Object Mergeサーフェスノードを使って他のオブジェクトのジオメトリネットワークからジオメトリをつかみます。これは、色々な目的で役に立ちます:
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ばらばらのオブジェクトをサブネット付きで作成する場合。例えば、1つのネットワークで車をすべてモデリングして、アニメーション用に移動パーツを別々のオブジェクトにばらすことができます。
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また反対に別々のオブジェクトを1つのオブジェクトにすることができます。
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2つのオブジェクトからポイントをインポートして、それを接続するオブジェクトを新しく作成すると、参照しているオブジェクトが移動すると、新しいオブジェクトもそれに追従します。例えば、キャラクタがロープを使って崖を飛び越えるようなアニメーションをするとき、キャラクタの手とロープの接続点からポイントをインポートして、そのポイントからロープをモデリングします。
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Object Mergeは、インポートしたジオメトリのトランスフォームを“ベイク”するので便利です(次のステップの Transform Object パラメータの考察を参照)。
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表示用、参照用にどこでも他のオブジェクトからジオメトリを使うことができます。
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オブジェクトのジオメトリレベルに入ると、Object Mergeはジオメトリを結合します。
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TabメニューからObject Mergeノードを作成することができます。
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Object Mergeノードのパラメータでは、リストを使ってジオメトリを選択することができます。
手動でオブジェクトやSOPノードのパスを入力することができます。また、複数オブジェクトを結合するならワイルドカードを、バンドルのすべてのオブジェクトを結合するならバンドルリファレンスを、ダイナミックシミュレーションのジオメトリを結合するならダイナミクスパスを使います。詳細は、Object Mergeノードの Object n パラメータを参照してください。
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ノードの Transform Object パラメータは、 とても重要 です。これは、インポートしたジオメトリのトランスフォームに影響します。
Warning
Object Mergeを含んだオブジェクトは決してアニメーションしないようにしてください。そのオブジェクトの親をNullにして、Nullをアニメーションしてください。
Warning
“Show One/All”の設定はビューアにインポートしたジオメトリの向きに影響を与えます。
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Show All(すべてのシーンを表示)がオンの時、 ビューアはワールド原点を基準にジオメトリを表示します。
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Show One(現行オブジェクトのみ表示)がオンの時、ビューアは現行オブジェクトの原点を基準にジオメトリを表示します。
Object Mergeでインポートしたジオメトリは、現行オブジェクトではなく、そのソースオブジェクトで配置されているので、Show OneとShow Allの切替は、インポートしたジオメトリのビューアの移動に影響があります。