On this page |
概要 ¶
この反対の処理(フレーム画像を動画に変換)がFFmpeg Encode Videoノードです。
このノードは2通りの方法で使用します:
-
入力を接続しない場合は、画像を抽出したい動画ファイルを指定します。
-
このノードに動画ファイルの
output
を持った入力ワークアイテムが存在すれば、このノードは入力のワークアイテム毎に静止画像シーケンスを抽出します。
このノードは、入力の動画からすべての画像を抽出する 1個のワークアイテム を生成します(フレーム毎に別々のワークアイテムを生成しません)。
ワークアイテムのoutput
は、出力ファイル名の配列です。
ファイル毎に別々のワークアイテムが生成されるように出力をノードに接続したいのであれば、Work Item Expandノードを使用することで、ワークアイテム(s)内の出力ファイルを分割することができます。
インストール ¶
このノードは、ffmpeg
コマンドラインツールのラッパーです。
デフォルトでは、Houdiniに$HFS/bin/hffmpeg
として同梱されているバージョンのFFmpegが使用されます。
また、異なるバージョンのFFmpegをインストールしてそれを代わりに使用することもできます。
FFmpegコマンドラインツールの独自インストールを検索するノードに関しては、そのツールの実行可能バイナリのパスが以下の方法のどれかで利用できる必要があります:
-
システムパス。
-
PDG_FFMPEG
という名前の環境変数でパスを指定。 -
ノードの FFmpeg Binary Path パラメータで直接パスを指定。
Tip
$HH/help/files/pdg_examples/top_multishot
と$HH/help/files/pdg_examples/top_rop
のサンプルでは、このノードを使用して、レンダリング画像から動画を生成する方法を説明しています。
TOP Attributes ¶
|
integer |
出力される画像の高さ。 |
|
integer |
出力される画像の幅。 |
|
float |
1秒あたりのフレーム数。 |
パラメータ ¶
Node ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
Cook Type
このノード内のワークアイテムをクックする方法を決めます。 例えば、ワークアイテムをIn-Process、Out-of-Processのどちらでクックするのか、または、サービスを使用してクックするのか決めます。
Run on Service Block
Determines whether or not work items in this node should run on the parent service block, if one exists.
Always
Always run work items on the block’s service, regardless of any other service settings on this node.
Match
Only run work items on the block’s service if Service Name matches the service name that’s used by the block.
Never
Never run work items on the block’s service.
Service Name
Cook Type を Service に設定した場合、このパラメータを使用して、そのサービスの名前を指定します。 サービスの使用方法の詳細は、PDG Service Managerのドキュメントを参照してください。
Input Source
入力ソースを選択します。
Upstream Output File
入力動画は、 File Tag パラメータで指定されたタグを持った上流のワークアイテムから最初に出力されたファイルになります。
Custom File Path
入力動画は、 File Path パラメータで指定します。
File Tag
入力ソースのファイルタグを指定します。
File Path
入力ソースのファイルパスを指定します。
Frames per Second
1秒あたりに抽出する画像の枚数。
Output File Pattern
出力される画像の出力パターンを指定します。
File Tag
出力される画像のファイルタグ。
Width
有効な時、ここには出力される画像の幅を指定します。
Height
有効な時、ここには出力される画像の高さを指定します。
FFmpeg Binary
FFmpegをコールする方法を指定します。
System Path
システムパスからFFmpegが利用可能な時は、このオプションを使用します。
$PDG_FFMPEG
このオプションを選択すると、PDG_FFMPEGという名前の環境変数のパスを使ってFFmpegがコールされます。 この環境変数は、ユーザー側で作成してください。
Custom Path
FFmpeg Binary Path パラメータの値はFFmpegバイナリのパスとして使用されます。
Houdini FFmpeg
Houdiniに同梱されているFFmpegのコピー(つまり、$HFS/bin/hffmpeg
)を使用します。
FFmpeg Binary Path
FFmpeg Binary が Custom Path に設定されている時に、そのFFmpegのパスを指定します。
FFmpeg Command
ワークアイテムがクックされた時にコールされるFFmpegコマンドを表示します。 このフィールドを有効にすると、そのコマンドを修正することができますが、他のパラメータを変更しても更新されなくなります。
Schedulers ¶
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Schedule When
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードのどのワークアイテムをスケジュールに組むのかを決めるエクスプレッションを指定することができます。 そのエクスプレッションが指定されたワークアイテムに対して0を返すと、そのワークアイテムはスケジューラに組まれずに、即座にクック済みとしてマークされます。 そのエクスプレッションが0以外の値を返すと、そのワークアイテムは従来どおりにスケジュールに組まれます。
Add Job Parms
このノードのインターフェースにスケジューラ系パラメータを追加する目的でEdit Parameter Interfaceウィンドウを開きます。
In-Process Scheduler
Edit Parameter Interface ウィンドウは、 Create Parameters コラムで In-Process Schedulerパラメータフォルダが選択された状態で開きます。
Local Scheduler
Edit Parameter Interface ウィンドウは、 Create Parameters コラムで Local Schedulerパラメータフォルダが選択された状態で開きます。
HQueue Scheduler
Edit Parameter Interface ウィンドウは、 Create Parameters コラムで HQueue Schedulerパラメータフォルダが選択された状態で開きます。
Work Item Label
このノードがワークアイテムにどのようにラベルを付けるのかを決めます。 このパラメータによって、固有でないラベル文字列をワークアイテムに割り当てることができ、そのラベルを使用してアトリビュートパネル、タスクバー、スケジューラジョブ名のワークアイテムを区別することができます。
Use Default Label
このノード内のワークアイテムは、TOPネットワークからデフォルトのラベルを使用します。 デフォルトが設定されていない場合は、それらのワークアイテムにはラベルは付きません。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは親ワークアイテムのラベルを継承します。
Custom Expression
ワークアイテム毎に評価される Label Expression カスタムエクスプレッションをワークアイテムのラベルに設定します。
Node Defines Label
ワークアイテムのラベルをこのノードの内部ロジックで定義します。
Label Expression
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードで作成されたワークアイテムに独自のラベルを指定することができます。
このパラメータには、ワークアイテムアトリビュートの参照またはビルトインのプロパティを含めたエクスプレッションを使用することができます。
例えば、$OS: @pdg_frame
は、フレーム値に基づいて各ワークアイテムのラベルを設定します。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、 Python Processor TOP, ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。 これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Priority Expression
このパラメータには、ワークアイテムの優先度を設定するためのエクスプレッションを指定します。 このエクスプレッションは、ノード内のワークアイム毎に評価されます。
このパラメータは、 Work Item Priority が Custom Expression に設定されている場合にのみ利用可能です。
Examples ¶
example_top_ffmpegextractimages Example for FFmpeg Extract Images TOP node
このサンプルでは、FFmpeg Extract Imagesノードを使って、動画ファイルから画像を抽出する方法を説明しています。
See also |