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Since | 17.5 |
このノードを使用することで、入力ジオメトリに対してSOPコンパイルブロックを実行することができます。 このジオメトリには、上流のワークアイテムの出力ファイル、カスタムファイルパス、Geometry Import TOPノードによってアトリビュートに格納されたネイティブHoudiniジオメトリを指定することができます。
パーティションから入力を生成する時、オプションでInvokeノードは、そのパーティションアイテムをコンパイルブロックの別々の入力に展開することができます。 例えば、Invokeノードが3本の入力を持ったコンパイルブロックを実行するように設定した場合、それらの入力のデータを最低でも3個のワークアイテムを使ってパーティションから読み込むことができます。 入力パーティションのワークアイテムの数が2個以下の場合、警告が出されて、このInvokeプロシージャがそのパーティションに対して適用されなくなります。
Tip
$HH/help/files/pdg_examples/top_invoke
のサンプルでは、このノードを使用して、ワークアイテムに格納されているデータを使ってコンパイルブロックを評価する方法を説明しています。
TOP Attributes ¶
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integer |
出力ジオメトリ内のポイントの数。 このアトリビュートは、ワークアイテムがクックされた時に追加されます。 |
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integer |
出力ジオメトリ内のプリミティブの数。 このアトリビュートは、ワークアイテムがクックされた時に追加されます。 |
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integer |
出力ジオメトリ内の頂点の数。 このアトリビュートは、ワークアイテムがクックされた時に追加されます。 |
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integer array |
Invokeオペレーションの入力として使用されていた上流アイテムのインデックス。
例えば、 |
パラメータ ¶
Invoke ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
Block Path
コンパイルブロックのEndノードのパス。
Evaluation Time
このパラメータを有効にすると、ブロックを評価する際に使用される時間が上書きされます。 デフォルトでは、コンパイルブロックは、ワークアイテムで指定されたフレーム値で評価され、フレームが設定されていなければtime=0で評価されます。
Expand Partitions
このパラメータを有効にすると、Invokeノードは、コンパイルブロック用の入力ジオメトリを用意する時に、上流のパーティションを展開し、それらのパーティション内のワークアイテムを使用します。 このパーティションには、最低でも Input Count 以上のワークアイテムが必要で、なければ警告が出され、何も処理されません。 このパーティションにさらにワークアイテムを追加しても、その追加したワークアイテム上のデータは、コンパイルブロックには渡されません。
Load During Cook
このパラメータを有効にすると、入力ジオメトリデータは、Invokeワークアイテムが生成された時ではなくて、クック中に読み込まれます。 これは、上流工程でランタイムで入力データを生成する時に役立ち、Invokeノードを動的にする必要がありません。 クックが完了すると、メモリを節約するために入力ジオメトリもアンロードされます。
Input Count
コンパイルブロックに渡す入力の数。 コンパイルブロックを実行するには最低でも1つ以上の入力がなければなりません。
Geometry Source
入力データのソース。 ここには、出力ファイル、上流のワークアイテム上のジオメトリアトリビュート、カスタムファイルパスのどれかを指定することができます。
Upstream File
この入力のジオメトリは、上流のワークアイテム上の File Tag パラメータで指定された出力から読み込まれます。
Upstream Geometry Data
この入力のジオメトリは、上流のワークアイテム上の Attribute Name パラメータで指定されたジオメトリアトリビュートから読み込まれます。
Custom File
File Path パラメータで指定されたカスタムファイルパスからジオメトリが読み込まれます。
None
この入力から何もジオメトリは読み込まれないものの、 sourceindex ベクトルにカウントされます。 これは、 Expand Partitions を使ってパーティションをアンパックした時にそのパーティションに何もジオメトリを持たないワークアイテムが含まれている場合に役立ちます。 これによって、Invokeノードはワークアイテムからジオメトリの読み込みを試みることなく、そのワークアイテムをスキップすることができます。
File Tag
Geometry Source が Upstream File に設定されている時、このパラメータには、上流のワークアイテム上のファイルを選択する際に使用するファイルタグを指定します。
File Path
Geometry Source が Custom File に設定されている時、このパラメータには、読み込むジオメトリファイルを指定します。
Attribute Name
Geometry Source が Upstream Geometry Data に設定されている時、このパラメータには、上流のワークアイテム上のジオメトリの読み込み元のアトリビュートを指定します。
Block Input Name
このTOPノードに呼応したBlock Begin Compile SOP上のInput Nameパラメータで指定されている入力名。
Write Geometry to
出力ジオメトリをジオメトリアトリビュート、ディスク上のファイル、もしくは両方に書き出すのかどうかを決定します。
Attribute
出力ジオメトリをワークアイテム上のアトリビュートにのみ書き出します。
File
出力ジオメトリをディスクにのみ書き出します。
Both
出力ジオメトリをアトリビュートとディスクの両方に書き出します。
None
出力ジオメトリをどこにも格納しませんが、numpoints
、numvertices
、numprimitives
のアトリビュートには適切な値が設定されます。
Output Attribute
Write Geometry to が Attribute または Both に設定されている場合、このパラメータの値は、出力ジオメトリの格納先となるアトリビュートの名前を決定します。
Output File Path
Write Geometry to が File または Both に設定されている場合のその結果ジオメトリの書き出し先のパス。
Output File Tag
Write Geometry to が File または Both に設定されている場合のその出力ジオメトリファイルに関連付けるタグ。
Schedulers ¶
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Schedule When
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードのどのワークアイテムをスケジュールに組むのかを決めるエクスプレッションを指定することができます。 そのエクスプレッションが指定されたワークアイテムに対して0を返すと、そのワークアイテムはスケジューラに組まれずに、即座にクック済みとしてマークされます。 そのエクスプレッションが0以外の値を返すと、そのワークアイテムは従来どおりにスケジュールに組まれます。
Work Item Label
このノードがワークアイテムにどのようにラベルを付けるのかを決めます。 このパラメータによって、固有でないラベル文字列をワークアイテムに割り当てることができ、そのラベルを使用してアトリビュートパネル、タスクバー、スケジューラジョブ名のワークアイテムを区別することができます。
Use Default Label
このノード内のワークアイテムは、TOPネットワークからデフォルトのラベルを使用します。 デフォルトが設定されていない場合は、それらのワークアイテムにはラベルは付きません。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは親ワークアイテムのラベルを継承します。
Custom Expression
ワークアイテム毎に評価される Label Expression カスタムエクスプレッションをワークアイテムのラベルに設定します。
Node Defines Label
ワークアイテムのラベルをこのノードの内部ロジックで定義します。
Label Expression
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードで作成されたワークアイテムに独自のラベルを指定することができます。
このパラメータには、ワークアイテムアトリビュートの参照またはビルトインのプロパティを含めたエクスプレッションを使用することができます。
例えば、$OS: @pdg_frame
は、フレーム値に基づいて各ワークアイテムのラベルを設定します。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、 Python Processor TOP, ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。 これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Priority Expression
このパラメータには、ワークアイテムの優先度を設定するためのエクスプレッションを指定します。 このエクスプレッションは、ノード内のワークアイム毎に評価されます。
このパラメータは、 Work Item Priority が Custom Expression に設定されている場合にのみ利用可能です。
Examples ¶
See also |