環境ファイル ¶
Unityプロジェクト内にunity_houdini.env
という名前のファイルを使用することで、プラグインの環境をセットアップすることができます。
これを行なわなくても、プラグインはデフォルトで機能しますが、プロジェクトでAssets/フォルダ外のアセットを使用する場合、または、外部のサブアセットを含むアセットを使用する場合は、セットアップすることをお勧めします。
unity_houdini.env
環境ファイルは、実のところ従来のhoudini.env
ファイルと同じですが、Unityプラグイン固有の機能をいくつかサポートしています。
また、プラグインには他のHoudiniプロジェクトと同じ.env
ファイルを使用することもできます。
1つの大きな違いは、.env
ファイルをUnityプロジェクトのAssets/フォルダ下に配置する必要があることです。
この要件があるのは、プラグインが.env
ファイルのパスを相対パスとして保存するためです。
絶対パスを保存すると、(例えば、MacOSのパスとWindowsのパスなどの)マルチプラットフォームのプロジェクトで問題が発生します。
プロジェクトがソースコントール下にある場合は、unity_houdini.env
ファイルは、プロジェクトの一部としてローカルバージョンを保持するよりもむしろ コミットしない (このファイルをソース管理から無視する)ことを推奨します。
Note
unity_houdini.env
ファイルのファイル名と相対パスは、 Plugin Settings ウィンドウから変更することができます。
このウィンドウは、その.env
ファイルで見つかったパスマッピングも表示します。
.env
ファイルは、Unity起動時に自動的にロードされます。
もう一度ロードするには、ファイルパスフィールドの隣にあるリロードボタンを押します。
環境マップパス ¶
パスマッピングされたキーと値のペアを.env
ファイル内に設定することができます。
これにより、チーム環境や特にマルチプラットフォーム環境で、プロジェクトのAssets/フォルダ外のアセットを使用することができます。
パスキーは必ずHEU_ENVPATH_
接頭辞で始まり、以下の形式で宣言されている必要があります:
HEU_ENVPATH_\<CUSTOM_KEY 1\>=\<フォルダのパス\> HEU_ENVPATH_\<CUSTOM_KEY 2\>=\<フォルダのパス\>
例:
HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS=C:\\Dev\\Houdini\\CommonAssets HEU_ENVPATH_PROJECT_AWESOME=C:\\Projects\\Awesome\\HDAs
プラグインがこれらのディレクトリからアセットをロードすると、アセットファイルのパスは次のように保存されます:
C:\\Dev\\Houdini\\CommonAssets\\basic_tree.hda -> $HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS/basic_tree.hda C:\\Projects\\Awesome\\HDAs\\Environment\\awesome_tree.hda -> $HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS/Environment/awesome_tree.hda
以下のように、サブフォルダも処理されます。
MacOSでは、次のようなマッピングが考えられます:
HEU_ENVPATH_PROJECT_AWESOME=/Users/artist/work/Projects/Awesome/HDAs
保存されるアセットへのパスは次のようになります:
/Users/artist/work/Projects/Awesome/HDAs/Environment/awesome_tree.hda -> $HEU_ENVPATH_COMMON_HDAS/Environment/awesome_tree.hda