けします。

  • Partition by Comparison

    既存の比較を使ってワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Expression

    エクスプレッションに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Frame

    フレームに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Index

    インデックスに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Node

    ノードに基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Range

    範囲に基づいてワークアイテムを区分けします。

  • Partition by Tile

    軸に平行な境界ボックスを使ってワークアイテムを空間的に区分けします。

  • Perforce

    PDG経由でPerforceコマンドを実行します。

  • Python Mapper

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムをマップします。

  • Python Partitioner

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムを区分けします。

  • Python Processor

    Pythonスクリプトを使ってワークアイテムを生成します。

  • Python Scheduler

    Pythonベースでプログラミング可能なPDG用スケジューラ。

  • Python Script

    スクリプトを実行するワークアイテムを生成します。

  • Python Server Begin

    Pythonコマンドサーバーを起動します。

  • ROP Alembic Output

    埋め込まれたROP Alembic ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Composite Output

    埋め込まれたComposite ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Fetch

    ROPノードまたはROPネットワークをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Geometry Output

    埋め込まれたGeometry ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP Mantra Render

    埋め込まれたMantra ROPノードをクックするワークアイテムを生成します。

  • ROP USD Output

    組み込まれたUSD ROPノードをクックするワークアイテムを作成します。

  • Range Generate

    指定した範囲のワークアイテムを生成します。

  • Render IFD

    Mantraを使ってIFDファイルをレンダリングするワークアイテムを生成します。

  • SQL Input

    SQLクエリの作成と行毎にワークアイテムを生成する入力ノードです。

  • SQL Output

    SQL INSERTクエリを生成する出力ノードです。

  • Send Email

    電子メールを送信します。

  • Shotgun Create

    Shotgunエンティティを作成します。

  • Shotgun Delete

    Shotgunからエンティティを削除します。

  • Shotgun Download

    ShotgunからAttachmentをダウンロードします。

  • Shotgun Find

    Shotgunエンティティを検索します。

  • Shotgun Server Begin

    持続型Shotgunコマンドサーバーを起動します。

  • Shotgun Update

    Shotgunエンティティを更新します。

  • Shotgun Upload

    Shotgunにファイルをアップロードします。

  • Sort

    アトリビュートのリストからワークアイテムを並べ替えます。

  • Split

    上流のワークアイテムを2つのグループに分けます。

  • Subnetwork

    TOPノード用コンテナ。

  • Switch

    ネットワーク分岐を切り替えます。

  • TOP Fetch

    他のTOPネットワークをクックします。

  • TOP Fetch Input

    TOP Fetchで取得したネットワークの入力。

  • Text Output

    テキストを新しいファイルに書き出したり、既存ファイルに書き足します。

  • Tractor Scheduler

    PixarのTractorを使ってワークアイテムのスケジュールを組みます。

  • USD Import

    USDステージで見つかったPrimsからワークアイテムを生成します。

  • USD Import Files

    USDステージで見つかったファイル参照からワークアイテムを作成します。

  • USD Render

    USDファイルを書き出すワークアイテムを作成します。

  • Wait for All

    上流のワークアイテムすべてが完了するのを待ちます。

  • Wedge

    アトリビュート値を色々と変えながらワークアイテムを生成します。

  • Work Item Expand

    ファイルリストまたはパーティションを複数のワークアイテムに展開します。

  • Xml Input

    XMLファイルからデータをワークアイテムアトリビュートに抽出します。