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Since | 17.5 |
Note
動画からフレーム画像を抽出する反対の処理に関する情報は、FFmpeg Extract Imagesノードのドキュメントを参照してください。
Note
利用可能なエンコーダは、プラットフォームやライセンスタイプ次第で変わります。 ジョブをリモートマシンに投入する時には、そのリモートマシンで同じエンコーダが利用できないという場面が起こり得るので注意してください。
インストール ¶
このノードは、ffmpeg
コマンドラインツールのラッパーです。
デフォルトでは、Houdiniに$HFS/bin/hffmpeg
として同梱されているバージョンのFFmpegが使用されます。
また、異なるバージョンのFFmpegをインストールしてそれを代わりに使用することもできます。
FFmpegコマンドラインツールの独自インストールを検索するノードに関しては、そのツールの実行可能バイナリのパスが以下の方法のどれかで利用できる必要があります:
-
システムパス。
-
PDG_FFMPEG
という名前の環境変数でパスを指定。 -
ノードの FFmpeg Binary Path パラメータで直接パスを指定。
Tip
$HH/help/files/pdg_examples/top_multishot
と$HH/help/files/pdg_examples/top_rop
のサンプルでは、このノードを使用して、レンダリング画像から動画を生成する方法を説明しています。
TOP Attributes ¶
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integer |
出力される動画の1秒あたりのフレーム数。 |
パラメータ ¶
Node ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
Cache Mode
ワークアイテムから目的のファイル結果がレポートされるように、プロセッサノードがそのワークアイテムを制御する方法を決めます。
Automatic
目的の結果ファイルがディスク上に存在すれば、そのワークアイテムはスケジュールに組まれずにクック済みとマークされます。 そのファイルが 存在しなければ 、そのワークアイテムは通常どおりにスケジュールに組まれます。 上流のワークアイテムの依存関係がクック中に新しいファイルを書き出す場合、このノード内のワークアイテムのキャッシュファイルもout-of-date(古い)としてマークされます。
Automatic (Ignore Upstream)
Automatic と同様ですが、上流のファイルの書き込みは、このノード内のワークアイテムのキャッシュファイルを 無効にしません 。 そして、このノードは自身のワークアイテムの出力ファイルのみをチェックします。
Read Files
目的の結果ファイルがディスク上に存在すれば、そのワークアイテムはスケジュールに組まれずにクック済みとマークされます。 そのファイルが存在しなければ、そのワークアイテムは失敗とマークされます。
Write Files
目的の結果ファイルがディスク上に存在していても、ワークアイテムが常にスケジュールに組まれ、その目的の結果ファイルを無視します。
Cook Type
このノード内のワークアイテムをクックする方法を決めます。 例えば、ワークアイテムをIn-Process、Out-of-Processのどちらでクックするのか、または、サービスを使用してクックするのか決めます。
Run on Service Block
このノード内のワークアイテムを、親のサービスブロックが存在すれば、そのサービスブロック上で実行させるかどうかを決めます。
Always
このノード上の他のサービス設定に関係なく、常にワークアイテムをブロックのサービス上で実行します。
Match
Service Name がブロックで使用されているサービス名にマッチした場合にのみ、ワークアイテムをそのブロックのサービス上で実行します。
Never
ワークアイテムをブロックのサービス上で実行しません。
Service Name
Cook Type を Service に設定した場合、このパラメータを使用して、そのサービスの名前を指定します。 サービスの使用方法の詳細は、PDG Service Managerのドキュメントを参照してください。
Tool Presets
このメニューには、事前に定義されたFFmpegオペレーションセットが用意されています。 これらのプリセットのどれかを選択すると、自動的にパラメータとFFmpegコマンドが設定されます。
Create Video From Images
一連の入力画像から動画を生成します。
Convert File Format
ストリームを再エンコードすることなくファイルフォーマット変換を実行します。 例えば、MKVとMP4の変換です。
Re-Encode Video
別のエンコーダとオプションを使用して動画を再エンコードします。例えば、H.264からAV1への再エンコードです。
Input Source
入力ソースを選択します。
Upstream Output Images
File Tag パラメータで指定されたタグを持った上流のワークアイテムから出力されたファイルを入力として設定します。
Upstream Output File
File Tag パラメータで指定されたタグを持った上流のワークアイテムから最初に出力されたファイルを入力として設定します。
Custom File Path
File Path パラメータで指定されたファイルパスを入力として設定します。
File Tag
入力ソースのファイルタグを指定します。
このパラメータは、 Input Source が Custom File Path に設定されて いない 時にのみ利用可能です。
File Path
入力ソースのファイルパスを指定します。
このパラメータは、 Input Source が Custom File Path に設定されている場合にのみ利用可能です。
Frame List File
フレームリストファイルのファイルパス。 フレームリストファイルは、動画に変換する際に使用するすべての入力画像の順番が決められたリストを含んだテキストファイルです。
FFmpegでは、このファイル内の画像のパスが相対パスとして指定されている必要があります。 そのため、Windowsで実行する時、このフレームリストファイルは必ず入力画像と同じドライブ上に 配置しなければなりません 。
このパラメータは、 Input Source が Upstream Output Images に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output File Path
出力される動画のファイルパスを指定します。
File Tag
出力される動画のファイルタグを指定します。
詳細は、FFmpegコーデックのドキュメントとFFmpegフォーマットのドキュメントを参照してください。
Frames per Second
有効な時、エンコードされる動画ファイルの1秒あたりのフレーム数を指定します。
Format
有効な時、エンコードされる動画ファイルのフォーマットを指定します。 無効な時、そのフォーマットはファイル拡張子から推測されます。
Resolution
有効な時、エンコードされる動画ファイルの解像度を指定します。
Video Codec
有効な時、動画ファイルのエンコードに使用される動画コーデックを指定します。
MOV Muxer Flags
有効な時、追加MUXスイッチを指定します。
Pixel Format
有効な時、エンコードされる動画ファイルのピクセルフォーマットを指定します。
Additional Arguments
有効な時、FFmpegに渡される追加引数を指定します。
詳細は、FFmpegのカラー空間サポートを参照してください。
Color Range
有効な時、エンコードされる動画ファイルに使用されるカラー値の範囲を指定します。
Color Space
有効な時、エンコードされる動画ファイルのカラー空間を指定します。
Color Primaries
有効な時、エンコードされる動画ファイルのカラープライマリを指定します。
Transfer Function
有効な時、エンコードされる動画ファイルのカラー転送関数を指定します。
EXR Transfer Func
有効な時、リニアEXR入力に適用するカラー転送関数を指定します。
FFmpeg Binary
FFmpegをコールする方法を指定します。
System Path
システムパスから(利用可能であれば)FFmpegをコールします。
$PDG_FFMPEG
PDG_FFMPEG
環境変数に格納されているパスを使ってFFmpegをコールします。
この環境変数は、ユーザー側で作成してください。
Custom Path
FFmpeg Binary Path パラメータで指定されたパスを使ってFFmpegバイナリをコールします。
Houdini FFmpeg
Houdiniに同梱されているFFmpegのコピー(つまり、$HFS/bin/hffmpeg
)を使用します。
FFmpeg Binary Path
FFmpegバイナリのパスを指定します。
このパラメータは、 FFmpeg Binary が Custom Path に設定されている場合にのみ利用可能です。
FFmpeg Command
有効な時、ワークアイテムがクックされた時にコールされるFFmpegコマンドを指定します。 このコマンドを修正することができますが、他のパラメータを変更しても自動的に 更新されなくなります 。
Schedulers ¶
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Schedule When
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードのどのワークアイテムをスケジュールに組むのかを決めるエクスプレッションを指定することができます。 そのエクスプレッションが指定されたワークアイテムに対して0を返すと、そのワークアイテムはスケジューラに組まれずに、即座にクック済みとしてマークされます。 そのエクスプレッションが0以外の値を返すと、そのワークアイテムは従来どおりにスケジュールに組まれます。
Add Job Parms
このノードのインターフェースにスケジューラ系パラメータを追加する目的でEdit Parameter Interfaceウィンドウを開きます。
In-Process Scheduler
Edit Parameter Interface ウィンドウは、 Create Parameters コラムで In-Process Schedulerパラメータフォルダが選択された状態で開きます。
Local Scheduler
Edit Parameter Interface ウィンドウは、 Create Parameters コラムで Local Schedulerパラメータフォルダが選択された状態で開きます。
HQueue Scheduler
Edit Parameter Interface ウィンドウは、 Create Parameters コラムで HQueue Schedulerパラメータフォルダが選択された状態で開きます。
Work Item Label
このノードがワークアイテムにどのようにラベルを付けるのかを決めます。 このパラメータによって、固有でないラベル文字列をワークアイテムに割り当てることができ、そのラベルを使用してアトリビュートパネル、タスクバー、スケジューラジョブ名のワークアイテムを区別することができます。
Use Default Label
このノード内のワークアイテムは、TOPネットワークからデフォルトのラベルを使用します。 デフォルトが設定されていない場合は、それらのワークアイテムにはラベルは付きません。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは親ワークアイテムのラベルを継承します。
Custom Expression
ワークアイテム毎に評価される Label Expression カスタムエクスプレッションをワークアイテムのラベルに設定します。
Node Defines Label
ワークアイテムのラベルをこのノードの内部ロジックで定義します。
Label Expression
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードで作成されたワークアイテムに独自のラベルを指定することができます。
このパラメータには、ワークアイテムアトリビュートの参照またはビルトインのプロパティを含めたエクスプレッションを使用することができます。
例えば、$OS: @pdg_frame
は、フレーム値に基づいて各ワークアイテムのラベルを設定します。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、 Python Processor TOP, ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。 これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Examples ¶
example_top_ffmpegencodevideo Example for FFmpeg Encode Video TOP node
このサンプルでは、FFmpeg Encode Videoノードを使って、画像シーケンスを動画ファイルに変換する方法を説明しています。