Houdini 20.0 Pythonスクリプト hou hou.qt

hou.qt.mimeType module

ドラッグアンドドロップ操作でデータを識別する際に使用するHoudiniのMIMEタイプの列挙型。

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hou.qt.mimeType.asset

application/sidefx-houdini-asset.gallery.entry

アセットギャラリー内のアセットの識別子。

hou.qt.mimeType.channelPath

application/sidefx-houdini-channel.path

アニメーションチャンネルのフルパス。 ノードパスとアニメーションチャンネル名はスラッシュで区切られます。

hou.qt.mimeType.chopTrackPath

application/sidefx-houdini-chop.track.path

アニメーショントラックのフルパス。 CHOPノードパスとトラック名はスペースで区切られます。

hou.qt.mimeType.galleryEntry

application/sidefx-houdini-gallery.entry

ギャラリーエントリーオブジェクト。

hou.qt.mimeType.galleryEntryName

application/sidefx-houdini-gallery.entry.name

ギャラリーエントリーの名前。

hou.qt.mimeType.itemPath

application/sidefx-houdini-item.path

ネットワークビューア内のアイテムのフルパス。 例えば、このアイテムにはネットワークボックスが該当します。

hou.qt.mimeType.nodeFlagPath

application/sidefx-houdini-node.flag.path

ノードフラグのフルパス。 ノードパスとフラグ名はスラッシュで区切られます。

hou.qt.mimeType.nodePath

application/sidefx-houdini-node.path

ノードのフルパス。

hou.qt.mimeType.orboltNodeTypeName

application/sidefx-houdini-orbolt.node.type.name

Orboltストアーからインストールされたノードタイプの名前。

hou.qt.mimeType.paneTabName

application/sidefx-houdini-pane.tab.name

ペインタブの名前。

hou.qt.mimeType.parmPath

application/sidefx-houdini-parm.path

ノードパラメータのフルパス。 ノードパスとパラメータ名はスラッシュで区切られます。

hou.qt.mimeType.persistentHandleName

application/sidefx-houdini-persistent.handle.name

持続ハンドルの名前。

hou.qt.mimeType.primitivePath

application/sidefx-houdini-primitive.path

ジオメトリプリミティブのフルパス。 SOPノードパスとプリミティブ名はコロンで区切られます。

例えば、/obj/foo/mysop:/alembic/foo/primです。

hou.qt.mimeType.shelfName

application/sidefx-houdini-shelf.name

シェルフの名前。

hou.qt.mimeType.shelfToolName

application/sidefx-houdini-shelf.tool.name

シェルフツールの名前。

hou.qt.mimeType.takeName

application/sidefx-houdini-take.name

テイクの名前。

hou.qt.mimeType.usdPrimitivePath

application/sidefx-houdini-usd.primitive.path

USD Primのフルパス。

hou.qt.mimeType.usdPrimitivePython

application/sidefx-houdini-usd.primitive.python

LOPノードからUSD PrimにアクセスするためのPythonエクスプレッション。

hou.qt.mimeType.usdPropertyPath

application/sidefx-houdini-usd.property.path

USDプロパティのフルパス。

hou.qt.mimeType.usdPropertyPython

application/sidefx-houdini-usd.property.python

LOPノードからUSDプロパティにアクセスするためのPythonエクスプレッション。

Examples

Qtウィジェットでhou.qt.mimeType値を使用することで、ドロップした色々なタイプのHoudiniデータを受け入れることができます。

例:

def dropEvent(self, event):
    mime_data = event.mimeData()

    # ノードパスがドロップされたかどうかをチェックします。
    data = mime_data.data(hou.qt.mimeType.nodePath)
    if not data.isEmpty():
        node_path = str(data)

        print "Dropped node path:", node_path
        return

    # パラメータパスがドロップされたかどうかをチェックします。
    data = mime_data.data(hou.qt.mimeType.parmPath)
    if not data.isEmpty():
        parm_path = str(data)

        print "Dropped parameter path:", parm_path
        return

    # MIMEデータに保存されているプレーンテキストをプリントします。
    print "Dropped text:", mime_data.text()

Note

特定のHoudini MIMEタイプに対するドラッグアンドドロップオペレーションには複数のデータを含めることができます。 そのデータのセパレータにはTab文字を使用します。

以下のコードは、複数のデータを制御する例です:

def dropEvent(self, event):
    mime_data = event.mimeData()

    if not data.isEmpty():
        # 複数のノードパスがTab文字で区切られているので、文字列データを分割します。
        node_paths = str(data).split("\t")

        print "Dropped node path(s):", node_paths
        return

    data = mime_data.data(hou.qt.mimeType.parmPath)
    if not data.isEmpty():
        # 複数のパラメータパスがTab文字で区切られているので、文字列データを分割します。
        parm_paths = str(data).split("\t")

        print "Dropped parameter path(s):", parm_paths
        return

    print "Dropped text:", mime_data.text()

Qtウィジェットからドラッグアンドドロップオペレーションを開始すると、特定のHoudini MIMEタイプに対してデータを設定することができます。 一部のネイティブHoudiniウィジェットは、ドロップしたデータのMIMEタイプに応じて異なるドロップアクションを実行します。

以下のコードは、ドラッグアンドドロップオペレーションを開始して、HoudiniノードパスをDragオブジェクトに保存する例です:

def mouseMoveEvent(self, event):
    # 特定の条件が満たされた場合(LMBが押された状態でマウスを少しだけ動かした場合)にのみドラッグオペレーションを開始します。
    # この例では、架空の`self.should_start_drag`メンバー変数をチェックして、そのような条件をチェックしています。
    if self.should_start_drag:
        drag = QtGui.QDrag(self)
        mime_data = QtCore.QMimeData()

        # ノードパスをMIMEデータに保存します。
        node = hou.node("/obj/myNode")
        mime_data.setData(hou.qt.mimeType.nodePath, node.path())

        # さらに、汎用テキストドロップを受け入れるウィジェット用にノードパスをプレーンテキストMIMEタイプのデフォルトとして保存します。
        mime_data.setText(node.path())

        # ドラッグアンドドロップオペレーションを開始します。
        drag.setMimeData(mime_data)
        drag.exec_()

Tab文字をセパレータとして使用することで、複数のHoudini固有のMIMEタイプのデータを渡すこともできます。

例:

def mouseMoveEvent(self, event):
    if self.should_start_drag:
        drag = QtGui.QDrag(self)
        mime_data = QtCore.QMimeData()

        # MIMEデータに複数のノードパスを保存します。
        node1 = hou.node("/obj/myNode1")
        node2 = hou.node("/obj/myNode2")
        node3 = hou.node("/obj/myNode3")
        node_paths = [node1.path(), node2.path(), node3.path()]
        str_node_paths = "\t".join(node_paths)
        mime_data.setData(hou.qt.mimeType.nodePath, str_node_paths)

        # さらに、汎用テキストドロップを受け入れるウィジェット用にノードパスをプレーンテキストMIMEタイプのデフォルトとして保存します。
        mime_data.setText(str_node_paths)

        # ドラッグアンドドロップオペレーションを開始します。
        drag.setMimeData(mime_data)
        drag.exec_()

hou.qt

  • hou.qt.ColorField

    カラー入力のウィジェット

  • hou.qt.ColorPalette

    小さなカラーパレットから迅速にカラーを選択することができる便利ウィジェット。

  • hou.qt.ColorSwatchButton

    Houdiniスタイルでカラー選択に使用するボタン。

  • hou.qt.ComboBox

    Houdiniスタイルのスクロール不可のコンボボックス(メニューボタンとメニュー)。

  • hou.qt.Dialog

    Houdiniスタイルの単純なダイアログ。

  • hou.qt.FieldLabel

    入力フィールドの単純なラベル。

  • hou.qt.FileChooserButton

    クリックするとHoudiniファイル選択ダイアログが開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.FileLineEdit

    ファイル選択フィールド用にカスタマイズされたQLineEditウィジェット。

  • hou.qt.GridLayout

    対応しているどのプラットフォームでも同じスタイルになるレイアウトプロパティを持ったHoudini UI特有のグリッドレイアウト。

  • hou.qt.HelpButton

    クリックするとヘルプページを開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.Icon

    Houdiniアイコン名から生成されたアイコン。

  • hou.qt.InputField

    整数、float、文字列のどれかを格納したテキストフィールド(1から4)のベクトル。

  • hou.qt.ListEditor

    文字列のリストを表示/編集するための(ダイアログまたは再利用可能ウィジェットとしての)便利ユーザインターフェース。

  • hou.qt.Menu

    Houdiniスタイルのメニュー。

  • hou.qt.MenuBar

    Houdiniスタイルのメニューバー。

  • hou.qt.MenuButton

    クリックするとドロップダウンメニューを開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.NodeChooserButton

    クリックするとHoudiniノード選択ダイアログを開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.ParmChooserButton

    クリックするとHoudiniパラメータ選択ダイアログを開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.ParmDialog

    Houdiniパラメータダイアログ。

  • hou.qt.ParmTupleChooserButton

    クリックするとHoudiniパラメータタプル選択ダイアログを開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.SearchLineEdit

    検索フィールド用またはフィルターフィールド用にカスタマイズされたQLineEditウィジェット。

  • hou.qt.Separator

    Houdiniスタイルの単純なセパレータウィジェット。

  • hou.qt.ToolTip

    マウスカーソルを置くとツールチップを表示するHoudiniスタイルのツールチップウィンドウ。

  • hou.qt.TrackChooserButton

    クリックするとHoudiniトラック選択ダイアログを開くHoudiniスタイルのボタン。

  • hou.qt.ViewerOverlay

    ビューアQtウィンドウオーバーレイを実装するための基本ウィンドウクラス。

  • hou.qt.Window

    Houdiniスタイルの汎用ウィンドウ。

  • hou.qt.WindowOverlay

    Qtオーバーレイウィンドウを実装するための基本ウィンドウクラス。

  • hou.qt.XMLMenuParser

    XMLメニューを扱うためのオブジェクト。

  • hou.qt.createCheckBox()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createComboBox()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createDialog()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createFileChooserButton()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createHelpButton()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createIcon()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createMenu()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createMenuBar()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createMenuButton()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createNodeChooserButton()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createSeparator()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createToolTip()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.createWindow()

    このメソッドは廃止予定です。

  • hou.qt.editList()

    編集された文字列リストを返します。

  • hou.qt.extendedKeyEventInfo()

    HoudiniがQtキーイベント値に対して維持している拡張情報を含んだ辞書を返します。

  • hou.qt.floatingPanelWindow()

    指定したフローティングパネルのウィンドウを表現したQWidgetインスタンスを返します。

  • hou.qt.fromQColor()

    指定したQColorをHOMカラーとアルファ値に変換します。

  • hou.qt.getBrush()

    指定したHoudiniリソースカラーのQBrushオブジェクトを返します。

  • hou.qt.getColor()

    指定したHoudiniリソースカラーのQColorオブジェクトを返します。

  • hou.qt.getCursor()

    HoudiniカーソルのQCursorオブジェクトを返します。

  • hou.qt.inchesToPixels()

    QtとHoudiniの両方のDPI設定を考慮して、インチをピクセルに変換します。

  • hou.qt.mainWindow()

    メインのHoudiniウィンドウを表現したQWidgetインスタンスを返します。

  • hou.qt.mimeType

    ドラッグアンドドロップ操作でデータを識別する際に使用するHoudiniのMIMEタイプの列挙型。

  • hou.qt.nativeModifierIndependentKeyCode()

    Qtキーイベントからネイティブスキャンコードと仮想キーコードを解釈し、キーを識別する目的で、押されている修飾キーの影響を受けていない整数値を返します。これを使用することで、押されているキーの辞書を維持することができます。

  • hou.qt.pixelsToInches()

    QtとHoudiniの両方のDPI設定を考慮して、ピクセルをインチに変換します。

  • hou.qt.qtKeyEventToString()

    Qtキーイベントを、UI表示に適した文字列、または、ホットキーマネージャーに渡す文字列に変換します。

  • hou.qt.qtKeyForUI()

    Houdiniで管理されている利用可能な拡張キーイベントを使用して、修飾子が無視された場合でも、QtキーイベントのQtキー値を返します。拡張情報が利用不可の場合は単にevent.key()を返します。

  • hou.qt.qtKeyToString()

    Qt修飾子とキーイベントのテキストと一緒にQtキーをUI表示に適した、または、ホットキーマネージャに渡す文字列に変換します。

  • hou.qt.qtKeyToUIKey()

    Qt修飾子と一緒にQtキーを可能であればUIキーとUI修飾子に変換します。

  • hou.qt.selectColorFromPalette()

    カラーパレットから選択されたQColor値を返します。

  • hou.qt.skipClosingMenusForCurrentButtonPress()

    現在のマウスボタンイベントのメニューの自動クローズを無効にします。

  • hou.qt.styleSheet()

    Houdiniスタイルシートを返します。

  • hou.qt.toQColor()

    指定したHOMカラーとアルファ値をQColorに変換します。