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概要 ¶
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このパスは、シーンアニメーションのワールド空間を介して補間されたオブジェクトの位置を表示します。
デフォルトでは、このパスは整数フレームでサンプリングされます。ハンドルの設定でパスサンプル数を上げることで、パフォーマンスに負荷がかかりますがパスを滑らかにすることができます。
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ティック(パスに垂直な小さな直線)は、そのモーションパスの各フレームにおける位置を示しています(このフレームティックを設定で無効にすることができます。)。視覚的にフレームを数えやすくするために、5つおきにティックの長さを少し長くしています。
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パス上の球はキーフレームを示しています。球をクリックまたはドラッグすることで、ワールド空間でその球を動かすことができます。
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キーフレーム上に接線ハンドルを表示することで、キーのinとoutの接線を編集して、そのパスの変化を確認することができます。
How to ¶
To... | Do this |
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オブジェクトに対してモーションパスハンドルを表示する |
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ハンドルを持続させる(オブジェクトの選択を解除してもハンドルを表示する) |
モーションパスを右クリックして、 Persistent を有効にします。 |
Motion Pathハンドルを使ってアニメーションを編集する |
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ハンドルのカラーを変更する |
モーションパスを右クリックして、 Handle Parameters を有効にします。次に、 Handle Color スウォッチをクリックします。 カラーを変更しておけば、複数の持続ハンドルがある時にモーションパスが区別しやすくなります。
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ハンドル設定 ¶
To... | Do this |
---|---|
ハンドル設定ウィンドウを表示する |
モーションパスを右クリックして、 Handle Parameters を有効にします。 |
Handle Color
Motion Pathハンドルの描画でHoudiniが使用するカラー。カラースウォッチをクリックすると、カラーピッカーが開きます。
Visualization
Houdiniがモーションパスを描画する方法を制御します。
Timeline
単色でパスを描画します。
Pre/Post
現行フレームまでのパスを明るく、現行フレーム以降のパスを別のシェーディングで描画します。
Velocity
ランプを使ってパスに色を付けて、各ポイントにおけるオブジェクトのVelocityを可視化します。
Acceleration
ランプを使ってパスに色を付けて、各ポイントにおけるオブジェクトのAccelerationを可視化します。
Tip
パスハンドルを右クリックして、メニューからオプションを選択することで、簡単に可視化の設定を変更することができます。
Velocity Ramp
Visualization が Velocity の時、Velocityの可視化に使用するカラーとして使用するプリセットのカラーランプを選択することができます。
Acceleration Ramp
Visualization が Acceleration の時、Accelerationの可視化に使用するカラーとして使用するプリセットのカラーランプを選択することができます。
Show Wide Path
パスを直線ではなく幅のある帯/リボンとして描画します。これは、オブジェクトのロール/バンクの可視化に役立ちます。キーフレームはリボン上にバーとして表示されます。
Show as Wireframe
Show Wide Path がオンの時、これはパスを単色ではなくワイヤーフレームとして描画する(つまり、パスのエッジ沿いに2つの直線を描画します)ので、パスを透かして見ることができます。
Path Width
Show Wide Path がオンの時、これはパスの幅を制御します。
Limit Number of Frames
通常では、Houdiniはシーンの現行フレーム範囲相当の全パスを描画します。これを有効にすることで、現行フレームを基準に前後の特定のフレーム数のパスだけを描画することができます。
Frames Before
Limit Number of Frames がオンの時、現行フレームを基準にこの数のフレーム前までのパスだけを描画します。
Frames After
Limit Number of Frames がオンの時、現行フレームを基準にこの数のフレーム後までのパスだけを描画します。
Show Frame Ticks
パス上にフレームを表現したティックを表示します。パス上に大量のティックが表示されてしまっている場合、以下の Frames Between Ticks 設定を使用することで、1フレームおき、2フレームおきといったようにnフレームおきにティックを表示するように選択することができます。
Tick Size
ティックマークの長さを制御します。この値を大きくするとティックマークが見やすくなります。
Variable Tick Size 設定を使用することで、動的に現行フレーム付近のティックを強調し、遠くのティックをぼかすこともできます。
Frames Between Ticks
1
のデフォルト値は、フレーム毎にティックを表示します。パス上に大量のティックが表示されてしまっている場合、2
で1フレームおきに、3
で2フレームおきにティックを表示することができます。
Variable Tick Size
これを有効にすると、動的に現行フレーム付近のティックのサイズを大きく、遠くのティックを小さくすることができます。特定の環境では、これによってハンドルが他のジオメトリを隠してしまう問題を回避することができます。
Falloff Distance
Variable Tick Size が有効な時、これはモーションパス上の現行フレームから遠のくティックのサイズが小さくなる早さを制御します。この設定を下げると、ティック長は、その距離が短いほど短くなるので、現行フレーム付近の長いティックが早く減衰します。この設定を上げると、ティック長は、その距離が長いほど減衰が引き伸ばされるので、現行フレーム付近の長いティックは、パスに沿ってゆっくりと減衰します。
Sample Between Frames
通常では、Houdiniは整数キーフレームにおけるオブジェクトの位置間で直線を使ってパスを描画します。もっと細かくモーションを取り込んだり、接線の変化をもっと良く可視化するために直線を滑らかにサンプリングしたいことがあります。この設定を有効にし、 Number of Samples パラメータを上げることで、フレーム間のサンプリング数を上げることができます。ただし、これを有効にすることで、Motion Pathハンドルの表示や制御が遅くなってしまいます。
Number of Samples
Sample Between Frames が有効な時、これはアニメーションの各フレームに対して取得するサンプル数です。1
のデフォルト値は、 Sample Between Frames が無効な時と同じく、フレーム毎にサンプリングします。2
の値は、フレームとその次のフレームまでの中間をサンプリングします。3
の値は、フレームとその次のフレームまでの1/3と2/3をサンプリングします。
Show Tangent Handles
各キーフレームにおいて接線ハンドルを表示し、視覚的にinとoutの接線方向と速度をワールド空間で調整することができます。
Tip
パスを右クリックして、メニューから Show Tangents を選択することで、接線ハンドルを簡単に表示/非表示することができます。