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概要 ¶
Sky Fieldノードを使用してシーンの地上から高い標高にある2Dまたは3Dの雲パターンを作成する方法がいくつか用意されています。
例えば、Sky Fieldノードを使用することで、シーン内の地形の上方に大空を追加することができます:
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シーン内にHeightField SOPを作成します。
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HeightField Noise SOPを配置します。
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そのHeightField Noise SOPの1番目の入力をそのHeightField SOPの出力に接続し、そのHeightField Noise SOPのDisplayフラグをオンにします。これで山の地形が作成されます。
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Sky Fieldを使って2D雲を作成する方法の使用例に従って、Sky Field SOPを追加します。
Warning
HeightFieldノードを含んだネットワークにSky Boxノードを追加すると、そのHeightFieldがビューポート内で表示されなくなります。 Houdiniは、ボリュームプロパティをDetailレベルで保存し、そのSky BoxノードのFogボリュームをそのHeightFieldノードのボリュームとマージするので、そのHeightFieldボリュームが非表示になります。
ビューポート内にHeightFieldとSky Boxを表示させる回避策は、そのHeightFieldノードまたはその最後の接続ノードのTemplateフラグを⌃ Ctrl + クリックすることです。
Sky Fieldを使って2D雲を作成する方法 ¶
Sky Fieldノードを使用して、2D雲パターンを作成します。
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シーン内にSky Fieldノードを作成します。
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Voxel Size 、 Size 、 Center のパラメータを設定します。
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Vertical Offset チェックボックスをオンにして、Sky Fieldを上昇させます。スライダを調整して、目的の高さ(単位はメートル)にします。
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以下のノードを1つ以上追加して、高い標高にある2D雲パターンを設定します:
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Sky Field Noiseは、ノイズを追加して、かすれた雲、または、もくもくした雲の要素を足します。
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Sky Field Patternは、プリセットの雲パターンを追加します。
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Sky Field from Mapは、画像を取り込みます。
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Sky Fieldを使って3D雲を作成する方法 ¶
Sky FieldノードとSky Boxノードを使用して、2Dボリュームから3D雲を生成します。 Sky Fieldノードは、Sky Boxノードの特定のプロパティに影響を与えます。
Note
Sky Fieldノードに依存せずにSky Boxノード単体で使用することも可能です。
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Sky Fieldノードを作成します。
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Voxel Size 、 Size 、 Center のパラメータを設定します。
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Vertical Offset チェックボックスをオンにして、Sky Fieldを上昇させます。スライダを調整して、目的の高さ(単位はメートル)にします。
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Sky Boxノードを配置し、その2番目の入力をそのSky Fieldノードの出力に接続します。そのSky BoxノードのDisplayフラグをオンにします。
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Sky Boxノードには、パラメータの設定方法を制御するポップアップメニューが色々なパラメータで用意されています。 デフォルトの Set Uniform は、Sky Boxノードのパラメータ値を使用します。これを Use Sky Layer に変更すると、接続されているSky Fieldノードのそれに関係するパラメータが使用されます。
例えば、Sky Boxノードの Altitude パラメータを Use Sky Layer に設定し、次に、接続されているSky Fieldノードの Altitude パラメータのチェックボックスをオンにして値を設定します。 すると、そのSky Fieldノードの Altitude パラメータがSky Boxノードの Altitude パラメータに影響するようになります。
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Sky Fieldノードを選択して値を設定することで、Sky Boxノードが制御されます。
Tip
以下の1つ以上のSky Field系ノードをSky Boxノードの2番目の入力に接続することで、雲パターンをさらに調整することができます:
メモ ¶
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最初にSky Fieldノードを作成した場合、そのデフォルトは非常に広く(1km四方)、そのボリュームは真っ白なので、ビューポートが白で埋め尽くされてしまいます。 その時はズームアウトしてボリューム全体を表示したり、Sky Field Noizeノードを追加してボリュームにディテールを加えると良いでしょう(上記参照)。
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HeightFieldと同様に、Sky Fieldは非常に広くなりやすいので(デフォルトが1km四方)、カメラビューの遠方まで埋め尽くしてしまいます。 Houdiniは、シーンのサイズに基づいて自動的にニアクリップ平面とファークリップ平面を設定します。 シーン内の小さな部分でのみ作業する場合、そのシーンの一部だけ表示されるように(ディスプレイオプションで)手動でニアクリップ平面とファークリップ平面を設定した方が良いでしょう。
See also |