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Since | 18.0 |
このノードを使用することで、ShotGrid Serverワークアイテムを作成することができます。 このノード内のセッションワークアイテムは、持続型ShotGridプロセスに関連付けられます。
Note
ShotGrid APIはHoudiniには用意されていませんので、手動でインストールする必要があります。
ShotGrid APIをインストールするには、以下の手順を踏んでください:
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https://github.com/shotgunsoftware/python-api/releasesから最新リリースをダウンロードして解凍します。
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shotgun_api3フォルダをHoudiniのPythonパスの場所にコピーします。この場所はコマンドプロンプトまたはターミナルから以下のコマンドを叩くことで調べることができます: Houdiniのコマンドプロンプトでは
hython -c 'import sys; print(sys.path)'
、HoudiniのPythonシェルではimport sys; print(sys.path)
です。
ShotGridで認証を通すためには、以下の3つの方法のどれかが必要です。
Note
ShotgunはShotGridという新しい名前に変わりましたので、既存の$PDG_SHOTGUN_*
環境変数とshotgun.json
は今後のリリースで廃止されます。
それぞれShotGridに名前を変更した$PDG_SHOTGRID_*
、shotgrid.json
に移行してください。
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$HOUDINI_USER_PREF_DIR
または定義した$PDG_SHOTGRID_AUTH_DIR
内に以下の構文でshotgrid.jsonファイルを作成します:{ “script_name”: “”, “api_key”: “” }
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$HOUDINI_USER_PREF_DIR
または定義した$PDG_SHOTGRID_AUTH_DIR
内に以下の構文でshotgrid.jsonファイルを作成します:{ “session_token”: “” }
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$PDG_SHOTGRID_LOGIN
環境変数と$PDG_SHOTGRID_PASSWORD
環境変数を定義します。 -
$PDG_SHOTGRID_SCRIPT_NAME
環境変数と$PDG_SHOTGRID_API_KEY
環境変数を定義します。 -
$PDG_SHOTGRID_SESSION_TOKEN
環境変数を定義します。
認証の優先順位は、$PDG_SHOTGRID_LOGIN
、$PDG_SHOTGRID_SCRIPT_NAME
、$PDG_SHOTGRID_SESSION_TOKEN
の順で、それらがなければ次にshotgrid.jsonを検索してそれを使用します。
つまり、環境変数でオーバーライドを指定できるようになっています。
環境変数内に認証情報を公開するのはセキュリティ的に危険なので、shotgrid.jsonの使用を推奨します。
コマンドチェーンの使い方の詳細は、コマンドサーバーを参照してください。
TOP Attributes ¶
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[int] |
このアトリビュートは、Feedback Beginノードから継承されます。 これは、ループに関連付けられた一連のワークアイテムをループさせる反復回数です。
入れ子のフィードバックループを使用する時は、レベル毎に反復回数を指定したいので、このアトリビュートには配列値を指定することができます。
一番外側のループのループ反復値は |
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int |
このアトリビュートは、Feedback Beginノードから継承されます。 ワークアイテムがどのループに関連しているのかを追跡します。 このアトリビュートは、同じFeedback Beginノード内で複数の独立したループを生成させる時に関係します。 例えば、Wedgeノードを使ってFeedback Beginノードを駆動させる時です。 |
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int |
このアトリビュートは、Feedback Beginノードから継承されます。 このアトリビュートは、ループの合計の反復回数です。 |
パラメータ ¶
Generate When
このノードがワークアイテムを生成するタイミングを決めます。 このノードがどの生成モードを必須にしているのか、もしくは、ワークアイテムを動的に生成させる必要があるのかどうか分からないのであれば、通常では、これを“Automatic”のままに設定してください。
All Upstream Items are Generated
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムを生成した時にワークアイテムを生成します。
All Upstream Items are Cooked
このノードは、すべての入力ノードが自身のワークアイテムをクックした時にワークアイテムを生成します。
Each Upstream Item is Cooked
このノードは、入力ノード内のワークアイテムがクックされる度にワークアイテムを生成します。
Automatic
入力ノードの生成モードに基づいて生成モードが選択されます。 入力ノードのどれかがその入力のクック時にワークアイテムが生成されている場合、このノードには Each Upstream Item is Cooked が設定されます。 そうでない場合、 All Upstream Items are Generated が設定されます。
Session Count from Upstream Items
このトグルを有効にすると、このノードは、上流のワークアイテム毎に、単一サーバーワークアイテムとそのサーバー付きセッションを作成します。 無効にすると、上流のワークアイテム毎にサーバーアイテムが作成されます。
Number of Sessions
サーバーと一緒に作成するセッションの数。 各セッションワークアイテムは、同じサーバーを使って他のセッションワークアイテムと直列でクックされます。 このノードからCommand Server Endノードまでの一連のセッションワークアイテムは、クックを完了した後に次のセッションを開始します。
Server Port
サーバーと通信するTCPポート番号( Connect To Existing Server が無効な時)、 または 、既存サーバーに接続する際に使用するポート番号( Connect To Existing Server が有効な時)。
デフォルト値の0
は、システム側に未使用ポートを動的に選択するように伝えます。
通常では、これがあなたの求めている挙動でしょう。
そのポート番号を特定の範囲内に維持したい(ポート番号が利用できることを保証したい)場合、ここには9000 + @pdg_index
のようなエクスプレッションを使用することができます。
Copy Inputs For
入力ファイルをループアイテムにコピーさせる方法を決定します。 デフォルトでは、上流のファイルがすべての入力ファイルにコピーされますが、1回目のループ だけ 入力ファイルをコピーすることも何もコピーしないこともできます。
No Iterations
上流の入力ファイルをどのループ反復アイテムの出力にもコピー しません 。
First Iteration
上流の入力ファイルを1回目のループ のみ の出力ファイルリストにコピーします。
All Iterations
上流の入力ファイルをすべてのループの出力ファイルリストにコピーします。
Cook Loops Sequentially
このトグルを有効にすると、このノードで作成されたループは、1度に1ループで順々に完了させてクックします。 このトグルを無効にすると、独立したループは並列でクックすることができます。
Feedback Attributes
有効にすると、各反復の終了時点における指定されたアトリビュートが、次の反復の開始時点での該当するワークアイテム上にコピーされます。 これは、ワークアイテムが次の反復のクックを開始する直前に行なわれます。
Tip
フィードバックさせたいアトリビュート(s)は、スペース区切りのリストまたはアトリビュートパターン構文を使用して指定することができます。 アトリビュートパターンの記述の方法の詳細は、アトリビュートパターン構文を参照してください。
Feedback Output Files
有効にすると、各反復の出力ファイルが次のループの反復の開始時点での該当するワークアイテム上にコピーされます。 これらのファイルはそのワークアイテムの出力として追加されるので、ループ内のワークアイテムの入力として利用可能になります。
Server Type
このノードがサービスまたはShared Serverを使用するブロックを作成するかどうかを決めます。
Note
Shared ServerはHoudini20.0で廃止されました。
Service Name
Server Type が Service に設定されている時、このパラメータは、ブロック内のワークアイテムに使用するサービスの名前を決めます。
Reset Service
ワークアイテムを実行する前にサービスクライアントをリセットするかどうかを決めます。 このノードがサービスブロックの場合、このリセット処理は、ブロックループ毎に1回だけ実行されます。 そうでない場合、このリセット処理は、このノード内のワークアイテム毎に実行されます。
None
サービスクライアントがそのまま使用されます。 つまり、インポートされたモジュール、グローバル変数、シーン状態は、ワークアイテムのクック間で維持されます。
Reset Client
サービスクライアントに“reset”コマンドが送信されます。 このコマンドは、状態をクリアしますが、サービスプロセスを再起動しません。
Restart Client
ワークアイテムを実行する前にサービスクライアントプロセスが完全に再起動されます。
Connect to Existing Server
このトグルを有効にすると、ワークアイテムは、新しいサーバーを起動せずに、既存サーバーに接続されます。
Server Address
Connect to Existing Server が有効な時のその既存サーバーアドレス。
Load Timeout
共有サーバーインスタンスに到達可能であるかどうかを初期検証する時に使用するタイムアウト。 通信に成功せずにこのタイムアウトが過ぎると、そのサーバーのワークアイテムが失敗としてマークされます。
ShotGrid URL
ShotGridインスタンスが通信するURL。
デフォルト値は$PDG_SHOTGRID_URL
です。
これは、ワークアイテムが実行された時にその環境変数が定義されている必要があります。
しかし、URLが既に分かっているのであれば、ここに絶対パスを設定することができます。
HTTP Proxy
ShotGridインスタンスと通信するプロキシサーバーのURL。
Custom CA Certs
ShotGridインスタンスと通信する際に使用するSSL認証局のカスタムリストのパス。
以下のパラメータを使用することで、このノードで作成されるワークアイテムのアトリビュートの名前をカスタマイズすることができます。
Iteration
ワークアイテムの反復回数を格納するアトリビュートの名前。
Number of Iterations
合計の反復回数を格納するアトリビュートの名前。
Loop Number
ループ番号を格納するアトリビュートの名前。
See also |