Houdini 20.0 レンダリング

Light Bank

Light Bank は、1つのインターフェースからシーン内のすべてのライトの色々なパラメータを設定可能なData Treeビューです。

On this page

概要

シーン内の各ライトがスプレッドシートで行として表示されます。スプレッドシートの項目では、ライトの名前変更、ライトのオン・オフ、ライトとオブジェクトのリンク付け、Light Intensityなどの使用頻度の高いパラメータの変更を行なうことができます。

How to

To...Do this

Light Bankペインを作成する

  1. ペインの上部にある Newタブアイコンをクリックします。

  2. New Pane Tab Type ▸ Data Tree を選択します。

  3. 左上コーナーにあるポップアップメニューから“Light Bank”を選択します。

1個のライトを有効にして、他のライトすべてを無効にする(ソロ)

スプレッドシートのライトの Soloラジオボタンをクリックします。

再度ラジオボタンをクリックすれば、ソロが無効になります。

1個のライトを無効にする(ミュート)

スプレッドシートのライトの Muteチェックボックスをクリックします。

チェックボックスを外せば、ライトを再度有効にすることができます。

ライトを指定したオブジェクトにリンクする

  1. スプレッドシートで、ライトの“Link”セルをクリックします。

  2. オブジェクト選択アイコンをクリックしてオブジェクトを選択するか、 または リンクしたいオブジェクトのパスが分かっていれば、セルを直接編集することができます。

このセルを編集すれば、リンクしたオブジェクトに Light Mask が自動で設定されます。 命名パターン(例えば、hero*)を使用することができます。

Light IntensityColorTagLinkを変更する

スプレッドシートで、セルをクリックすれば、値を編集することができます。これは、そのセルに該当するライトオブジェクトのパラメータを変更します。

役立つ情報

  • ネットワークボックスとサブネットワークは、スプレッドシートツリーでは階層レベルとして表示されます。それらを使えば、ネットワークとLight Bankの両方を整理することができます。

  • オブジェクト中心でライトタグを編集するには、アピアランスエディタを使います。

Light Bankにカスタムライトを表示する

カスタムライトアセットを作成すれば、Light Bankにアセットのインスタンスをライトとして認識させる作業が少し増えます。

  1. アセットのType Propertiesを開きます。つまり、アセットをクリックして Type Properties を選択します(アセットがロックされていれば、まず最初にアセットをクリックして、 Allow Editing of Contents を選択します)。

  2. Extra Files タブでは、 Section NameLightBankに設定して、 Add Empty Section をクリックします。

  3. 右側で、JSONを記述して、Light Bankインターフェースをライトアセットのパラメータにマッピングする方法を構成することができます。

JSONは3つのキーを持つことができます:

enable

パラメータ名を指定したパラメータ名の文字列は、アセットがライトを照射するかどうか制御します。Light Bankで、“solo”または“mute”コントロールを使って、このパラメータを変更します。

color

パラメータ名を指定した文字列は、アセットのカラーを設定します。Light Bankでは、これをスプレッドシートのカラーコントロールにマッピングしています。

extra

ライトのスプレッドシートに追加する項目を含んだ、パラメータ名を指定した文字列のリスト(配列)。Houdiniは、パラメータタイプに基づいて、パラメータ値を編集するUIを自動的に用意します。

例:

{
    "enable": "tl_enable",
    "color": "tl_color",
    "extra" : ["tl_intensity", "tl_teatime"]
}

レンダリング

Mantraユーザガイド

基本

ライティング

次のステップ

導師レベル

他のレンダラー