MantraのDelayed Loadシェーダはどのオブジェクトにも割り当てられているジオメトリをレンダリング時に読み込まれるジオメトリに置換します。これは、ビューポートでは軽量でローポリのジオメトリを使い、レンダリング時に重いハイポリのジオメトリを使う時に役に立ちます。
Delayed Loadシェーダは、インスタンス化するジオメトリがメモリにある必要がなく、さらにレンダリング速度も上げることができます。なぜなら、HoudiniがジオメトリをIFDファイルフォーマットに書き込む必要がなく、MantraがIFDファイルフォーマットを解析してジオメトリを読み込む必要がないからです。
ポイントインスタンスをするとき、インスタンス毎にDelayed Loadシェーダで読み込まれるファイルを変更するには、インスタンスオブジェクトにマテリアルパラメータの上書きをします。例えば、兵士の群衆をインスタンス化するとき、兵士のバリエーションを別々のジオメトリファイルに作成しておけば、インスタンス毎にランダムでジオメトリを選択できるようになります。
ジオメトリをディスクに保存する標準メソッドは、ジオメトリを保存するだけで、マテリアルのようにそこに追加したレンダリング情報は保存されません。ジオメトリとマテリアル情報の両方をまとめて保存するには、Mantra Archiveレンダードライバを使います。
詳細は、Delayed Loadシェーダを参照してください。
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