Houdini 20.0 基本

クッキング

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概要

Houdiniでは、 クッキング は、ネットワーク内のノードの評価を参照して、現行フレームでシーンの状態を計算します。 新しくノードを接続したりパラメータを変更する度に、Houdiniは、そのネットワークを再評価して、新しい出力を計算します。

ほとんどのシーンでは、これは非常に高速ですが、非常に巨大なシーンや複雑なシミュレーションでは、フレームをクックする時間が非常に遅くなり、インタラクティブな変更が厳しくなります。 この場合には、Houdiniがインタラクティブに更新しないように設定したいことでしょう。

遅いクックのデバッグ

Performance Monitorを使用すれば、クック時間を記録したり確認することができるので、問題のあるノードを追跡して最適化するのに役立ちます。

クッキングコントロール

遅いクックに対して、Houdiniはメインウィンドウの下部のステータスラインに更新内容と推定時間をプリントします。 ⎋ Escを押すことで現在のクックをキャンセルすることができます。これは、シミュレーションフレームに時間がかかりすぎていたり、パラメータに異常な値を間違えて入力してしまった時に役立つことが多いです。

To...Do this

現行フレームのクッキングをキャンセルする

⎋ Escを押します。

メインウィンドウの右下コーナーには、クッキングを制御するためのオプションがあります。

Simulationメニュー

一時的にシミュレーションを無効にするには、このボタンをクリックします。

シミュレーションに関連する項目のメニューを取得するには、このアイコンをクリックします。

Create New Simulation

オブジェクトレベルで新しいDOP Networkサブネットを作成し、それを“現行”シミュレーションとして設定します。

Enable Simulation

シミュレーションネットワークのクックを有効/無効にします。これは、シミュレーションアイコンのクリックと同じです。

Current Simulation

サブメニューから“現行”シミュレーションネットワークを選択することができます。シェルフツールはこのネットワークを修正します。

Reset Simulation

必要に応じて、ビュー内に表示されているシミュレーションを再クックします。

Force Update

Updateメニューが Manual に設定されている時、 Force Updateをクリックすることで、強制的にネットワークをクックしてビューを更新します。

Update Menu

パラメータの変更によってネットワークを再クックしてビューを更新するタイミングを指定します。

通常では、Houdiniはパラメータを変更した時に動的に更新を行ないます。 例えば、スライダをドラッグするとシーンが変更されるのを確認することができます。 非常に複雑なシーンでは、これでは遅くなってしまうので、Houdiniがクックする頻度を変更したいことでしょう。

On Mouse Up オプションまたは Manual オプションは、変更の後に更新時間がかかる複雑なシーンで作業している時に役立ちます。

Auto Update

値を変更している途中やスライダを移動している途中に連続的に再クックしてビューを更新します。

On Mouse Up

各パラメータの変更操作が終わった後でのみ再クックしてビューを更新します。例えば、スライダを離した時に更新されます。

Manual

Force Updateボタンを明示的にクリックした時にのみ再クックしてビューを更新します。

基本

はじめよう

次のステップ

カスタマイズ

導師レベル