On this page |
Animation Layerペインは、既にアニメーションがあって、そこに変更を加えたい時に使用します。 プライマリアニメーションのベースレイヤーを作成して、さらにレイヤを追加して、その既存アニメーションに変更を加えることができます。 ベースレイヤは、キャラクタのチャンネルすべてのレイヤです。追加した各レイヤは、値がゼロに設定されたベースレイヤアニメーションのコピーです。
例えば、森の中を走っていて、倒れた丸太を下に避けるキャラクタをアニメーションさせたいとしましょう。走るキャラクタのアニメーションをベースレイヤとして作成し、追加レイヤにキャラクタが身を屈めるアニメーションを作成することができます。 これらの2つのレイヤを作成すれば、アニメーションで各レイヤの Weight を調整することで、キャラクタが身を屈めるタイミングを決めることができます。
このツールは、アニメーションの修正にも使用することができます。例えば、地面を走るキャラクタのアニメーションがあり、ある時点でキャラクタの足が地面を貫通しているとしましょう。その走行アニメーションすべてをやり直すことなく、足を上に上げるレイヤを作成することができます。
動作方法 ¶
Animation Layerペインにベースレイヤを作成すると、2つのCHOPが含まれたCHOPネットワークも作成されます。
1つ目のCHOPはlayer_mixer_base
(Channel CHOP)で、2つ目のCHOPが
layer_mixer
(Layer CHOP)です。これらのCHOPがレイヤのブレンドを計算します。
ベースレイヤは、デフォルトのポーズまたはデフォルトのアニメーションを保持します。
追加レイヤを作成すると、ベースレイヤのコピーが同じチャンネルで作成されます。あなたが加えた変更は、アクティブレイヤに保存されます。このアクティブレイヤは、Animation Layerペインでハイライトされたレイヤのことです。
Note
新しくレイヤを追加するには、Animation Layerペインを使用しなければなりません。CHOPを使って新しくレイヤを追加しないでください。その場合、そのレイヤがレイヤ内に適切に反映されなくなります。
Exportフラグは、オブジェクトの内容を上書きします。
アニメーションレイヤボタン ¶
Pin
ピンを有効にすると、そのオブジェクトの選択を解除しても、そのレイヤの表示を保持します。これは、既存のレイヤミキサーに他のオブジェクトを追加するのに役に立ちます。
Solo
このオプションを有効にすると、このレイヤのアニメーションだけが表示されます。これ以外のレイヤすべてのレイヤ寄与度が0になります。
Mute
このオプションを有効にすると、このレイヤのアニメーションが無効になります。このレイヤのレイヤ寄与度が0になります。
To... | Do this |
---|---|
アニメーションレイヤミキサーを表示する |
Animation Editor で |
ベースレイヤを作成する |
オブジェクトをアニメーションさせたら、 |
新しくレイヤを追加する |
CHOPを使って新しくレイヤを追加しないでください。その場合、そのレイヤがレイヤ内に適切に反映されなくなります。 |
アクティブレイヤを切り替える |
Animation Layerペインでアクティブレイヤにしたいレイヤを選択します。そのレイヤがハイライトされると、アクティブレイヤになります。 |
レイヤの名前を変更または削除する |
レイヤを Note CHOPを使って新しくレイヤを追加しないでください。その場合、そのレイヤがレイヤ内に適切に反映されなくなります。 |
レイヤのウェイトを変更する |
Animation Layer Mixer内の値を変更するか、 |
レイヤを結合する |
結合したいレイヤを Tip
|
1グラフですべてのチャンネルを見る |
Motion FX Viewを使用します。 Note 一度にすべてのチャンネルを表示させるには、 |
モーションブラーを使用します |
|
メモ ¶
-
CHOPノードの階層を変更しないでください。
-
レイヤを追加削除するには、必ずAnimation Layerペインを使用してください。CHOPを使ってレイヤを追加削除しないでください。その場合、そのレイヤがレイヤ内に適切に反映されなくなります。