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Since | 17.5 |
Tip
破壊的なファイル操作(移動/名前変更、削除)をしないほうが良いです。 これらのファイル操作を行なってしまうと、ファイルを見失なってしまって、ディペンデンシーシステムに余計なワークを発動させてしまいます。 他にも、ネットワークを走らせた後で、存在したはずの中間ファイルが見つからなければ、そのネットワークのデバッグが困難になってしまいます。
このノードは、3通りの方法で動作させることができます:
このノードがワークアイテムを生成した時に名前変更を実施します( Rename During が Generate に設定)
このノードは、ワークアイテムの生成時( Tasks ▸ Generate Static Work Items を選択した時も含む)に同期してファイルの名前変更を試みます。その名前変更が完了するまでブロッキングされます。 これによって、一度ノードを動作させた時に、既に“ソース”のファイルが移動/名前変更されていたことが原因でエラーを引き起こしてしまう可能性があります。
ワークアイテムがIn-Processでクックする時に名前変更を実施します( Rename During が In Process に設定)
このノードは、ワークアイテムがクックする時に非同期で名前変更を実施します。 同時に複数の名前変更が行なわれる可能性がありますが、それは引き続き現行Houdiniセッション内で処理されます。
ワークアイテムがOut-Processでクックする時に名前変更を実施します( Rename During が Out of Process に設定)
In-Procesと同様ですが、各ワークアイテムがそれぞれのPythonプロセス内でクックします。 これは、ファイルの名前変更をローカルマシンからアクセスすることができないファームジョブとして実施する時に役立ちます。
TOP Attributes ¶
|
file |
ソースファイルの移動先のディレクトリ。 |
|
string |
目的のファイルの拡張子。 |
|
filename |
目的のファイルのファイル名。 |
パラメータ ¶
Node ¶
Rename During
ファイルの名前を変更するタイミング。
Generate
ワークアイテム生成ステージ中にファイル(s)の名前が変更されます。
Cook (In-Process)
グラフクッキング工程内でクック中にファイル(s)の名前が変更されます。
Cook (Out-of-Process)
各自の工程内でクック中にファイル(s)の名前が変更されます。
File Source
名前を変更したいファイルのソースを指定します。
Upstream Output File
File Tag パラメータにマッチした入力ワークアイテムのファイル出力からファイルパスを取得します。 複数のファイル出力にマッチした場合、1つ目のファイル出力が選択されます。
Custom File Path
File Path
パラメータで指定されたファイルをコピーします。
File Path
File Source が Custom File Path に設定されている場合、移動/名前変更するファイルのパスを指定します。
File Tag
File Source が Upstream Output File に設定されている時に、入力ファイルの選択に使用されるファイルタグ。
File Path
ファイルの新しいパス。これがワークアイテム(s)のOutput
として使用されます。
File Tag
Output
ファイル名に割り当てるファイルタグ。
Schedulers ¶
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Schedule When
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードのどのワークアイテムをスケジュールに組むのかを決めるエクスプレッションを指定することができます。 そのエクスプレッションが指定されたワークアイテムに対して0を返すと、そのワークアイテムはスケジューラに組まれずに、即座にクック済みとしてマークされます。 そのエクスプレッションが0以外の値を返すと、そのワークアイテムは従来どおりにスケジュールに組まれます。
Work Item Label
このノードがワークアイテムにどのようにラベルを付けるのかを決めます。 このパラメータによって、固有でないラベル文字列をワークアイテムに割り当てることができ、そのラベルを使用してアトリビュートパネル、タスクバー、スケジューラジョブ名のワークアイテムを区別することができます。
Use Default Label
このノード内のワークアイテムは、TOPネットワークからデフォルトのラベルを使用します。 デフォルトが設定されていない場合は、それらのワークアイテムにはラベルは付きません。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは親ワークアイテムのラベルを継承します。
Custom Expression
ワークアイテム毎に評価される Label Expression カスタムエクスプレッションをワークアイテムのラベルに設定します。
Node Defines Label
ワークアイテムのラベルをこのノードの内部ロジックで定義します。
Label Expression
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードで作成されたワークアイテムに独自のラベルを指定することができます。
このパラメータには、ワークアイテムアトリビュートの参照またはビルトインのプロパティを含めたエクスプレッションを使用することができます。
例えば、$OS: @pdg_frame
は、フレーム値に基づいて各ワークアイテムのラベルを設定します。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、 Python Processor TOP, ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。 これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Priority Expression
このパラメータには、ワークアイテムの優先度を設定するためのエクスプレッションを指定します。 このエクスプレッションは、ノード内のワークアイム毎に評価されます。
このパラメータは、 Work Item Priority が Custom Expression に設定されている場合にのみ利用可能です。
Examples ¶
example_top_filerename Example for File Rename TOP node
このサンプルでは、File Renameノードを使ってファイルグループの名前を変更する方法を説明しています。