Houdini 20.0 Unity

トラブルシューティング

概要

このセクションでは、トラブルシューティングに役立つヒントを紹介します。

Unityプラグインを使用する時、非表示にされたHoudiniシーンがHoudini Engineによって管理されています:

  • Unity内でHoudiniアセットがインスタンス化されると、Houdini EngineはHoudiniシーン内にそれと同じアセットをインスタンス化します。

  • Unity内のアセットのパラメータオーバービューの値がHoudiniシーンでミラー化されます。

  • Unity内で入力ジオメトリがHoudiniアセットに接続されると、このジオメトリデータはマーシャリング(等価変換)され、Houdiniシーンに複製されます。

  • カーブもHoudiniシーンに複製されリンクされます。

  • 最後に、HoudiniアセットがHoudiniシーンで出力するジオメトリは、複製してUnityに戻されます。

つまり、内部のHoudiniシーンが、Houdini Engineの動作の中核を成しています。 この内部のHoudiniシーンは通常、ユーザから隠されています。

しかし、問題や予期せぬ動作を調べるために、この内部のシーンにアクセスすることは有用です。 例えば、アセットがスタンドアロンのHoudiniでは正常に動作しているが、Unityでは正常に動作しないような場合に特に有効です。

トラブルシューティングワークフロー

Unityでは、 HoudiniEngine メニューに、内部のHoudiniシーンを開いたり保存するためのオプションがあります。 これを使用すると、内部のHoudiniシーンを別のHoudini UIセッションで検査することができます。 これは、Houdini Engineの問題のトラブルシューティングに大変便利です。シーンを開くには、Houdini UIを実行できるHoudiniライセンスが必要です。

入力ジオメトリについては、Houdiniでシーンを検査することで、どのデータとメタデータがUnityから渡されているかを正確に確認することができます。

これは、この内部のHoudiniシーンを表示しながら、アセットを作成する際にも便利です。 Unityでシーンを保存してから、Houdiniにロードできます。 その後、作成者がHoudini UIでアセットに変更を加えて保存し、Unity内部でアセットを再構築すると、すぐに変更内容を確認することができます。

Houdini Engine SessionSync

Houdini Engine SessionSyncを使用しても、問題のトラブルシューティングが可能です。 Houdini内で、Houdini Engineとアセットの状態を確認することができます。詳細はSessionSyncを参照してください。

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