Houdini 20.0 シェルフツール
シーンで位置決めに利用するNullオブジェクトを作成します。レンダリングはされません。
概要
ビューアにNullを配置
Nullオブジェクトは、ボーンチェーン構築用のEnd Affectorとしても使われます。
Nullは、親としてよく使われます。そうすることで、一度に複数オブジェクトを回転移動させることができます。
Nullオブジェクトは、Look Atと併せてアニメーションでも使われます。実際のキャラクタではなく、Nullオブジェクトを見るようにCameraを設定することで、カメラがキャラクタを追跡しても、キャラクタと一緒に動かないようにすることができます。このようにしてNullを使えば、キャラクタがジャンプしてもカメラが上下に移動しないようにできます。
シーン内のどこかにNullを配置する
Create タブの Nullツールをクリックします。
カーソルをシーンビューに移動します。
Note
⇧ Shiftを押しながらカーソルを動かすと、基準平面からNullを離すことができます。
シーンビューで配置したい場所でクリックします。
クリックしないでEnterを押せば、Nullは原点に配置されます。
原点にNullを配置する
シェルフの Nullツールを⌃ Ctrl + クリックします。
パラメータエディタの Misc タブでNullの表示、コントロールタイプ、シェーディングを変更することができます。
パラメータの詳細は、 Nullノードのヘルプを参照してください。
シェルフのカスタマイズ
シェルフの見た目、内容の変更・再配置、独自のシェルフツールの作成の方法。
シェルフの設定ファイルフォーマット