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概要 ¶
TOPsは、異なるファイルシステムを持ち合わせる計算ファームに対応できるように設計されています。 例えば、TOPsユーザがWindowsマシンで作業していても、Linuxベースのファームを使用することができます。 ここで問題になるのは、あるファイルシステムから別のファイルシステムへのファイルパスのマッピング方法です。 TOPsには、これを解決するためにPDG Path Mapが用意されています。
ワークを処理するほとんどのTOPノードには、入力/出力のファイルパスを指定することができます。
TOPsでは、スケジューラノード毎に作業ディレクトリを指定できるようになっています。
このようになっている理由は、レンダーファームソフトウェアによっては、使用する共有ネットワークファイルシステムが異なるからです。
ファームスケジューラを使用する場合には、出力先に指定するどのファイルパスも必ず以下で説明するPDG_DIR
のディレクトリを基準にファームマシンからアクセスできるようにしてください。
How to ¶
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スケジューラ系ノードの基本作業ディレクトリを設定します。このディレクトリは、ジョブから
PDG_DIR
環境変数として利用可能です。-
HIPファイル毎に別々の作業ディレクトリを使用してください。これは、2つのHIPファイルが同じ
PDG_DIR
に書き込んでしまわないようにします。パラメータのデフォルト値から生成されるデフォルトのファイル名のほとんどは、HIPファイル内でのみ固有の名前になっています。 -
レンダーファームスケジューラに関しては、必ずネットワークファイルシステム内のディレクトリ(例えば、NFSマウントやSMB共有)をレンダーファームのクライアントマシンで共有してください。
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パラメータのファイル名に
PDG_DIR
やPDG_TEMP
を使用する時は、${PDG_DIR}
ではなくて__PDG_DIR__
の形式を使用してください。 万が一${PDG_DIR}
を使用してしまうと、ディペンデンシーグラフがその変数を取得する以前にHoudiniがその変数自体の展開を試みて失敗に終わります。 Houdiniは__PDG_DIR__
構文を無視しますが、PDGスケジューラは実行マシン上でそのトークンを絶対パスに展開するべきだと理解します。 -
__PDG_TEMP__
下には中間ファイルを、__PDG_DIR__
下には最終出力ファイルを配置してください。-
サブディレクトリを使って出力ファイルを分類してください。例えば、中間ジオメトリファイル用の
__PDG_TEMP__/geo
、最終ジオメトリ出力用の__PDG_DIR__/geo
。
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