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$HH/help/files/pdg_examples/top_partitioners
のサンプルでは、ターゲットのパーティション化、アトリビュートのマージの制御、アトリビュートによる分割といったよく使うパーティショナー機能の使い方について説明しています。
パラメータ ¶
Range ¶
Range Type
ワークアイテムの範囲を指定する方法を決定します。
Custom Range
上流のワークアイテムとパーティション数の比率と左/右の方向のオフセットに基づいた独自範囲。
Fixed Partition Count
上流のワークアイテムの数に関係なく固定数でパーティションを作成します。 上流のワークアイテムをパーティション間でなるべく均等に分布させます。 これらのワークアイテムを均等に分割できない場合には、最初のいくつかのパーテションに余分にワークアイテムが入ります。
Fixed Partition Size
可能であれば固定サイズでパーティションを作成します。 上流のワークアイテムを均等に分割できない場合には、最後のパーティションのみが異なるサイズになります。 この最後のパーティションには、上流のワークアイテムを目的の固定サイズのグループに分けた後に残ったワークアイテムが入ります。
First/Last Value
きっちりと2個のパーティションを作成します。 最初のパーティションには、各入力ノードの最初のワークアイテムが入り、最後のパーティションには、各入力ノードの最後のワークアイテムが入ります。 他の上流のワークアイテムはパーティションに入りません。
First/Middle/Last Value
きっちりと3個のパーティションを作成します。 First/Last と同じ挙動をしますが、各入力ノードの中間のワークアイテムもパーティションに入ります。
Order By
このノードがワークアイテムをパーティション化する時にそれらのワークアイテムの並べ方を決めます。
Work Item Index
インデックスでワークアイテムをソートします。
Work Item Frame
フレーム値でワークアイテムをソートします。
Custom Attribute
Attribute Name カスタムアトリビュートの値でワークアイテムをソートします。
Input Order
ワークアイテムを明示的にソートせず、入力ノード内のワークアイテムの順番に基づいてパーティション化します。
Attribute Name
入力ワークアイテムを並べる時に使用するアトリビュートの名前を指定します。
このパラメータは、 Order By が Custom Attribute に設定されている場合にのみ利用可能です。
Custom Range ¶
これらのパラメータは、 Custom Range タイプを選択した時のパーティショナーの挙動を設定します。 この範囲は、2つのメインプロパティで決まります: 上流のワークアイテムとパーティションの比率、左右の方向のオフセット。
例えば、 Upstream Range を2に、 Partition Range を1に設定すると、上流の2個のワークアイテム毎に1個のパーティションが作成されます。
Upstream Range
Partition Range パラメータと併用して、上流のワークアイテムとパーティションの比率を決定します。
Partition Range
Upstream Range パラメータと併用して、作成するパーティションの数を決定します。
Left Offset
パーティションにさらに含めたい選択ワークアイテムよりも前の追加ワークアイテムの数。
Right Offset
パーティションにさらに含めたい選択ワークアイテムよりも後の追加ワークアイテムの数。
Consolidate Work Items by Key
有効にすると、同じソートキーを持つワークアイテムは、同じワークアイテムであるものとして常に同じパーティションに分けられます。 パーティション処理は、入力ワークアイテムのリストではなく、固有のソートキーのリストに対して実行されます。
Fixed Partition Count ¶
Range Count
作成するパーティションの数。
Fixed Partition Size ¶
Range Size
パーティション毎に追加する上流のワークアイテムの数。
First/Last & First/Middle/Last ¶
Reset Work Item Indices
有効にすると、パーティション内のワークアイテムには、0/1( First/Last Value の場合)、または、0/1/2( First/Middle/Last Value の場合)のインデックスが振られます。 無効にすると、ワークアイテムは元のインデックスのままです。
例えば、 Range Type が First/Last Value に設定されていて、 Reset Work Item Indices が 無効 で、1000個の範囲でワークアイテムを生成すると、1番目のワークアイテムのインデックスは0、最後のワークアイテムのインデックスは999となります。 しかし、 Reset Work Item Indices が有効な場合、1番目のワークアイテムのインデックスは0で、最後のワークアイテムのインデックスは 1 となります。
Merge Attributes ¶
これらのパラメータは、このノードによって生成されたパーティション上に入力ワークアイテムのアトリビュートをマージする方法を制御します。
Merge Output Files
パーティション内のワークアイテムの出力ファイルをパーティション自体にマージする方法を決めます。 デフォルトでは、ワークアイテムのすべての出力ファイルは、パーティション出力ファイルリストにコピーされます。
None
出力ファイルは、パーティションにマージされません。
First File
パーティション内の最初のワークアイテムの出力ファイル(s)がパーティションにコピーされます。
Last File
パーティション内の最後のワークアイテムの出力ファイル(s)がパーティションにコピーされます。
Unique Files
すべてのワークアイテムの固有のファイルパスがパーティションにコピーされます。 このオペレーションはファイルリストのソートが必要なので、ファイルの順番が変わる可能性があります。
All Files
パーティション内のすべてのワークアイテムの出力ファイル(s)がパーティションにコピーされます。 ファイルの順番は、パーティション内のワークアイテムの順番に依存します。
Merge Operations
パーティショナー系ノードに対して実行するアトリビュートマージオペレーションの数を定義します。 このアトリビュートマージオペレーションは、パーティション内のワークアイテムのアトリビュートをパーティション自体にマージする際に使用されます。 このアトリビュートマージオペレーションは降順で実行されます。 アトリビュートにマッチさせるパターンを使った最初のオペレーションでアトリビュートがマージされます。
Apply Operation
入力のアトリビュートをパーティションにマージする際に実行するオペレーションを指定します。 各オペレーションは、 To Attributes パラメータを使用してマッチした該当するアトリビュートのサブセットにのみ適用されます。
以下のオペレーションが利用可能です:
Ignore
マッチしたアトリビュートは無視され、パーティションには適用されません。
First Value
パーティション内の1番目のワークアイテム上のマッチした各アトリビュートの値が保持され、2番目以降のワークアイテムの値は無視されます。
Last Value
パーティション内の最後のワークアイテム上のマッチした各アトリビュートの値が保持されます。
Unique Values
マッチした各アトリビュートの固有の値が配列にマージされます。重複した値は破棄されます。
Append to Array
マッチした各アトリビュートの値がそのアトリビュートの配列に追加されます。 すべてのワークアイテムのすべてのアトリビュート値が保持されます。
Minimum
マッチした各アトリビュートの最小値が保持されます。
Maximum
マッチした各アトリビュートの最大値が保持されます。
Sum
マッチした各アトリビュートの合計値がパーティションに格納されます。
Average
マッチした各アトリビュートの平均値がパーティションに格納されます。
Mode
マッチした各アトリビュートの最も頻繁な値が保持されます。
Median
マッチした各アトリビュートの中央値が保持されます。
Sorted
マッチした各アトリビュートの値がソートされた配列でマージされます。
To Attributes
Apply Operation パラメータが適用されるそれに呼応したアトリビュートを指定します。 このフィールドにアトリビュートパターン構文を使用すれば複数のアトリビュートを指定することができます。
Preserve Arrays
有効にすると、マージオペレーションは、そのマージオペレーションは、その入力の配列アトリビュートの元々の配列サイズを維持します。 マージされる配列サイズは、入力のワークアイテム内で最初に見つかった値で決まります。 無効にすると、パーティショナーは、入力の配列アトリビュートを単一の値シーケンス(単一スカラー値)に平坦化し、すべての値に対してマージオペレーションを実行します。
Advanced ¶
これらのパラメータは、パーティショナーの挙動に対してもっと細かなコントロールを備えた上級パラメータです。
Partition When
パーティション化の工程が入力のワークアイテムに対して実行される時期を決めます。
Input Items are Generated
上流のワークアイテムすべてが生成されると、それらのワークアイテムがパーティション化されます。
Input Items are Cooked
上流のワークアイテムすべてがクックされると、それらのワークアイテムがパーティション化されます。 これは、パーティション化スキームがワークアイテムの実行結果に基づいている場合に必須となります。
これによって、このパーティショナーは、複数のパーティションを作成することができる事以外はWait for Allノードと同様の挙動をします。
Partition Target(s)
ターゲットにしたいノードまたは複数のノードを決めます。 このターゲットノード内のワークアイテムは、そのターゲットノードがこのノードの直接の入力でなくても、それらのワークアイテムが生成されるとすぐにパーティション化されます。 ターゲットのワークアイテムの子ワークアイテムは、利用可能になった時にそのパーティションに追加されます。
Direct Input Nodes
パーティショナーは、直接の入力ノードのワークアイテムを使用します。これがデフォルトの挙動です。
Upstream Static Nodes
パーティショナーは、動的入力ノードをスキップし、一番近い上流の静的ノードのワークアイテムをパーティション化します。
Custom Target Node
パーティショナーは、 Custom Target Node パラメータで指定されたノードを使用します。
Custom Target Node
Partition Targets が Custom Target Node に設定されている場合、パーティションのターゲットTOPノードを指定します。 パーティションスキームは、このノードの入力ワークアイテムではなくて、このターゲットTOPノード内のワークアイテムに適用されます。 このターゲットTOPノードは、同じグラフ内でこのノードより上流になければなりません。
Ignore Failed Work Items
このトグルを有効にすると、パーティショナー系ノードは、失敗した入力ワークアイテムをスキップし、成功した上流のワークアイテムのサブセットからパーティションを作成します。 このオプションは、 Partition When が Input Items are Cooked に設定されている場合、または、パーティショナー系ノードを上流で失敗している動的ノードに接続する時にのみ意味があります。
Split by Attribute
有効にすると、入力のワークアイテムをパーティション化する前に、このノードは指定したアトリビュート(s)でそれらのワークアイテムを分割します。 このパーティション化のロジックは、異なるアトリビュート値毎にワークアイテムのリストに対して評価されます。 異なるアトリビュート値を持ったワークアイテムは、常に異なるパーティションに格納されます。 複数のアトリビュート名をスペース区切りのリストで指定することができます。
Missing Attribute
このノードによる分割アトリビュートが見つからないワークアイテムの扱い方を決めます。
このパラメータは、 Split by Attribute が 有効 な時にのみ利用可能です。
Ignore Work Item
分割アトリビュートが見つからないワークアイテムは、どのパーティションにも 格納されません 。
Add Work Item to All Partitions
分割アトリビュートが見つからないワークアイテムは、 すべて のパーティションに格納されます。
Use Default Value
分割アトリビュートが見つからないワークアイテムは、 Default Value パラメータで設定された値を使用します。
Default Value
そのアトリビュートを持たないワークアイテムの分割アトリビュートに使用する値を指定します。
このパラメータは、 Missing Attribute が Use Default Value に設定されている場合にのみ利用可能です。
Allow Partial Matches
Split by Attribute にアトリビュート名のリストが設定されている時、このパラメータは、それらのアトリビュートのどれかのみを含んだワークアイテムの処理方法を決めます。 これを有効にすると、存在しているアトリビュートに基づいてワークアイテムがパーティションに格納されます。 これを無効にすると、アトリビュートのサブセットのみを含んだワークアイテムはパーティション化ステップから除外されます。
Set Partition Frame To
このノードによって生成されたパーティション上にパーティショナーがフレーム値を設定する方法を決めます。 パーティショナーが例えばPython Partitioner SOPやPartition by Frame SOPで既にカスタムフレーム値を設定している場合、このパラメータは何の効果もありません。
None
パーティション上に何もフレーム値を設定しません。
First Work Item’s Frame
現在の Sort Contents By の並び順に基づいて 最初 のワークアイテムのフレーム値がパーティション上にコピーされます。
Last Work Item’s Frame
現在の Sort Contents By の並び順に基づいて 最後 のワークアイテムのフレーム値がパーティション上にコピーされます。
Largest Frame
パーティション内のすべてのワークアイテムのうち一番大きいフレーム値がパーティションのフレームに使用されます。
Smallest Frame
パーティション内のすべてのワークアイテムのうち一番小さいフレーム値がパーティションのフレームに使用されます。
Sort Contents By
このノード上のパーティションにアクセスした時に、そのワークアイテムをソートする順番を決定します。 これは、パーティションの出力ファイルのソート順にも影響します。
None
ソートを適用しません。パーティション内のワークアイテムは順不同で制御されます。
Work Item Index
パーティション内のワークアイテムをインデックス順でソートします。
Input Node Order
パーティション内のワークアイテムをこのノードに接続に接続された入力ノードの順でソートします。 2個のワークアイテムが同じ入力から来ている場合、それらのワークアイテムはインデックス順でソートされます。
Attribute
パーティション内のワークアイテムを Sort Attribute パラメータで指定されたアトリビュートに基づいてソートします。
Sort Direction
このノードのパーティション内のワークアイテムを昇順または降順でソートするかどうかを決定します。
Sort Attribute
ソートに使用するアトリビュートの名前を指定します。
このパラメータは、 Sort Contents By が Attribute に設定されている場合にのみ利用可能です。
Store Items to Attrib
これを有効にすると、パーティション内のワークアイテムに呼応したIDのリストが、指定したアトリビュートに書き出されます。 ワークアイテムのIDは整数配列として格納されます。 これによって、パーティショナーノードの下流のパーティション化されたワークアイテムのリストを戻すことが簡単になります。
Examples ¶
PartitionByRange Example for Partition by Range TOP node
このサンプルでは、Partition by Range TOPを使用して、範囲に基づいて入力のワークアイテムをグループ化する方法を説明しています。
See also |