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このノードを使用することで、他のTOPネットワークをクックすることができます。 ここで指定可能な他のネットワークは、同じ.hipファイル内でも外部ファイルでも良く、アクティブなスケジューラを介してクックされます。 他のTOPネットワークは現在のTOPネットワークとは別のプロセスで評価されます。
このノードは2つの工程で動作します。最初のワークアイテムは、 TOP Path パラメータで指定した外部のTOPネットワークをクックする目的で生成されます。
このノードの各ワークに関連付けられたアトリビュートと入力ファイルは、通常のJSONフォーマットのワークアイテムを使用することで、フェッチ(取得)したネットワークにアクセスできるようになります。
JSONファイルのパスは、フェッチ(取得)したネットワークをクックする際に使用される$PDG_FETCH_JSON_FILE
環境変数にエクスポートされます。
フェッチ(取得)したネットワークは、TOP Fetch Inputノードを使用して、そのワークを自身のネットワークに読み込むことができます。
リモートのTOPネットワークがクックされると、そのネットワークの出力ノード上のワークアイテムがディスクに保存されてPDGにレポートされます。 そして、それらのワークアイテムが TOP Fetch ノード内で再生成されます。 TOP Fetch ノード上で可視のワークアイテムこそが、それらの再生成されたワークアイテムです。
Tip
$HH/help/files/pdg_examples/top_topfetch
のサンプルでは、このノードを使用して、TOPネットワークを取得する方法について説明しています。
パラメータ ¶
TOP Fetch ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
TOP Path
Hip File Path パラメータで指定した.hip
ファイル内のTOPネットワークのパス。
Hip File Path
フェッチ(取得)したいTOPネットワークを含んだ.hip
ファイルのパス。
Custom Output Dir
有効な時、 TOP Path から取得されたワークアイテムの出力.json
ファイルの書き出し先を決めます。
無効な時、Fetchノードのクックに使用されたスケジューラの作業ディレクトリに.json
ファイルが書き出されます。
Cook Sequentially
このトグルを有効にすると、このノード内のワークアイテムは、そのノードで表示される順番どおりに、1度に1つずつクックされます。 TOP Fetchワークアイテムの1つが失敗すると、残りのワークアイテムまでもが失敗とマークされます。 このトグルを無効にすると、このノード内のワークアイテムは並列でクックされます。
Load Work Items from Fetched Network
有効にすると、このノードは、取得したネットワークから出力ワークアイテムをこのノード内で作成し直します。
そうするためには、Fetch処理時に生成されたクック済みの出力に依存することになるので、このノードは Dynamic に設定されます。
無効であれば、このノードはFetch処理毎にそのまま1個のワークアイテムを作成し、もはやクックされた出力に依存しないので、このノードは Static に設定されます。
出力ワークアイテムは、それらのワークアイテム上の.json
ファイルに保存されます。
Keep Failed Work Items
有効にすると、取得したネットワーク内の失敗したワークアイテムの出力がTOP Fetchノードによって取り込まれて再生成されます。 無効にすると、失敗したワークアイテムは無視されます。 このパラメータは、 Load Work Items from Fetched Network が有効な場合にのみ利用可能です。
Preserve Work Item Indices
有効にすると、取得したネットワークから読み込まれたワークアイテムはオリジナルのインデックス値を維持します。 無効にすると、取得したワークアイテムのインデックスには、Fetchタスクの親ワークアイテムのインデックスが設定されます。 このパラメータは、 Load Work Items from Fetched Network が有効な場合にのみ利用可能です。
Schedulers ¶
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Schedule When
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードのどのワークアイテムをスケジュールに組むのかを決めるエクスプレッションを指定することができます。 そのエクスプレッションが指定されたワークアイテムに対して0を返すと、そのワークアイテムはスケジューラに組まれずに、即座にクック済みとしてマークされます。 そのエクスプレッションが0以外の値を返すと、そのワークアイテムは従来どおりにスケジュールに組まれます。
Work Item Label
このノードがワークアイテムにどのようにラベルを付けるのかを決めます。 このパラメータによって、固有でないラベル文字列をワークアイテムに割り当てることができ、そのラベルを使用してアトリビュートパネル、タスクバー、スケジューラジョブ名のワークアイテムを区別することができます。
Use Default Label
このノード内のワークアイテムは、TOPネットワークからデフォルトのラベルを使用します。 デフォルトが設定されていない場合は、それらのワークアイテムにはラベルは付きません。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは親ワークアイテムのラベルを継承します。
Custom Expression
ワークアイテム毎に評価される Label Expression カスタムエクスプレッションをワークアイテムのラベルに設定します。
Node Defines Label
ワークアイテムのラベルをこのノードの内部ロジックで定義します。
Label Expression
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードで作成されたワークアイテムに独自のラベルを指定することができます。
このパラメータには、ワークアイテムアトリビュートの参照またはビルトインのプロパティを含めたエクスプレッションを使用することができます。
例えば、$OS: @pdg_frame
は、フレーム値に基づいて各ワークアイテムのラベルを設定します。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、 Python Processor TOP, ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。 これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Priority Expression
このパラメータには、ワークアイテムの優先度を設定するためのエクスプレッションを指定します。 このエクスプレッションは、ノード内のワークアイム毎に評価されます。
このパラメータは、 Work Item Priority が Custom Expression に設定されている場合にのみ利用可能です。
Examples ¶
FetchingATopNetwork Example for TOP Fetch TOP node
このサンプルでは、Top Fetchノードを使用してプロセス外でTOPネットワークを実行してその結果を返す方法を説明しています。
See also |