Satsuki Takase

仕様と思われます。Houdini というよりは USD 側の仕様です。具体的には、LIVRPS（リバピーズ）と呼ばれる優先順位の仕様によるものと思われます。文章だけで説明するのは難しいと思いましたので、hip ファイルに具体例をつくりました。詳しくはそちらをご参照ください。

また、いただいたセットアップでは「ある値だけをバリアントの機能によって上書きしたい」という目的が一部達成されていませんでしたので、そちらについての修正案も兼ねています。併せてご確認ください。

p373 で追加する Attribute Wrangle （アニメーション情報を計算するためのノード）は、Run Over を Detail にする必要があります。
これは、アニメーションに関する情報はジオメトリ全体としてひとつだけ持っていれば十分だからです。

添付いただいたファイルでは、これが Points になっていました。

ご購読いただきありがとうございます。著者です。

rotete_cube の Index が 10 になっていたため、存在しない回転記号を参照していました。このとき、Error ノードで判定される値は空となり、本書のように -1 かどうかという判定ではエラーになりません。
ためしに本書のように回転記号列に X を追加して、Index を 4 にすると、正しくエラーがでます。

本書ではこのあと Index の値を手動で設定することはないため、紙面の都合などもあり配列外参照については省略していますが、もしそれも検知したい場合には、Index の値と num_moves を比較すればよいです。

修正した hip ファイルを添付しましたので、そちらのメモも併せてご確認ください。