HQueueは、単一マシン上で複数のHQueueクライアントを走らせることを許可しています。 これは、単一マシン上で複数のジョブを並列で走らせたり、プロダクションファームに本番展開する前に単一マシン上でレンダーファームを模倣するのに役立ちます。
Note
より簡単な他の方法として、HQueue Render ROP、HQueue Simulation ROP、HQueue Scheduler TOPのノードの CPUs per Job パラメータを使用して、単一マシン上で複数のジョブを並列で走らせることもできます。
CPUs per Job パラメータは、同じマシン上で複数のジョブを並列で走らせることを許可するために、大元のHQueueジョブ仕様に対してcpusプロパティを設定し、singleタグを削除します。
複数クライアントのインストール ¶
以下のセクションでは、プラットフォーム別に単一マシン上で2台のHQueueクライアントを走らせる方法について説明しています。 その手順を応用することで、単一マシン上にもっと多くの台数のHQueueクライアントをインストールすることができます。
Linuxでの複数クライアントのインストール ¶
Linuxで複数クライアントをインストールするには:
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HQueueのインストール > LinuxでのHQueueのインストール > クライアントマシンの追加で説明されているとおりにHQueueクライアントをインストールします。
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ここの説明に従って、HQueueクライアントを停止します。
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HQueueクライアントのインストールディレクトリを新しい場所にコピーします。例:
cd /home/hquser cp -a hqclient hqclient2
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各HQueueクライアントインストール内の構成ファイルに固有の名前を追加します。
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各HQueueクライアントインストールディレクトリ内の hqnode.ini ファイルを開きます。
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1番目のインストールディレクトリでは、そのファイル内の
[main]
セクションの最後にname = alpha
という行を追加します。そして、そのファイルを保存します。 -
2番目のインストールディレクトリでは、そのファイル内の
[main]
セクションの最後にname = beta
という行を追加します。そして、そのファイルを保存します。
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ここで説明されているとおりに、各インストールディレクトリ内のHQueueクライアント(例えば、 /home/hquser/hqclient と /home/hquser/hqclient2 )を再起動します。例:
cd /home/hquser/hqclient ./hqclientd restart cd /home/hquser/hqclient2 ./hqclientd restart
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HQueueウェブサイトのClientsページに進みます。ファーム上で2台のクライアント(
<machine_name>:alpha
と<machine_name>:beta
)が走っているのが確認できるはずです。
Mac OSでの複数クライアントのインストール ¶
Mac OSで複数クライアントをインストールするには:
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HQueueのインストール > Mac OSでのHQueueのインストール > クライアントマシンの追加で説明されているとおりにHQueueクライアントをインストールします。
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ここの説明に従って、HQueueクライアントを停止します。
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HQueueクライアントのインストールディレクトリを新しい場所にコピーします。例:
sudo cp -a /Library/HQueueClient /Library/HQueueClient2
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HQueueクライアントの
launchctl
plistファイルをコピーアンドペーストします。例:sudo cp -a /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient2.plist
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コピーしたplistファイル内に記述しているHQueueクライアントインストールディレクトリを新しい場所に変更します。
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テキストエディタで /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient2.plist を開きます。
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そのplistファイル内の“/Library/HQueueClient”の箇所を“/Library/HQueueClient2”に置換します。
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そのplistファイルを保存します。
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各HQueueクライアントインストール内の構成ファイルに固有の名前を追加します。
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各HQueueクライアントインストールディレクトリ内の hqnode.ini ファイルを開きます。
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1番目のインストールディレクトリでは、そのファイル内の
[main]
セクションの最後にname = alpha
という行を追加します。そして、そのファイルを保存します。 -
2番目のインストールディレクトリでは、そのファイル内の
[main]
セクションの最後にname = beta
という行を追加します。そして、そのファイルを保存します。
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ここで説明されているとおりに、各インストールディレクトリ内のHQueueクライアント(例えば、 /Library/HQueueClient と /Library/HQueueClient2 )を再起動します。例:
sudo launchctl load -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient.plist sudo launchctl load -F /Library/LaunchDaemons/com.sidefx.hqclient2.plist
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HQueueウェブサイトのClientsページに進みます。ファーム上で2台のクライアント(
<machine_name>:alpha
と<machine_name>:beta
)が走っているのが確認できるはずです。
Windowsでの複数クライアントのインストール ¶
Windowsで複数クライアントをインストールするには:
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HQueueのインストール > WindowsでのHQueueのインストール > クライアントマシンの追加で説明されているとおりにHQueueクライアントをインストールします。
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ここの説明に従って、HQueueクライアントを停止します。
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HQueueクライアントのインストールディレクトリを新しい場所にコピーします。例えば、Windowsの ファイルエクスプローラ では、 C:\HQueueClient をコピーして、それを C:\HQueueClient2 としてペーストします。
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新しいHQueueクライアントインストールに対して新しいスケジュールタスクを作成します。
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Windowsの スタートメニュー ▸ タスク スケジューラ に進みます。
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タスク スケジューラで、 基本タスクの作成… をクリックします。
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新しく基本タスクを作成する時は、以下のプロパティを設定します:
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名前 → HQueueClient2
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いつタスクを開始しますか? → コンピューターの起動時
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タスクでどの操作を実行しますか? → プログラムの開始
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プログラム/スクリプト → cmd
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引数の追加 →
- /c "cd /d C:\HQueueClient2 && hqclientd.bat"
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各HQueueクライアントインストール内の構成ファイルに固有の名前を追加します。
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各HQueueクライアントインストールディレクトリ内の hqnode.ini ファイルを開きます。
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1番目のインストールディレクトリでは、そのファイル内の
[main]
セクションの最後にname = alpha
という行を追加します。そして、そのファイルを保存します。 -
2番目のインストールディレクトリでは、そのファイル内の
[main]
セクションの最後にname = beta
という行を追加します。そして、そのファイルを保存します。
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ここで説明されているとおりに、各インストールディレクトリ内のHQueueクライアント(例えば、 C:\HQueueClient と C:\HQueueClient2 )を再起動します。例えば、タスク スケジューラでは、 HQueueClient タスク上でクリックして、 実行する を選択します。 HQueueClient2 タスクも同様です。
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HQueueウェブサイトのClientsページに進みます。ファーム上で2台のクライアント(
<machine_name>:alpha
と<machine_name>:beta
)が走っているのが確認できるはずです。