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サーバーの設定 ¶
HQueueサーバー設定ファイルは、HQueueサーバーインストールディレクトリの直下にあります。
Linux
/opt/hqueue/hqserver.ini
Mac
/Library/HQueueServer/hqserver.ini
Windows
C:/HQueueServer/hqserver.ini
そのファイル内のオプションを編集して、HQueueサーバーを再起動することで、そのHQueueサーバーの挙動を変更することができます。
Linux
Linuxのサーバーを再起動するには、以下のコマンドを実行します:
cd /opt/hqueue
sudo ./scripts/hqserverd restart
Mac
MacOSのサーバーを再起動するには、以下のコマンドを実行します:
sudo launchctl unload -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plist sudo launchctl load -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plis
Windows
Windowsのサーバーを再起動するには、 コントロールパネル ▸ 管理ツール ▸ サービス でHQueueServer
サービスを再起動します。
サーバー設定オプション ¶
Tip
オプション値に%(here)s
文字列を使えば、その部分がhqserver.ini
ファイルを含んだディレクトリのパスに置換されます。
これを使用することで、例えば、job_logs_dir
オプションのようにファイル/ディレクトリパス系オプションでコンフィグファイルの場所を基準としたパスを指定することができます。
以下は、利用可能なサーバー設定オプションのリストです。これらのオプションは、コンフィグファイル内の[main]
セクション下になければなりません。
オプション |
説明 |
---|---|
|
HQueueがクライアントを非アクティブで反応なしと見なすそのクライアントの最後の心拍からの経過時間(分)。 クライアントが非アクティブな時、そのクライアントはHQueueで利用不可としてマークされ、そのクライアントに現在割り当てられているすべてのジョブがAbandoned(中断)としてマークされます。 非アクティブだったクライアントがアクティブになり、再び心拍が確認されると、そのクライアントはHQueueで利用可能としてマークされ、そのクライアントがまだ実行中だったすべてのジョブがAbandoned(中断)からRunning(実行中)としてマークされます。 |
|
システムエラーや通知が発生した時にメッセージを受信する電子メールアドレス。
Note 現在のところ、HQueueの電子メール機能は、認証を必要とする電子メール設定に対応していません。 |
|
システムエラーが発生したり、ジョブ通知が送信されるようにスケジュールが組まれている時にメッセージを送信する電子メールアドレス。 ジョブ通知の電子メール送信に関する詳細は、HQueue RenderノードとHQueue Simulationノードの電子メールオプションを参照してください。 このオプションの効果を出すには、 Note 現在のところ、HQueueの電子メール機能は、認証を必要とする電子メール設定に対応していません。 |
|
ジョブが完了してからHQueueがそのジョブをファームから永久に削除するまでの日数。 ジョブのログは削除され、ジョブの情報はサーバーデータベースから削除されます。 |
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ジョブのログの保存先のディレクトリ。
ディレクトリパス内に |
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1台のクライアントが同じルートジョブ下のジョブの実行に失敗するのを許容するジョブの最大数で、この回数だけ失敗すると、HQueueは、そのクライアントがルートジョブ下の他のジョブを実行できないという条件をそのルートジョブに追加します。
例えば、
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HQueueサーバーがListenするポート番号。 HQueueクライアントは、このポート番号でサーバーに接続し、HQueueウェブサイトはこのポート番号でサーバーが立ち上げられます。 |
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HQueueジョブスケジューラは、アルゴリズムに従って、次に利用可能なクライアントをどのジョブに割り当てるのか決定します。指定可能な値は
|
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システムエラーが発生したり、ジョブ通知が送信されるようにスケジュールが組まれている時にメッセージを配達する電子メールサーバー。 ジョブ通知の電子メール送信に関する詳細は、HQueue RenderノードとHQueue Simulationノードの電子メールオプションを参照してください。 Note 現在のところ、HQueueの電子メール機能は、認証を必要とする電子メール設定に対応していません。 |
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クライアントをアップグレードするシステム系ジョブのジョブ優先度。 アップグレードを要するクライアントは、HQueueウェブインターフェースのClientsウェブページにはNEEDS UPGRADEとマークされます。 |
以下は、サーバーログ設定オプションのリストです。これらのオプションは、コンフィグファイル内の[logging]
セクション下になければなりません。
オプション |
説明 |
---|---|
|
サーバーログファイルの場所。
ディレクトリパス内に |
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HQueueサーバーログのメッセージの詳細度。HQueueは以下のログレベルに対応しています:
|
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ログファイルは、この最大ファイルサイズ(MB)に到達するとバックアップファイルに移されます。 バックアップログファイルは、アクティブログファイルと同じディレクトリ内に作成されます。 |
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ディスク上に残すバックアップファイルの数。 この最大数を超えると、最も古いバックアップファイルが削除されます。 |
以下は、サーバーのwaitress
設定オプションのリストです。
waitress
は、入力のネットワークコネクションを制御するウェブサーバーコンポーネントです。
waitress
設定オプションは、コンフィグファイル内の[waitress]
セクション下になければなりません。
オプション |
説明 |
---|---|
|
1に設定すると、 |
|
アプリケーションロジックを処理するために |
クライアント設定 ¶
HQueueクライアント設定ファイルは、HQueueクライアントのインストールディレクトリの直下にあります。
Linux
/home/hquser/hqclient/hqnode.ini
Mac
/Library/HQueueClient/hqnode.ini
Windows
C:/HQueueClient/hqnode.ini
そのファイル内のオプションを編集して、HQueueクライアントを再起動することで、そのHQueueクライアントの挙動を変更することができます。
Linux: Linuxのクライアントを再起動するには、以下のコマンドを実行します
cd /home/hquser/hqclient
./hqclientd restart
Mac: Mac OSのクライアントを再起動するには、以下のコマンドを実行します
sudo launchctl unload -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist sudo launchctl load -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist
Windows: Windowsのクライアントを再起動するには、 Windowsスタートメニュー ▸ タスク スケジューラ に進みます。 タスク スケジューラから、HQueueClientタスクを探し、そのタスクをクリックして 終了 を選択します。 次に、再度そのタスクをクリックして 実行する を選択します。
Windowsのクライアントを再起動する別の方法として、 コマンド プロンプト を 管理者として実行 で開き、そこで以下のコマンドを実行します:
cd C:\HQueueClient hqclientd.bat restart
他にも、Windows ファイル エクスプローラー を開き、C:\HQueueClient
に進んで、hqclientd.batファイルをダブルクリックすることでWindowsのクライアントを再起動することができます。
クライアント設定オプション ¶
以下は、利用可能なクライアント設定オプションのリストです。これらのオプションは、コンフィグファイル内の[main]
セクション下になければなりません。
オプション |
説明 |
---|---|
|
(オプション) アップグレードが利用可能な場合に、クライアントを起動時に自動的にアップグレードさせるかどうかを制御します。
このオプションを |
|
(オプション) クライアントがジョブを実行する時に利用可能なCPUの数。 このオプションを指定しなかった場合、オペレーティングシステムで報告されているCPUの数がクライアントで利用可能です。 |
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クライアントの名前の指定は、同じマシン上に複数のクライアントを実行する予定がある場合にのみ必要です。 同じマシン上で実行するクライアントの名前は固有な名前にしてください。 |
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HQueueサーバーがListenするポート番号。
このオプションは、 |
|
クライアントの接続先となるHQueueサーバーのマシンの名前またはIPアドレス。
このオプションは、 |
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(廃止) クライアント上のHQROOT共有ネットワークフォルダのマウントポイント。 |
ジョブ環境変数 ¶
クライアント設定ファイル内にはジョブ環境変数を指定することができます。
これらのジョブ環境変数は、クライアント上で実行されるすべてのジョブの環境内に定義されます。
ジョブ環境変数は、クライアント設定ファイル内の[job_environment]
セクション下に必ず設定してください。
Note
ネットワークフォルダ設定をローカルに上書きするジョブ環境変数を設定することができます。
例えば、[job_environment]
セクション下にHQROOT = /path/to/hqroot
を追加すると、クライアントで実行されるジョブのHQROOTネットワークフォルダが/path/to/hqroot
にマップされます。
マップされたネットワークドライブ(Windowsのみ) ¶
Windowsクライアントの場合、[mapped_network_drives]
セクションを追加することで、そのクライアントがジョブを実行する際にアクセスする必要のあるネットワークドライブのすべてのマッピングをリストすることができます。
HQueueクライアントは、クライアント起動前に必ずそのリストされたネットワークドライブをマッピングします。
以下は、hqnode.ini
設定ファイル内の[mapped_network_drives]
セクションの例です:
[mapped_network_drives] H = \\myServer\sharename P = \\myProjectServer\projectname
上記の例では、HQueueクライアントは、クライアント起動前にH:
ドライブを\\myServer\sharename
に、P:
ドライブを\\myProjectServer\projectname
にマッピングしてからジョブを実行します。
ネットワークフォルダ設定 ¶
ネットワークフォルダは、HQueueサーバー上の設定ファイル内で定義します。
Linux
/opt/hqueue/network_folders.ini
Mac
/Library/HQueueServer/network_folders.ini
Windows
C:/HQueueServer/network_folders.ini
ネットワークフォルダは、HQueueウェブサイトから、または、network_folders.ini
設定ファイルを直接編集してHQueueサーバーを再起動することで管理することができます。
Linux
Linuxのサーバーを再起動するには、以下のコマンドを実行します:
cd /opt/hqueue
sudo ./scripts/hqserverd restart
Mac
MacOSのサーバーを再起動するには、以下のコマンドを実行します:
sudo launchctl unload -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plist sudo launchctl load -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqserver.plis
Windows
Windowsのサーバーを再起動するには、 コントロールパネル ▸ 管理ツール ▸ サービス でHQueueServer
サービスを再起動します。
ネットワークフォルダ設定セクション ¶
ネットワークフォルダをHQueueに登録するには、network_folders.ini
設定ファイルに新しくセクションを作成します。
セクション名は、英数字とアンダースコアのみで構成してください。
このセクション名がジョブの環境変数名になります。その環境変数がネットワークフォルダのパスに評価します。
複数のネットワークフォルダをHQueueに登録することができます。
Note
HQueueでは HQROOT ネットワークフォルダの設定が必須です。 HQROOTは、Houdini内のHQueue Render ROPやHQueue Simulation ROPなどのいくつかの場所で参照されます。
HQROOTの登録がない場合、HQueueサーバー起動時にHQROOTが作成されます。
以下は、Linuxファーム用の単純なネットワーク構成の例です:
[HQROOT] linux = /mnt/hq [PROJECT_PATH] linux = /mnt/project
この構成では、2つのネットワークフォルダ(HQROOT
とPROJECT_PATH
)を登録しています。
Linuxマシンで実行されるジョブには$HQROOT
と$PROJECT_PATH
の環境変数が作成されます。
$HQROOT
と$PROJECT_PATH
の環境変数は、ジョブ内でそれぞれ/mnt/hq
、/mnt/project
に評価します。
ネットワークフォルダ設定オプション ¶
以下は、ネットワークフォルダセクション下に追加することができるネットワークフォルダ設定オプションのリストです。 ジョブの投入元のワークステーム上のオペレーティングシステムを含むファーム上であなたが使用するオペレーティングシステム(s)用のオプションだけを設定すれば良いです。
オプション |
説明 |
---|---|
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Linuxマシン上で追加されるネットワークフォルダのマウントポイントパス。 |
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Mac OSマシン上で追加されるネットワークフォルダのマウントポイントパス。 |
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Windowsマシン上のネットワークフォルダに接続されるマップドライブレター。他にも、このオプションにネットワークフォルダのUNCパスを設定することができます。 |
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ネットワークフォルダのホストサーバーとパス。 このオプションは、Linuxマシン上にマウントポイントを作成するようにHQueueに要求する際に使用されていました。 |
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ネットワークフォルダのホストサーバーとパス。 このオプションは、Mac OSマシン上にマウントポイントを作成するようにHQueueに要求する際に使用されていました。 |
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UNCパスの形式のネットワークフォルダのサーバーとパス。 このオプションは、Windowsクライアントマシン上のネットワークフォルダパスを解決する際にHQueueで使用されていました。 これを指定した場合、このオプションは |
以下は、WindowsマシンとMac OSマシンで構成されたファーム用のネットワークフォルダ構成の例です:
[HQROOT] macos = /Users/Shared/HQShared windows = H: [JOB_FILES] macos = /Users/Shared/job_files windows = //server_storage/job_files