環境変数を設定する方法を参照してください。

環境変数

  • HOUDINI_AUTHOR

    HDAやhipファイルを保存する時に使用されるユーザ名とマシン名を制御します。 通常では、あなたのログイン名とホスト名が使用されますが、これをmyself@mydomainに設定すると、ユーザ名にmyself、ホスト名にmydomainが使用されます。

  • HOUDINI_DISABLE_CONSOLE

    設定すると、Windowsマシン上にフローティングコンソールが作成されなくなります。

  • HOUDINI_TEXT_CONSOLE

    設定すると、フローティングコンソールの代わりに、標準のWindowsシェルがNTマシン上に作成されます。

  • HOUDINI_WINDOW_CONSOLE

    Windows OSで、この環境変数を設定すると、その出力がリダイレクトされているかどうかに関係なく強制的にフローティングコンソールを作成します。これは、リダイレクトされた出力でHoudiniウィンドウアプリケーションを不正に立ち上げてしまう壊れたシェルのためだけに必要です。これは、cygwinコンパイルしたシェルのみで設定する必要があります。

  • HOUDINI_VERBOSE_ERROR

    予期しないファイル保存エラーをコンソールとエラーボックスの両方に表示します。

  • HOUDINI_DISABLE_FILE_LOAD_WARNINGS

    設定すると、ファイル読み込み中に遭遇した警告の表示ダイアログを非表示にします。

  • HOUDINI_OLD_SPINNER

    設定すると、古い形式の中断ダイアロググラフィック(つまり、スピニングパイ)が使用されます。

  • HOUDINI_OLD_CONST_BEHAVIOUR

    設定すると、constant()エクスプレッションセグメントを古い処理方法で扱います。古い処理方法では、境界ではなく、指定したフレームのconstant()エクスプレッションチャンネルセグメントの値を変更することが可能です。

  • HOUDINI_SHOW_OLD_RENDER_PROPERTIES

    設定すると、以前のリリースのレンダープロパティが表示されます。

  • HOUDINI_SHOW_OLD_SHOPS

    設定すると、以前のリリースのSHOPが表示されます。

  • HOUDINI_DISABLE_CPUID

    廃止されたコントロール。

  • HOUDINI_DISABLE_MMX

    設定すると、COPとVEXでMMXのサポートを無効にします。また、XMMXとSSEも無効にします。これを設定すると、COPの処理速度が約30%遅くなります。

  • HOUDINI_DISABLE_XMMX

    設定すると、COPとVEXで拡張MMXのサポートを無効にします。拡張MMXは元々はAthlonsとPentium IIIで実装されています。これを設定するとSSEも無効になり、COPの処理速度が約20%遅くなります。

  • HOUDINI_DISABLE_SSE

    設定すると、COPとVEXでSSEのサポートを無効にします。SSEはPentium III以上とAthlons XP(Athlonではない)で実装されています。これを設定すると、COPの処理速度が約10%遅くなります。

  • HOUDINI_DISABLE_3DNOW

    設定すると、COPとVEXで3DNowのサポートを無効にします。3DNowはAMD AthlonとCyrix CPUで利用可能です。3DNowはCPUがSSE(Athlon XP, MP, 64 , Opteron)をサポートする場合は使いません。

  • HOUDINI_DISABLE_AVX

    設定すると、(利用できる場所での)AVXプロセッサ命令の使用を無効にします。 AVX命令は、Intel Sandy Bridge (released Q1 2011)とAMD Bulldozer (released Q4 2011)のプロセッサから実装されました。

  • HOUDINI_DISABLE_JEMALLOCTEST

    設定すると、jemallocの読み込みに成功したかどうかのテストを無効にします。 jemallocを必要とするプラットフォームでは、jemallocのリンクに失敗すると、メモリフラグメントとパフォーマンスの低下を招きます。 そのため、警告がプリントされます。しかし、これが意図的なオーバーライドであるならば、この環境変数を設定することで、その警告が抑制されます。

  • HOUDINI_OSX_SWAP_DEL_AND_BACKSPACE

    Mac OS Xで、この変数を設定すると、キーボードのdeleteキーとbackspaceキーの意味が入れ替わります。

  • HOUDINI_ANONYMOUS_STATISTICS

    1に設定すると、プロダクトの改善に役立てるために、Houdiniが強制的に匿名利用情報の統計を集計して送信するようになります。 0に設定すると、統計の集計が無効になります。デフォルトの-1は、プリファレンス側での匿名利用情報の統計の設定を使用します。

  • HOUDINI_ANONYMOUS_STATISTICS_UPLOAD_ERRORS

    設定すると、Houdiniは、匿名利用情報の統計を送信しようとした時にネットワークやサーバーのエラーに遭遇するとコンソールにエラーをプリントします。 デフォルトでは、Houdiniは、それらのエラーが起こると何もプリントしません。

  • HOUDINI_PROMPT_ON_CRASHES

    0に設定すると、Send Crashポップアップが出なくなりますが、HOUDINI_ANONYMOUS_STATISTICSが1に設定されていれば、そのクラッシュログを送信します。 1に設定すると常にSend Crashポップアップが出ます。 デフォルトの-1は、現在の挙動を使用します。

  • HOUDINI_MAX_DESCRIPTORS

    Windowsでは、ストリームI/Oレベルで同時に開くファイルの最大数を指定します。 他のプラットフォームでは、シェルコマンド(ulimit -nまたはlimit)を使用してファイル制限を設定してください。

  • HOUDINI_STATS_API_URL

    この変数には、Houdiniが匿名利用情報の統計を送信するWebのURLを設定します。 デフォルト値は、http://www.sidefx.com/stats/apiです。

  • HOUDINI_SHOW_CUSTOM_TOOLS

    1に設定すると、匿名利用情報の統計を使用している時に、カスタムツールの名前が含まれるようになります。 この書式は(custom_tool)ではなくて<name>(custom_tool)となります。 デフォルトでは、これは0(無効)に設定されています。

  • HOUDINI_NO_START_PAGE_SPLASH

    1に設定すると、Houdiniは、Start Hereスプラッシュページまたは匿名利用情報の統計の許可を尋ねるページを開かなくなります。

  • HOUDINI_CASE_SENSITIVE_FS

    1に設定すると、Houdiniはファイルシステムで大文字小文字を区別します。WindowsとMax OS Xでは、デフォルト値が0に、他のプラットフォームではデフォルト値が1に設定されています。

  • HOUDINI_COREDUMP

    環境変数を1に設定すると、HDKクラッシュのデバッグに役に立ちます。Unixシステムでは、Houdiniは、SIGILL, SIGEMT, SIGBUS, SIGSEGVシグナルで単純に終了するのではなく、coreファイルのダンプを試みます。詳細は、signal(5)を参照してください。Windowsでは、これはVisual Studioなどのデバッガーでjust in timeデバッグを有効にします。

  • HOUDINI_NO_ENV_FILE

    設定すると、Houdiniは、$HOUDINI_USER_PREF_DIR/houdini.envを読み込みません。これは、標準の環境を持つ大規模なスタジオがHoudiniを起動するスクリプトで、この変数を設定することで、houdini.envを無効にすることができます。

  • HOUDINI_NO_ENV_FILE_OVERRIDES

    この環境変数は、HOUDINI_NO_ENV_FILEと同様ですが、そこまで極端ではありません。これを設定すると、houdini.envファイルの既存の環境変数をユーザが上書きできなくなります。上書きしようとすると警告が発せられます。

  • HOUDINI_NO_LEGACY_MENUS

    設定すると、Houdiniは古いMainMenuMaster、MaindMenuEscape、MainMenuCommonのメニューファイルを読み込みません。つまり、新しいMainMenuMaster.xml、MainMenuEscape.xml、MainMenuCommon.xmlのみを使用します。

  • HOUDINI_DSO_ERROR

    プラグインのDSO/DLLエラーをコンソールに出力するかどうか決めます。これはカスタムオペレータのデバッグに役に立ちます。

    デフォルトでは、この設定は無効になっています。

    環境ファイルの中に変数が存在すれば(または値を1に設定)、動的なリンクエラーを出力します。

    値を2に設定すれば、もっと詳細なエラーが出力されます。

    値を3に設定すれば、DSO関連のメッセージすべてが出力されます。

    値を4に設定すれば、タイミングメッセージが出力されます。

  • HOUDINI_DSO_DEEPBIND

    Linuxにのみ適用可能です。1に設定すれば、動的に読み込むDSOすべてが、RTLD_DEEPBINDを使って読み込まれます。

  • HOUDINI_DSO_EXCLUDE_PATTERN

    設定すると、これにグローバルパターンを指定して、そのパターンに該当するDSO/DLLファイルを排除します。正しく受け入れられる構文は、以下の通りです:

    • パターンが/で始まる場合、それは開始位置にマッチします。そうでない場合、任意の位置でマッチします。

    • *は任意の位置でマッチしますが、/で停止します。

    • **/を含めてすべてにマッチします。

    • ?/以外の任意の文字にマッチします。

    • [,]は括弧の中のどれかにマッチします。例:[abc]

    • []の中の-は文字の範囲を意味します。例:[a-c]

    • [の後の最初の文字が!または^の場合、括弧の中の文字以外の文字にマッチします。

    • {,}はカンマ(,)で区切ったパターンのどれかにマッチします。

  • HOUDINI_CPP_EXPAND_PRAGMA

    Cプリプロセッサが#include, #sinclude, #pragmaステートメントのマクロ展開を実行するかどうか決めます。

  • HOUDINI_ENABLE_UNDO_BUG_NOTIFY

    1に設定すると、この環境変数はHoudiniで発生したundoのバグに関する詳細な出力を有効にします。

  • HOUDINI_TIFF_BOTTOMLEFT

    Houdiniの古いバージョンでは、画像の底辺をデータの1番目の走査線としてTIFFファイルを生成していました。これはHoudiniの古いバージョンと同じ動作を模倣することができます。

  • HOUDINI_TIFF_SAMPLEFORMAT

    設定すると、TIFF SAMPLEFORMATタグがすべての場合に出力されます。これはTIFFライブラリの古いバージョンが未知のタグに関して警告/エラーを表示します。

  • HOUDINI_DISABLE_IMAGE_DSO

    設定すると、カスタム画像フォーマットが読み込まれません。ビルトインフォーマットのみがインストールされます。

  • HOUDINI_THREAD_IMAGE

    設定すると、いくつかの古い形式のコンポジット処理がマルチスレッド化されます。プラットフォームによっては、パフォーマンスが良くなりますが、一方でパフォーマンスに影響が起きます。これは、ipaintのようなHoudiniアプリケーションにも影響があります。

  • HOUDINI_LMINFO_VERBOSE

    通常では、Houdiniは起動時にライセンス期限が近づいていると警告を出力します。 この変数を設定することで、この挙動を変更することができます。

    0

    アプリケーション起動時に警告が表示されなくなります。

    1

    アプリケーション起動時にターミナル内でのみ警告が表示されます。

    2

    アプリケーション起動時にグラフィカルポップアップでのみ警告が表示されます。

    3 (デフォルト)

    アプリケーション起動時にターミナルとグラフィカルポップアップの両方で警告が表示されます。

  • HOUDINI_NOHKEY

    この環境変数を設定すると、ライセンスチェックに失敗した時に、HoudiniはApprenticeライセンス自動インストーラーとライセンスアドミニストレーターを起動しません。

  • HOUDINI_NOHKEY_APPRENTICE

    この環境変数を設定すると、ライセンスチェックに失敗した時に、HoudiniはApprenticeライセンス自動インストーラーを起動しませんが、すぐにライセンスアドミニストレーターを起動します。

  • HOUDINI_NOHKEY_LOGIN

    この環境変数を設定すると、HoudiniはApprenticeライセンスの自動インストーラとライセンスアドミニストレータを起動しなくなる代わりに、 ブラウザを起動してhttps://www.sidefx.com/services/sesinetdを開き、チェックアウトを再試行するかどうかをユーザに尋ねるメッセージダイアログを表示します。

  • HOUDINI_NOHKEY_LOGIN_RELAUNCH

    この環境変数を設定すると、HoudiniはApprenticeライセンスの自動インストーラとライセンスアドミニストレータを起動しなくなる代わりに、 ブラウザを起動してhttps://www.sidefx.com/services/sesinetd/?relaunch=true&username=USERNAMEを開きます。

  • HOUDINI_CURL_SHARE

    可能であれば、既に開かれている接続、DNSキャッシュ、SSLセッションをcurlが再共有できるようにします。

  • HOUDINI_CURL_IPVERSION

    ホスト名を解決する際に使用するIPアドレスの種類を選択することができます。 これは、2つ以上のバージョンのIPを使用してアドレスを解決するホスト名を使用する場合にのみ関係があります。

    0 (デフォルト)

    IPv4またはIPv6のどちらかを選択します。

    1

    IPv6のみを選択します。

    2

    IPv4のみを選択します。

  • HOUDINI_NO_ASSET_INSTANTIATION

    この環境線数を設定すると、アセットをインポートした時にHoudiniがそのアセットを自動インストールしなくなります。

  • HOUDINI_JITTERY_CAMERA

    この環境変数を設定すると、カメラのトランスフォームをGLビュートランスフォームに直接割り当てることができないようになります。これは、カメラが場合によっては微振動します。しかし、ES Tornado 3000ビデオカードで逆遠近錯視の問題を修正します。

  • HOUDINI_VEX_DISABLE_AUTO_FOLDING

    選択的にパラメータをVEXコードに保持しようとするMantra/VEXの特定の最適化を無効にします。それにより、パラメータ値が異なる複数インスタンス間で同じ最適化コードを再利用することができます。この最適化をオフにし、異なるパラメータ値で何回もVEXコードをインスタンス化できるようになれば、各インスタンスが固有の最適化として処理されます。

  • HOUDINI_VEX_RETURNBYREFERENCE

    非常に古いVEXコードでは、単一値を計算する関数が、他にも参照による戻り値を渡せるようになっていました(例えば、result = sin(value)の代わりにsin(result, value))。 この形式の関数は、5年以上前から廃止予定とマークされていて、今では許可されていません。 この変数を有効にすることで、この廃止された関数を再度許可することができます。

  • HOUDINI_VEX_PROFINFO_HTML

    この変数を設定すると、VEXプロファイリング情報がテキストではなくHTMLで出力されます。

  • HOUDINI_VEX_DISABLE_INSTANCE_CACHE

    シェーダローカルデータ(pcgenerateで生成されるポイントクラウド)がそのオペレータで処理される度に再生成されるように、SOPとPOPのコンテキスト用VEXシェーダのグローバルキャッシュを無効にします。

  • HOUDINI_VEX_DISABLE_JIT

    VEXシェーダフラグメントのネイティブマシンコードへのJUST-IN-TIMEコンパイルを無効にします。 この変数はまだ使用できますが、廃止予定なので代わりにHOUDINI_VEX_JIT_OPTIMIZEを使用してください。

  • HOUDINI_VEX_JIT_OPTIMIZE

    VEXコンパイルにJIT最適化を指定します。この変数の文字列は、色々なオプションをカンマで区切ったリストです。 その文字列内にオプショントークンが見つかれば、そのフラグが有効になります。 オプショントークンの頭にno-を付けることで、そのフラグを無効にすることができます。 別の方法としては、オプショントークンの後に=valueを付けることで、そのフラグの値を指定することができます。例:

    • native: ネイティブのJITコード生成を有効にします。

    • no-native: ネイティブのJITコード生成を無効にします。

    • native=on: ネイティブのJITコード生成を有効にします。

    • native=off: ネイティブのJITコード生成を無効にします。

    現在のところ、以下のオプションが認識されます

    • cache - JIT特有のキャッシュを有効にします(デフォルトはON)

    • native - ネイティブのJITコード生成を有効にします(デフォルトはON)

    • global - importコールでグローバル最適化を実行します(デフォルトはON)

    • skylake - Skylakeプロセッサで発生するバグを回避します(デフォルトはON)

    • dir - コンパイルキャッシュのデフォルトの場所を上書きします(デフォルトは$HOUDINI_TEMP/VEX_CodeCache)

  • HOUDINI_VEX_ASSERT

    VEX assert_enabled()関数の挙動を設定します。 この変数を設定すると、assert_enabled()関数はTrueを返します。 これはassert()マクロ(assert.hで定義されています)を有効にする効果があります。

  • HOUDINI_VEX_MODULECACHESIZE

    VEXによってキャッシュ化されるLLVMモジュールの数を設定します。 キャッシュ化された各モジュールは、いくつかメモリを消費しますが、同じシェーダを何度も使用する場合には、その再コンパイルを節約することができます。 -1の値は、そのモジュールキャッシュが制限なしであることを意味します。

  • HOUDINI_VEX_MEMORYCACHESIZE

    効率を上げるために、VEXには独自のメモリアロケータがあります。 この変数は、VEX変数タイプ毎のキャッシュサイズをMBで制御します。 このキャッシュはスレッドで分割されるので、コア数が多いマシンほど、より大きなキャッシュサイズを必要とします。 通常では、これは、VEXで処理される配列が大きい時に作用し始めます。

  • HOUDINI_MAXTHREADS

    Houdiniの計算に使用するスレッドの最大数を設定します。

    デフォルトの0の値は、利用可能なプロセッサーすべてを使用することを意味します。

    プラスの値に設定すると、使用するスレッドの数が制限されます。 1の値は、完全にマルチスレッドを無効にします(1スレッドのみに制限)。プラスの値は、利用可能なCPUコア数に制限されます。

    マイナスの値に設定すると、プロセッサの最大数からその値が引かれて、スレッド制限数が決まります。例えば、-1の値は、1個以外のすべてのCPUコアを使用します。

    このコントロールは、たいていのアプリケーションへ-jオプションで上書きすることができます。

  • HOUDINI_MAXSPUS

    HoudiniのCell/BEリリースで使用するSPUの最大数を設定します。デフォルトの-1の値は、利用可能なSPUリソースすべてを使用することを意味します。1の値は完全にSPUの使用を無効にします。プラスの値は使用可能なSPUの数を制限します。

  • HOUDINI_USE_HFS_PYTHON

    Note

    この変数はもはや使用しません。

    Houdiniはデフォルトで$HFSに同梱されているPythonライブラリを読み込みます。 オペレーティングシステム(MacとLinuxのみ)のライブラリ検索パスを変更することで、Houdiniが別のPythonライブラリを読み込むようにすることができます。 別のPythonディストリビューションにインストールされたサードパティ製モジュールをHoudiniで利用可能にしたい場合に、これを設定することになります。

    Linuxでは、Houdiniを起動する前に、そのPythonライブラリを含んだディレクトリをLD_LIBRARY_PATH環境変数に追加することができます。

    例えば、ターミナルで以下のコマンドを実行します:

    export LD_LIBRARY_PATH=/path/to/python/lib
    
    cd /opt/hfsX.Y.ZZZ
    source ./houdini_setup
    
    houdini
    

    別の方法として、そのPythonライブラリを読み込みたいけれども、同じディレクトリ内に読み込みたくない不要なライブラリがある場合、LD_LIBRARY_PATHの代わりにLD_PRELOADを設定することができます。

    例:

    export LD_PRELOAD=/path/to/python/lib/libpython2.7.so.1.0
    
    cd /opt/hfsX.Y.ZZZ
    source ./houdini_setup
    
    houdini
    

    同様にMacでは、Pythonフレームワークライブラリを含んだディレクトリをDYLD_LIBRARY_PATH環境変数に追加します。 DYLD_LIBRARY_PATHを使用する時は、$HFS/binの実行ファイルの代わりに、そのアプリケーションバンドルのHoudini実行ファイルを起動する必要があります。

    例えば、Houdini Terminalで以下のコマンドを実行します:

    export DYLD_LIBRARY_PATH=/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7
    
    $HFS/Applications/Houdini\ FX\ X.Y.ZZZ.app\Contents\MacOS\houdinifx
    

    別の方法として、DYLD_LIBRARY_PATHの代わりにDYLD_INSERT_LIBRARIESを設定して、そのPythonフレームワークライブラリを読み込むことができます。

    例:

    export DYLD_INSERT_LIBRARIES=/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/Python
    
    $HFS/Applications/Houdini\ FX\ X.Y.ZZZ.app\Contents\MacOS\houdinifx
    
  • HOUDINI_PYTHON_VERSION

    Note

    この変数はもはや使用しません。

  • HOUDINI_PYTHON_BIN

    Note

    この変数はもはや使用しません。

    別のPythonライブラリをHoudiniに読み込んでいて(HOUDINI_USE_HFS_PYTHONを参照してください)、HOUDINI_PYTHON_BINの設定の代わりにPython接頭辞パスを追加で設定する必要がある場合、PYTHONHOME環境変数を設定してください。

  • HOUDINI_PYTHON_LIB

    Note

    この変数はもはや使用しません。

    別のPythonライブラリをHoudiniに読み込ませる方法は、HOUDINI_USE_HFS_PYTHONを参照してください。

  • HOUDINI_PYTHONWARNINGS

    (ネイティブのPythonインタープリタで使用されるPYTHONWARNINGS環境変数と同様で)設定すると、これはPython3インタープリタの警告に関するデフォルトの挙動を上書きします。 この値は、sys.warnoptionsに直接追加されます。 有効な値: default, error, ignore, always, module, once。 これらの値に関する詳細は、Python warningsモジュールドキュメントのThe Warnings Filterのセクションを参照してください。

    この変数は、Python2ビルドでは無視されます。

  • HOUDINI_OGL_MAX_GL_VERSION

    デフォルトは0です。それはHoudiniがOpenGLドライバで利用可能な機能すべてを使用することを意味します。OpenGLのバージョン(“2.1”のようにメジャー.マイナーの書式)に設定すると、そのバージョンのコアの一部であるOpenGLの機能のみが有効になります。

  • HOUDINI_OGL_ENABLE_TEXTURE_SEQUENCES

    この変数を定義すると、大きいテクスチャシーケンスによるAGPテクスチャを有効にします。これにより、アプリケーション終了時にXサーバーが乱れます(nVidiaカードのドライバ7174とそれ以前で報告されています)。この変数を定義しない時は、Houdiniは新しいラスターテクスチャを使用する前に最後のラスターテクスチャを削除します。

  • HOUDINI_OGL_DUMP_SHADER_ERRORS

    設定すると、GLSLコンパイルエラーが発生すると、コンソールに出力されます。これはデバッグのためだけに使用します。

  • HOUDINI_OGL_CORE_PROFILE

    1に設定すると、OpenGLコアプロファイルが使用されます。WindowsとLinuxでは、これを0に設定することで、OpenGL Compatibilityプロファイルを使用することができるので、 OpenGL 1.xと2.xのAPIコールとシェーダが利用可能になります。OSXはOpenGL 3.2+コンテキストでCompatibilityプロファイルを提供していないので、この変数をOSXで設定しても何も効果はありません(コアプロファイルが常にOSXで使用されます)。デフォルトは、WindowsとLinuxでは0、OSXでは1です。CompatibilityプロファイルがOpenGL3.2以上を用意できなかった場合、Houdiniは代わりにコアプロファイルの使用を試みます。

  • HOUDINI_ENABLE_RETINA

    0に設定すると、OSXでのRetinaディスプレイのHoudini対応を無効にします。 これは、ディスプレイが実際の半分の解像度のようにHoudiniを動かすので、若干ピクセルが目立つインターフェースになります。 このメリットは、バッファに対してHoudiniが使用するVideo RAMが少なくなることで、OpenGLシェーダパイプラインを通じて、より少ないピクセルでHoudiniが走るので若干パフォーマンスが良くなります。 LinuxとWindowsでは、この設定の影響を受けません。

  • HOUDINI_HIP_FROM_PATH

    .hipファイルを読み込む時に、そのhipファイル内に設定したHIP変数ではなく、指定したhipファイルのパスをHIP変数に強制的に設定します。

  • HOUDINI_SET_PWD_TO_HIP

    この変数が1に設定されていれば、HIP変数を設定すると、アプリケーションの現行作業ディレクトリがそのディレクトリに設定されます。 この変数が0に設定されていれば、HoudiniのHIP変数の値を変更しても、アプリケーションの現行作業ディレクトリには影響しません。 このオプションのデフォルト値は1です。

  • HOUDINI_PATHMAP

    この文字列は、Python形式の辞書として表現した複数のマッピングを定義します。 これらのマッピングは、指定したパスを開くのに失敗した際に代用のパスを見つける時に使用されます。

    マッピングは、あるディレクトリを他のディレクトリにマップすることができます。 その辞書のキーは、マップするディレクトリで、その値はターゲットのディレクトリを意味します。例:

    { "c:/temp": "/tmp", "/mnt/render": "//storage/share/render" }
    

    これは2つのディレクトリマッピングを作成します。

  • HOUDINI_COMPARE

    この文字列は、外部の比較プログラム(diff)を起動するためのコマンドラインを定義します。 そのコマンドラインを構築する時には、以下の変数を使用することができます:

    "$OLDPATH"

    現在保存済みのOPタイプ

    "$NEWPATH"

    変更されたOPタイプデータ

    "$OLDTITLE"

    tempファイル名の代わりに、保存済みのOPタイプデータに使用するタイトル(あなたのお気に入りのDifferがこれに対応している場合)

    "$NEWTITLE"

    tempファイル名の代わりに、保存済みの変更されたOPタイプデータに使用するタイトル(あなたのお気に入りのDifferがこれに対応している場合)

    スペースの問題を回避するために、引用符を使用するように心掛けてください。

  • HOUDINI_HIP_DEFAULT_NAME

    デフォルトの.hipファイル名。デフォルトは、“untitled.hip”でHoudiniセッションを新しく始めるときにHIPファイル名を初期化するために使用します。

  • HOUDINI_DEFAULT_RENDERERS

    この変数には、使用するレンダラーをカンマ区切りのリストで設定し、プリファレンスを完全に上書きします。名前の書式は、$HIH/houdini.prefsrender.activelist.valの値と同じにします。この変数によって有効になったレンダラーは、プリファレンスダイアログからオフにすることができません。

  • HOUDINI_VIEW_RMAN

    この変数は、ビューポートレンダリングメニューから View: RMan を選択した時に実行するコマンドを指定します。

  • HOUDINI_DEFAULT_RIB_RENDERER

    この変数は、RIB出力ドライバの作成スクリプトで使用し、指定したRIBレンダラーに適切なパラメータを作成します。$HH/scripts/out/targetsを参照してください。

  • HOUDINI_RIBSHADER_DIR

    この変数は、HoudiniがVOPネットワークからコンパイルしたRenderManシェーダを格納するディレクトリを指定します。 デフォルトは$HOUDINI_TEMP_DIRです。コンパイルしたシェーダのみがこのディレクトリに配置されます。 シェーダのソースコードは常に$HOUDINI_RIBTEMP_DIRまたは$HOUDINI_TEMP_DIRに格納します。

  • HOUDINI_RIBTEMP_DIR

    この変数には、VOP Networkからコンパイルされたシェーダを生成する時にHoudiniがRenderMan中間(つまり、ソースとエラーの)ファイルを格納するディレクトリを指定します。

  • HOUDINI_THUMB_RENDER

    これは、thumbrenderアプリケーションの-rオプション用のデフォルト値を設定します。このアプリケーションはSHOPパレットのサムネイルをレンダリングする時に使われます。

  • HOUDINI_HUSK_DEFAULT_HEADLIGHT

    husk--headlightオプションのデフォルト値を指定します。 これは、ステージ上にライトが見つからなかった時にhuskに追加されるヘッドライトのタイプを決めます。 デフォルトはdistantですが、nonedomeに設定すると異なる挙動が得られます。

    Note

    huskはジオメトリライトを検出できない可能性があるので、場合によっては、huskは誤ってヘッドライドを追加してしまうことがあります。 この値をnoneに設定すれば、この問題が解決されます。

  • HOUDINI_VIEW_MANTRA

    この変数はビューポートレンダリングメニューから View: Mantra を選択した時に実行するコマンドを指定します。

  • HOUDINI_DISABLE_EXPORT_RENAME

    この変数は、既存ノードの名前を変更した時に出力するCHOPがすぐに再処理されることを無効にします。例えば、/obj/geo*に出力するCHOPノードがある場合、オブジェクト名を/obj/fooから/obj/geo1に変更すれば、再処理する必要があります。この動作を無効にするには、この環境変数を1に設定します。

  • HOUDINI_HQUEUE_SERVER

    この変数には、HQueue ROPノードやHQueue Scheduler TOPノードのHQueue Serverパラメータのデフォルト値を入れます。 明示的に設定しなかった場合、この変数には“http://localhost:5000”が設定されます。

  • HOUDINI_HQUEUE_HFS

    この変数には、HQueue ROPノードやHQueue Scheduler TOPノードのUniversal HFSパラメータのデフォルト値を入れます。 明示的に設定しなかった場合、この変数には“$HQROOT/houdini_distros/hfs.$HQCLIENTARCH”が設定されます。

  • HOUDINI_HQUEUE_HFS_LINUX

    この変数には、HQueue ROPノードやHQueue Scheduler TOPノードのLinux HFS Pathパラメータのデフォルト値を入れます。 明示的に設定しなかった場合、この変数には“$HQROOT/houdini_distros/hfs.$HQCLIENTARCH”が設定されます。

  • HOUDINI_HQUEUE_HFS_MACOS

    この変数には、HQueue ROPノードやHQueue Scheduler TOPノードのmacOS HFS Pathパラメータのデフォルト値を入れます。 明示的に設定しなかった場合、この変数には“$HQROOT/houdini_distros/hfs.$HQCLIENTARCH”が設定されます。

  • HOUDINI_HQUEUE_HFS_WINDOWS

    この変数には、HQueue ROPノードやHQueue Scheduler TOPノードのWindows HFS Pathパラメータのデフォルト値を入れます。 明示的に設定しなかった場合、この変数には“%HQROOT%”/houdini_distros/hfs.%HQCLIENTARCH%"が設定されます。

  • HOUDINI_HTTP_NOPROXY

    この変数は、プロキシがセットアップされている場合にそのプロキシを通さない接続URLのリストを制御します。 デフォルトはlocalhost,127.0.0.1です。

    Note

    この変数よりもNO_PROXYシステム環境変数の方が優先して使用されます。 詳細は、libcurl CURLOPT_NOPROXYを参照してください。

  • HOUDINI_HTTP_PROXY

    この変数は、HTTP(s)リクエストを作成する時に使用するプロキシURLを制御します。

    Note

    この変数は、SideFX製品がシステムのプロキシとは別のプロキシを使用するようにしたい場合に使用してください。 この変数よりもHTTP_PROXYシステム環境変数とHTTPS_PROXYシステム環境変数の方が優先して使用されます。 詳細は、libcurl CURLOPT_PROXYを参照してください。

  • MANTRA_FORCE_RAY

    強制的にMantraがレイトレース(-rオプション)を使用するようにします。

  • MANTRA_ENGINE_PROCEDURAL

    Mantraでエンジンプロシージャルを有効にするためのデフォルトの挙動を指定します。 コマンドラインで-eコマンドラインオプションを指定しなかった場合には、この設定によってエンジンプロシージャルを有効化させる方法を決定します。 現在のところ、指定可能な値はnone, basic, fullです。 fullを指定すると、Mantraが(Renderライセンスではなく)Engineライセンスを消費するようになります。

    mantraコマンドラインで-eオプションを指定すると、この変数が上書きされます。

  • MANTRA_DISABLE_FOGBOX

    フォグをレンダリングする時、フォグが背景で拾われるように、Mantraはmatteシェーディングしたオブジェクトを自動的に作成します。この環境変数を設定すると、この機能が無効になります。

  • MANTRA_ENABLE_NETWORK_RENDER

    ネットワークレンダリング用の-H-nのコマンドラインオプションを有効にします。

  • MANTRA_NONRAT_ERROR

    通常では、Mantraは自動的に.ratフォーマットではないテクスチャファイルを.ratフォーマットに内部的に変換します。つまり、レンダリングの起動が遅くなることがあります。.ratフォーマットへの自動変換を無効にし、代わりにテクスチャがネイティブフォーマットでない時にエラーを出力するなら、この変数を設定します。

  • MANTRA_VECTOR_BIND_MODE

    テクスチャアトリビュートをVEXシェーダパラメータにバインドした時、Mantraは、そのジオメトリアトリビュート(float[2](UV)またはfloat[3](UVW))のサイズがそのパラメータタイプ(vector2またはvector)のサイズと同じかどうかをチェックします。

    デフォルトでは、Mantraは、サイズの異なるパラメータへのバインドを許可 しておらず 、補填も余分な値(W)の破棄もしません。 この変数を設定することで、この挙動を変更することができます。

    0

    厳格モード: アトリビュートとパラメータのサイズが異なれば、Mantraはアトリビュートをパラメータにバインドしません。

    1

    アップサイズモード: Mantraはfloat[2]アトリビュートをvectorパラメータにバインドすることを許可します(3番目のコンポーネントには0が設定されます)。 しかし、float[3]vector2にバインドすることを許可しません。

    2

    ダウンサイズモード: Mantraはfloat[3]アトリビュートをvector2パラメータにバインドすることを許可します(3番目のコンポーネントが破棄されます)。 しかし、float[2]vectorにバインドすることを許可しません。

    3 (デフォルト)

    寛大モード: Mantraはfloat[2]アトリビュートをvectorパラメータにバインドし、float[3]アトリビュートをvector2パラメータにバインドし、必要に応じて補填または余計なコンポーネントを破棄します。

  • MANTRA_LINEAR_CREASES

    Houdini12.5とそれ以前のバージョンで使われていたSubdivision Creaseアルゴリズムに戻します。 MantraのSubdivision Creaseは、Houdini13とそれ以降のバージョンではPixar形式のCreaseを使用します。

  • HOUDINI_RMAN_INCLUDE_FIX

    この変数を設定すると、RIB生成時にプリ/ポストのincludeの順番が変わります。 これにより、includeファイルを使って読み込まれたRiReadArchiveジオメトリを適切にモーションブラーすることができます。

  • HOUDINI_MI_DISABLE_FLIP_RMAP

    MentalRayの反射マップを自動生成する時に、画像の1つがデフォルトで反転されています。この変数を設定すれば、反転を無効にします。

  • HOUDINI_DISABLE_SOHO_SPOOLING

    この変数を設定すると、Houdini内のインタラクティブレンダリングが、最初にデータを一時ファイルに保存してから別のスレッドでレンダラーにスプールするのではなくて、データを直接パイプ上のレンダラーに送信します。

  • HOUDINI_MMB_PAN

    この変数を設定すると、左ボタンがタンブル、中ボタンがパン、右ボタンがズームになるようにマウスボタンが再マップされます。 この変数はHoudiniバージョン8.1またはそれ以前の設定で使われます。

  • HOUDINI_DISABLE_SAVE_THUMB

    .hipファイル内のサムネイルの保存を無効にします。これによって、.hipファイルのサイズが小さくなり、.hipファイルの保存/読み込みが速くなります。

  • HOUDINI_UI_COREDUMP

    クラッシュを検出した時にHoudiniが.hipファイルの保存の試みをしないようにします。その代わりにHoudiniは単にクラッシュします。

  • HOUDINI_UI_USE_RADIALMENU_MASKS

    Radialメニューを描画する際にマスクを使用するかどうかを制御します。 これは、透明度を制御しない一部のウィンドウマネージャで必須なのでLinuxではデフォルトで1になっています。 しかし、他のウィンドウマネージャはマスクを使って上手く動作せず、ゴミが背後に残ったままになるので、そのようなシステムに対してはこれを0に設定すると良いでしょう。

  • HOUDINI_DISABLE_HUD

    ビューポートに表示されるHUDまたはスクリーンオーバーレイを無効にします。 このオプションは、Linuxのウィンドウマネージャが適切に透明度を処理できなくてその結果として3Dビューポートがブラックなままになってしまう時に使用すると良いでしょう。 デフォルトは0です。

  • HOUDINI_USER_PREF_DIR

    ユーザプリファレンスファイルの保存先ディレクトリ。この変数の値には、__HVER__サブ文字列を含めなければなりません。これはランタイム時に現在の MAJOR.MINORバージョン文字列で置換されます。WindowsとLinuxでは、このデフォルトは$HOME/houdini__HVER__を展開した値になっています。Mac OSXでは、 そのディレクトリが存在すれば、このデフォルトを使用し、そうでなければ、$HOME/Library/Preferences/houdini/__HVER__を展開した値を使用します。

  • HOUDINI_ENABLE_FPS_SCALE

    有効にすれば、アニメーションのフレームレートを変更する時に、アニメーション内のすべてのキーが、最後のキーフレームの開始時間が全体のアニメーション長さになるように引き伸ばされます。 通常では、アニメーションのフレームレートを変更する時、Houdiniの各フレームは実際には1/FPS秒の長さなので、最後のキーフレームが新しいフレームの浮動小数点フレームになります。 この変数を設定すると、実際のアニメーションのタイミングが変わることに注意してください。

  • HOUDINI_DISABLE_FPS_MAINTAIN_FSTART

    Houdini19.5以降では、フレームレートを変更すると、開始フレームは保持され、キーフレームはその開始フレームを基準にタイミングが合うようにずれます。 この環境変数を1に設定すると、以前の挙動に戻り、キーフレームは時間0を基準にタイミングが合うようにずれて、開始フレームは時間0を基準にタイミングが合うように修正されます。 これは、開始フレームがフレーム1でない場合にのみ適用されることに注意してください。 デフォルトは0です。

  • HOUDINI_ENABLE_TABLET

    LinuxとWindowsでサポートされているワコムタブレットを有効にします。デフォルトは1です。

  • HOUDINI_ENABLE_3DMOUSE

    3Dマウスのサポートを有効にします。デフォルトは1です。

  • HOUDINI_USE_NATIVE_FILE_CHOOSER

    この変数は、Houdiniがオペレーティングシステムで用意されているファイル選択ダイアログを使用するかどうか設定します。 デフォルトではHoudiniは独自ダイアログを使います。ネイティブファイル選択ダイアログを使おうとする時は、Houdiniがサポートしているプラットフォーム上でのみ機能します。 この変数を0に設定すれば、Houdiniは独自のファイルブラウザダイアログを使用します。この変数に指定可能なレベルは3つです。

    0

    Houdiniの独自ファイル選択ダイアログのみが使われます。これがデフォルトの動作です。

    1

    HoudiniとMPlayがメインメニューの File ▸ Open… でネイティブファイル選択ダイアログを使います。他のファイルブラウジングでは、Houdiniは独自のファイル選択ダイアログを使います。

    2

    可能であれば、Houdiniは任意のファイルのブラウジングにネイティブファイル選択ダイアログを使用します。

  • HOUDINI_MAX_FILE_HISTORY

    この変数は、最近開いたファイルの履歴リストに保持されるアイテムの最大数を設定します。設定可能な値の範囲は、1から64です。

  • HOUDINI_X11_SYNCHRONOUS

    強制的にUNIXのX11サーバーを同期します。有効にすれば、再描画のスローダウンによってパフォーマンスに影響がでる場合があります。

  • HOUDINI_VIEW_METACAM

    廃止。

    ビューにロック可能なHoudiniデジタルアセットを指定するために使います。アセットのプロパティのBasicタブに指定可能なHDAの Representative オペレータとして、目的のライトやカメラを使用してください。

  • HOUDINI_SKIP_NAME

    Houdiniにビューポート名を表示しません。

  • HOUDINI_TOP_POS_SINGLE_PASS

    この変数を設定すれば、TOPテクスチャ配置ビュー内のスタンプ投影の外側のワイヤーフレームの描画のために強制的にシングルパスのみを使うようにします。 設定しない場合、スタンプ投影の外側のフレームを描画するためだけに、複数のパスが使われます。

  • HOUDINI_IPLAY_IP

    強制的に“ip”画像デバイスがmplayの代わりにiplayを使うようにします。この動作は、HOUDINI_IP_COMMANDHOUDINI_IP_COMMAND_FLIPのコントロールを使って上書きすることができます。

  • HOUDINI_CONSOLE_LINES

    Windowsコンソールに記憶させる行数。

  • HOUDINI_CONSOLE_FLAGS

    コンソール出力に含めたい内容を制御するフラグ。 このオプションのデフォルトでは、日付が含まれます。

    t

    ログエントリーの発生元のスレッド番号を含めます。

    d

    ログエントリーが発生した日付を含めます。

  • HSCRIPT_NO_HISTORY

    この変数を設定すれば、スクリプトアプリケーション(HythonHBatch)とスクリプトペインが行の履歴を記憶しません。これらは直接、標準入力を使います。

  • HOUDINI_INTERRUPT_THRESH

    長い処理を中断するための中断ダイアログを表示するまでのタイムアウトの秒数。

  • HOUDINI_REALTIME_INTERRUPT_THRESH

    Escapeキーが短い処理を中断するまでのタイムアウトの秒数(単位は0.1秒)。 これによって、インタラクティブに近いEscapeのキャンセル操作を防ぐことができます。 0は、Escapeによる即座の中断が許可されます。 2は、最初の0.1秒から0.2秒までEscapeによる中断を防ぎます。

  • HOUDINI_TEX3D_USAGE

    VEXの3Dテクスチャマップで使われるメモリ量。

  • HOUDINI_RAT_USAGE

    HoudiniとレンダーのRATテクスチャで使われるメモリ量。 この量はMBで指定します。例えば、32に設定すれば、Houdini/MantraがRATファイルのテクスチャに対して32MBまでのRAMを使うように制限します。 これは廃止されました。代わりにHOUDINI_RAT_MEMORYを使用してください。

  • HOUDINI_RAT_MEMORY

    HoudiniやレンダリングでRATテクスチャが消費する総メモリの割合。 この割合には、確保したい総メモリのパーセンテージを指定します。 例えば、64GBのメモリを積んだシステムに対して、これを25に設定すると、テクスチャ使用量が16GBまでに制限されます。

  • HOUDINI_RAT_FILES

    レンダーまたは他のアプリケーションのHoudiniテクスチャエンジンで開かれるシステムファイルの最大数。

  • HOUDINI_RAT_MAX_MIP_RES

    .ratファイルを使用してテクスチャマップを実施する時の最大MIP-map解像度を設定します。 これを使用することで、高速なプレビューレンダリングができるようにファイルを制限することができます。

  • HOUDINI_RAT_STREAMS_PER_FILE

    通常では、Houdiniテクスチャエンジンはスレッド別に独立してテクスチャファイルにアクセスすることができます。 普段ならこれによってパフォーマンスが(場合には飛躍的に)改善されるのですが、テクスチャファイル毎に複数のシステムファイルハンドルを使用します。 テクスチャファイルの数が非常に膨大なシーンでは、これによってファイルキャッシュが疲弊しかねないです。 この変数は、テクスチャ毎に同時に開かれるシステムファイルハンドルの数を制限することができます。 値を0以下にすると、ファイルあたりのストリーム数の制限がなくなります。

  • HOUDINI_RAT_LOCALCACHE

    ローカルのテクスチャディスクキャッシュのサイズをMBで指定します。

    テクスチャをネットワークドライブ上に保存していて、テクスチャの容量がメモリを越えている時(つまり、テクスチャキャッシュのスラッシング)、ローカルのディスクキャッシュを設定すれば、ネットワーク上を行ったり来たりすることなく、ローカルディスクに破棄されたタイルが書き込まれます。これによって、重いネットワークの読み込みのパフォーマンスが改善されます。

    キャッシュファイルは、HOUDINI_TEMP_DIR(キャッシュファイルを保存するための十分な容量を確保してください)に作成されます。

  • HOUDINI_RAT_OPTIMIZE_BANDWIDTH

    テクスチャをネットワークドライブ上に保存している時、Houdini/Mantraがネットワーク上のデータ転送を最適化しようとします。 このコントロールは、その動作を有効/無効にすることができます。デフォルトの動作は、回線容量の最適化を実行します。

    この機能は、すべてのオペレーティングシステムでサポートされているわけではありません。

  • HOUDINI_RAT_VERSION

    新しくファイルを作成する時に、このバージョンの.ratファイルが書き出されます。 Houdini18.5までは、v1.0の.ratファイルしか読み込むことができません。

  • HOUDINI_PTEX_USAGE

    Houdiniとレンダーの.ptxテクスチャが使用するメモリ量。 この量はMBで指定します。例えば、32に設定すれば、Houdini/Mantraが.ptexファイルに対して32MBまでのRAMを使うように制限します。

  • HOUDINI_PTEX_FILES

    Houdiniとレンダーのptextureライブラリで開かれるファイルの最大数。

  • HOUDINI_PTEX_WINDING

    ptextureフェースの欲しい向きを制御します。値を1に設定すると、標準のHoudiniフォーマットのUとVの座標が入れ替わります。これが通常では、他のソフトウェアパッケージで欲しい向きです。 1の時、シェーダやSOPのUVを入れ替える必要はありません。

  • HOUDINI_UVENLARGER_DIFFUSE_WRAP

    1に設定すると、Bake Texture ROPのUDIM Post ProcessパラメータのDiffuse Fillは、0-1境界でディフューズをラップします。 これによって、ポリゴンのエッジがUV空間の境界に触れていて、テクスチャがラップテクスチャフィルタによってより高いmipmapレベルでサンプリングされている時に目立つ継ぎ目を軽減させることができます。

  • HOUDINI_MDISPLAY_WAIT_TIME

    iplayを開始できないと判断するまでの待ち時間の秒数。

  • HOUDINI_OVERRIDE_XRES

    モニタの水平解像度をピクセル単位で指定します。 Houdiniは、ここで指定した値よりも広いウィンドウを作成しません。 この値を使えば、強制的にHoudiniがスクリーンの一部のみを使うようにすることができます。

  • HOUDINI_OVERRIDE_YRES

    モニタの垂直解像度をピクセル単位で指定します。 Houdiniは、ここで指定した値よりも広いウィンドウを作成しません。 この値を使えば、強制的にHoudiniがスクリーンの一部のみを使うようにすることができます。

  • HOUDINI_UISCALE

    これは固定スケール係数を指定して、UIの表示でHoudiniが使用する1インチあたりのドット数を調整することができます。 値を100にすれば、デフォルトの85dpiになります。値を200にすれば、すべてのフォントとアイコンのサイズがデフォルトの2倍になり、値を50にすれば、半分のサイズになります。 値を-1にすれば、dpiはモニタの寸法と解像度、HOUDINI_OVERRIDE_*から計算されます。

    デフォルトの値は100です。

  • HOUDINI_SCRIPT_DEBUG

    設定すると、ダイアログスクリプトとスクリプト化したオペレータを読み込む時、エラーが出力されます。

  • HOUDINI_IMAGE_DEBUG

    設定すると、いくつかの画像フォーマットにおいて、画像を保存/読み込みした時に発生したエラーに関する情報がより詳細になります。 この設定を有効にすると、誤検出が多く報告される可能性があるので、デフォルトで有効にすることを推奨しません。

  • HOUDINI_TARGA_LINEAR

    HoudiniのデフォルトのTARGA画像はsRGBカラー空間です。しかし、古いバージョンのHoudiniでは、TARGA形式がリニア空間である必要がありました。 この変数を設定することで、TARGA画像のデフォルトのカラー空間をリニアに変更します。

  • HOUDINI_OIIO_EXR

    EXR画像の読み/書きをする実験段階のOpenImageIOプラグインを有効にします。 このプラグインは、まだ作業中ですが、マルチパートEXR画像に対応しています。 現在のところDeep画像には対応していません。 この変数を設定しても、Deep画像を読み/書きする際には従来のHoudiniのEXRプラグインが使用されます。

  • HOUDINI_OIIO_DDS

    ゼロ以外の時、DDSファイルを読み込む際にOpenImageIOでビルドされたDDSローダを使用します。 WindowsではビルトインのDirectXTexローダを使用するために、これがデフォルトで無効になっています。 他のプラットフォームでは、これがデフォルトで有効になっていますが、OpenImageIOプラグインは8ビットにしか対応しておらず、エクスポートに対応していません。 Windows以外のOSでこれを無効にすることで、代わりに外部HDKプラグインによってDDSファイルを読み込むことができます。

  • HOUDINI_ENABLE_EXR_TEXTURE

    これが有効な時(デフォルトではオン)、Houdiniはテクスチャを評価する時に直接EXRファイルにアクセスすることができます。 その処理は内部でOpenImageIOを使ってテクスチャを評価しています。 これを無効にすると、テクスチャアクセスへの効率化を良くするためにEXRファイルが内部的にRATファイルに変換されます。 その場合は、RATファイルへの変換コスト(時間とメモリ)が発生します。

    OPENIMAGEIO_IMAGECACHE_OPTIONSを使用することでOpenImageIOテクスチャキャッシュオプションを構成することができます。例:

    OPENIMAGEIO_IMAGECACHE_OPTIONS=max_memory_MB=512.0,max_open_files=50
    
  • HOUDINI_TEXTURE_COMPRESS

    Houdiniが内部的に非RATテクスチャマップをRATファイルにマップする時、 これは、そのテクスチャ画像を圧縮するのか、それとも、未圧縮のままにするのかをHoudiniに伝えます。 圧縮にはランタイム負荷がかかりますが、それによってメモリ使用量を節約することができます。

  • HOUDINI_COLOR_MANAGER

    Houdiniで使用するカラーマネージャ。 0の値は、Houdiniのビルトインカラーマネージャを使用します。 1の値は、OpenColorIOをカラーマネージャに使用します。 これは、(sRGB画像を読み込む時の)VEXテクスチャ系関数やimaketxユーティリティなど含めてHoudini全般でいくつかの場所で使用されます。

  • HOUDINI_SCRIPT_LICENSE

    この変数は、主に標準のPythonシェルからhouモジュールを使用する時にどのライセンスを使用するのか決めるために使われます。 ライセンスは、どの機能がhouモジュールで利用可能なのか決めます。 os.environでこの変数を設定することを推奨しますが、houモジュールをインポートする前に、それを設定しなければなりません。

    Note

    HythonHBatchもこの変数を使います。しかし、HBatchHythonのオプションは、この変数を上書きします。

    利用可能な値は以下の通りです: "hbatch"

    Houdiniのすべてにアクセス。Houdini Batchライセンスをチェックし、見つからなければ、Houdini Masterライセンスをチェックします。

    "hbatch -R"

    "hbatch"と同じですが、Houdini Batchライセンスだけをチェックします。詳細は、hbatch-Rオプションを参照してください。

    "hscriptexper"

    実験段階の部分を含むHoudiniのすべてにアクセス。これはHoudini Master Experimentalライセンスを使用します。

    "hescape"

    Houdini Escapeの範囲内のノードすべてにアクセス。これはHoudini Escapeライセンスを使用します。

    "hescape -p"

    Houdini Escapeの範囲内のノードすべてとサードパーティのレンダリングノードにアクセス。これはHoudini EscapeライセンスとPlusライセンスを使用します。

    "pdg"

    TOPノードにのみアクセス。これはPDGライセンスが利用可能であればそれを使用します。 自動的にpdg Pythonモジュールが読み込まれます。

    このオプションは廃止されました。代わりに新しいライセンスシステムの環境変数を使用してください。 このオプションは将来のバージョンで削除されます。

  • HOUDINI_RMAN_CURVE_STEP

    廃止。 RIB用にRiCurveプリミティブを書き出す時のステップサイズを上書きします。この変数は廃止され、将来のバージョンで削除される予定です。 この変数は、ri_curvestepのDetail整数アトリビュートに置き換わりました。

  • HOUDINI_DISABLE_ALEMBIC_INDEXED_ARRAYS

    Alembicインデックス配列として文字列アトリビュートを保存することを無効にします。デフォルトでは、Houdiniは分かる範囲で文字列をインデックスアトリビュートとして保存します。 このオプションは、この機能を無効にします。

  • HOUDINI_ALEMBIC_OGAWA_STREAMS

    Alembicアーカイブをスレッド処理する時に、この数だけのストリームを使用します。 デフォルトの0は、Houdiniが最適な数を計算します。1はAlembicアーカイブのスレッド処理を無効にします。 値が大きいほどスレッド化が有効になって開かれるファイルが増えるため、通常では、プロセッサの数よりも大きい値に設定しないでください。

  • MANTRA_BIAS_NORMAL

    Mantraのレイトレーシング処理のバイアスが、出射光線に沿わずに、法線方向に沿って動作するように指定します。

  • HOUDINI_UI_QUEUE_SIZE

    UIイベントキューのサイズを指定します。この値を大きくすれば、キューのオーバーフローを回避することができます。

  • FPS

    この変数は、HoudiniアプリケーションのデフォルトのFPSを設定するために使います。 また、これはmplay起動前に自動的にOpenGL出力ドライバで設定されます。

  • HOUDINI_PERFORMANCE_SIZE

    パフォーマンスモニタが保持する行の数を指定します。

  • HOUDINI_ABEKAS_PAL_XRES

    abekas画像デバイスのデフォルトの水平解像度を上書きします。

  • HOUDINI_ABEKAS_PAL_YRES

    abekas画像デバイスのデフォルトの垂直解像度を上書きします。

  • HOUDINI_GAUSS_EXP

    ガウスフィルターカーネルの指数を指定します。この変数は、ガウスフィルタリング(画像スケール、レンダリングなど)に影響を与えます。

  • HOUDINI_MITCHELL_B

    MitchellフィルターカーネルのBパラメータを指定します。この変数は、Mitchellフィルタリング(画像スケール、レンダリングなど)に影響を与えます。

  • HOUDINI_MITCHELL_C

    MitchellフィルターカーネルのCパラメータを指定します。この変数は、Mitchellフィルタリング(画像スケール、レンダリングなど)に影響を与えます。

  • HOUDINI_CHOP_OLDNOISE

    Houdiniバージョン5以降では、noise CHOPに乱数を計算するための新しいメソッドがあります。このメソッドはHoudiniバージョン4とは異なる結果を生成しますが、ハードウェアプラットフォームが異なっても結果は一貫します。 この変数を設定すれば、Houdini5のnoise CHOPはHoudiniバージョン4と同じ値を生成します。

  • HOUDINI_FULL_SHADERSTRING

    この変数は、シェーダをそのすべてのパラメータに設定した値でmantraまたはprmanへ出力するかどうか判断します。 0に設定すると、デフォルトではない値のパラメータのみが送られます。 それによって、IFDやRIBのファイルのサイズが小さくなります。しかし、シェーダがそれに該当するDSファイルを再生成せずに変更されると、出力が誤ってしまう可能性があります。

  • HOUDINI_TYPED_SHADERSTRING

    この変数は、prmanへのシェーダ文字列出力に、タイプでタグ付けられたパラメータのみを含ませるかどうか決めます。 変数を設定しなかった場合、スクリプトタイプ情報に関係なく、すべてのパラメータが含まれます。 設定した場合は、シェーダ文字列には、明示的にscript_ritypeタグを設定したパラメータのみが含まれます。

  • HOUDINI_RSL_HASHING

    SLOファイルの名前の衝突を回避するために、通常ではHoudiniはSLOシェーダ名にハッシュを生成します。シェーダ名のマングリング/ハッシュは、同じ名前を持つ複数のシェーダが存在する場合(異なるサブネットワーク内にあるシェーダを除く)に役に立ちます。さらに、共有ネットワークドライブ上にシェーダファイルを生成するために、同じ.hipファイルが使われている時に役に立ちます(別のHoudiniプロセスで上書きされることを回避します)。

    この変数の値は、色々なレベルの名前のマングリング(名前の固有化)があります。

    0

    名前のマングリングすべてを無効にします。

    1

    シェーダ名にオペレータパス名とHoudiniのプロセスIDを加えるハッシュ。

    2

    HIPファイル名に基づいたサブディレクトリ内にシェーダを配置します。

    3

    HIPファイル名とオペレータのフルパスに基づいたサブディレクトリ内に各シェーダを配置します。

  • HOUDINI_VOP_DEFINITIONS_PATH

    Houdiniがコネクタータイプ定義(例えば、新しいstruct定義)を探すディレクトリ検索パスを定義します。デフォルトは、HOUDINI_PATHディレクトリのvopサブディレクトリ内を検索します。

  • HOUDINI_NO_DEFAULT_SHELF_TOOLS

    この変数がゼロ以外に設定されると、シェルフツールを定義していないHoudiniデジタルアセットに対してシェルフツールを自動生成する機能(または、明示的にtoolセクションからツールすべてを除去)を無効にします。 ゼロの場合、デジタルアセットが読み込まれると、Houdiniは、ユーザがシェルフやTABメニューからインスタンス化できるデフォルトのツールを生成します。

  • HOUDINI_SHELF_EXCLUDE_DIRS_PATTERN

    設定すると、シェルフファイルを検索する時に、ここで指定した正規表現に合致したサブディレクトリが排除されます。

  • HOUDINI_CHOP_LINEWIDTH

    この変数は、CHOPビューアのラインの太さを設定します。

  • HOUDINI_CHOP_UNITS

    この変数は、CHOPのUnitsパラメータのデフォルトパラメータを設定します。有効な値は、framessamplessecondsです。

  • HOUDINI_CHOP_IMAGE

    この変数はCHOPビューアが無効な時に表示される画像ファイルの場所を設定することができます。

  • HOUDINI_COLOR_PICKER_GAMMA

    この変数は、カラーピッカーガジェットとカラーパラメータのデバイス固有のカラー補正用のガンマ指数を指定します。

  • HOUDINI_CINEON_WHITE_POINT

    Cineonファイルの読み書き用のホワイトポイントを定義します。LUTファイルが使われていれば、この値は使われません。デフォルトは685です。

  • HOUDINI_CINEON_FILM_GAMMA

    Cineonファイルの読み書き用のフィルムガンマを定義します。LUTファイルが使われていれば、この値は使われません。デフォルトは0.6です。

  • HOUDINI_CINEON_BLACK_POINT

    Cineonファイルの読み書き用のブラックポイントを定義します。LUTファイルが使われていれば、この値は使われません。デフォルトは95です。

  • HOUDINI_CINEON_FULL_RANGE

    設定すれば、CINEON_WHITE_POINTCINEON_FILM_GAMMAから生成されるLUTがホワイトポイントより上が切り取られません。つまり、Cineonデータのフル範囲が保持されます。Houdini 4.0のコンポジターにのみ使われます。

  • HOUDINI_CINEON_RENDER_LUT

    Cineonファイルの読み書き用のデフォルトのレンダーLUTファイル名を定義します。

  • HOUDINI_CINEON_PREVIEW_LUT

    Cineonファイルの読み書き用のデフォルトのプレビューLUTファイル名を定義します。Houdini 4.0のコンポジターにのみ使われます。

  • HOUDINI_IMAGE_DISPLAY_GAMMA

    Houdiniのコンポジットビュー、レンダービュー、3Dビューポート、MPlayで画像を表示する時のデフォルトのガンマを定義します(Edit > Color Settingsにあります)。

  • HOUDINI_IMAGE_DISPLAY_LUT

    Houdiniのコンポジットビュー、レンダービュー、3Dビューポート、MPlayで画像を表示する時のデフォルトのディスプレイLUTを定義します(Edit > Color Settingsにあります)。

  • HOUDINI_OCIO_SRGB_FILE_COLORSPACE

    sRGBファイルをMPlayに読み込んだ時に、このソースカラースペースを設定します。

  • HOUDINI_OCIO_FILENAME_COLORSPACE

    ファイル名そのものを見ることで、画像ファイルのOpenColorIOカラー空間の検出を有効にします。 1に設定すると、検出が有効になります。 カラー空間に合致した最も長い一番右側の文字列がカラー空間として扱われます。 何も見つからなければ、Houdiniの経験則(JPGはsRGB、EXRはLinearなど)に基づいてカラー空間が決定されます。

    2に設定すると、同じ方法で検出が行なわれますが、カラー空間が見つからなかった時、OpenColorIO config.ocio(OpenColorIO strict parsing)に定義された“default”ロールが使用されます。 0に設定すると、検出は行なわれず、Houdini固有の経験則に基づいてカラー空間が決定されます。 OpenColorIO 2.0以降を使用している場合、これはそのOpenColorIOコンフィグファイルに定義されているfile_rulesを使用します。

    3に設定すると、より厳格な検出アルゴリズムによってカラー空間検出が実行されます。 このモードでは、ファイル名の中に埋め込むカラー空間は必ずピリオド(.)、アンダースコア(_)、ハイフン(-)、スペースのどれかで区切る必要があります。 OpenColorIOの解析を使用すると、“StrawHat.exr”は raw カラー空間と解釈されます。 厳密な解析では、これは、それに当てはまりません。

    4(デフォルト)に設定すると、これはOpenColorIOファイル解析を使用しますが、file_rulesが使用されている場合、これは、“default”カラー空間ではなく空っぽの文字列を返します。 これは、file_rulesに対して効率的な評価器を使用しますが、OCIOと100%の互換性を保つことができません。

    5に設定すると、これはOCIOライブラリのfile_rule解析を使用しますが、4に設定した場合と同じ挙動をします。

    これは、有効なOCIO環境変数が設定されている場合にのみ効果があります。

  • HOUDINI_IMAGE_DISPLAY_OVERRIDE

    1に設定すると、HOUDINI_IMAGE_DISPLAY_GAMMAHOUDINI_IMAGE_DISPLAY_LUTが常にcolors.prefに記録されている値を上書きします。 0の時、それらの変数はcolors.prefが存在しない時にのみ効果があります。 これを2に設定すると、ガンマのみを上書きすることができ、3に設定するとLUTのみを上書きすることができます。

  • HOUDINI_IMAGE_INSPECT_LUT

    コンポジターのビューアとMPlay内の画像を検査するためのデフォルトの検査LUTファイル名を定義します。

  • HOUDINI_AUTOCONVERT_IMAGE_FILES

    デフォルトでは、Houdiniは読み込んだノンリニア画像フォーマットをリニア化して、画像ファイルを書き出す時にリニアからその画像フォーマットのカラー空間に変換します。 この変数を0に設定することで、これを全体的に無効化することができます。 とはいえ、ローカルオプションでそれを上書きすることもできます(icp -g auto, File COPのLinearize Non-Linear Images)。 これは、それらのパラメータの初期のデフォルトを設定します。 これはLUTパイプラインが画像のリニア化をハンドリングしている場合にのみ使用するべきです。 これは、一般的にはHOUDINI_IMAGE_DISPLAY_GAMMAの設定を1.0にして使用してください。

  • HOUDINI_LOD

    これは、0.011.0のような詳細レベル番号です。この番号が新しいウィンドウのデフォルトのLODになります。 LODの番号が高いほど、カーブとサーフェスがより正確に描画されます。しかし、それに応じて表示速度に負荷がかかります。 デフォルトは1.0です。View Parameter:Viewer:LOD設定を何度も変更しなければならないなら、最良の値をデフォルトにすることで、その作業の負荷を軽減することができます。

  • HOUDINI_WF_GAMMA

    Wavefront RLAファイルに書き出すガンマ値を指定します。

  • EDITOR

    Houdiniは、この変数を使って、テキストを編集する時に呼び出す外部グラフィカルエディタを決めます。エディタはフォアグラウンドで実行されます。

    VISUAL環境変数を設定すれば、EDITORの代わりに、VISUALが使われ、グラフィカルプロセスとして開始されます。 つまり、VISUAL環境変数は、EDITOR環境変数を上書きするので、VISUALを設定すれば、EDITORは何の効果もありません。 VISUALEDITORの変数が両方とも設定されて いない 場合は、デフォルトのエディタ(Windows Notepad, Mac OS X Text Edit, Linux GEdit)が使用されます。

    この環境変数は、Houdini以外のアプリケーションで使われることがあります。

  • VISUAL

    Houdiniは、この変数を使って、テキストを編集する時に呼び出す外部エディタを決めます。

    この変数を設定しなかった場合は、EDITOR環境変数が使われます。両方とも設定されていない場合のデフォルトのエディタはEDITOR環境変数のヘルプを参照してください。

    この環境変数は、Houdini以外のアプリケーションで使われることがあります。

  • HFS

    Houdiniがインストールされているパス。 Houdiniは$HFS/houdiniから構成情報を読みます。

  • HH

    Houdiniがサポートしているスクリプトとファイルの$HFS内のパス。 通常は$HFS/houdiniです。

  • HHP

    HoudiniのPythonライブラリのパス。 HoudiniがビルドされているPythonのバージョンによって異なります。 例えば、$HH/python3.7libsです。

  • SHELL

    Houdiniが外部アプリケーションを起動する時、SHELL変数を使って起動する方法を決めます。 この環境変数は、Houdini以外のアプリケーションで使われることがあります。

  • HOME

    この環境変数は、“ホーム”ディレクトリを決めます。 この環境変数は、Houdini以外のアプリケーションで使われることがあります。 Houdiniは$HOME/houdiniX.Y(X.Yは現在のバージョン番号。例えば、$HOME/houdini16.0$HOME/houdini16.1)にあるファイルをよく使用します。

  • HSITE

    HSITE変数はサイト固有のHoudini構成情報のパスです。 サイトにデフォルトとファイルの共通設定を持たせることが可能です。 デフォルトでは、HOMEHFSの中間に位置するHOUDINI_PATHです。 グローバル構成情報を変更するには、$HFS/houdiniの内容を編集するのではなくて、この変数のパスの内容を編集してください。

    HOMEと同様に、Houdiniは$HSITE/houdiniX.Y(X.Yは現在のバージョン番号。例えば、$HSITE/houdini16.0$HSITE/houdini16.1)を使います。

  • JOB

    プロジェクト管理を参照してください。

  • HOUDINI_TEMP_DIR

    Houdiniが一時ファイルを生成するディレクトリを指定します。

  • HOUDINI_UNDO_DIR

    undo情報を保存するディレクトリを指定します。 指定しなかった場合は、一時ディレクトリが使われます。

  • HOUDINI_CONDENSE_HIP

    この変数を設定すれば、Houdiniは、可能であればファイル名のパスの一部を$HIPに置き換えることで、入力したパスを“扱いやすく”しようとします。 この動作はデフォルトではオフです。

  • HOUDINI_UNBUFFERED_STDINOUT

    この変数を設定すれば、Houdiniはコンソールの標準入力と標準出力をバッファに格納しません。 標準出力がバッファに格納されない時は、コンソール(C++、Pythonなど)に書き出す出力が、改行文字の入力や出力のフラッシュをすることなく、すぐに表示されるようになります。 この変数はPythonのPYTHONUNBUFFERED変数に似ています。

  • HOUDINI_MESSAGE_COMMAND

    グラフィカルメッセージの表示でHoudiniが使用する外部プログラム。

  • HOUDINI_CONFIRM_COMMAND

    確認ボックスの表示でHoudiniが使用する外部プログラム。

  • HOUDINI_WEB_BROWSER_COMMAND

    ウェブページの表示でHoudiniが使用する外部プログラム。例えば、Linuxでは"/usr/bin/firefox"、Windowsでは"C:/Progra~1/Mozill~2/firefox.exe"("C:\\\Progra~1\\\Mozill~2\\\firefox.exe"でも有効です)。

  • HOUDINI_TERMINAL_COMMAND

    ターミナルとしてHoudiniが使用する外部プログラム。例えば、デフォルトの"xterm""gnome-terminal"

  • HOUDINI_CONDENSE_BLOCKLIST

    パスを短縮しない環境変数をスペースで区切ったリスト。 *?を使用した単純なパターンマッチングが可能です。 よく使用される短縮ターゲットはHIP, JOB, HOMEです。 これは、OPlibrariesなどの場所にあるHIPファイルに対して内部で処理することが多いです。

  • HOUDINI_ERRORLOG_FILENAME

    有効なファイル名を設定すれば、Houdiniは、HOUDINI_ERRORLOG_LEVELよりも上の厳格なエラーすべてのログをこのファイルに書き出します。

  • HOUDINI_ERRORLOG_LEVEL

    HoudiniがHOUDINI_ERRORLOG_FILENAMEで指定したエラーログファイルに書き出す最低エラーレベル。 有効な値は、0(すべてのエラーをログに出力)から6(何もログに出力しない)の整数値です。 デフォルト値は3です。 エラーレベルは以下の通りに定義されています。

    1

    メッセージ

    2

    プロンプト

    3

    警告;

    4

    中止処理

    5

    致命的なエラー

  • HOUDINI_DEFAULT_TEXTURE_COLOR

    レンダリングでテクスチャマップが見つからなかった時に使われるデフォルトのカラーを指定します。 この変数には、デフォルトのカラーのRGBとアルファのコンポーネントを表現した4つの浮動小数点を含んだ単一文字列として指定します。例:

    setenv HOUDINI_DEFAULT_TEXTURE_COLOR "0 0 0 0"

    これはブラックに設定されます。

  • HOUDINI_DESKTOP_DIR

    この変数は、ユーザのシステムデスクトップディレクトリと見なされるフォルダまたはディレクトリへのファイルパスを指定します。 この変数はファイル選択ダイアログからユーザのデスクトップへジャンプする時に使われます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_AMBIENT

    デフォルトのVEX ambient lightシェーダ。アンビエントの光源に対するシェーダが見つからなかった場合、このシェーダがレンダリング時に適用されます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_LIGHT

    デフォルトのVEX lightシェーダ。光源に対するシェーダが見つからなかった場合、このシェーダがレンダリング時に適用されます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_LIGHTSURFACE

    光源用のデフォルトのVEXサーフェスシェーダ。 このシェーダの発光(Ce)を使って、光源からの照明を指定することができます。 光源にシェーダが見つからなかった場合は、このシェーダがレンダリング時に適用されます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_MATTE

    デフォルトのVEX matte surfaceシェーダ。このシェーダは、フォグがシーンに適用されていれば、背景サーフェスとしてレンダリング時に使われます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_SHADOW

    デフォルトのVEX shadowシェーダ。光源が影を落とす時にshadowシェーダが見つからなければ、このシェーダがレンダリング時に適用されます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_SURFACE

    デフォルトのVEX surfaceシェーダ。surfaceシェーダが見つからなければ、このシェーダがレンダリング時に適用されます。

  • HOUDINI_VEX_DEFAULT_VOLUME

    ボリュームに適用されるデフォルトのVEX surfaceシェーダ。オブジェクトにsurfaceシェーダが見つからなかった場合、このシェーダがレンダリング時に適用されます。

  • HOUDINI_OGL_DEBUG

    OpenGLドライバがサポートしていなければ、デバッグGLプロファイルでHoudiniを起動します。 これはHDKのデバッグGLレンダーフックで役に立ちます。指定する値は、レベルです。 指定した値以下のすべてのレベルのレポートが含まれます。 この情報はOpenGLドライバで用意されていて、GL_ARB_debug_outputの拡張が必要です。メッセージは標準エラーストリームに書き出され、そのメッセージの頭にHOUDINI_OGL_DEBUGが付けられます。

    0

    デバッグなし(デフォルト)。

    1

    高い優先度のメッセージのみ。

    2

    中と高の優先度のメッセージのみ。

    3

    低、中、高の優先度のメッセージのみ。

    4

    すべてのメッセージ(通知、低、中、高の優先度)。

  • HOUDINI_OGL_DEBUG_EXCLUDE

    HOUDINI_OGL_DEBUGが有効な時にデバッグ出力から特定のメッセージタイプを排除します。 複数のメッセージタイプとソースは、空白区切りの文字列を指定することで排除可能です。

    error

    OpenGLエラー。

    performance

    パフォーマンスに影響を与えている問題点。

    portability

    他のプラットフォームでは動作しないかもしれないこのプラットフォーム上のOpenGLの正当な使用。

    undefined

    OpenGLの仕様で定義されていない動作をするOpenGLの使用。

    deprecated

    廃止されたOpenGLの機能(レガシー)の使用。

    other

    他の色々なメッセージ。

    annotation

    Houdiniデバッグ注釈。

    group

    Houdiniメインレンダリンググループ注釈。

    opengl

    OpenGLドライバからのメッセージ。

    compiler

    GLSLコンパイラまたは他のコンパイラからのメッセージ。

    window

    ウィンドウマネージャ(WGL、GLX、AGL)からのメッセージ。

    houdini

    Houdiniからのメッセージ。

    thirdparty

    OpenGL、Houdini、ウィンドウマネージャ以外からのメッセージ。

  • HOUDINI_OGL_PICKBUFFER_PATH

    ビューポートピックのデバッグ用。ピックバッファを後の走査用の画像ファイルとして書き出す場所を指定します。 ループ前に書き出すファイルの数を制御して既存ファイルを上書きするには、HOUDINI_OGL_FILECOUNT変数を使用してください。

  • HOUDINI_OGL_SNAPBUFFER_PATH

    ビューポートスナップのデバッグ用。スナップバッファを後の走査用の画像ファイルとして書き出す場所を指定します。 ループ前に書き出すファイルの数を制御して既存ファイルを上書きするには、HOUDINI_OGL_FILECOUNT変数を使用してください。

  • HOUDINI_OGL_BEAUTY_PATH

    ビューポート描画のデバッグ用。ジオメトリ描画を後の走査用の画像ファイルとして書き出す場所を指定します。 ループ前に書き出すファイルの数を制御して既存ファイルを上書きするには、HOUDINI_OGL_FILECOUNT変数を使用してください。

  • HOUDINI_OGL_VIEWPORT_PATH

    ビューポート描画のデバッグ用。最終ビューポートバッファを後の走査用の画像ファイルとして書き出す場所を指定します。 ループ前に書き出すファイルの数を制御して既存ファイルを上書きするには、HOUDINI_OGL_FILECOUNT変数を使用してください。

  • HOUDINI_OGL_FILECOUNT

    OpenGLバッファをHOUDINI_OGL_SNAPBUFFER_PATH, HOUDINI_OGL_PICKBUFFER_PATH , HOUDINI_OGL_BEAUTY_PATHの値で書き出す時に保持する画像の数を制御します。

  • HOUDINI_OGL_DITHER_TEXTURE

    ビューポートのディザリング用途でテクスチャパスとして使用されるランダムテクスチャをカスタマイズします。 ここにはブルーノイズテクスチャを指定すると良いでしょう。 テクスチャは、必ず解像度が256×256で、値が0.01.0でなければなりません。 この変数を設定しなかった場合、ホワイトノイズテクスチャが代わりに使用されます。 これは、3Dビューポートと2D画像ビューアに影響します。

  • HOUDINI_OGL_DITHER_PDF_TRI

    ビューポートのディザリングを実行する時に均一な確率関数から三角分布へのリマッピング処理を有効にします。 これは、3Dビューポートと2D画像ビューアに影響します。 デフォルトでは、これは無効になっています。

  • HOUDINI_COPY_SUFFIX

    この変数は、コピー/ペーストする時に、ユーザ指定の一時ファイルを作成するために使うことができます。

  • HOUDINI_OPNAMESPACE_HIERARCHY

    オペレータタイプのネームスペース階層を、ネームスペース名とオペレータタイプ名をスペース区切りで降順の優先順位で並べたリストとして定義します。 この階層は、スクリプト内(例えば、opaddコマンド)で使う曖昧なオペレータタイプ名を解決するために使われます。 いくつかの例:

    "userB userA"の階層を指定し、userA::hdauserB::hdaのオペレータが利用可能な場合、"opadd hda"コマンドはuserB::hdaを選択します。

    "Sop/hda::2.0"の階層を指定し、hda::2.0hda::3.0のオペレータが利用可能な場合、"opadd hda"コマンドはhda::2.0を選択します。

    "Sop/hda::"の階層を指定し、hdahda::1.0のオペレータが利用可能な場合、"opadd hda"コマンドはhdaを選択します。

  • HOUDINI_RMAN_CURVE_BASIS

    廃止。 RIBストリーム内にRiCurveプリミティブを生成する時のカーブ補間を指定します。 この変数には、"linear"または"cubic"のどれかを指定します。この変数は廃止され、将来のバージョンで削除される予定です。 この変数は、ri_curveinterpolationのDetail文字列アトリビュートに置き換わりました。

  • HOUDINI_COP_DISK_DEFAULTNAME

    廃止。

  • HOUDINI_COP_ENSURECOLORPLANES

    強制的に各COP2がCとAのカラー平面を生成するようにします。 これは、古いバージョンのHoudiniと上位互換を持たせるためにあります。

  • HOUDINI_COP_MAXRES

    最大コンポジット解像度を上書きします(デフォルトは10000×10000)。 この整数は、画像の最大幅と最大高さの両方で使用されます。

  • HOUDINI_RI_SHADERPATH

    RIB出力ドライバのShader PathパラメータにRSLシェーダ検索パスを指定しなかった(または、そのパラメータがない)時、 この環境変数がチェックされます。 この環境変数が存在すると、その値がRIBストリームに出力されます。 この環境変数が存在しなかった場合、特別に構築された検索パスがRIB出力ファイルに出力されます。 その特別に構築されたパスは、現行ディレクトリの後に、HOUDINI_PATH内のri_shaderサブディレクトリのリスト、 その後にRenderManのデフォルトのシェーダ検索パスという構成になっています。

  • HOUDINI_RI_RIXPLUGINPATH

    RIB出力ドライバの Rix Plugin Path パラメータにRISシェーダ検索パスを指定しなかった(または、そのパラメータがない)時、 この環境変数がチェックされます。 この環境変数が存在すると、その値がRIBストリームに出力されます。 この環境変数が存在しない場合は、RISプラグインパスはRIBファイルに出力されません。

  • HOUDINI_FILE_VIEWER

    ファイルの閲覧で使用する外部アプリケーションを指定します。

  • HOUDINI_CHECK_XFORM

    レンダラー用のスクリプトを生成する時、この変数を設定していれば、オブジェクトのトランスフォームが単数(つまり、ゼロスケールが存在する)かどうかテストされます。 トランスフォームが単数なら、オブジェクトは出力されません。

    この変数の値は、トランスフォームをゼロとみなす閾値です。つまり、変数の値は非常に小さい浮動小数点に設定してください。

  • HOUDINI_STPATH

    ポップアップダイアログスクリプトからシェーダコードを編集する時のシェーダのソースの検索パスを指定します。

  • HOUDINI_STEDIT

    シェーダを編集するための外部アプケーションを指定します。

  • HOUDINI_DOUBLEBUFFER

    この変数は、ONまたはOFFのどれかに設定します。これは、強制的にHoudiniをシングルバッファモードかダブルバッファモードのどれかで実行させます。

  • HOUDINI_WORKSHEET_BOXPICK

    この環境変数は、ネットワークのワークシート内での左マウスによる矩形選択の設定を上書きするために使われます。設定可能な値は、middleまたはrightです。

  • HOUDINI_DEFOPTYPEPREFIX

    サブネットを新しいオペレータタイプに変換する時、このプリフィックスが存在すれば、新しいオペレータのベース名に使われます。 プリフィックスが存在しなければ、ユーザ名が使われます。

    例えば、この変数に"foobar_"を設定すれば、作成されるすべてのオペレータの名前のベース名の頭にfoobar_が付けられます。 これによって、他のプロジェクトのオペレータの名前と衝突せずに済みます。

  • HOUDINI_VEX_COMPILER

    VEXコードのコンパイルで使う外部アプリケーション。通常はvccです。

  • HOUDINI_ABEKAS_LOGNAME

    Abekasフレームレコーダーにログインするためのユーザ名を指定します。

  • HOUDINI_ABEKAS_LOGPASSWD

    Abekasフレームレコーダーにログインするためのパスワードを指定します。

  • HOUDINI_MD_COMMAND

    stdinから画像を読み込み、持続フレームバッファデバイス(つまりMPlay)で表示するためのmd画像デバイスで使われる外部アプリケーションを指定します。

  • HOUDINI_MD_COMMAND_FLIP

    stdinから画像を読み込み、持続フレームバッファデバイス(つまりMPlay)で上下に反転して表示するためのmd画像デバイスで使われる外部アプリケーションを指定します。

  • HOUDINI_MPLAY_LOCKPATH

    MPlayロックファイルを作成するためのディレクトリを指定します。これらのファイルは通常では、ユーザのHOMEディレクトリに作成されます。 この変数の値は、ロックファイルが作成されるディレクトリ(つまり、/tmpc:/temp)を指定します。

    この変数を定義すると、Houdiniアプリケーションはシステムシグナル(SIGSEGV、SIGQUITなど)をハンドリングしようとしません。

  • HOUDINI_EXTERNAL_HELP_BROWSER

    この変数を定義すると、Houdiniは外部でヘルプドキュメントを表示するためのデフォルトのウェブブラウザを立ち上げます。この変数は、Houdiniのフローティングヘルプブラウザペインにのみ適用されます。 つまり、組み込みペインでは、Houdini独自のヘルプブラウザが使われます。この環境変数は、標準のヘルプブラウザでは表示できないHTMLコンテンツ(例えば、https)を表示する時に役に立ちます。

  • HOUDINI_DISABLE_BACKGROUND_HELP_INDEXING

    この変数を1に設定すると、Houdiniはヘルプファイルをバックグラウンドでインデックス化しなくなります。 この変数を設定しなかった場合、または、1以外の値に設定した場合、Houdiniは起動時に別スレッドでヘルプファイルをインデックス化します。 このスレッドは、起動時に1回すべてのヘルプファイルをインデックス化してから、アプリケーションセッション中に増分で変更をインデックス化します。

    この変数はHoudiniを起動する前に設定しないと反映されません。

    Note

    バックグラウンドによるヘルプのインデックス化は、グラフィカルHoudiniでのみ動作します。

  • HOUDINI_IP_COMMAND

    stdinから画像を読み込み、ビューア(つまりiplay)で表示するためのip画像デバイスで使われる外部アプリケーションを指定します。

  • HOUDINI_IP_COMMAND_FLIP

    stdinから画像を読み込み、ビューア(つまりiplay)で上下に反転して表示するためのip画像デバイスで使われる外部アプリケーションを指定します。

  • USER

    内部的に、Houdiniはこの変数をログインセッションからの情報で上書きします。 この変数は、ログインしているユーザの名前を意味します。

  • HOUDINI_OS

    Houdiniが走っているOS。この変数に現在設定されている可能性のある値は、"Windows","Linux","MacOS"です。

  • HOUDINI_UI_RESOURCES

    Houdiniで使われるリソースファイルの名前を指定するアプリケーション変数。 この変数を変更することはほとんどなく、間違えて設定してしまうと、グラフィカルHoudiniアプリケーションの起動が失敗します。

  • HOUDINI_PATH

    Houdiniが構成ファイルを検索するディレクトリのパス。

  • HOUDINI_OTL_PATH

    このパスは直接Houdiniで使われません。上位互換用にHOUDINI_OPLIBRARIES_PATHHOUDINI_OTLSCAN_PATHの値のデフォルト値を設定するために使われます(HOUDINI_OTL_PATHは、HOUDINI_OPLIBRARIES_PATHが現在意味していることを示すために使われます)。

  • HOUDINI_OTLSCAN_PATH

    このパスはHoudiniがOTLファイルを検索するディレクトリを指定します。 この値は、Asset Managerが、OTLファイルの検索にOPlibrariesファイルを使わないように設定されている場合のみ使われます。 この値のデフォルトは、HOUDINI_OTL_PATH内の各ディレクトリに/otlsを追加したパスです。

  • HOUDINI_OPLIBRARIES_PATH

    Houdiniが起動時にOTLファイルを読み込むためのOPlibrariesファイルを検索するディレクトリのパスです。 OPlibrariesファイルは、Asset Managerがそれらのファイルを使うように設定されている場合のみ使われます。そうでない場合は、OTLファイルが直接スキャンされます。 このデフォルトのパスは、HOUDINI_OTL_PATHと同じです。

  • HOUDINI_SCRIPT_PATH

    Houdiniがスクリプトを検索するディレクトリのパスです。 これには、HScriptの.cmdファイル、tckl/tkコマンドの.tcl.tkのファイル、Alfred出力ドライバのコマンドスクリプトを含みます。

  • HOUDINI_SOHO_PATH

    sohoで使われるディレクトリのパス。

  • HOUDINI_CLIP_PATH

    Houdiniが.clip.bclipのチャンネルファイルを検索するディレクトリのパス。

  • HOUDINI_CUSTOM_PATH

    Houdiniがカスタムパネル情報を検索するディレクトリのパス。

  • HOUDINI_DESK_PATH

    Houdiniがdesktopを検索するディレクトリのパス。

  • HOUDINI_DSO_PATH

    カスタムプラグインを読み込むための検索パス(Dynamic Shared ObjectsまたはDynamic Link Libraries)。

  • HOUDINI_IMAGE_DSO_PATH

    画像フォーマットの読み書きをするカスタムプラグイン(.so,.dll)を読み込む検索パス。

  • HOUDINI_AUDIO_DSO_PATH

    オーディオやチャンネルのファイルを読み書きするカスタムプラグイン(.so,.dll)を読み込む検索パス。

  • HOUDINI_MOCAPSTREAM_DSO_PATH

    カスタムMocapストリームデバイス(.so,.dll)をMocapStream SOPに読み込む検索パス。

  • HOUDINI_MV_DSO_PATH

    カスタムビデオリーダー/ライター(.so,.dll)を読み込む検索パス。

  • HOUDINI_PDG_DSO_PATH

    カスタムPDGノード、ワークアイテム、スケジューラ定義(.so,.dll)を読み込む検索パス。

  • HOUDINI_PDGD_DSO_PATH

    カスタムPDGデータインターフェース、サーバー定義(.so,.dll)を読み込む検索パス。

  • HOUDINI_OPUI_DSO_PATH

    ノードにアイコンやテキストバッジを追加するといったカスタムネットワークエディタプラグインを読み込む検索パス。

  • HOUDINI_USD_DSO_PATH

    USDプラグインを読み込む検索パス。 これらのパスがUSDライブラリに渡されて、それら自身のプラグインの読み込みが行なわれます。

  • HOUDINI_VEX_DSO_PATH

    カスタムVEX関数を読み込む検索パス。

  • MANTRA_DSO_PATH

    Mantra固有のプラグイン(プロシージャル)を読み込む検索パス。

  • KARMA_CONDUCTOR_FRESNEL_FIX

    グレージング角(接平面と入射光線がなす角)、特にラフネスが強い箇所で過度に明るい結果を生成してしまうMaterialX Conductor BSDFの良くないフレネルを修正します。 これは、Karma CPUとXPUの両方に影響を与えます(デフォルトは0)。

  • KARMA_DICING_LEGACY

    サブディビジョンメッシュとディスプレイスメントメッシュに対するテセレーションのレガシーモード。 これは、古いレンダリング結果と一致させるための互換性のためだけに使用することを目的にしています。 理想としては、見た目の改善(詳細レベル間の滑らかな遷移)とメモリ使用量の改善のために値を0に設定するべきです。

  • KARMA_VARYING_ARRAY_PRIMVARS

    一部のPrimvarは、エレメント毎に可変長配列を使って定義されている場合があります。 この例としては、スケルタル変形のブレンドウェイトがそれです。 通常では、そのようなタイプのPrimvarはシェーディングでは実際に使用しません。 そのようなタイプのPrimvarをシェーディングで利用できるようにしたい何かしらの理由があるのであれば、これを有効にすると良いでしょう。

  • KARMA_DSO_PATH

    Karma固有のプラグイン(プロシージャル)を読み込む検索パス。

  • KARMA_POLY_DERIV_FIX

    接線の不連続性が原因のポリゴン上の高い周波数のバンプマップやノーマルマップの不連続なアーティファクトを修正します。 また、非RATテクスチャによる過剰フィルター/柔らかい外観も修正します(デフォルトは0)。

  • KARMA_XPU_MAX_SHADER_TEXTURE_RES

    Karma XPUで使用されるシェーディングテクスチャの解像度上限。 0の値は制限なしを意味します(デフォルトは0)。

  • KARMA_XPU_MAX_LIGHTING_TEXTURE_RES

    Karma XPUで使用されるライティングテクスチャの解像度上限。 0の値は制限なしを意味します(デフォルトは8192)。

  • KARMA_XPU_MAX_UDIM_U

    U軸の最大UDIMインデックス(デフォルトは10)。

  • KARMA_XPU_MAX_UDIM_V

    V軸の最大UDIMインデックス(デフォルトは10)。

  • KARMA_XPU_THREAD_COMPILE

    XPU用にスレッド対応のシェーダコンパイルを有効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_EMBREE_DEVICE

    Karma XPUでレンダリングする時にEmbreeデバイスを無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_OPTIX_DEVICE

    Karma XPUでレンダリングする時にOptixデバイスを無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_DEVICE_0

    Karma XPUでレンダリングする時にDevice0を無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_DEVICE_1

    Karma XPUでレンダリングする時にDevice1を無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_DEVICE_2

    Karma XPUでレンダリングする時にDevice2を無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_DEVICE_3

    Karma XPUでレンダリングする時にDevice3を無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_DEVICE_4

    Karma XPUでレンダリングする時にDevice4を無効にします。

  • KARMA_XPU_DISABLE_MIPMAPS

    Karma XPUでテクスチャのMipmapを無効にします。

  • KARMA_XPU_OPTIX_CURVE_OPT_LEVEL

    Karma XPUでのOptixカーブの最適化レベル。 レベルが高いほど高速ですが、メモリ消費量も増えます。

    0

    自動(デフォルト)

    1

    2

    3

  • KARMA_XPU_OPTIX_FORCE_CONSTANT_FOLDING

    これは、XPUがパラメータ値をシェーダコードに直接ハードコーディングするようにします。 これによってレンダリングパフォーマンスは約20%向上しますが、シェーダコンパイルは頻度が増して時間がかかるようになります。

    0

    オフ(デフォルト)

    1

    オン

  • KARMA_XPU_OPTIX_HQ_LINEAR_FILTERING

    Karma XPU Optixデバイスで高品質な線形フィルタリングを実行します(これはパフォーマンス負荷が大きくなります)。

    0

    オフ(デフォルト)

    1

    オン

  • KARMA_XPU_OPTIX_SPARSE_TEXTURES

    Karma XPU Optixデバイスは、必要に応じてロードされるSparseテクスチャを使用します。 これを有効にするとGPUメモリ消費量が少なくなります。 これを無効にするとGPUメモリ消費量が多くなりますが、パフォーマンスが良くなります。

    0

    オフ(デフォルト)

    1

    オン

  • KARMA_XPU_OPTIX_FORCE_GAS_TRACE

    これは、若干速度が遅くなるもののNVidiaドライバのバグ(2023までのドライバで発生していました)を回避することができるOptiXの隠し機能を設定します。

    0

    オフ(デフォルト)

    1

    オン

  • KARMA_XPU_OPTIX_VALIDATION_MODE

    これは、若干速度が遅くなるもののNVidiaドライバのバグ(2023までのドライバで発生していました)を回避することができるOptiXのデバッグ機能を設定します。

    0

    オフ(デフォルト)

    1

    オン

  • KARMA_XPU_OPTIX_DC_STACK_BOOST

    これは、OptiXの“Direct callable”部分に対してスタックアロケーションを高速化します。 これによって、若干速度が遅くなるもののNVidiaドライバのバグ(2023までのドライバで発生していました)を回避することができます。 デフォルトは150ですが、0から500の範囲で十分です。 値が大きいほどXPUが遅くなるので、クラッシュが回避される最低値を模索するのが良いでしょう(最低でも32の倍数)。

  • HOUDINI_ENABLE_OLD_PRESETS

    設定すると、このパラメータペインのツールバーのプリセットメニューが、ファイルを使ったプリセットの読み書きをする古い形式のプリセットオプションを表示します。

  • HOUDINI_USE_OTL_AS_DEFAULT_HDA_EXT

    設定すると、Houdiniは新しい.hda拡張子の代わりに昔の.otlをデジタルアセットのデフォルトの拡張子として使用します。

    これは、まだ新しい.hda拡張子を扱えないレガシーのアセット管理システムを使用している時に役に立ちます。

  • HOUDINI_GEOMETRY_PATH

    ジオメトリファイルの検索パス。

  • HOUDINI_GEOMETRY_CACHESIZE

    Houdiniでテセレートされるジオメトリのキャッシュ化のサイズ。テセレートされたジオメトリは、ビューポートレンダリングと光線の交差で使われます。

  • HOUDINI_MACRO_PATH

    ツールバーのマクロファイルの検索パス。

  • HOUDINI_MENU_PATH

    メインメニュー、ノードのRMBメニュー、パラメータメニュー、シェルフメニューなどのXMLメニューファイルの検索パス。

    これらのパスは、逆順で走査されます。つまり、そのパス内で後方のディレクトリのファイルが最初に読み込まれ、そのパス内の前方のディレクトリのファイルがその後に読み込まれます。 これによって、デフォルトのメニューが最初に読み込まれるようになるので、カスタムファイルによってその変更を可能としています。

  • HOUDINI_PDG_PATH

    PDGテンプレート、インターフェースファイル、カスタムPythonノード定義の検索パス。

  • HOUDINI_PDGD_PATH

    カスタムPDGDビジュアライザとバックエンドタイプの検索パス。

  • HOUDINI_PYTHON_PANEL_PATH

    ファクトリーとカスタムPythonパネルファイルの検索パス。パネルファイルは、Houdiniを起動した時に検索されて読み込まれます。 それらのファイルは、Python Panelで表示されるインターフェースを定義したり、Python Panelインターフェースメニューの構成を設定することができます。

  • HOUDINI_TEXTURE_PATH

    画像を読み込む検索パス。これには、RATファイルと他の2Dフォーマット、さらにI3Dの3Dテクスチャファイルを含みます。

  • HOUDINI_TEXTURE_DISK_CACHE

    いくつかの画像フォーマットは、レンダリング時にテクスチャマップとして使用するとパフォーマンスが向上します。 imaketxプログラムを使用することで、そのようなハイパフォーマンスなテクスチャファイルを生成することができます。 この変数は、テクスチャリングに向かないテクスチャマップをどのようにテクスチャリングに使用するのかを制御し、それらの画像に対して自動的にimaketxを実行してハイパフォーマンスなテクスチャファイルを生成します。 この変換は1回だけ実行されるので、全体的なパフォーマンスが向上します。

    • 設定なし、または、native: 変換なしでテクスチャマップをそのまま使用します。

    • localは、(可能であれば)ソーステクスチャと同じディレクトリ下にハイパフォーマンスなテクスチャファイルを生成します。

    • tempは、ローカルディスクキャッシュを使用してハイパフォーマンスなテクスチャファイルをそこに格納します。このキャッシュは、htexcacheコマンドラインユーティリティを使用して制御することができます。

    • allは、まず最初にローカルテクスチャファイルの生成を試みて、それが失敗すれば、代わりに“temp”ディスクキャッシュが使用されます。

    • dir=<path>は、テクスチャキャッシュ用ディレクトリを指定します。変換されたすべてのテクスチャがこのディレクトリに配置されます。

    • size=<size>は、テクスチャキャッシュ(localではなくて、tempまたはdirのどちらか)のサイズ(MB)を指定します。このサイズは、htexcache -z <size>を実行するのと同様で、キャッシュのサイズを変更します。

    例えば、$HIP/maps/color.pngのテクスチャファイルはローカルテクスチャファイルとして$HIP/maps/color.ratの場所に生成することができますが、HDA内に格納されているテクスチャはローカルテクスチャファイルとして生成することができないので、“temp”ディスクキャッシュにキャッシュファイルが生成されます。

    Note

    tempまたはdirのテクスチャキャッシュディレクトリに関する情報は、htexcacheコマンドラインツールを使用することで照会/設定することができます。

  • HOUDINI_TOOLBAR_PATH

    ファクトリー/カスタムのシェルフとシェルフツールの検索パス(つまり、シェルフファイル)の検索パス。 シェルフファイルは、Houdini起動時に検索されて読み込まれます。 これらのファイルは、タブメニューに表示させるツールを定義したり、シェルフ領域(通常ではメインメニュー下)に表示させるためにツールをグループ化(つまり、ツールバーまたはシェルフ)することができます。

  • HOUDINI_RADIALMENU_PATH

    出荷時とカスタムのRadialメニューの検索パス。そのRadialメニューファイルは、Houdiniを起動した時に検索されて読み込まれます。

  • HOUDINI_RAMP_PATH

    出荷時とカスタムのランプの検索パス。そのランプファイルは、Houdiniを起動した時に検索されて読み込まれます。

  • HOUDINI_LUT_PATH

    出荷時とカスタムのLUTsの検索パス。

  • HOUDINI_UI_APP_PATH

    .ui定義ファイルのアプリケーション検索パス。このパスを変更する際は注意してください。そうしないと、グラフィカルHoudiniアプリケーションが起動しなくなる可能性があります。

  • HOUDINI_UI_AUDIO_PATH

    インターフェースが使う音声通知ファイルのアプリケーション検索パス。 このパスを変更する際は注意してください。そうしないと、音声通知が動作しなくなる可能性があります。

  • HOUDINI_UI_CURSOR_PATH

    Houdiniマウスカーソルセットを配置したアプリケーション検索パス。 このパスを変更する際は注意してください。そうしないと、マウスカーソルが現在のコンテキストを反映しなくなる可能性があります。

  • HOUDINI_UI_DIALOG_PATH

    ステート、ハンドル、オペレータ、HDAから生成されたHoudiniダイアログファイルを配置するアプリケーション検索パス。 このパスを変更する時には注意してください。そうしないと、パラメータペインは、選択したオブジェクトのユーザインターフェースを表示しなくなります。

  • HOUDINI_UI_PATH

    すべてのユーザインターフェースのファイルの基本パス。この変数を変更する際は十分に注意してください。グラフィカルHoudiniアプリケーションが起動しなくなる可能性があります。 パスをこの変数に追加する前に、他のHOUDINI_UI変数が、あなたが追加しようとしているパスを既に持っているかどうかチェックしてください。新しいパスをこの変数に追加すると負荷が大きくなる場合があります。

  • HOUDINI_UI_TEMPLATE_PATH

    ステート、ハンドル、オペレータ、HDAのユーザインターフェースを構成するためにHoudiniが使用するパーツを配置するアプリケーション検索パス。 このパスを変更する時には十分注意してください。Houdiniは、ユーザインターフェースパーツを見失うと、まったく回復できなくなることがあります。

  • HOUDINI_UI_ICON_PATH

    アイコンファイルの検索パス。このパスを設定すれば、$HOUDINI_PATH/config/Iconsのデフォルトを上書きします。

  • HOUDINI_GEOMETRY_FORMAT

    ジオメトリを保存する時に使われるデフォルトのジオメトリフォーマットを指定します。 デフォルトはHoudiniの現在のバージョンを使用します。 "hclassic"に設定すると、Houdiniバージョン11のジオメトリフォーマットでジオメトリを保存します。これは最新のフォーマットの機能すべてをサポートしません。

  • HOUDINI_ICON_CACHE_DIR

    レンダリングされるアイコンのキャッシュを格納するディレクトリ。デフォルトでは、このキャッシュは、$HOME/houdiniX.Y/config/Iconsに格納されます。 ホームディレクトリが遅い(例えば、ホームディレクトリがネットワークサーバーに格納されている)なら、この変数にローカルパスを設定すれば、Houdiniの起動時間が速くなる場合があります。

  • HOUDINI_NO_EXTERNAL_ICON_CACHE

    設定すると、Houdiniはレンダリングされたアイコンの外部キャッシュを使用することも保存することもしなくなります。

    これは、アイコンキャッシュ問題のデバッグ用です。 これは起動時間が劇的に遅くなるので、通常では使用しないでください。

  • HOUDINI_VEX_PATH

    VEXコードの検索パス。このパスを設定すれば、$HOUDINI_PATH/vex/のデフォルトパスを上書きします。ダイアログスクリプトの検索は、VEX検索とは別になっていて、HOUDINI_PATHで制御します。

  • HOUDINI_GLSL_PATH

    GLSLコードの検索パス。このパスを設定すれば、$HOUDINI_PATH/ogl2/のデフォルトパスを上書きします。ダイアログスクリプトの検索は、GLSL検索とは別になっていて、HOUDINI_PATHで制御します。

  • HOUDINI_ASSET_STORE_PATH

    ユーザのアセットストアーに関係するファイル(アセットOTL、ライセンス、インストールするアセットのリストなど)の検索パス。

  • HOUDINI_OUTLINEFONT_PATH

    Font SOPFont COPで使われるAdobe Type 1またはTrue Typeのフォントを検索するためのパスを設定します。

  • HOUDINI_BACKUP_DIR

    Numbered Backup保存オプションを設定した時にバックアップされるHIPファイルの保存先のディレクトリを設定します。 HOUDINI_BACKUP_DIRにはネイティブのファイルパスを設定しなければなりません。 独自のファイルシステム(FS)パスには対応していません。

  • HOUDINI_BACKUP_FILENAME

    Numbered Backup保存オプションを設定した時にファイルのバックアップで使われるファイル名のテンプレート。$BASENAME$Nの2つの変数が必要です: $BASENAMEは、保存されているファイル名の拡張子を除いた名前に置き換わります。 $Nは、バックアップ番号に置き換わります。 $Nの後に1桁の数値を追加すれば、その数値がバックアップ番号で使われる桁数として解釈されます。 この桁数よりも少ないバックアップ番号はゼロで桁数が埋められます。 デフォルト値は、$BASENAME_bak$Nです。

    サブディレクトリパスを含めることができますが、このテンプレートの一部で$BASENAMEのみが置換されます。 これを使用することで、指定したファイルに対してすべてのバックアップをサブディレクトリにグループ化することができます(例えば、$BASENAME/$BASENAME_bak$N)。

    Note

    houdini.envファイル内に変数を設定する場合、$文字をエスケープする必要があります(例えば、\$BASENAME/\$BASENAME_bak\$N)。

  • HOUDINI_AUTOSAVE_FILENAME

    Numbered Backup自動保存オプションを設定した時に、自動保存ファイルバックアップで使われるファイル名のテンプレート。$BASENAME$Nの2つの変数が必要です: $BASENAMEは、保存されているファイル名の拡張子を除いた名前に置き換わります。 $Nは、バックアップ番号に置き換わります。 $Nの後に1桁の数値を追加すれば、その数値がバックアップ番号で使われる桁数として解釈されます。 この桁数よりも少ないバックアップ番号はゼロで桁数が埋められます。 デフォルト値は、$BASENAME_auto$Nです。

    サブディレクトリパスを含めることができますが、このテンプレートの一部で$BASENAMEのみが置換されます。 これを使用することで、指定したファイルに対してすべてのバックアップをサブディレクトリにグループ化することができます(例えば、$BASENAME/$BASENAME_auto$N)。

    Note

    houdini.envファイル内に変数を設定する場合、$文字をエスケープする必要があります(例えば、\$BASENAME/\$BASENAME_auto\$N)。

  • HOUDINI_MAX_BACKUP_FILES

    この環境変数を設定すれば、Numbered Backup保存オプションを設定した時にHoudiniが作成するバックアップファイルの数を制限します。 この環境変数を0に設定すれば、制限が無効になり、Houdiniはリソースが許容する範囲(デフォルト)でバックアップファイルを作成します。 制限数に到達すると、ファイル名で一番古い番号を持つファイルが削除されます。

  • HOUDINI_STASH_DIR

    これは、Stash SOPで貯蔵されたジオメトリの保存先となるデフォルトパスの作成に使用されるディレクトリです。 このディレクトリがパスパラメータに変換される際には、変数展開は実行されません。

    デフォルト値は$HIP/stashです。

  • HOUDINI_STASH_FILENAME

    Stash SOPが新規ファイルを作成する必要が出てきた時に、その貯蔵に使用されるファイル名のテンプレート。 $OSは、Stash SOPがロックされたHDA内にない限りは、そのStash SOPの名前に置換されます。 ロックされたHDA内にある場合、最初の編集可能な親ノードの名前に置換されます。 $Nは、固有性を確保するために選択されたランダムな16進数文字列に置換されます。 $HIPNAMEなどの他の環境変数は、パスが生成される時に展開されます。

    このファイル名の末尾には、適切なファイルタイプ(通常では.bgeo.sc)が付きます。

    デフォルト値は$HIPNAME.$OS.$Nです。

  • HOUDINI_NO_SPLASH

    この環境変数を設定すれば、Houdiniのスプラッシュスクリーンが表示されなくなります。

  • HOUDINI_SPLASH_MESSAGE

    スプラッシュスクリーン上に表示させるカスタムメッセージを定義します。このメッセージに3文字の//nを記述すれば、スプラッシュスクリーンで改行をすることができます。

  • HOUDINI_SPLASH_FILE

    スプラッシュスクリーンのカスタムファイルを定義します。ビルド特有の情報を記述するために、HOUDINI_SPLASH_MESSAGEと一緒にこのファイルを増やしたい場合があります。

    Note

    このオプションはApprenticeセッションでは利用不可です。

  • HOUDINI_BUFFEREDSAVE

    有効にすると、ファイルが最初にメモリバッファに保存さてからディスクに書き出されます。 これは、Windows2000のマシンのネットワークに保存する時、またはネットワークシークの負荷が高い他の場所に保存する時に役に立ちます。

  • HOUDINI_VDB_FORCE_STREAM_SAVE

    有効にすると、.vdbファイルは強制的にファイルストリームを介して保存されるようになるので、その保存された.vdbファイルに対して遅延読み込みを実行する機能は無効になります。 これによって、ファイルシークが回避されてファイル書き込みパフォーマンスが向上します。 特にQumuloファイルシステムがこの影響を受けます(か、Isilonファイルシステムはそうではありません)。

  • HOUDINI_ALLOW_PYTHON_SOP_MULTITHREADING

    1に設定すると、Houdiniは、Python SOPノードが別スレッドからhouパッケージをコールするマルチスレッドコードを実行するのを許可します。

    0に設定すると、Python SOPノードが別スレッドからhouパッケージをコールするマルチスレッドコードを実行すると、Houdiniはハングアップしてしまいます。

    HOUDINI_ALLOW_PYTHON_SOP_MULTITHREADINGを1に設定する場合の注意点は、この変数が0に設定されていた時にはハングアップしていなかった場合でもHoudiniがハングアップしてしまう可能性があることです。 例えば、Python SOPノードが別スレッドでクックする時、または、独自のバックグラウンドスレッドがHoudiniクック中にhouパッケージのコールを試みる時がそうです。

    デフォルト設定は0です。

  • HOUDINI_VIEWERHANDLE_PATH

    Pythonビューアハンドルの実装に使用されるビューアハンドルファイルの検索パス。 Houdiniは、起動時にこれらのファイルを検索してビューアハンドルを登録します。

  • HOUDINI_VIEWERSTATE_PATH

    ビューアステートファイルの検索パス。これは、ビューアステートの実装に使用しているPythonファイルのことです。 Houdiniは、それらのファイルを起動時に検索して、標準のビューアステートとユーザ定義のビューアステートを登録します。

  • HOUDINI_HUSDPLUGINS_PATH

    色々なSolaris Pythonプラグインの検索パス。 このパス下のサブディレクトリには、例えば、Scene Import LOP(Objectノードをそれに呼応するUSDノードに変換)やMaterial Library LOP(VOPノードをUsdShadeプリミティブに変換)で使用される機能が実装されているPythonモジュールを格納します。

  • HOUDINI_LAYOUTPLUGINS_PATH

    アセットマネージャ定義などのレイアウトツールに関連したプラグインファイルの検索パス。

  • HOUDINI_CLONEPLUGINS_PATH

    レンダーファーム上でのHoudiniクローンの起動などのHoudiniクローンに関連したプラグインファイルの検索パス。

  • HOUDINI4_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン4の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • SphereTubeToriiCircle内のポイントの順番を変更します。

    • Clip SOPDistance パラメータの方向を反転します。

    • 古いキャプチャー領域ウェイティングメソッドに戻します。

  • HOUDINI55_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン5(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • 常にPolyWire SOPComposite CHOPをブレンドしながら最短パス回転を使うとは限りません。

    • 指定したボーンの2つのマイナスZ軸間の角度計算をする古いboneangle()の挙動に戻します。 通常では、このエクスプレッション関数を(180-boneangle(...))として使うことで、簡単に新しい挙動に変換できることを知っておいてください。

    • POP、SOP、COP2、SHOP内のSwitchオペレータは、Null入力を1つにまとめません。

    • チャンネルパターンをグロッビング(ワイルドカード)する時、その順番が逆の作成順に戻されます。これはFetch CHOPと、chlschreadchwriteのHScriptコマンドに影響があります。

    • "tmgls -l" HSscriptコマンドが、/Directorで始まるパスを表示するように戻されます。

    • Houdiniにターゲット方向に平行なUpベクトルを持つ何かを注視するように伝える時、私達が何もしない時に古い挙動に戻ります。これはすべてのHoudiniに影響があります。 これは、すべてのオペレータ、mlookat()エクスプレッション関、lookat()VEX関数のLook Atパラメータを含みます。

  • HOUDINI6_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン6.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • ソフト変形( SoftPeakSoftTransformEdit SOPSoft オプションは適用されません)と Ignore Connectivity Off を使うとき、接続性はそのソフト半径を考慮しません。 Houdiniバージョン6.1以降では、2つのポイントを接続しているソフト半径内に一連のエッジが存在する場合のみ、それらのポイントが接続されます。 Houdiniバージョン6.0以前または、このフラグをオンにすると、2つのポイントを接続しているエッジが存在すれば、それらのポイントが接続されます。

    • Fetch CHOPは以下の順番でFetchが実行されるトラックの順番を作成します。

      • アニメーションチャンネル(Fetchが実行されるオペレータのパラメータ順)

        • CHOPデータトラック

      • 非アニメーションパラメータ(パラメータ順)

    • Edit SOPは、古いメソッドを使って、サーフェスが残りの入力を基準に変化する方法を決めます。

  • HOUDINI7_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン7.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • Object CHOPには、+Z軸とソースからターゲットオブジェクトに向かうベクトル間の角度を計算する Single Bearing Angle の値を持つ Compute パラメータがあります。 この角度は、以前のバージョンでは、不正に90度分減らされていました。今では、ターゲットオブジェクトがソース方向にまっすぐ向いている時(Z軸に沿って測定)、角度がHoudiniバージョン7.0の時の-90度ではなく、正しく0度として計算されます

  • HOUDINI8_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン8.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • グローバルVOP変数リストには、Illuminance VOPの直接の子ノードのilluminanceグローバル変数を含みます。 つまり、深くネスト化された子ノードの変数は考慮されません。そのような変数を省略するのは技術的には良くありませんが、illuminance変数を任意の深さの子ノードすべてに追加すると、変数の順番が複雑になり、既存のVOPネットワークが壊れます。

    • csh形式の変数モディファイアが無効になります。通常では、Houdiniはcsh形式のモディファイアを使って、HScriptとHoudiniの変数を展開します。 例えば、ryan.cmdの変数の値では、$var:rは、ryanを返します。

  • HOUDINI95_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン9.5(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • Transform CHOPは、 Transform Order パラメータの古い(正しくない)解釈を使います。

  • HOUDINI10_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン10.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • cycle()cyclet()のHScriptエクスプレッション関数とHOM関数の古い挙動を用意します。

  • HOUDINI11_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン11.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • 廃止されたキャプチャーアトリビュート名にマッチするパターンが、Attribute Transfer SOPAttribute Composite SOPの現在のキャプチャーアトリビュートにマッチできます。

    • UNIXコマンドは、$SHELL変数内の値の代わりにデフォルトでcshを実行します。

    • ノード作成で指定したオペレータタイプ名が、optypeネームスペースやバージョン検索を使わずに、そのままの名前で使われます。 これは、HScriptならopaddコマンドで常に-eを指定、HOMならhou.Node.createNode()にexact_typeとしてtrueを渡すのと同じです。 いくつかのオペレータがこれよりも新しいバージョンであっても、Houdini11のopscriptで生成したスクリプトは常に、正確にノードネットワークを最生成します。

  • HOUDINI17_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン17.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • スケールより先に回転するトランスフォーム順序に対して古いcracktransform()の挙動を使用します。

  • HOUDINI19_5_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン19.5(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • $FFとhou.frame(False)は、小数点以下6桁に丸められるのではなく、有効桁数6桁に丸められます。

  • HOUDINI11_PERFMON_COMPATIBILITY

    有効にすると、 Windows ▸ Performance Monitor のメニューエントリー上をクリックすると、Houdiniバージョン11.1とそれ以前のバージョンで利用可能だったパフォーマンスモニタを開きます。 バージョン11.1のパフォーマンスモニタは、ノード情報ツールチップウィンドウ(つまり、ノード上をクリック)にもパフォーマンスデータを表示します。

  • HOUDINI10_VOLUME_COMPATIBILITY

    有効にすると、ボリュームの.bgeo保存は、Houdiniバージョン10.0とそれ以前のバージョンとの互換のために、タイル化しないフォーマットを使います。

  • HOUDINI13_VOLUME_COMPATIBILITY

    この設定は、ボリュームプリミティブに対して共有されるデータの保存を無効にします。 これを有効にすると、ジオメトリファイルが非常に大きくなり、ジオメトリを再読み込みする時に情報の共有が失なわれます。 これは、通常では同じボリュームプリミティブのコピーを複数持つジオメトリにのみ影響があります。

  • HOUDINI13_GEO_COMPATIBILITY

    これを設定すると、Houdini13.0と互換性のある.geo/.bgeoファイルの保存を有効にします。 HOUDINI13_VOLUME_COMPATIBILITYも参照してください。

  • HOUDINI14_GEO_COMPATIBILITY

    この設定は、Houdini14.0と互換性のある.geo/.bgeoファイルの保存を有効にします。 これを設定しなかった場合、パックジオメトリプリミティブが適切に読み込まれなくなります。

  • HOUDINI15_PARMDATA_COMPATIBILITY

    この設定は、Houdini15.0とHoudini15.5と互換性のある形式でジオメトリパラメータデータの保存を有効にします。

  • HOUDINI15_5_GEO_COMPATIBILITY

    この設定は、Houdini15.5と互換性のある.geo/.bgeoファイルの保存を有効にします。 これを設定しなかった場合、Houdini16.0以降で保存されたポリゴンまたは四面体を含んだファイルが、Houdini15.5またはそれ以前のバージョンで適切に読み込まれなくなります。

  • HOUDINI16_5_DEFORM_COMPATIBILITY

    この設定は、古いボーン変形アルゴリズムを有効にします。 このアルゴリズムは、キャプチャ領域のエンドキャップをアニメーションさせることで、その両端を別々に変形させることができます。

  • HOUDINI6_FILTER_COMPATIBILITY

    Houdiniバージョン6.1のローレベルフィルタリングコードに重大なバグが見つかりました。 このバグを修正すると、そのフィルタリング結果が前のバージョンと劇的に変わります。 以前の挙動を保持する場合は、このコントロールを設定します。しかし、このコントロールは、修正前のフィルタリングが不正だったので使用をお勧めしません。 このコントロールは将来のHoudiniのバージョンで削除されます。

  • HOUDINI13_FILTER_COMPATIBILITY

    Houdini13のテクスチャ化に対してMip-Map計算に大きなバグがありました。 このバグを修正することで、Mip-Mapのフィルタリングの結果が前のバージョンと劇的に変わってしまいます。 前のバージョンの挙動を維持するためには、このコントロールを設定します。 しかし、バグ修正前のフィルタフィングは正しくなかったので、このコントロールは使用しない方が良いです。 このコントロールは、将来のHoudiniのバージョンで削除されます。

  • HOUDINI18_COMPATIBILITY

    有効にすると、Houdiniバージョン17.0(とそれ以前のバージョン)の特異な挙動がいくつか有効になります。これは古いhipファイルを読み込むために用意しています。 その古い挙動のサポートは将来のHoudiniのバージョンで保証されていません。現在では、この変数は以下のことをサポートしています:

    • Cluster SOPの壊れたKMeans++メソッドを使用して、既に生成されているクラスタを維持します。

  • HOUDINI_SIMPLIFIED_NODE_NAMES

    有効にすると、ノード名に.-の文字を使うことができなくなります。 デフォルトでは、これらの文字は使用することが可能です。

  • HOUDINI_HIPEXT

    この変数を設定すると、HoudiniはSaveダイアログで.hipの拡張子を追加しなくなります。 さらに、それに関連するSaveダイアログで.otl.bgeoの拡張子も追加しません。

  • HOUDINI_ACCESS_METHOD

    この値には、0123(デフォルト)のどれかを設定して、HoudiniがWindows内のファイルとディレクトリのパーミッションをチェックするために使用するメソッドを選択します。

    0は、調べるファイルのWindowsのユーザとグループのパーミッション設定に対して、現在のユーザのパーミッションをチェックします。 このメソッドはネットワークログインサーバーを使うマシンでは遅くなる場合があります。

    1は、Windowsのユーザとグループのパーミッションをチェックするために別の方法を使用しますが、Windows2000サービスパック2で壊れた機能のためにあります。

    2は、単にファイルのアトリビュートをチェックするだけです。このメソッドは高速ですが、ユーザとグループのパーミッションを無視するので、ファイルやディレクトリの書き込みで実際に書き込めないことが起きる可能性があります。

    3は、CreateFile() Window APIを使用してチェックを行なう最も新しいメソッドです。

  • HOUDINI_COOK_MODE_THRESHOLD

    この変数を設定すれば、Houdiniのメモリ使用量に安全な制限(MB単位)を設定することができます。 Houdiniが、このメモリ制限を越えると、直ぐに Never クックモードに切り替わり、ユーザに警告を表示します。 この環境変数を0に設定すれば、この機能が無効になります。この設定は、32ビットオペレーティングシステム上でHoudiniが走っている時のみ必要です。

  • HSCRIPT_SAFEQUIT

    この変数を設定すると、HScriptのquitコマンドがユーザにquitを実行するのかどうか確認を求めます。

  • HSCRIPT_ALLOW_BACKGROUND_RENDER

    デフォルトでは、HBatchはレンダリングを強制的にレンダリングが完了するまでHBatchをブロックするようにします。 この変数を設定すれば、HBatchがバックグラウンドでレンダリングすることができます。

  • HOUDINI_OLD_RATS

    この変数はHoudiniで生成されるRATファイルテクスチャのフォーマットを制御します。

    0に設定すると、新しいTBFファイルフォーマットが使われます。

    1に設定すると、古いRATフォーマットが使われます。 このオプションのデフォルト値は0です。通常では、TBFテクスチャの方がパフォーマンスが良いので、この変数は、テクスチャをHoudiniバージョン8.0以前と互換を持たせる時だけ有効にするべきです。

  • HOUDINI_QTML_USE_GDI

    この変数は、Windowsプラットフォーム上でQuickTimeがDirectDrawやDCIの代わりにGDIを使うようにさせるために使います。

    1に設定すれば、強制的にGDIが使われます。0に設定すれば、QuickTimeがどれにするか決めます。 このオプションのデフォルト値は、NVidiaのドライバに関係のあるQuickTimeダイアログコンポーネントでクラシュを回避するために1に設定されています。

  • HOUDINI_MAX_CACHED_FBX_SCENES

    メモリに保持するためのキャッシュ化するFBXシーンの最大数を設定します。ノードがクックされる度に全体のファイルを再読み込みしないようにするために、ディスク上の複数のFBXファイルにリンクしているシーンで役に立ちます。 デフォルト値は1で、最小値は0、最大値は20です。

  • HOUDINI_TRANSFORM_MOTIONCLIP

    これを有効にすると、MotionClipの評価結果は、パックジオメトリのIntrinsicトランスフォーム行列でトランスフォームされるようになります。 これが有効な場合、MotionClipはTransform SOPなどのノードで変更することができます。 デフォルトでは、これは有効になっています。

  • HOUDINI_NETEXCHANGE_HEARTBEAT

    分散シミュレーションがデータを他のノードと交換している時、これは他のノードが追いつくのを待つ間にデータをブロックします。 その間は、何もCPUを使わないのでプロセスは死んだように思えます。 この変数の値がゼロ以外のプラスの値なら、ハートビートを標準出力に表示する間隔の秒数を意味します。 これにより、このプロセスがまだ活動中であることを知ることができます。

  • HOUDINI_NETEXCHANGE_MINPACKETSIZE

    分散による圧力計算中に、たくさんの小さなパケットが送信されます。 いくつかのネットワーク設定によって、小さなパケットの送信を遅延させることができ、追加データが揃うまで遅延させるようにすることもできます。 このオプションには、パケット交換時に送信される最小パケットのサイズをバイト単位で指定します。 ping -sを使うことで、ネットワーク間で安全に送信可能なパケットサイズを判断することができます。

  • HOUDINI_NETEXCHANGE_QUICKACK

    パイプ転送を実行した時に読み込むソケットをTCP_QUICKACKヒントに設定します。 これは、遅延を招くタイムアウトを待つのではなく、即座にACKを送信します。

  • HOUDINI_DOPVOLUME_NANTEST

    有効にすると、色々なDOP Gasマイクロソルバが処理の前後でNANに対してフィールドをスキャンします。 これは、それらの番号がシミュレーションで表示している場所を探すのに役に立ちます。perfmon -o stdoutを最初に設定して、NaNテストがエラーを出力する時、マイクロソルバが何を操作するのかを決めるのに役に立ちます。

  • HOUDINI_MULTITHREADED_COOKING

    実験レベル :有効にすると、Houdiniは可能な限りマルチスレッドのノードクッキングを実行しようと試みます。Houdiniバージョン11の時点では、これを有効にすると、デッドロックなどのクッキングの問題が起こる可能性があります。 この環境設定は現在のところ、ビューポートオブジェクトクッキング以外のクッキングには何の影響も ありません

  • HOUDINI_DISABLE_NESTED_MULTITHREADING

    マルチスレッドアルゴリズムをネストさせた場合、タスクベースの並列度次第では、その内側にあるアルゴリズムもマルチスレッドになります。 とはいえ、Houdiniの元々のマルチスレッドシステムはネストを何も想定していませんでした。 これを1に設定すると、古いスタイルのアルゴリズムではネストされたマルチスレッドが無効になり、おそらくマルチスレッドが遅くなって効率が悪くなります。 とはいえ、デッドロックや他の問題が見つかった場合には、このフラグを使用することで、古い動作に戻して、この変更が原因なのかどうか調べることができます。

  • HOUDINI_OGL_FIXEDVOXELSIZE

    表示の不透明度を計算する時に、サイズでボリューム内のボクセルの濃度をスケールせずに、すべてのボクセルが1×1×1の立方体として扱われます。その結果、ボクセルは、解像度が高いほどより不透明になります。

  • HOUDINI_OGL_VOLUMESHADING

    HoudiniがGPUコンピュートシェーダを使って、それに対応したハードウェア上で煙ボリュームにライトを適用します。 この環境変数を0に設定すると、別のテクニックを使って、代わりにCPU上で低品質なシェーディングが実行されます。

  • HOUDINI_OCL_VENDOR

    OpenCLのプロセッシングでHoudiniが使用するOpenCLコンテキストを作成する時に選択するプラットフォームベンダーを指定します。

  • HOUDINI_OCL_DEVICETYPE

    OpenCLプロセッシングで使用するOpenCLデバイスのタイプを指定します。 選択項目は、GPUCPUです。 HOUDINI_OCL_VENDORを設定して、プラットフォームベンダーが一度識別されていれば、指定したタイプのデバイスのみが使われます。 HOUDINI_OCL_VENDORを設定していなければ、利用可能なOpenCLプラットフォームすべてが検索されて、指定したタイプの最初のデバイスが返されます。 そのため、この変数を設定することで、デバイスの切り替えが簡単にできます。

  • HOUDINI_OCL_DEVICENUMBER

    HOUDINI_OCL_DEVICETYPEで指定したタイプのOpenCLデバイスが複数存在する場合、この変数は、OpenCLプロセッシングで使用するデバイスを選択します。 例えば、2つ以上のGPUを持つコンピュータの場合、この変数はOpenCLのデフォルトのGPU以外のGPUを選択することができます。

  • HOUDINI_OCL_PATH

    OpenCLカーネルの検索パス。このパスを設定すれば、$HOUDINI_PATH/ocl/のデフォルトのパスを上書きします。

  • HOUDINI_OCL_MEMORY_POOL_SIZE

    Houdiniは、パフォーマンスの改善とフラグメンテーションの減少のために、OpenCLにデバイスメモリを割り当てるためのメモリプールを使用します。 この変数は、そのメモリプールに割り当てる総デバイスメモリあたりの割合を指定します。 例えば、デフォルト設定の0.125は、メモリプールにデバイスメモリの1/8を割り当てます。 指定したOpenCLデバイスが32ビットの場合、総デバイスメモリがこの割合で乗算される以前に4GBに制限されていることに注意してください。

  • HOUDINI_OCL_REPORT_BUILD_LOGS

    有効にすると、Houdiniは、コンパイルしたすべてのOpenCLカーネルのビルドログを出力します。 これによって、警告を検査することができます。

  • HOUDINI_OCL_REPORT_MEMORY_USE

    有効にすると、Houdiniは、OpenCLカーネルコールのすべての設定の後でOpenCLメモリ使用量の統計情報を出力します。

  • HOUDINI_OCL_OGL_INTEROP

    Houdiniは、可能であれば、レンダリングでOpenCLバッファをOpenGLと共有することを試みます。 この環境変数を0に設定すると、OpenCLとOpenGL間のこの相互運用が無効になります。

  • HOUDINI_OCL_FEATURE_DISABLE

    Houdiniで無効化されるOpenCLデバイス機能のリスト。 このリストは、デバイスの失敗をデバッグするのに役立ちます。 これらのリストは主にOpenCL3.0機能サポートフラグに呼応しています。例えば、CL_DEVICE_DEVICE_ENQUEUE_SUPPORTです。

  • HOUDINI_OCL_IMAGE_ADVECTION

    Gas Advect CL DOPは、移流を実行する前にVelocityフィールドを画像に変換することを試みます。 この環境変数を0に設定すると、このDOPがその画像変換をしなくなります。

  • HOUDINI_IOBUFFER_SIZE

    新しい書き込みのタスクの追加をブロックする前に、バックグラウンド出力スレッドにスプールするためのMBの数。

  • HOUDINI_DOP_MAXCACHE

    最大DOPキャッシュサイズ(MB)を設定します。 DOPノードのキャッシュサイズが、ここで指定したサイズよりも大きくなると、このサイズに制限されます。 マイナス(デフォルト)値の場合は、その制限はありません。

  • HOUDINI_SOP_DISABLE_CACHENODE

    このオプションを設定すると、Cache SOPが無効になります。

    Note

    これは、キャッシュに依存したネットワークを壊してしまったり、 キャッシュが使用されていた箇所を再クックすることになるのでネットワークが大幅に遅くなってしまいます。

    Cache SOPをプレイブレストにだけ使用し、ファームマシンにメモリを溜めたくない時に役立ちます。

  • HOUDINI_SOP_DISABLE_COMPILENODE

    これを設定すると、Block End Compile SOPは常にコンパイルされなくなります。

    パフォーマンステストを実行してコンパイル設定とコンパイルしない設定との違いを確認したい場合や、バグの原因を特定するためにコンパイルをしないというルールを設けたい時に役立ちます。

  • HOUDINI_RUN_IN_FOREGROUND

    1に設定すると、Houdini GUIアプリケーションをシェルまたはターミナルから起動させるとデフォルトでフォアグラウンドとして起動します。 1に設定しなかった場合、GUIアプリケーションがバックグラウンドで起動するので、そのシェルまたはターミナルと関連付かなくなります。 このオプションは、OSXには何の効果もありません。

  • HOUDINI_OGL_FAST_BONES

    有効にすると、Nullとボーンのレンダリングが、オブジェクトすべてを累積し、1つのインスタンス描画コールを発行することで実行されます。

  • HOUDINI_FAST_TRANSFORM_HANDLES

    単一頂点シェーダを使用してすべてのトランスフォームハンドルパーツを描画する実験段階の機能を有効にします。

  • HOUDINI_DISTRIBUTEDPROJECTION_DIAGNOSTICS

    分散圧力を計算中に分散スライスが一貫した射影行列を構築していることを確証するために、余分なチェックを実行します。 分散計算が収束に失敗している場合に、提出する余分な診断情報を取得するには、これを有効にしてください。

  • HOUDINI_SAS_DISABLE_ASSET_DOWNLOAD

    1に設定すると、すべてのHoudiniディストリビューションに定期的にインストールされるOrboltのアセット(つまり、Simple Toon Character)をグラフィカルHoudiniがダウンロードしなくなります。 デフォルトは0です。

  • HOUDINI_USE_HFS_OCL

    デフォルト値の1に設定すると、この変数は、$HFSに既に入っているビルトインのCPU OpenCLドライバを読み込むようにHoudiniに伝えます(64ビットWindowsとLinuxのみ)。 このビルトインのCPUデバイスは、通常のOpenCLデバイス指定、例えばHOUDINI_OCL_DEVICETYPE=CPUを使用して選択することができます。

    また、通常のOpenCLデバイス選択の処理に失敗すると、Houdiniはこのドライバを使用し、GPUを持たないレンダーファームへのOpenCLジョブの投入を安全にします。 この環境変数を2に設定すれば、このフォールバックの仕組みが無効になり、0に設定すればビルドインデバイスを完全に無効にします。

    大元のオペレーティングシステムでコマンドラインまたはレジストリを介してこの環境変数を0に設定すれば、 ビルトインドライバがメモリにまったく読み込まれなくなり、仮想ディスプレイドライバによる何かしらのクラッシュ問題が回避されます。 しかし、houdini.env内でこれを0に設定すれば、ビルトインドライバがメモリに読み込まれるようになりますが、デバイス選択では無視されます。

    OSXでは、この変数は何の効果もありません。

  • HOUDINI_DISABLE_AUDIO_SERVER

    1に設定すると、Audio Serverが初期化されなくなります。 デフォルトは0です。

  • QT_MOUSE_COMPRESS_LIMIT

    Linuxでは、Qtはマウス移動イベントを圧縮してパフォーマンスを上げています。 この圧縮は、短期間の周期内で発生した複数のマウスイベントを単一のマウスイベントとしてアプリケーションに発行することで動作しています。 このマウスイベント圧縮のデメリットは、マウス移動の追跡をするオペレーション(例えば、ビューポート内でのカーブの描画)において品質が悪くなることです。 そのため、Houdiniではマウスイベント圧縮をデフォルトで無効にしています。

    QT_MOUSE_COMPRESS_LIMITをゼロ以外の整数値に設定することで、この圧縮を有効にすることができます。 この値は、圧縮の実行毎に圧縮されるマウス移動イベントの最大数を意味します。 この値が高いほど、許容される圧縮の数が増えます。

    Houdiniのビューポートまたはマウス移動を追跡するHoudini内の他のインターフェース(例えば、PySideまたはPyQtで記述されたOpenGLビューポート)を操作する時に、 そのレスポンスが遅いと感じた場合には、この変数を設定してください。

    この変数はLinuxでのみ効果があります。

  • HOUDINI_CHOP_MOTION_SAMPLES

    この変数は、hchannel.prefファイルが存在しない時に、Global Animation Settings CHOP Motion Samplesの値を上書きします。 この変数を使用することで、レンダリング時にConstraintsのCHOPサンプリングレートを上げることができます。

  • HOUDINI_NVIDIA_OPTIX_DSO_PATH

    OptiX DSO検索パスを定義します。この変数が存在すれば、IPRツールボックスでデノイズボタンを有効にするのかどうかも決まります。

  • HOUDINI_NVIDIA_OPTIX_DEVICENUMBER

    OptiX Denoiserで使用するデバイスID。OptiXデバイスIDを調べるにはhgpuinfo -oを使用します。 未定義のまま、または-1に設定すると、1番目のデバイスが使用されます。

  • HOUDINI_WINDOW_REDRAW_RATE

    ウィンドウが再描画する間隔のミリ秒を定義します。 これは、リモートデスクトップセッションまたはレコーディングセッションをする上で役に立ちます。 デフォルト値は0で、再描画タイマーを使用しません。

  • HOUDINI_PACKAGE_DIR

    Houdiniがパッケージファイルを走査する際に利用可能な1つ以上のカスタムディレクトリパスを指定します。

  • HOUDINI_PACKAGE_VERBOSE

    パッケージ処理中のコンソールへのメッセージロギングを有効にします。

  • HOUDINI_PACKAGE_SKIP

    パッケージ処理を無効にします。

  • HOUDINI_VIEWER_STATE_VERBOSE

    起動時のViewerステート登録中のコンソールへのメッセージロギングを有効にします。

  • HOUDINI_ERROR_ON_ILLEGAL_NODE_EDITS

    これを0に設定すると、クック中にシーンを変更した時にエラーが投げられなくなります。 この環境変数は、緊急対策として不当な挙動を許可するためだけに存在しています。 この変数は、今後何の知らせもなく削除され、その不当なノード編集が一切不可になります。

    現在のところ、これは、クック中にPythonを使ったノードの削除が当てはまります。 これを無効にすると、Houdiniは、それを行なったシーンを使用すると即座にクラッシュしてしまいます。

  • HOUDINI_DISABLE_SOP_MEMORY_TRACKING

    SOPキャッシュマネージャのメモリ追跡を無効にします。 これを使用することで、消費メモリを計算するオーバーヘッドを回避することができます。

  • HOUDINI_LOAD_VERIFICATION

    有効にすると、ロード時に余分な有効性チェックを実行して問題の修復を試みます。 現在のところ、これはノードを読み込む時にSpareパラメータのみをチェックします。 デフォルトでは無効になっています。

  • HOUDINI_DISABLE_PDG

    有効にすると、起動時にPDGノードタイプが作成されなくなります。 これによって起動時間が若干改善されますが、TOPノードを操作できなくなります。

  • HOUDINI_PDG_DEFAULT_SERVICE_POOL_SIZE

    プラスの値を設定すると、この変数は、PDG Servicesで作成されるデフォルトのROP FetchサービスとPython Scriptサービスのプールサイズを決定します。 これらのサービスが作成されると、それらの設定は$HOUDINI_USER_PREF_DIR/pdgservices.jsonファイルに保存され、この変数はもはやそれらのプールサイズに何も影響しなくなります。

    この変数が設定されていない、または、0の値に設定されている場合、デフォルトのサービスのプールサイズは、システムのコア数の半分で初期化されます。

  • HOUDINI_PDG_CACHE_DEBUG

    PDGがクック中に出力ファイルキャッシュ情報をプリントするかどうかを決めます。 デフォルトでは、これは無効になっていますが、1から4の値を設定することで、デバッグ出力が有効になります:

    値を1に設定すると、キャッシュエントリが古いまたは見つからない事を起因とした不明キャッシュのログ化、常にファイルを書き出すワークアイテムのログ化を有効にします。

    値を2に設定すると、上記の情報をプリントするだけでなく、キャッシュファイルテーブルに対してキャッシュヒットとキャッシュ更新を行ないます。

    値を3に設定すると、PDGはさらにワークアイテムのキャッシュIDが増分または依存関係から同期する度にメッセージをプリントします。

    値を4に設定すると、上記に加えてPDGはカスタムキャッシュまたはDirtyハンドラーがファイルまたはワークアイテムの処理に成功する度にメッセージをプリントします。

  • HOUDINI_PDG_EXPR_DEBUG

    PDGがクック中にアトリビュートエクスプレッションのデバッグ情報をプリントするかどうかを決めます。 デフォルトでは、これは無効になっていますが、1から3の値を設定すると、デバッグ出力が有効になります:

    値を1に設定すると、時間依存とマークされたアトリビュートとDirty(変更あり)になったアトリビュートのログを有効にします。 どちらの場合でも、そのログメッセージは、PDGを介してネットワークを評価するバッチワーカープロセス(例えば、ROP FetchやHDA Processor)でのみ出力されます。 PDGワークアイテムアトリビュートは、TOPネットワークを評価するプロセスでは時間依存ではありません。

    値を2に設定すると、ワークアイテムアトリビュートを参照したパラメータからのすべてのアトリビュート評価のログを有効にします。

  • HOUDINI_PDG_NODE_DEBUG

    PDGがクック中にノード状態の情報をプリントするかどうかを決めます。 このオプションを使用することで、ハングしたグラフをデバッグしたり、完了したいくつかのノードに関する余分なログ情報を取得することができます。 デフォルトでは、これは無効になっていますが、1から3の値を設定すると、ノードのデバッグ出力のレベルを変更することができます:

    値を1に設定すると、ノードがワークアイテムの生成やパーティション化を終了した時やそのノード内のすべてのワークアイテムがクックを終了した時に、ノードの状態のメッセージがプリントされます。

    値を2に設定すると、ノードの生成/クック状態のメッセージだけでなく、エラーメッセージもプリントします。

    値を3に設定すると、ノードの生成/クック状態、エラー、警告もプリントします。

    値を4に設定すると、上記のすべてのメッセージだけでなく、各ノードコールバックの呼び出しのメッセージもプリントします。

  • HOUDINI_PDG_SCHEDULER_DEBUG

    PDGがクック中にスケジューラのステータス情報をプリントするようにするかどうかを決めます。 このオプションを使用することで、スケジューラの問題をデバッグしたり、PDGグラフで起きている事に関する余分な情報を取得することができます。 デフォルトでは、この変数は無効になっていますが、これを1または2の値に設定すると、ロギングが有効になります:

    これを1の値に設定すると、クックの開始やキャンセルなどのスケジューライベントに関するステータスメッセージが有効になります。

    これを2の値に設定すると、上記のデバッグレベルのすべてのメッセージだけでなく、ワークアイテムのスケジューリング関連のメッセージも有効になります。

  • HOUDINI_PDG_SERVICE_DEBUG

    PDGがクック中にサービスクライアントのステータスに関する情報をプリントするかどうかを決めます。 このオプションを使用することで、サービスの問題、または、サービスクライアントの競合をデバッグすることができます。

    この値を1に設定すると、サービスが追加される度、サービスがワークアイテムで使用される度、サービスが利用可能なクライアントリストに戻される度にステータスメッセージが有効になります。

    この値を2に設定すると、上記のメッセージに加えて、さらに、ワークアイテムがスケジュールに組まれる度、そのワークアイテムタイプで何のサービスクライアントも利用できない度にデバッグログメッセージが有効になります。

    この値を3に設定すると、上記のメッセージに加えて、さらに、サービスから追加または除去されているサービスクライアントに関する追加情報が有効になります。

    この値を4に設定すると、上記のメッセージに加えて、さらに、ワークアイテムジョブがサービスクライアントに送信される度にデバッグログメッセージが有効になります。

  • HOUDINI_PDG_TRANSFER_DEBUG

    PDGがクック中にファイル転送ステータス情報をプリントするようにするかどうかを決めます。 これを使用することで、独自のファイル転送ハンドラーをデバッグしたり、PDGグラフがリモート作業ディレクトリにコピーしようとしているファイルを追跡することができます。

    デフォルトでは、このオプションは無効になっています。

    この変数を1の値に設定すると、失敗したファイル転送のログメッセージが有効になります。

    この変数を2の値に設定すると、失敗したファイル転送だけでなく、成功したファイル転送のログメッセージも有効になります。

    この変数を3の値に設定すると、成功/失敗したファイル転送だけでなく、すべてのファイル転送ログが有効になります。 これには、ファイルが変更されていないことやローカルとリモートでファイルが同じという理由でスキップされたファイルのログも含まれます。

    最後に、この変数を4の値に設定すると、上記に加えて、独自のファイル転送ハンドラーをデバッグするための特別なプリントアウトも有効になります。

  • HOUDINI_PDG_WORK_ITEM_DEBUG

    PDGがクック中にワークアイテム状態の情報をプリントするかどうかを決めます。 これは、ワークアイテムが失敗した時期を追跡したり、ファームシステムで利用される詳細な出力を用意したり、進捗を追跡できるようにスケジューラを構築するのに役立ちます。

    デフォルトでは、このオプションは無効になっています。

    この変数に1の値を設定すると、スケジューラでクックされるすべてのワークアイテムのログメッセージが有効になります。 このワークアイテムには、InvokeなどのIn-Processでクックされるワークアイテムは含まれますが、クック時に何も処理をしないAttribute Create TOPなどのノード内のワークアイテムは含まれません。 このログレベルでは、“実際に”処理を行なっているワークアイテムのログメッセージのみを表示することができます。

    この変数に2の値を設定すると、レベル1と同じログを有効にしますが、すべてのタイプのワークアイテムに対して有効にします。 このワークアイテムには、パーティションとクック時に何も処理をしないAttribute Create TOPなどのノード内のワークアイテムが含まれます。

  • HOUDINI_PDG_TYPE_ERROR

    PDGノードとスケジューラ定義を読み込んだ時のエラーをコンソールにプリントするかどうかを決めます。 これは、カスタムノードタイプを読み込んだ時の問題をデバッグするのに役立ちます。

    デフォルトでは、これは無効になっています。

    環境内でこの変数が存在(または値を1に設定)すると、読み込みエラーがプリントされます。

    値を2に設定すると、PDGは読み込んだノードタイプ毎にメッセージをプリントします。

  • HOUDINI_PDG_TYPE_SKIPLIST

    検索パスからPDG Pythonモジュールをロードする時にスキップしたいファイル名またはディレクトリのリストを指定します。 このリスト内のエントリーは:文字で区切ってください。

  • HOUDINI_ENABLE_HOM_ASSERTS

    有効にすると、hou.assertTrue(condition)conditionFalseに評価された時にAssertionErrorを引き起こします。

  • HOUDINI_BGEO_TO_USD_DEFAULT_ARGS

    BGEOファイルを読み込むUSDプラグインで使用される引数のデフォルトセットを指定した文字列。 これらの引数は、アセットパスの一部として渡す時と同じ形式で表現してください。 これらのデフォルトの引数は、アセットパスの一部として渡される引数やBGEOファイルに設定されているDetailアトリビュートよりも優先度が低く扱われます。

    対応している引数は、USD Configure SOPで生成されるDetailアトリビュートの名前からusdconfig接頭辞を除去した名前と同じです。 利用可能なすべての引数に関する情報は、そのノードのヘルプを参照してください。

    sampleframe=1

    プラグインは、デフォルト値ではなくタイムコード1でのタイムサンプルとしてジオメトリアトリビュートを編集します。

    sampleframe=1&topology=animated

    タイムコード1でのタイムサンプルとしてジオメトリアトリビュートを編集し、さらに、トポロジーアトリビュートをタイムサンプルとして編集します。

  • HOUDINI_HSERVER_USE_HTTP

    hserverからライセンスを要求する時にhttp通信を有効にします。 このHoudiniの挙動は値に応じて異なります:

    0

    http通信を無効にし、レガシーのプロトコルのみを使用します。

    1

    利用可能であればhttp通信の使用を許可します。何かしらの原因でライセンス要求が成功しなかった場合は、代わりにレガシーのプロトコルが使用されます。

    2

    http通信のみを使用し、必要に応じてレガシーのプロトコルを代用するということをしません。

    デフォルト値は0です。

  • HOUDINI_HSERVER_PORT

    ローカルのhserverプロセスと接続を試みる時に使用するデフォルトのポート番号を定義します。 この環境変数が設定されていなければ、デフォルト値は1714です。

  • HOUDINI_LIC_API_VERSION

    使用するライセンスAPIのバージョンを指定します。 これは、過去に同梱されていたライセンスシステムをアップグレードして実験段階の機能を有効にしたい場合に役立ちます。

  • HOUDINI_LOP_PLACEHOLDER_LAYERS

    LOPノードステージを作成した時に、そのステージに追加したい空っぽのプレースホルダーレイヤーの数を指定します。 これらのプレースホルダーレイヤーでは、LOPsは比較的処理が重いオペレーションであるレイヤースタックの編集をすることなく、ステージを編集することができます。 デフォルト値は4です。

  • HOUDINI_LOP_STITCH_DEDUPLICATE_SAMPLES

    入力のサンプルデータが最新のサンプルデータと同じである場合に、レイヤーのステッチ時にタイムサンプルの生成を無視するかどうかを制御します。 デフォルト値は0です(つまり、どのサンプル生成も無視/重複排除しません)。

  • HOUDINI_API_KEY_FILE

    hkeysesictrlで使用されるAPIキーファイルを指定します。 これによって、E-Mailとパスワードを使ったログインをする必要なく、APIをコールすることができます。

  • HOUDINI_HDADYNAMICPAYLOAD_CACHESIZE

    USDでHDAペイロードを読み込む用。 HDAからのジオメトリデータは、短期間で再度アクセスする必要性に備えて、一時的にキャッシュ化されます。 ここには、そのキャッシュの最大サイズをMB単位で指定します。

    デフォルトでは、この最大キャッシュサイズは128MBです。

  • HOUDINI_LIC_OPT

    すべてのHoudiniアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_CORE_LIC_OPT

    すべてのHoudini Coreアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_FX_LIC_OPT

    すべてのHoudini FXアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_INDIE_LIC_OPT

    すべてのHoudini Indieアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_NC_LIC_OPT

    すべてのHoudini Apprenticeアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_EXPER_LIC_OPT

    すべてのHoudini Experimentalアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_PDG_LIC_OPT

    すべてのPilotPDGアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_HYTHON_LIC_OPT

    すべてのhythonとhbatchアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_MANTRA_LIC_OPT

    すべてのMantraアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_KARMA_LIC_OPT

    すべてのKarmaアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_MPLAY_LIC_OPT

    すべてのMplayアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_PLUGIN_LIC_OPT

    すべてのプラグインアプリケーションに適用するオプションのリストを定義します。

    Note

    UnrealとUnityには、ライセンスを制御する独自の環境変数があります。

    詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_UNREAL_PLUGIN_LIC_OPT

    Unrealプラグインに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_UNITY_PLUGIN_LIC_OPT

    Unityプラグインに適用するオプションのリストを定義します。 詳細は、hserverを参照してください。

  • HOUDINI_LIC_WEBSOCKET

    対話型アプリケーションが自身とhserverの間にウェブソケットを作成できるようにします。 作成されたウェブソケットによって、hserverとそのアプリケーションはお互いにメッセージを送信できるようになります。 例えば、hserversesinetdに接続できなかった場合に、hserverは、その接続できなかった事とユーザがそれにすぐに対処すべきである旨のメッセージをそのアプリケーションに送信してユーザに知らせることができます。

  • HOUDINI_DEFAULT_LOG_SOURCES

    Houdiniを起動した時にLog Viewerペインで収集されるログソースを制御します。 デフォルトは空っぽの文字列で、何もログ情報を収集しないことを意味します。 この値には、トークンをスペースで区切ったリストを指定してください。 スペースを含んだトークンは引用符で閉じてください。 トークンにはワイルドカードを使用することができます。

  • HOUDINI_BEARER_TOKENS

    サーバーにGETリクエストを送る時にOAuth2 BearerアクセストークンをAuthorizationヘッダとして追加するかどうかを制御します。 この文字列の書式は<domain of url>:<access token>です。 複数のトークンを追加するには、トークンの間に;を追加してください。 ドメイン毎に1個のトークンしか存在できないことに注意してください。 例えば、www.sidefx.com:abcdef;www.google.com:tfalkjのように2個のトークンを指定します。 1つ目はwww.sidefx.comに対して値がabcdefのトークン、2つ目はwww.google.comに対して値がtfalkjのトークンです。

  • HOUDINI_CONSOLE_PYTHON_PANEL_ERROR

    Pythonパネルを起動した時のエラーがそのパネル内に表示されるだけでなく、コンソールにも送信されるようになります。

  • HOUDINI_ASSETGALLERY_DB_FILE

    Asset Galleryデータベースに使用するファイルのファイル名またはフルパス。 このデータベースは、Layout LOPのAsset Gallery用デフォルトデータソースです。

    ここに絶対パスまたは.構文による相対パスを指定した場合、そのファイルがまだ存在しなければ、その指定された場所にファイルが作成されます。

    ここにファイル名だけを指定した場合、HoudiniはHOUDINI_PATHからそのファイルを検索し、そのファイルが見つからなければ、$HOME/houdiniX.Yの場所にそのファイルが作成されます。

    デフォルト値はassetGallery.dbです。

  • HOUDINI_MATERIALCATALOG_DB_FILE

    Material Catalogデータベースに使用するファイルのファイル名またはフルパス。 このデータベースは、Material Linker LOPのMaterial Catalog用デフォルトデータソースです。

    ここに絶対パスまたは.構文による相対パスを指定した場合、そのファイルがまだ存在しなければ、その指定された場所にファイルが作成されます。

    ここにファイル名だけを指定した場合、HoudiniはHOUDINI_PATHからそのファイルを検索し、そのファイルが見つからなければ、$HOME/houdiniX.Yの場所にそのファイルが作成されます。

    デフォルト値はmaterialCatalog.dbです。

  • HOUDINI_VIEWPORT_INFO_MAX_FPS

    ビューポート情報で表示される1秒あたりの最大フレーム数を定義します。 デフォルト値は120です。

  • HOUDINI_DELAYSYNC_HDA

    デジタルアセットになっているノードが作成される時、遅延同期は、すべての子ノードを即座には作成しません。 これは、クックでそのデジタルアセットの内容が必要にならない限り遅延されます。 この目的は、常に安全なオペレーションにすることです。

    この変数を0に設定すると、HDAの遅延同期が無効になり、遅延同期によって生じた問題をデバッグしたり回避するのに役立ちます。

  • HOUDINI_ASYNCIO

    この変数を1に設定すると、Python3.7以降のasyncioサポートが有効になります。

  • HOUDINI_GL_USE_MATERIALX

    LOPコンテキストでのHoudini GLレンダーデリゲートでMaterialXマテリアルサポートを有効にします。 デフォルト値は1です。

  • HOUDINI_ANIM_ENABLE_GPU_ACCELERATION

    1に設定すると、アニメーショングラフエディタはGPUアクセラレーションを使用して高速化されます。 0に設定すると、CPUが使用されます。

    たいていの場合、GPUがCPUよりもはるかに非力でない限り、または、GPUアクセラレーションを有効にしてエラーが出ない限り、ここは1のままにしてください。

  • HOUDINI_PLAYBAR_SNAP_TIME_TO_EARLIER_FRAME

    1に設定すると、2つのフレームの間をクリックすると、時間が前のフレームにスナップします。 0に設定すると、時間は最も近いフレームにスナップします。 デフォルト値は1です。

  • PDG_LICENSE_MODE

    PilotPDGまたはhython --pdgが特定のタイプの代替ライセンスを使用するように制限します。 PDGライセンスの取得が必ず最初に試みられます。 それが失敗した場合でのデフォルトの代替となる挙動は、Houdini Engineを試みてから、Core、最終的にFXライセンスの取得を試みます。 以下の値によって、この挙動を上書きすることができます:

    pdg_only

    PDGライセンスのみを使用します。他の代替ライセンスを許可しません。

    engine_only

    Houdini Engineライセンスへの切り替えのみを許可します。

    houdini_core_only

    Houdini Coreライセンスへの切り替えのみ許可します。

    houdini_fx_only

    Houdini FXライセンスへの切り替えのみ許可します。

    このオプションは廃止され、代わりに新しいライセンスシステム環境変数を使用してください。 このオプションは、今後のバージョンで削除されます。

  • PDG_TRACTOR_USEKEEPALIVE

    Tractor Scheduler TOPのタスク状態を判断して、定期的に Tractor API による状態の変化の確認をする頻度を減らし、サーバーへの負荷を軽減します。

    この値を1($PDG_TRACTOR_USEKEEPALIVE=1)に設定すると、pdgjobcmdタスクラッパーが以下の処理をするようになります:

    • アクティブなワークアイテム毎に活動継続のRPCメッセージをPDGに送信します。十分なメッセージを 受信しなくなると 、PDGは、指定されたワークアイテムのクックを停止します。

    • ワークアイテムのクックが成功または失敗で終了する度に、開始/停止のRPCメッセージをPDGに送信します。

    デフォルトでは、PDG_TRACTOR_USEKEEPALIVE1に設定されています。 これは、 Tractor API を使用してジョブを追跡する頻度を少なくします。

    この値を0($PDG_TRACTOR_USEKEEPALIVE=0)に設定すると、 Tractor API を使用して定期的にワークアイテムの変化が照会されるようになります。

  • PDG_TRACTOR_PASSWORD_FILE

    Tractor Scheduler TOPsに対してファイルベースのログインを有効にします。

    $PDG_TRACTOR_PASSWORD_FILEを使用して、使用したいbase64エンコードされたパスワードが入ったテキストファイルのパスを指定します。

  • PDG_TR_SPOOLER_DELGATE

    Tractor Scheduler TOPタスクをスプールする方法をカスタマイズします。

    $PDG_TR_SPOOLER_DELGATEを使用して、Spoolerオブジェクトの作成に使用するPythonモジュールを指定します。

  • PDG_DIR

    Scheduler系ノードで指定されているTOPネットワークの作業ディレクトリ。 TOPパラメータでは、これが__PDG_DIR__のエイリアスとなります。 ジョブ環境内では、ここにクック作業ディレクトリのローカルパスが設定されます。

  • PDG_TEMP

    現行セッションの作業ディレクトリ内の共有一時ファイルディレクトリ。 デフォルトは、$PDG_DIR/pdgtemp/houdini_process_idです。 これがジョブ環境内で設定されます。

  • PDG_SCRIPTDIR

    一時ディレクトリ内の共有スクリプトディレクトリ。 スクリプトファイルがファイル依存としてリストされていれば、それらのファイルがこのディレクトリにコピーされます。 デフォルトは$PDG_TEMP/scriptsです。 これがジョブ環境内で設定されます。

    別の方法として、共有ネットワークファイルシステム内の特定の場所にカスタムスクリプトを配置して、そのパスを使用してそれらのスクリプトを実行することができます。

  • PDG_ITEM_NAME

    実行されているワークアイテムの名前で、これはデータディレクトリ内のシリアライズ化されたワークアイテムファイル名前にも呼応します。 これがジョブ環境内で設定されます。

  • PDG_HYTHON

    Houdini内で設定した場合、スケジューラは、$HFS/bin/hythonの代わりにこのパスを使用します。

    Note

    これがLocal Schedulerで実行されているHoudiniのバージョンと異なる場合、ライブラリの干渉を回避するために、ワークアイテム環境内では少なくとも$HFSをクリアする必要があります。

  • PDG_RESULT_SERVER

    ジョブが状態と結果を送信する先のサーバーのホスト名とポート。 これがジョブ環境内で設定されます。

  • PDG_PATHMAP

    JSON形式のパスマップ(存在する場合)。

  • PDG_PATHMAP_ZONE

    パスマップゾーンを自動決定せずに、ジョブが使用するカスタムパスマップゾーン。

  • PDG_BATCH_POLL_DELAY

    バッチアイテムがRPCを照会する最大頻度を変更します。 これはpdgcmdモジュールで使用されます。

  • PDG_RELEASE_SLOT_ON_POLL

    取得/リリースのRPCに対応していない場合に、スケジューラがそれらのRPCを回避できるようにします。 これはpdgcmdモジュールで使用されます。

  • HOUDINI_VULKAN_VIEWER

    ビューポートレンダラーの設定を上書きします。 1に設定すると、ビューアにはVulkanレンダリングが強制され、0に設定するとOpenGLが強制されます。 デフォルトはOpenGLです。

  • HOUDINI_INTERCEPT_WITH_SCROLLLOCK

    これを1に設定すると、Scroll LockがInterceptモードになります。 設定なし、または、0に設定すると、Scroll Lockはこの特別な意味を持たなくなります。 H20.0よりも前のバージョンでは、Scroll Lockは常にInterceptモードで使用されていました。

  • HOUDINI_NODEDATA_ALPHABETICAL_SAVE

    1に設定すると、この機能が有効になり、ファイルを比較する時に差分が最小限に収まるように、ノード内の特定のデータ項目が“自然な順序”ではなくアルファベット順で保存されるようになります。 現時点では、これはチャンネルリスト(.chnセクション)とパラメータリスト(.parmセクション)に限定されています。 これは、HIPファイルやHDA(または、ノードの定義をストリームに保存するすべてのもの)を保存する時にのみ効果があり、 既存のファイルは自動的には修正されません。 Spareパラメータ定義リスト(.spareparmdefセクション)は、パラメータインターフェースも変更するため、影響を受けません。 これらのファイルのどれかが保存されると、以前のバージョンとの膨大な量の差分の負荷が一回だけ発生する可能性があります。 それ以降(この設定が有効なままである限り)、チャンネルとパラメータの順序は、パラメータを追加、削除、変更されても変わりません。 設定なし、または、0に設定すると、この機能が無効になります。 この設定が有効になっている後で無効にすると、それ以降の保存が古い挙動に戻ります。 また、次にファイルを保存する時に膨大な量の差分のコストが一回だけ発生する可能性があります。 チャンネルリストの順序は、チャンネルリストが変更されるまで、おそらくアルファベット順のままになります。 しかし、パラメータリストの順序は、見かけ上はランダムな順序に戻ります。 もちろん、この機能を使って保存しなかったファイルは影響を受けません。

    デフォルトでは、これは無効になっています。

  • HOUDINI_UI_PARSE_VERBOSE

    ネイティブのHoudini UIファイルのデバッグ用で、これは、それらのファイルを解析する時の詳細レベルを設定します。 デフォルト(レベル4)は、エラーメッセージのみを出力します。 現在のレベルの範囲は0から5で、レベルが低いほど、より多くのメッセージが表示されます。

  • HOUDINI_FFMPEG_VERBOSE

    FFmpegベースの処理のログの詳細レベルを設定します。 デフォルト(レベル4)は、“警告”レベル以上のメッセージのみを出力します。 現在のレベルの範囲は0(Quiet)から8 (Trace)で、レベルが高いほど、より多くのメッセージが表示されます。

  • HOUDINI_GROOM_RAYTRACE_PARTINGLINES

    これを0に設定すると、グルーミング操作が以前の分割線アルゴリズムに戻ります。

    古いアルゴリズムの方が堅牢だった場合、サポートに報告してください。

  • HOUDINI_PROTOPATHS_IN_INSTANCE_SELECTIONS

    これを1に設定すると、LOPのポイントインスタンス選択文字列は、インスタンスプロトタイプ内のどのプリミティブが選択されたのかを明示的に示す新しいフォーマットを使用するようになります。 例えば、/instancer1にポイントインスタンサーがあって、/instancer1/Prototypes/proto1に1個のプロトタイプがあったとします。 このPrimはXformで、その下に/instancer1/Prototypes/proto1/cube1/instancer1/Prototypes/proto1/cube2の2個のCube子Primがあります。 この変数にデフォルト値の0を使用した場合、LOPビューポート内でインスタンスを選択すると、どのCubeが選択されたのか関係なく、その結果の選択文字列は/instancer1[0]になり、LOPビューポートでは両方のCubeがハイライトします。 この変数を1に設定した場合、cube1をクリックすると、その結果の選択文字列は/instancer1[0:/instancer1/Prototypes/proto1/cube1になり、LOPビューポートではインスタンス内の1個のCubeのみがハイライトします。

    トップレベルのインスタンスプロトタイプに2個以上のポイントインスタンサーの子がある時に、入れ子のインスタンス選択を明確にするのには、このような代替インスタンス選択が必要になります。 Houdini内のすべてのコードパスがこの新しいインスタンス選択文字列フォーマットに対応しているわけではないので、このオプションはデフォルトで無効になっています。 とはいえ、この新しいフォーマットはカスタムツールで使用することができ、将来のバージョンのHoudiniでは、この新しいフォーマットが完全にサポートされ、デフォルトになる予定です。

リファレンス

ユーザインターフェース

  • メニュー

    メインメニュー内のそれぞれの項目について説明します。

  • ビューア

    ビューアペインタイプ。

  • ペイン

    色々なペインのオプションを説明します。

  • ウィンドウ

    色々なユーザインターフェースウィンドウのオプションを説明します。

プログラミング

  • エクスプレッション関数

    エクスプレッション関数は、パラメータの値を計算することができます。

  • エクスプレッションクックブック

    エクスプレッションを記述して色々なエフェクトを表現するためのTipsとテクニック。

  • Pythonスクリプト

    PythonとHoudini Object Modelを使用してHoudiniのスクリプトを記述する方法。

  • VEX

    VEXはシェーダの記述などのHoudiniのほとんどの場所で使われているハイパフォーマンスなエクスプレッション言語です。

  • HScriptコマンド

    HScriptはHoudiniのレガシースクリプト言語です。

  • hwebserver

    グラフィカルまたは非グラフィカルなHoudiniセッション内でウェブサーバーを起動するための関数とクラス。

コマンドライン

導師レベル

プラグインのインストール

  • Houdiniパッケージ

    プラグイン、ツール、アドオンが異なる環境変数定義ファイルを複数作成して、それらを組み合わせる方法。

Houdini Engine