Nullオブジェクトは、基本的にトランスフォームをするオブジェクトノードで、レンダリングされません。
Nullオブジェクトは、キーフレームアニメーションとキャラクタリグで役に立ちます。オブジェクトをNullの子に親子化することで、オブジェクトを直接触らなくてもNullを使ってトランスフォームすることができます。
デフォルトのNullは、ビューアでは小さい緑の十字線で表示されますが、任意のジオメトリに変更することができます。これは、キャラクタリグにおいて、Nullがどのようなことをするのかを形状として示すことができるので便利です。
To... | Do this |
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Nullオブジェクトを作成する |
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Nullの表示を変更する |
または
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ビューアのNullのカラーを変更する |
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Nullジオメトリを常にワイヤーフレームで表示する ¶
Nullのジオメトリを変更するとき、シェーディングモードでもNullをワイヤーフレーム表示のままにしたいことは、よくあります。Nullを開いたカーブ/サーフェスにすることでNullがシェーディングがされるのを防ぐことができます。
カーブ(プリミティブサークルを除く)を開いた状態にするには、Endsサーフェスノードを追加して、 Close U パラメータを“Unroll”に設定します。
(また、最初からサークルの Arc Type パラメータを“Open Arc”に設定することでも開いた状態にできます)
サーフェスを開いた状態にするには、Carveサーフェスノードを追加して、Carveノードのパラメータエディタで以下の設定をします:
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First U をオンにして0に設定します。
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Second U をオンにして1に設定します。
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First V をオンにして0に設定します。
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Second V をオンにして1に設定します。
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Breakpoints をクリックします。
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Extract をクリックします。
これは入力サーフェスからブレークポイントカーブを抽出します。そして、Endsノードを使って、上記の“Unroll”の設定をします。