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このノードは、リモートマシン上でワークアイテムを実行できるようにHQueueを使ってそれらのワークアイテムのスケジュールを組みます。
HQueueの組み方に関する情報は、HQueueをはじめようまたはPDG For Design Workパート3 - 分散PDGのセットアップを参照してください。
Cook Modes ¶
このスケジューラは、2種類のクックモードで動作させることができます:
-
通常のクック モードは、HQueueスケジューラに接続して、ワークアイテムの実行の準備が整った時にそのワークアイテムのジョブを作成してから、それらのジョブがステータスを変更させて投入マシンと通信します。 つまり、ジョブを投入するHoudiniセッションは、クック中に 必ず 開いたままでなければなりません。
このモードは、メニューまたはTOP UIのボタンから Cook を選択した時に使用されます。
-
スタンドアローンジョブ モードは、TOPネットワーク全体をスタンドアローンジョブとしてクックします。 このモードでは、ジョブを投入するHoudiniセッションは、TOPネットワークのクックから切り離され、必要に応じて
.hip
ファイルがコピーされ、hython
プロセスは、そのTOPネットワークのデフォルトスケジューラを使ってTOPネットワークを実行します。 現行Houdiniセッションの更新内容も反映 されなくなります 。このモードを使用した時のジョブの進捗をチェックしたいのであれば、HQueueウェブポータルを使用する必要があります。このモードは、HQueue Schedulerのパラメータ内のSubmit Graph As Job > Submit ボタンをクリックした時に使用されます。
ネットワーク要件 ¶
クックの一部として、メッセージキュー(MQ)ジョブが投入されます。 このジョブは、実行中のジョブから投入マシンに情報を返すために使用されます。 このため、ファームマシンは、他のファームマシンのホスト名を解決できる必要があります。
Tip
これは、/etc/hosts
(Linux / MacOS)またはC:\Windows\System32\Drivers\etc\hosts
(Windows)を編集することと同じくらい簡単です。
さらに、ファームマシン間にファイアーウォールを設定 しない ようにするか、または、 Task Callback Port パラメータを使って、使用する開放ポートを指定する必要があります。
クックが開始されると、ジョブ投入マシンは、MQジョブを実行しているファームマシンに接続するので、そのジョブ投入マシンとファームマシン間にファイアーウォールを設定しないようにするか、または、 Relay Port パラメータを使って開放ポートを指定する必要があります。
Enable Server
有効にすると、ファーム上でクックするTOPジョブ用のデータレイヤーサーバーが有効になります。 これによって、PilotPDGまたは他のWebSocketクライアントは、クック中のジョブにリモートで接続して、PDGの状態を閲覧することができます。
Server Port
データレイヤーサーバーに使用するサーバーポートを決めます。
このパラメータは、 Enable Server が 有効 な時にのみ利用可能です。
Automatic
データレイヤーサーバーに使用するTCPの空きポートがこのノードによって選択されます。
Custom
データレイヤーサーバーに使用するTCPのカスタムポートをユーザ側で指定します。
これは、ファームマシンと監視マシン間にファイアーウォールが挟まれている時に役立ちます。
Auto Connect
有効にすると、このスケジューラはジョブが開始した時にコマンドを送信してリモートビジュアライザの作成を試みます。 成功すると、リモートグラフが作成され、ジョブを実行中のサーバーに自動的に接続します。 ジョブを投入するクライアントがそのジョブを実行するサーバー側で 必ず見えていないと 、接続が失敗します。
このパラメータは、 Enable Server が 有効 な時にのみ利用可能です。
When Finished
TOP Cookが終了した時の挙動を決めます。 これは、グラフのクックが完了した後にData Layerビューアを使用してユーザがデータを検査できるようにTOP Cookジョブの実行を続けるようにすることができます。 例えば、 When Finished を使用すると、ジョブ全体を再起動せずに失敗したワークアイテムを再試行することができます。
Terminate
ジョブを通常通りに終了します。
Keep Open If Error
エラーが検知された場合にのみジョブの実行を続けます。そのジョブを手動でKillする必要があります。
Keep Open
ジョブの実行を続けます。そのジョブを手動でKillする必要があります。
Block on Failed Work Items
有効にすると、スケジューラ上で失敗したワークアイテムが存在すれば、クックの完了がブロックされ、PDGグラフのクックを終了できなくなります。 これによって、手動で失敗したワークアイテムを再試行することができます。 スケジューラのクックが失敗したワークアイテムによってブロックされると、ESCキーを押したり、TOP Tasksバーの Cancel Current cook ボタンをクリックしたり、キャンセルAPIメソッドを使用することで、そのスケジューラのクックを キャンセル することができます。
Auto retry downstream tasks
有効にすると、親タスクを手動で再試行した場合に、その子タスクも再試行されるようになります。 このパラメータは、 Block on Failed Work Items が 有効 な時にのみ利用可能です。
Hython
Houdiniジョブに使用されるHoudini Pythonインタープリタ(hython)を決めます。
PDG_HYTHON
トークンを使ってコマンド内にこのhythonを指定することもできます。
Default
Houdiniに同梱されているデフォルトのhythonインタープリタを使用します。
Custom
Hython Executable パラメータで指定された実行可能ファイルパスを使用します。
Hython Executable
このパラメータは、 Hython が Custom に設定されている時にのみ利用可能です。
Houdiniジョブに使用されるhython実行可能ファイルのフルパス。
Load Item Data From
このスケジューラで処理されるジョブがワークアイテムのアトリビュートとデータを読み込む方法を決めます。
Temporary JSON File
スケジューラは、ワークアイテム毎に.json
ファイルをPDG一時ファイルディレクトリに書き出します。
このオプションは、デフォルトで有効になっています。
RPC Message
スケジューラが実行するワークアイテムは、RPC経由でアトリビュートとデータを要求します。 このスケジューラがファームスケジューラの場合でも、ファーム上で実行されるジョブスクリプトは、Out-of-Processワークアイテムオブジェクトを作成する時にサブミッターからアイテムデータを要求します。
このパラメータオプションは、データファイルをディスクに書き出す必要性がないので、ローカルマシンとリモートマシンがファイルシステムを 共有しない 時に役立ちます。
Delete Temp Dir
スケジューラに関連付けられている一時ファイルディレクトリをPDGが自動的に削除するタイミングを決めます。
Never
PDGは、その一時ファイルディレクトリを自動的に削除しません。
When Scheduler is Deleted
スケジューラが削除された時、または、Houdiniが閉じた時に、PDGは、その一時ファイルディレクトリを自動的に削除します。
When Cook Completes
クックが完了する度に、PDGは、その一時ファイルディレクトリを自動的に削除します。
Compress Work Item Data
有効にすると、PDGはワークアイテムの.json
ファイルをディスクに書き出す時にそれらのファイルを圧縮します。
このパラメータは、 Load Item Data From が Temporary JSON File に設定されている時にのみ利用可能です。
Ignore RPC Errors
RPCエラーが起きた時にプロセス外ジョブを失敗させるかどうかを決めます。
Never
RPC接続エラーが起きるとワークアイテムが失敗します。
When Cooking Batches
バッチワークアイテムではRPC接続エラーは無視されます。 バッチワークアイテムは通常ではフレーム単位でRPCをPDGに戻して出力ファイルをレポートし、サブアイテムの状態について通信を交わします。 このオプションは、ジョブ投入元のHoudiniセッションがクラッシュしたり応答なしになった場合に、長時間実行中のシミュレーションがファーム上でKillされないようにします。
Always
RPC接続エラーが起きてもワークアイテムが失敗することはありません。 ワークアイテムがスケジューラと通信できない場合、そのワークアイテムは出力ファイル、アトリビュート、クック状態をPDGグラフにレポートできなくなることに注意してください。
Max RPC Errors
プロセス外ジョブでRPCが無効になるまでに許容されるRPC失敗の最大回数。
Connection Timeout
プロセス外ジョブがメインPDGグラフにRPC接続をする時に、その接続が失敗したとみなされるまでの待機秒数。
Connection Retries
プロセス外ジョブが失敗したRPCコールを再試行する回数。
Retry Backoff
Connection Retries が0より大きい時、このパラメータは、連続する再試行の間隔の時間を決めます。
Batch Poll Rate
最初の作業フレームの準備が出来た時にクックされるようにバッチが構成されている場合に、プロセス外バッチワークアイテムが依存関係ステータスの更新をメインのHoudiniセッションから照会する速さを決めます。 これは、他のタイプのバッチワークアイテムには何の影響もありません。
Release Job Slot When Polling
バッチが依存関係の更新を照会している時にスケジューラがアクティブワーカーの数を減らすかどうかを決めます。
Warning
Windowsサービス側からはネットワークマウントされたドライブを 使用することができません 。
WindowsでのHQueueジョブはWindowsサービス側で実行されるので、 UNCパス のみを使用してください。
例えば、H:/project/myhip.hip
の代わりに//myserver/hq/project/myhip.hip
を使用してください。
他にもパス内のバックスラッシュに注意してください。バックスラッシュを含んだパスがHoudiniまたはコマンドシェルで評価される、そのバックスラッシュはエスケープ文字として解釈されてしまいます。
Tip
HQueue Schedulerノード上の Path Mapping セクション内のLoad Path Mapボタンを押すと、必要なパスマップが自動的に読み込まれます。
TOP Attributes ¶
|
integer |
HQueue SchedulerがワークアイテムをHQueueに投入した時、HQueueジョブIDを追跡できるように、このアトリビュートがそのワークアイテムに追加されます。 |
パラメータ ¶
Scheduler ¶
以下のパラメータは、HQueueに関する接続とファイルパスの挙動を設定するグローバルパラメータです。
HQueue Server
HQueueサーバーのURL。例えば、http://localhost:5000
です。
Job Name
投入されるクックのトップレベルのHQueueジョブの名前。
Job Description
トップレベルのHQueue Jobの説明。 これは、そのジョブのJob Propertiesに表示することができます。
Limit Jobs
有効にすると、スケジューラから同時に投入可能なジョブの最大数が設定されます。
TractorやHQueueなどのファームスケジューラの場合、このパラメータを使用して、レンダーファーム自体に投入されるジョブの最大数を制限することができます。 このパラメータを設定することで、特にPDGグラフに膨大な数の小さいタスクが含まれている時にレンダーファームの負荷を制限するのに役立ちます。
Block on Failed Work Items
有効にすると、スケジューラ上で失敗したワークアイテムが存在すれば、クックの完了がブロックされ、PDGグラフのクックを終了できなくなります。 これによって、手動で失敗したワークアイテムを再試行することができます。 スケジューラのクックが失敗したワークアイテムによってブロックされると、ESCキーを押したり、TOP Tasksバーの Cancel Current cook ボタンをクリックしたり、キャンセルAPIメソッドを使用することで、そのスケジューラのクックを キャンセル することができます。
Verbose Logging
出力をコンソールにプリントします。 これは問題をデバッグするのに役立ちます。
Tick Period
onTick
コールバックをコールする間隔の最小時間(秒)を設定します。
Max Items Per Tick
Tick間でonSchedule
コールバックが準備するワークアイテムの最大数を設定します。
Working Directory
クックが中間ファイルと出力を生成するディレクトリを指定します。
これらの中間ファイルは、pdgtemp
という名前のサブディレクトリに配置されます。
Houdiniで共有ネットワークパス(例えば、H:/myproj/myhip.hip
)から.hip
ファイルを開いている場合、ここには$HIP
(デフォルト)を使用することができます。
しかし、ローカルディレクトリ(例えば、C:/temp/myhip.hip
)から.hip
ファイルを開いている場合、ファームマシンからそのhip
ファイルにアクセスできるようにするために共有ネットワークにコピーしておく必要があります。
この場合、 Working Directory には、その共有ネットワークロケーションの絶対パスまたは相対パスを指定してください(例えば、//MYPC/Shared/myproj
)。
その場合には、.hip
ファイルは自動的にコピーされますが、クロスプラットフォームで互換性を持たせるには、ローカルの$HIPパスをファームの Working Directory にマップする Path Map (例えば、c:/temp → /mnt/hq/pyproj)を追加する必要があることに注意してください。
Load Item Data From
このスケジューラで処理されるジョブがワークアイテムのアトリビュートとデータを読み込む方法を決めます。
Temporary JSON File
スケジューラは、ワークアイテム毎に.json
ファイルをPDG一時ファイルディレクトリに書き出します。
このオプションは、デフォルトで有効になっています。
RPC Message
スケジューラが実行するワークアイテムは、RPC経由でアトリビュートとデータを要求します。 このスケジューラがファームスケジューラの場合でも、ファーム上で実行されるジョブスクリプトは、Out-of-Processワークアイテムオブジェクトを作成する時にサブミッターからアイテムデータを要求します。
このパラメータオプションは、データファイルをディスクに書き出す必要性がないので、ローカルマシンとリモートマシンがファイルシステムを 共有しない 時に役立ちます。
Compress Work Item Data
有効にすると、PDGはワークアイテムの.json
ファイルをディスクに書き出す時にそれらのファイルを圧縮します。
このパラメータは、 Load Item Data From が Temporary JSON File に設定されている時にのみ利用可能です。
Validate Outputs When Recooking
有効にすると、グラフが再クックされた時に、PDGは、スケジューラがクックしたワークアイテムの出力ファイルを検証し、それらのファイルがまだディスク上に存在しているかどうかを確認します。 出力ファイルが見つからないワークアイテムは、自動的にDirty(変更あり)となり、再度クックされます。 パラメータの変更によってワークアイテムがDirty(変更あり)となった場合、それらのキャッシュファイルも自動的に無効となります。 Validate Outputs When Recooking はデフォルトで 有効 になっています。
Check Expected Outputs on Disk
有効にすると、PDGは、スケジューラのワークアイテムがクックを終了した時に明示的に報告されなかった不要な出力(例えば、場合によって内部ロジックを処理するカスタム出力が生成してしまう出力など)を検索します。 このチェックは、スケジューラがワークアイテムをクック済みとマークした直後に行なわれ、正常に報告された必要な出力はチェックされません。 PDGは、必要な出力とは異なるファイルを検索し、それらのファイルは自動的に実際の出力ファイルとして追加されます。
Path Mapping
Global
PDG Path Mapが存在すれば、それがファイルパスに適用されます。
None
PDG_DIR
トークンを使ってパスを非ローカル化します。
Path Map Zone
有効にすると、このスケジューラで実行されるすべてのジョブに適用する独自マップゾーンを指定します。
無効な時、そのローカルプラットフォームはLINUX
、MAC
、WIN
のどれかです。
Load Path Map
PDG Path Mapパネルを開き、デフォルトのLINUX,MAC,WINのゾーンに対するHQueueサーバーの設定に基づいてパスマップを収集します。
HQueueファームは、共有ネットワークファイルシステムで構成し、この共有ファイルシステムのマウントポイントをプラットフォーム別に指定してください。
以下のパラメータは、 Override Local Shared Root が 有効 になっている時にのみ利用可能です。
Load from HQueue
HQueueサーバーを照会して、プラットフォーム別にローカル共有ルートパスを取得し、以下のパラメータを埋めます。
Universal HFS
有効にすると、$HFS
ディレクトリ(Houdiniインストールディレクトリ)の単一パスがすべてのプラットフォームで使用されます。
$HQROOT
と$HQCLIENTARCH
を使用すれば、そのディレクトリパスの指定に役立ちます。
Linux HFS Path
Linux用$HFS
パス。
このパラメータは、 Universal HFS が無効な時にのみ利用可能です。
macOS HFS Path
MacOS用$HFS
パス。
このパラメータは、 Universal HFS が無効な時にのみ利用可能です。
Windows HFS Path
Windows用$HFS
パス。
このパラメータは、 Universal HFS が無効な時にのみ利用可能です。
Python
Pythonジョブに使用したいPythonインタープリタを決めます。
コマンド内にPDG_PYTHON
トークンを使ってこのPythonを指定することもできます。
From HFS
HoudiniにインストールされているPythonインタープリタを使用します。
From HQClient
HQClientがファームマシン上で使用しているのと同じPythonインタープリタを使用します。
Custom
Python Executable パラメータで指定された実行可能ファイルのパスを使用します。
Python Executable
このパラメータは、 Python が Custom に設定されている場合にのみ利用可能です。
Pythonジョブで使用するPython実行可能ファイルのフルパス。
Hython
Houdiniジョブに使用されるHoudini Pythonインタープリタ(hython)を決めます。
PDG_HYTHON
トークンを使ってコマンド内にこのhythonを指定することもできます。
Default
Houdiniに同梱されているデフォルトのhythonインタープリタを使用します。
Custom
Hython Executable パラメータで指定された実行可能ファイルパスを使用します。
Hython Executable
このパラメータは、 Hython が Custom に設定されている時にのみ利用可能です。
Houdiniジョブに使用されるhython実行可能ファイルのフルパス。
Submit As Job ¶
Submit
このスケジューラがTOPネットワーク全体をスタンドアローンのジョブとしてクックします。
投入されたジョブには、ステータスURIを表示します。
投入したHoudiniセッションは、TOPネットワークのクックから切り離されます。
この.hip
ファイルは必要に応じてコピーされ、hython
プロセスは、そのTOPネットワークのデフォルトスケジューラを使用してそのTOPネットワークを普段どおりに実行します。
Tip
HQueue Web UIを使用することで、終了したスタンドアローンジョブを再スタートすることができます。 しかし、親ジョブではなくて TOP Cook という名前の子ジョブを再スタートするべきです。
Job Name
投入されるジョブの名前を指定します。
Output Node
有効な時、クックするノードのパスを指定します。 ノードを指定しなかった場合、このスケジューラを含んだネットワーク内のディスプレイノードが代わりにクックされます。
Save Task Graph File
有効な時、投入されたジョブは、クックを完了するとタスクグラフの.py
ファイルを保存するようになります。
Enable Server
有効にすると、ファーム上でクックするTOPジョブ用のデータレイヤーサーバーが有効になります。 これによって、PilotPDGまたは他のWebSocketクライアントは、クック中のジョブにリモートで接続して、PDGの状態を閲覧することができます。
Server Port
データレイヤーサーバーに使用するサーバーポートを決めます。
このパラメータは、 Enable Server が 有効 な時にのみ利用可能です。
Automatic
データレイヤーサーバーに使用するTCPの空きポートがこのノードによって選択されます。
Custom
データレイヤーサーバーに使用するTCPのカスタムポートをユーザ側で指定します。
これは、ファームマシンと監視マシン間にファイアーウォールが挟まれている時に役立ちます。
Auto Connect
有効にすると、このスケジューラはジョブが開始した時にコマンドを送信してリモートビジュアライザの作成を試みます。 成功すると、リモートグラフが作成され、ジョブを実行中のサーバーに自動的に接続します。 ジョブを投入するクライアントがそのジョブを実行するサーバー側で 必ず見えていないと 、接続が失敗します。
このパラメータは、 Enable Server が 有効 な時にのみ利用可能です。
When Finished
TOP Cookが終了した時の挙動を決めます。 これは、グラフのクックが完了した後にData Layerビューアを使用してユーザがデータを検査できるようにTOP Cookジョブの実行を続けるようにすることができます。 例えば、 When Finished を使用すると、ジョブ全体を再起動せずに失敗したワークアイテムを再試行することができます。
Terminate
ジョブを通常通りに終了します。
Keep Open If Error
エラーが検知された場合にのみジョブの実行を続けます。そのジョブを手動でKillする必要があります。
Keep Open
ジョブの実行を続けます。そのジョブを手動でKillする必要があります。
Message Queue ¶
Message Queue(MQ)サーバーは、ファーム上で実行中のジョブからワークアイテムの結果を取得するのに必須です。 ファイアーウォールなどのネットワーク問題を回避するために、いくつかのタイプのMQが用意されています。
Type
使用するMessage Queue(MQ)サーバーのタイプ。
Local
ローカルマシン上でMQサーバーを起動または共有します。
(現行Houdiniセッション内に)もう1つのHQueue Schedulerノードが既にMQサーバーをローカルで起動していた場合、このHQueue Schedulerノードは、そのMQサーバーを自動的に使用します。
ローカルマシンとファームマシン間に何もファイアーウォールを 挟んでいない 場合は、この設定を使用することを推奨します。
Farm
ファーム上でMQサーバーを別ジョブとして起動または共有します。
ローカルマシンとファームマシン間にファイアーウォールを挟んでいる場合は、この設定を使用することを推奨します。
Connect
既に起動中のMQサーバーに接続します。
MQサーバーは手動で起動されている必要があります。 これは、MQを管理するための手動オプションであり、MQを単一マシン上で一元管理されたサービスとして起動して、この設定を使用したすべてのPDGジョブに提供するのに役立ちます。
Task Callback Port
Message Queue ServerのXMLRPC
コールバックAPIで使用するTCP Portを設定します。このポートはファームクライアント間でアクセスできなければなりません。
Relay Port
PDGとMessage Queue Commandを実行しているクライアントとの間のMessage Queue Server接続で使用するTCP Portを設定します。 このポートは、PDG/ユーザマシンからファームクライアントに到達できなければなりません。
Address
持続MQサーバーを実行しているマシンのIPアドレス。
このパラメータは、 Type が Connect に設定されている場合にのみ利用可能です。
RPC Server ¶
プロセス外ジョブからスケジューラインスタンスへのRPC接続の挙動を設定するパラメータ。
Ignore RPC Errors
RPCエラーが起きた時にプロセス外ジョブを失敗させるかどうかを決めます。
Never
RPC接続エラーが起きるとワークアイテムが失敗します。
When Cooking Batches
バッチワークアイテムではRPC接続エラーは無視されます。 バッチワークアイテムは通常ではフレーム単位でRPCをPDGに戻して出力ファイルをレポートし、サブアイテムの状態について通信を交わします。 このオプションは、ジョブ投入元のHoudiniセッションがクラッシュしたり応答なしになった場合に、長時間実行中のシミュレーションがファーム上でKillされないようにします。
Always
RPC接続エラーが起きてもワークアイテムが失敗することはありません。 ワークアイテムがスケジューラと通信できない場合、そのワークアイテムは出力ファイル、アトリビュート、クック状態をPDGグラフにレポートできなくなることに注意してください。
Max RPC Errors
プロセス外ジョブでRPCが無効になるまでに許容されるRPC失敗の最大回数。
Connection Timeout
プロセス外ジョブがメインPDGグラフにRPC接続をする時に、その接続が失敗したとみなされるまでの待機秒数。
Connection Retries
プロセス外ジョブが失敗したRPCコールを再試行する回数。
Retry Backoff
Connection Retries が0より大きい時、このパラメータは、連続する再試行の間隔の時間を決めます。
Batch Poll Rate
最初の作業フレームの準備が出来た時にクックされるようにバッチが構成されている場合に、プロセス外バッチワークアイテムが依存関係ステータスの更新をメインのHoudiniセッションから照会する速さを決めます。 これは、他のタイプのバッチワークアイテムには何の影響もありません。
Release Job Slot When Polling
バッチが依存関係の更新を照会している時にスケジューラがアクティブワーカーの数を減らすかどうかを決めます。
Job Parms ¶
以下のジョブ特有のパラメータは、投入されたすべてのジョブに影響を与えますが、各ノードによって上書きすることができます。 Scheduler Job Parms / Propertiesを参照してください。
Note
これらのパラメータのほとんどがHQueue Job Propertiesと等価です。
Job Priority
ジョブのHQueue優先度。
優先度の高いジョブほど優先度の低いジョブよりも先にスケジュールが組まれて処理されます。
0
が一番低い優先度です。
Assign To
優先度の割り当て先となるクライアント。
Any Client
任意のクライアントに割り当てます。
Listed Clients
指定したクライアントに割り当てます。
Clients from Listed Groups
指定したクライアントグループに割り当てます。
Clients
ジョブを割り当てるクライアントの名前をスペースで区切ります。
このパラメータは、 Assign To が Listed Clients に設定されている場合にのみ利用可能です。
Select Clients
HQueueからクライアントを選択して、 Clients リストを集計します。
このパラメータは、 Assign To が Listed Clients に設定されている場合にのみ利用可能です。
Client Groups
ジョブを割り当てるクライアントグループの名前をスペースで区切ります。
このパラメータは、 Assign To が Clients from Listed Groups に設定されている場合にのみ利用可能です。
Select Groups
HQueueからクライアントグループを選択して、 Client Groups リストを集計します。
このパラメータは、 Assign To が Clients from Listed Groups に設定されている場合にのみ利用可能です。
CPUs per Job
ジョブが消費するCPUsの最大数。 この数がクライアントマシンの空きCPU数を超えている場合、そのクライアントマシンにはジョブが 割り当てられなくなります 。
Note
いくつかのジョブのマルチスレッド化はHoudini Max Threadsで制御することができます。 Tags パラメータを使用することで、このジョブに専用マシンが必要かどうかを制御することもできます。
Houdini Max Threads
有効な時、指定した値がHOUDINI_MAXTHREADS
環境変数に設定されます。
CPUs per Job が有効な場合、このパラメータも有効にしない限り、HOUDINI_MAXTHREADS
環境変数には同じ値が設定されます。
0の値は、ジョブが利用可能なCPUコアすべてを使用することを意味します。
プラスの値は、利用可能なスレッド数を制限します。
例えば、1
の値は、ジョブを1スレッドに制限することで完全にマルチスレッド処理を無効にします。
プラスの値は、利用可能なCPUコア数で制限されます。
マイナスの値を指定すると、最大プロセッサ数からその値が引かれて、スレッド数が決定されます。
例えば、-1
の値は全CPUコア数から1を引いたCPUコア数が使用されます。
リソースの使用量を制限する方法を参照してください。
Max Run Time
ワークアイテムの実行が許可される最大時間(秒)。 実行時間がこの最大時間を越えると、そのワークアイテムは自動的にHQueueにキャンセルされます。
Job Description
ジョブのDescriptionプロパティ。
Allowed Host
ジョブを実行させるマシンのホスト名。
Resources
ジョブが消費するHQueueリソースをスペースで区切ったリスト。
例えば、sidefx.license.render sidefx.license.engine
。
Handle By
コマンドが失敗した(ゼロ以外のexitコードを返した)時の挙動をカスタマイズします。
Reporting Error
ワークアイテムが失敗します。
Reporting Warning
ワークアイテムが成功し、警告がノードに追加されます。
Retrying Task
Retries の回数だけHQueueによってワークアイテムを再試行します。
Ignoring Exit Code
ワークアイテムが成功します。
Handle All Non Zero
無効にすると、特定のexitコードを指定することができます。
Exit Code
Handle By を使って制御したいexitコードを指定します。 ゼロ以外のすべてのexitコードは、通常では失敗として扱われます。
このパラメータは、 Handle All Non Zero が無効になっている時にのみ利用可能です。
Retries
コマンドが失敗した時にそのジョブを再試行する回数。
このパラメータは、 Handle By が Retrying Task に設定されている場合にのみ利用可能です。
Inherit Local Environment
有効にすると、現行Houdiniセッション内の環境変数がジョブの環境変数にコピーされます。
Unset Variables
タスク環境内でUnsetしたい環境変数をスペースで区切ったリスト。
Environment Variables
独自のKey-Value環境変数を各タスクに追加します。
Pre Shell
コマンドが実行される前に実行/source
されるシェルスクリプトを指定します。
Post Shell
コマンドが実行された後に実行/source
されるシェルスクリプトを指定します。
Pre Python
コマンドプロセスが生成される前にラッパースクリプト内で実行されるPythonスクリプトを指定します。
Post Python
コマンドプロセスを抜けた後にラッパースクリプト内で実行されるPythonスクリプトを指定します。
See also |