On this page | |
Since | 17.5 |
このノードは、現行.hip
ファイルまたは外部ファイルのどちらかのTOPsを使ってROPノードまたはROPネットワークをクックします。
このノードは、フレーム生成パラメータに基づいて、フレーム毎に1個のワークアイテムを生成します。
オプションで、それらのワークアイテムを全フレームに対して1個のジョブにまとめたり、小さいフレーム単位で分けることができます。
それぞれのバッチは、ファームまたはローカル上に単一ジョブとしてクックされます。
シミュレーションに関しては、シミュレーションデータをディスクにキャッシュ化するよりもメモリ内に保持できるように、通常では全フレームを1個のジョブにまとめることが多いです。
ジョブ毎に4フレームといった小さいバッチサイズは、.hip
ファイルの読み込みのオーバーヘッドを回避して迅速にクックできるようにROPをクックしたい時に役立ちます。
Tip
カスタムドライバノードでは、PDGによって自動的に出力ファイルとして取得 されない ようないくつかのファイルを書き出すことが多いです。
しかし、pdg_logoutput
という名前のトグルパラメータを持ったドライバノードに対してそのパラメータのトグルをtrue
にした後にそのドライバノードを ROP Fetch でクックした場合、
プリントされた出力は、OUTPUT_FILE:{file_path};
パターンのマッチングで行毎に解析され、それぞれマッチしたfile_path
が ROP Fetch ワークアイテムの出力ファイルになります。
Tip
$HH/help/files/pdg_examples/top_ocean
のサンプルでは、このノードを使用して、既存シーンファイル内のROPsをクックする方法について説明しています。
TOP Attributes ¶
|
string |
ROPノードを含んだ |
|
string |
出力ファイルパスを含んだターゲットROPノード上のパラメータの名前。
例えば、ROP Geometryノードと一緒に使用した場合、このアトリビュートは |
|
string |
ターゲットROPノードのクックを発動させるために押されるそのROPノード上のパラメータの名前。
ターゲットROPノードがhou.RopNodeのインスタンスだった場合、ボタンパラメータの代わりにhou.RopNode.renderメソッドが使用されます。
Execute Parm Name パラメータを使用してカスタムボタン名を指定しない限り、このアトリビュートはデフォルトでは |
|
string |
|
|
string |
ROP GeometryノードなどのROPがTOPアセット内に含まれている場合、このアトリビュートには、そのTOPノードのパスが設定されます。 |
|
string |
Source Node Pathが設定されている場合、このアトリビュートには、このワークアイテムがクックしているROPで使用されているソースデータのパスが格納されます。 |
|
string |
分散シミュレーションを実施する時、このアトリビュートには、そのControl DOPノードのパスが設定されます。 |
|
string |
分散シミュレーションを実施する時、このアトリビュートには、共有シミュレーショントラッカープロセスの識別子が設定されます。 |
|
string |
分散シミュレーションを実施する時、このアトリビュートには、その分散シミュレーショントラッカーを持つマシンのホスト名が設定されます。 |
|
integer |
分散シミュレーションを実施する時、このアトリビュートには、そのシミュレーショントラッカーへの接続に使用するポートが設定されます。
|
|
float3 |
ワークアイテムに関連付けられた開始/終了/増分のフレーム範囲値。 そのワークアイテムが1バッチになっている場合、それらの値は、そのバッチ全体の範囲を参照します。 |
|
integer |
分散シミュレーションを実施する時、このアトリビュートには、ワークアイテムに関連付けられたスライス番号が設定されます。 |
|
integer |
使用する分散シミュレーションのスライスのタイプ。このアトリビュートには、Particles( |
|
integer3 |
Volumeスライスを使用した時、このアトリビュートには、X,Y,Zのスライス分割数が設定されます。 |
|
integer |
ROP Fetch ノードを使ってMantraのタイルレンダリングをクックする時、この値には、ワークアイテムに関連付けられたレンダータイルインデックスが設定されます。 |
|
file |
ROP Fetch ノードを使用してシーンのレンダリングの代わりにIFDを生成する場合、ここには、MantraがIFDを生成する際に書き出される画像ファイルのパスを示した Output Picture の値が設定されます。 |
パラメータ ¶
ROP Fetch ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
Cache Mode
ワークアイテムから目的のファイル結果がレポートされるように、プロセッサノードがそのワークアイテムを制御する方法を決めます。
Automatic
目的の結果ファイルがディスク上に存在すれば、そのワークアイテムはスケジュールに組まれずにクック済みとマークされます。 そのファイルが 存在しなければ 、そのワークアイテムは通常どおりにスケジュールに組まれます。 上流のワークアイテムの依存関係がクック中に新しいファイルを書き出す場合、このノード内のワークアイテムのキャッシュファイルもout-of-date(古い)としてマークされます。
Automatic (Ignore Upstream)
Automatic と同様ですが、上流のファイルの書き込みは、このノード内のワークアイテムのキャッシュファイルを 無効にしません 。 そして、このノードは自身のワークアイテムの出力ファイルのみをチェックします。
Read Files
目的の結果ファイルがディスク上に存在すれば、そのワークアイテムはスケジュールに組まれずにクック済みとマークされます。 そのファイルが存在しなければ、そのワークアイテムは失敗とマークされます。
Write Files
目的の結果ファイルがディスク上に存在していても、ワークアイテムが常にスケジュールに組まれ、その目的の結果ファイルを無視します。
Cook Type
このノード内のワークアイテムをクックする方法を決めます。 例えば、ワークアイテムをIn-Process、Out-of-Processのどちらでクックするのか、または、サービスを使用してクックするのか決めます。
Service Name
Cook Type を Service に設定した場合、このパラメータを使用して、そのサービスの名前を指定します。 サービスの使用方法の詳細は、PDG Service Managerのドキュメントを参照してください。
ROP Cook Order
ROP Path にROPチェーンまたはROPネットワークが指定されている場合、このパラメータは、そのROPノードをクックする方法を決めます。 このパラメータは、 ROP Fetch TOP がバッチを使用するように、または、すべてのフレームで単一ワークアイテムとして使用するように設定されている場合のクックにのみ影響します。
Frame by Frame
ROPチェーン全体が現行フレームでクックされた後にシーケンス内の次のフレームに進みます。
Node by Node
チェーン内の各ROPが1度に1ROPずつフレーム範囲全体でクックされます。
ROP Path
このTOPノードでクックされるROPノードまたはROPネットワークのパス。
Tip
バッチとしてクックする場合、ターゲットROPにpreframe
コールバックパラメータとpostframe
コールバックパラメータを追加してください。
Reload Parm Path
有効にすると、各フレームがクックされる前に押されるべきパラメータのパスを指定します。 これは、Reloadボタンを使って手動で外部リソースをリロードする必要があるノードを参照したROPをクックする時に役立ちます。
Source Node Path
有効にすると、ROPを評価する時にROP Pathが使用する大元のノードまたはネットワークのパスを指定します。 これは、そのノードとこのTOPノードの依存関係を作成するので、ソースノードが変更されると、このTOPノードは正しくDirty(変更あり)としてマークされます。
例えば、このROP Fetchノードを使ってGeometry ROPをクックする場合、このパラメータの値には、そのGeometry ROPに関連したSOPネットワークを設定します。
このパラメータを設定 しなかった 場合は、何も依存関係は作成されません。
同様に、 External HIP File が 有効 になっていると、クックされるROPが異なる.hip
ファイル内に存在するので、このパラメータは使用 されません 。
External HIP File
有効にしたら、ここには、ROPノードを含んだ.hip
ファイルのパスを指定します。
通常では、これはTOPネットワーク内のもっと上流の工程の部分でプロシージャルに.hip
ファイルを生成する時に使用します。
現行ファイル内のROPを選択する時は、このパラメータを指定する 必要はありません 。
Reset $HIP On Cook
有効な時、そのジョブ内の$HIP
変数に、そのジョブを投入したマシン上の$HIP
変数の値を設定します。
これを使用することで、PDGクック開始時にシーンファイルがスケジューラの作業ディレクトリにコピーされた時に、そのシーンファイル内の$HIP
ベースのファイル参照が有効な状態に維持することができます。
よって、クック中にオリジナルの.hip
ファイルを安全に修正することができます。
Ignore Scene Load Errors
このパラメータを有効にすると、ワークアイテムは、.hip
ファイルを読み込む際に発生したエラーを無視します。
これは、 ROP Path のクックに関係するノードと干渉しない読み込みエラーがシーンに存在する場合に役立ちます。
Cook Input ROP Nodes
デフォルトでは、PDGは、ターゲットのROPノードとそこに接続されている入力ノードをクックします。 このパラメータを無効にすることで、 ROP Path で指定されたROPノードのみをクックし、その入力を無視するようにすることができます。
このパラメータは、ROPノードをクックする場合にのみ関係があり、“execute”ボタンを使用してレンダリングするノード(例えば、File Cache SOP)には何の影響もありません。
Unlocked Target ROP Node
デフォルトでは、PDGは、フレーム範囲と進捗レポートのパラメータが正しく設定されるようにするために、 ROP Path で指定されたノードをロック解除した後にそのノードをクックします。 このパラメータを無効にすることで、PDGがそのノードのロック解除をしないようにし、PDGがROPのパラメータを変更できなかった場合には、そのワークアイテムログに警告を出すようにします。
Output Paths From
PDGがこのノード上のワークアイテムの出力ファイルキャッシュパスを検出する方法を決めます。
ROP Node Parameters
PDGは、 ROP Path パラメータで指定されたROPノードの出力パス(s)を使用します。
Custom Path List
PDGは、 Output Paths と Output Files のパラメータで指定されたカスタム出力ファイルパスのリストを使用します。
Output File Tag
出力ファイルのカスタムファイルタグを指定します。 デフォルトでは、 ROP Fetch ノードは、ファイル拡張子に基づいて出力ファイルにタグを付けます。 このパラメータを使用することで、その挙動を 上書き することができます。
このパラメータは、 Output Paths From が ROP Node Parameters に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output Parm Name
ターゲットROPノードの出力ファイルパラメータの名前を指定します。
デフォルトでは、Houdiniに同梱されている標準のROPノードに関しては、PDGはROPのタイプに基づいて自動的に出力名を決定することができます。
独自のROPを使用した場合、または、PDGが自動検出に失敗するようなROPを使用した場合、このパラメータには、 ROP Path フィールドで指定したROPの出力パラメータの文字列名を設定してください。
出力パラメータがマルチパラメータの中にある場合は、outputfile#
のようにそのマルチパラメータを指定することができます。
このパラメータには、出力パラメータ名をスペースで区切ったリストを設定することもできます。
このパラメータは、 Output Paths From が ROP Node Parameters に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output Paths
カスタム出力ファイルの数を決めます。
このパラメータは、 Output Paths From が Custom Path List に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output File
カスタム出力ファイルのパスを指定します。 このファイルは、 必要な出力 としてこのノード上のすべてのワークアイテムに追加されます。 このファイルパスには、エクスプレッションを使用したり、ワークアイテムアトリビュート参照を含めることができます。
このパラメータは、 Output Paths From が Custom Path List に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output File Tag
呼応する Output File エントリーに関連付けたいファイルタグを指定します。 タグを指定しなかった場合、PDGは、そのファイルの拡張子に基づいてファイルタグを選択します。
このパラメータは、 Output Paths From が Custom Path List に設定されている場合にのみ利用可能です。
Output Log Parsing
デフォルトでは、ROP Fetch TOPはROPノードからpdg_logoutput
という名前のトグルを検索して、そのROPがクックされた時に標準出力ログを解析して出力ファイルを検出するかどうかを決めます。
このパラメータを使用することで、PDGが常にログ分析を適用したり、適用しないようにその挙動を変更することができます。
ログメッセージは、OUTPUT_FILE:<file_name>;<file_tag>
の書式に従って自動的にワークアイテム出力として追加されます。
この書式文字列は、 __Custom Log Format_ パラメータを使用して変更することができます。
None
ROP自体の設定に関係なくログ解析を実行しません。
If Supported by ROP Node
ROPノードにpdg_logoutput
トグルがある場合にのみログ解析が実施されます。
このトグルは、ROP Fetchジョブスクリプトで有効化されます。
Always
ワークアイテムをクック中に出力ファイルメッセージの出力ログが常に解析されます。
Custom Log Format
Output Log Parsing パラメータを None に設定して出力ログ解析を無効にした場合、このパラメータは、ワークアイテムログ内の出力ファイルのマッチングに使用する正規表現を決めます。
この正規表現には必ず2個のキャプチャグループが必要です。1個目がファイルパス、2個目がファイルタグです。 この2個目のキャプチャグループは空っぽ/設定解除することができ、その場合PDGはファイルの拡張子に基づいてタグを割り当てます。
Evaluate Using
TOPノードがワークアイテムを生成して実行する方法を決めます。
Single Frame オプションを使用すると、このノードは、上流のフレーム毎に1個のワークアイテムを生成します。 Frame Range オプションを使用すると、このノードは、上流のワークアイテム毎に、且つ、フレーム範囲内のフレーム毎に1個のワークアイテムを生成します。 ROP Node Configuration オプションを使用すると、PDGはフレーム範囲オプションを渡さずにROPをクックして、そのターゲットROP上に設定されている設定を使用します。 Automatic オプションを使用すると、このノードは入力の有無に基づいて自動的にノードを設定します。
Single Frame
このノードは、上流のワークアイテム毎に1個のワークアイテムを生成し、その新しいワークアイテムのフレームは上流のワークアイテムのフレームに合うように設定されます。 何も入力ノードがなければ、このノードはフレーム1に設定された1個のワークアイテムを生成します。 この単一フレーム値は、 Override Frame パラメータによって上書きすることができます。
Frame Range
上流のワークアイテム毎に、このノードは全フレーム範囲でワークアイテムを生成します。 上流のワークアイテムが何もなければ、このノードは、指定したフレーム範囲で一連のワークアイテムを生成します。
Automatic
ノードに入力があれば、入力毎に1フレームのワークアイテムを生成します。 ノードに何も入力がなければ、ノードの全フレーム範囲でワークアイテムを生成します。
ROP Node Configuration
上流のワークアイテム毎に、このノードは ROP Path をクックする1個のワークアイテムを生成し、PDGはそのROPノードに何もフレーム範囲設定を 渡しません 。 クックするフレーム数は、そのROP自体のパラメータで決まります。
Override Frame
このパラメータを有効にすると、 Single Frame Evaluationモードのフレーム番号が上書きされます。
Frame Range
Frame Generation を Frame Range に設定した時に使用する開始/終了/ステップ範囲。
Cook Frames as Single Work Item
すべてのフレームのワークアイテムを単一ワークアイテムにグループ化します。
通常では、このオプションは、同じファイル内に複数のフレームのデータが含まれているFBX,Alembic,USDファイルを生成するROPをクックする時に使用します。
このパラメータは、 Evaluating Using が Frame Range に設定されている場合にのみ利用可能です。
Expand Input Files Across Frame Range
このトグルを使用することで、入力ファルのリストをフレーム範囲に広げることができます。
例えば、上流のワークアイテムが100個のファイルを出力し、このノードのフレーム範囲が1から50に設定されている場合、このノードのワークアイテムはそれぞれ2個の入力ファイルを持つことになります。 1番目のワークアイテムはファイル1とファイル2、2番目のワークアイテムはファイル3とファイル4を持ちます。
このパラメータは、 Evaluating Using が Frame Range に設定されている場合にのみ利用可能です。
All Frames in One Batch
有効にすると、同じフレーム範囲のワークアイテムがひとまとめにグループ化されて、それが単一ジョブとしてスケジュールに組まれます。 これは、各フレームがその前フレームに依存するようなシミュレーションで使用し、そのメリットは、すべてをメモリに維持できることです。
Frames per Batch
デフォルトでは、このパラメータを1に設定すると、それぞれのワークアイテムが別々のジョブとしてクックされます。 このパラメータを2以上に設定すると、ワークアイテムはその数だけまとめてグループ化されます。
Cook Batch When
バッチフレームをスケジュールに組むタイミングを決定します。
デフォルトでは、全フレームの依存関係がクックされたら、そのバッチがスケジュールに組まれます。 しかし、1番目のフレームがクックされるとすぐにそのバッチのスケジュールを組むようにすることができます。
All Frames are Ready
バッチ内の全フレームのすべての依存関係が整った時にのみ、そのバッチのスケジュールが組まれます。
First Frame is Ready
1番目のフレームの準備が整うとすぐに、そのバッチのスケジュールが組まれます。
PDGに使用されているROPラッパースクリプトは、以降のフレームが正しくそれらの依存関係を待つようになっているので、こういうことが可能になっています。 各フレームの前に依存関係の状態をチェックするジョブが走っているので、PDGと通信することで、この処理が行なわれています。 これは、若干ネットワークにオーバーヘッドが発生し、そのジョブとPDGとの間で継続して通信する必要があります。
このオプションは、 Composite ROPノードをクックする時は 利用できません 。 その理由は、COPファイルノードは1番目のフレームに対して入力ファイルシーケンス全体を読み込めるようにしなければならないからです。
Fixed Number of Frames are Ready
バッチは、フレーム範囲内の最初のフレームから指定したフレーム数だけのフレームの依存関係がクックされた後にスケジュールが組まれます。 このフレーム数は、 Number of Frames パラメータで決まります。
例えば、バッチがフレーム1からフレーム24までクックし、 Number of Frames パラメータを6に設定した場合、そのバッチは、バッチフレーム1から6までの依存関係がクックされた後にスケジュールが組まれます。
Percentage of Frames are Ready
バッチは、フレーム範囲内の指定した割合のフレーム数だけのフレームの依存関係がクックされた後にスケジュールが組まれます。 このフレームの割合は、 Percentage of Frames パラメータで決まります。
Automatically Set Missing Frames
有効にすると、このノードは、frame
とrange
の値が見つからないワークアイテムに対して、それらの値の割り当てを試みます。
これは、入力のワークアイテムの数に基づいてrange
を判定し、入力リスト内のワークアイテムの位置に基づいてframe
を設定します。
入力のワークアイテムの 一部 だけframe
がない場合、この挙動だと整合性が合わなくなる可能性があります。
Resume Partially Cached Batches
このノードで生成されたバッチが部分的にキャッシュ化された出力ファイルからクックを再開するかどうかを決めます。 シミュレーションにおいてDOPネットワーク自体が既にシミュレーションキャッシュファイルを書き出すように設定されている場合にのみ、このオプションを有効にしてください。
Distributed Sim
有効にすると、このノードは、ターゲットROPを分散シミュレーションの一部として扱うようになります。 これは、分散シミュレーションの設定をするパラメータを有効にし、フレーム生成パラメータを無効にします。
Control DOP
分散シミュレーション用のControl DOP。
Custom Tracker Port
このトグルを有効にすると、このパラメータで指定したポートが、ジョブ間でスライス情報を送信するsimトラッカーで使用されます。 このトグルを無効にすると、このパラメータが無効になり、PDGは利用可能なポートを自動的に使用します。
Web Port
このトグルを有効にすると、このパラメータで指定したポートが、分散シミュレーションの状態を監視するWebページのホストに使用されます。 このトグルを無効にすると、このパラメータが無効になり、PDGは利用可能なポートを自動的に使用します。
Slice Type
分散シミュレーションに使用するスライスのタイプ。
Particles
分散シミュレーションでパーティクルスライスメソッドを使用します。
Volumes
分散シミュレーションでボリュームスライスメソッドを使用します。
Slice Count
分散シミュレーションに使用するスライスの数を指定します。
このパラメータ設定は、 Slice Type が Particles に設定されている場合にのみ利用可能です。
Slice Divisions
分散シミュレーションに使用するボリュームのX,Y,Zの分割数を決定します。
このパラメータ設定は、 Slice Type が Volumes に設定されている場合にのみ利用可能です。
Enable Performance Monitor Logging
有効にすると、指定したROPがクックされた時にPerformance Monitorが有効になります。 そのPerformance Monitorがパフォーマンス情報をワークアイテムログにプリントします。
Performance File
有効にすると、このパラメータは、Performance Monitorの出力のディスク上の保存先を決めます。 無効にすると、代わりに出力はワークアイテムの出力ログに書き出されます。
指定したファイルの拡張子が.csv
の場合、出力はCSV形式でエクスポートされます。
それ以外の場合、HoudiniのPerformance Monitor出力の構文で保存されます。
その形式のファイルは、Performance Monitorペインに取り込んで閲覧することができます。
ROPクックを実行するプロセス毎に1個のファイルが書き出されます。
例えば、バッチを有効にすると、バッチプロセス毎に1個のhperf
ファイルが書き出されます。
すべてのフレームを別々のプロセスでクックすれば、フレーム毎に1個のパフォーマンスファイルが書き出されます。
このパラメータは、 Enable Performance Monitor Logging が 有効 な時にのみ利用可能です。
Save Debug .hip File
有効にすると、指定したROPノードを含んだ.hip
ファイルの状態が、そのクックが完了した後にここで指定されたパスに保存されます。
これには、すべてのWedgeパラメータ、環境の変更、ネットワークのクックにより変更されたシーン状態が含まれます。
ROPの評価エラーが原因でクックが失敗した場合であっても、その.hip
ファイルは保存されます。
Report Debug Files as Outputs
有効にすると、Performance Monitorの出力ファイル( Performance File )またはデバッグの.hip
ファイル( Save Debig .hip File )の生成が有効になっていれば、それらのファイルがワークアイテム出力としてレポート(添付)されます。
これによって、それらのファイルへのアクセスが簡単になります。
Schedulers ¶
TOP Scheduler Override
このパラメータは、このノードのTOPスケジューラを上書きします。
Schedule When
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードのどのワークアイテムをスケジュールに組むのかを決めるエクスプレッションを指定することができます。 そのエクスプレッションが指定されたワークアイテムに対して0を返すと、そのワークアイテムはスケジューラに組まれずに、即座にクック済みとしてマークされます。 そのエクスプレッションが0以外の値を返すと、そのワークアイテムは従来どおりにスケジュールに組まれます。
Work Item Label
このノードがワークアイテムにどのようにラベルを付けるのかを決めます。 このパラメータによって、固有でないラベル文字列をワークアイテムに割り当てることができ、そのラベルを使用してアトリビュートパネル、タスクバー、スケジューラジョブ名のワークアイテムを区別することができます。
Use Default Label
このノード内のワークアイテムは、TOPネットワークからデフォルトのラベルを使用します。 デフォルトが設定されていない場合は、それらのワークアイテムにはラベルは付きません。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは親ワークアイテムのラベルを継承します。
Custom Expression
ワークアイテム毎に評価される Label Expression カスタムエクスプレッションをワークアイテムのラベルに設定します。
Node Defines Label
ワークアイテムのラベルをこのノードの内部ロジックで定義します。
Label Expression
有効にすると、このパラメータを使用して、このノードで作成されたワークアイテムに独自のラベルを指定することができます。
このパラメータには、ワークアイテムアトリビュートの参照またはビルトインのプロパティを含めたエクスプレッションを使用することができます。
例えば、$OS: @pdg_frame
は、フレーム値に基づいて各ワークアイテムのラベルを設定します。
Work Item Priority
このパラメータは、現行スケジューラがこのノード内のワークアイテムの優先度を設定する方法を決めます。
Inherit From Upstream Item
ワークアイテムは、親ワークアイテムの優先度を継承します。ワークアイテムに親ワークアイテムがなければ、その優先度は0に設定されます。
Custom Expression
ワークアイテムの優先度は、 Priority Expression の値に設定されます。
Node Defines Priority
ワークアイテムの優先度は、このノード自身の内部優先度計算に基づいて設定されます。
このオプションは、 Python Processor TOP, ROP Fetch TOP, ROP Output TOPのノードでのみ利用可能です。 これらのノードは、各自のノードロジックで実装された優先度設定スキームを定義しています。
Priority Expression
このパラメータには、ワークアイテムの優先度を設定するためのエクスプレッションを指定します。 このエクスプレッションは、ノード内のワークアイム毎に評価されます。
このパラメータは、 Work Item Priority が Custom Expression に設定されている場合にのみ利用可能です。
External Files ¶
File Dependencies
このノード内の最初のワークアイテムが実行される前にPDG作業ディレクトリにコピーしておきたいファイルのリスト。 これを使用することで、デジタルアセットやカスタムスクリプトなどのサポートファイルをワークアイテムジョブで利用可能にすることができます。
指定可能なパスは、絶対パスまたはHOUDINI_PATHを基準とした相対パスです。
Examples ¶
See also |