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Since | 18.5 |
このノードを使用することで、上流のワークアイテムのフレーム範囲を広げることができます。 例えば、フレーム1から100までのシミュレーションをクックするROP Geometryノードがあれば、このノードを使用することでそのフレーム範囲をフレーム1から120まで広げることができます。 その新しいフレーム範囲の最後の20個のワークアイテムは、初期フレーム範囲のフレーム100のワークアイテムに依存します。
他にも、 Pre Shift パラメータと Post Shift パラメータを使用することで、フレーム範囲をその定数分だけシフトさせることができます。
デフォルトでは、フレーム100から出力されたファイルが新しいフレーム101から120までコピーされます。 代わりに Copy Outputs For パラメータを設定することで、出力ファイルが新しいフレームにコピーされないようにすることができます。
Note
このノードでは、入力のワークアイテムがフレーム値とrangeアトリビュートを持っていることが必要です。 そうすることで、TOPsは、指定されたワークアイテムが広いフレーム範囲内のどこに存在するのかを知ることができます。 このrangeアトリビュートの名前は、 Range Attribute パラメータで指定します。 フレーム範囲にわたってワークアイテムを生成する他のノード(例えば、Range GenerateノードやROP Fetchノード)は、そのフレーム範囲をアトリビュートとしてワークアイテムに追加し設定します。
さらに、このノードを正しく機能させるには、入力のワークアイテムの全リストにアクセスする必要があります。 このノードが動的な場合、つまり、 Generate When が Each Upstream Item is Cooked に設定されている場合、ワークアイテムインデックスが固有でない、または、連続していない可能性があります。
Tip
$HH/help/files/pdg_examples/top_multishot
のサンプルでは、このノードを使用してフレーム範囲データのシフトと延長の方法を説明しています。
TOP Attributes ¶
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float |
Update Range Attribute が有効な時、このアトリビュートは、延長された値範囲に更新されます。 |
パラメータ ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
Extend Values Of
このノードが入力のワークアイテムのフレーム範囲を広げるのか、それとも、フレーム値をカスタムアトリビュートに格納するのかを決めます。
Attribute Name
Extend Values Of が Custom Attribute に設定されている場合、このパラメータには、そのアトリビュート名を指定します。
Range Attribute
上流のワークアイテムのフレーム範囲全体の開始値、終了値、ステップ値を決めるアトリビュートの名前。
TOPsは、指定されたワークアイテムがそのフレーム範囲内に存在しているのか知ることができるようにするために、この情報を知る必要があります。
Range GenerateやROP Fetchなどのノードは、自動的にワークアイテムにrange
アトリビュートを書き込みます。
Update Range Attribute
このパラメータが有効な時、 Range Attribute パラメータで指定されたrangeアトリビュートの値は、新しく広げられたフレーム範囲に合うように更新されます。
Specify Range Using
新しいフレーム範囲の値を指定する方法を決めます。
Range
Specify Range Using が Custom Range に設定されている場合、このパラメータは、その新しいフレーム範囲の値を決めます。
Start/End Offset
Specify Range Using が Start/End Offset に設定されている場合、このパラメータの値を使用して、上流のワークアイテムのフレーム範囲をその値だけ広げます。 新しいフレーム範囲を直接指定するわけではなく、このパラメータの値を使用して既存のフレーム範囲をオフセットします。
新しいフレーム範囲は[upstream_start - start_offset, upstream_end + start_end, upstream_step]
となります。
Pre Shift
フレーム範囲を広げる前に、上流のワークアイテムのフレーム値をこの値だけシフトします。
Post Shift
フレーム範囲を広げた後に、このノード内のワークアイテムのフレーム値をオフセットして、ワークアイテムを作成し、上流のワークアイテムに依存関係を追加します。
Copy Output Files
上流のワークアイテムの出力ファイルのコピー先となるワークアイテムを決めます。
Examples ¶
RangeExtend Example for Range Extend TOP node
このサンプルでは、Range Extend TOPを使用して、フレームベースのワークアイテムのリストをもっと広いフレーム範囲まで広げる方法を説明しています。
See also |