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このウィンドウでは、Operator Type Librariesの管理HoudiniによるアセットとOperator Type Librariesの扱い方に関するオプションを設定することができます。
定義名のカラー ¶
オペレータ定義名がブラックで書かれていると、現行定義がそのオペレータタイプで使われます。黄色の名前も、そのオペレータタイプで現行定義として使われていますが、他のOperator Type Libraryでは、もっと新しい定義が使われています。赤色の名前は指定したオペレータでは現行定義ではありません。
Note
カラースキーマを変更すれば、これらのカラーも変わります。
定義をオペレータタイプの現行にするには、オペレータ上でクリックして、 Use This Definition を選択します。この設定は、 Configuration タブのグローバルプリファレンスを上書きし、hipファイルに保存されます。これらの上書きがされたオペレータタイプ定義は緑です。上書きを除去するには、オペレータ上でクリックして、 Clear Definition Preference を選択します。
Filterボックス ¶
ツリービューの下にあるテキストボックスでは、名前でオペレータタイプを検索することができます。 Current Definition 、 Latest Definition 、 Next Definition を順番に見つけることができます。名前にはワイルドカードを使用することができます。
例えば、MassiveBrainExplosion
という名前のオペレータ名の現行定義を見つけるには、*Brain*
とタイプして、 Current Definition をクリックします。
HDAファイルのコンテキストメニュー ¶
Operator Type Libraryファイルの名前でクリックすると、このメニューが表示されます。
Uninstall
タイプライブラリをアンロードして、ライブラリ検索パス(つまり、OPLibrariesファイル)から除去します。これは実際の.hda
ファイルを削除せず、Houdiniがそれに気づかないようにしています。
Refresh
HDAファイルコンテキストメニューすべてを再読み込みします。
Merge with Library
このライブラリの内容を選択したライブラリと結合します。
Expand/Expand All
HDAファイルの内容を表示します。
Sort Ascending/Descending/None
メニューのファイルの並べ方を選択します。
Operatorのコンテキストメニュー ¶
オペレータ名でクリックすると、このメニューが表示されます。
Type Properties
カスタムオペレータの設定を編集するウィンドウが開きます。このアイテムはオペレータの現行定義でのみ利用可能です(例えば、“my_operator”の2つのバージョンが利用可能な時、アクティブ定義のみがそのコンテキストメニュー内でこのアイテムを持ちます)。
Copy
.hdaファイル間をコピーして、最後のパスを保持します。
Duplicate
.hda内に複製を作成します。これはタイプの現行パスをデフォルトにします。
Jump to Next Definition
カスタムオペレータの定義が複数あれば(例えば、.hip
ファイル内、ディスク上、もしくはディスク上のいくつかのディレクトリに定義がある)、このアイテムは次の定義を選択します。これは、単一オペレータの定義すべてを迅速に見つけるのに役に立ちます。
Show Namespace Order
同じ基本名でも、別のネームスペースまたは別のバージョンで他のオペレータが存在すれば、このアイテムではそのようなオペレータを優先順位に応じて並べたリストを表示します。これは、条件なし(基本)の名前がスクリプトで使用されている時に、Houdiniが使用するオペレータタイプ解決順を決めるのに役に立ちます。Houdiniは、条件なしの名前に最適なリストの最初のオペレータを使用します。
Update Time Stamp
カスタムオペレータの“最後に修正した”時間を現在に設定します。これはHoudiniが最後に修正したオペレータバージョンを使うように設定して、順番を並べ替えたい時に役に立ちます。
Use This Definition
定義が複数のライブラリで配置されている場合があるので、使用するオペレータを定義します。
Clear Definition Preference
使用するのに選択したオペレータをクリアします。このオプションは、オペレータに対して Use This Definition を選択した後であれば、可視のみになります。
Delete
HDAファイルからカスタムオペレータを削除します。そのカスタムオペレータが使用中なら削除することはできません。
Configurationタブ ¶
このタブのオプションでは、Houdiniが同じオペレータタイプの複数バージョンの選択の方法を設定します。
Give Preference to Definitions from Index Files
インデックスファイルで定義したオペレータ(SHOPsurface、SUBobj)にはHDAファイルで定義したオペレータに対する優先度があります。
Give Preference to Definitions Saved in Hip File
hipファイルに組み込まれた定義には、ディスクに保存した定義に対する優先度があります。
Give Preference to Definitions with Latest Date
最近の“最後に修正した”時間でオペレータを使用します。これは、ディスク上のHDAライブラリファイルの日付スタンプではなく、HDAライブラリファイル内のアセット定義が持つ最近の日付スタンプを意味しています。
Note
優先度オプションを2つ以上有効にすれば、リストで高いオプションがリストで低いオプションよりも優先度があります。
Save Operator Definitions to Hip File
現行hipファイルで使用しているHDA定義のコピーをhipファイルに埋め込みます。これによってhipファイルが大きくなりますが、hipファイルが依存するカスタムオペレータが常に利用可能になります。
Save Definitions of Unlocked Assets to Hip File
このオプションをオンにすると、 Save Definitions to Hip File がオフになっていても、hipファイルのロックしていないインスタンス付きのアセットの定義がhipファイルに保存されます。
Note
Save Definitions to Hip File がオンの時は、このオプションは不適切です。なぜなら、そのオプションは常にすべての定義をhipファイルに保存するからです。
Display Warning for Out of Date Operators
hipファイルを読み込んで(またはotrefreshを使って)、アクティブオペレータが古くても、 Give Preference to Definitions with Latest Date がオンでないなら、Houdiniは警告を表示します。
Display Warning for Operators With Incomplete Definitions
不完全なアセット定義を持つノードを含んだhipファイルを読み込むと、完全な定義が利用できないので警告を表示します。
Create backup files when saving libraries
Operator Type Libraryファイルを修正する度に古いバージョンのバックアップコピーを保存します。
Safeguard Operator Definitions
ノードコンテキストメニューから Allow Editing of Contents and Match Current Definition メニューを除去します。このオプションをオンにすると、ユーザがオペレータ定義を修正してしまうのを防止することができます。
Leave Values When Defaults Change
オペレータのデフォルトを変更する時、既存のノードのパラメータ値を更新しません。
Use OPlibraries Files to Find HDAs
このオプションは上位互換のために存在します。このオプションをオンにすると、HoudiniはHDAファイルのリストを含むOPlibrariesと呼ばれるファイルを読み込むためにHOUDINI_PATH
をスキャンします。これは以前のバージョンで行なわれていたことです。このオプションをオフにすると、Houdiniは*.hda
を探すためにHOUDINI_OTLSCAN_PATH
をスキャンして、一致するHDAファイルを全て読み込みます。
Note
HOUDINI_PATH
だけを定義すると、Houdiniは、定義されている順番ではなく、常にそのパスの一番最新の.hda
を使います。
Asset Definition Toolbar
パラメータダイアログの上部に表示されるAsset Definition Toolbarの可視性を設定します。このバーは、パラメータダイアログで指したノードを定義しているHDAファイルのパスを表示します。
Asset Definition Toolbarは完全に非表示にしたり、HDAパスを単に表示するだけの読み取り専用にしたり、アセットの定義を含むHDAすべてをリストにしたメニューを表示するモードにすることができます。
Namespace Hierarchy
ネームスペース階層を組んだり、同じ基本名のオペレータを並べたりするのに使用するHOUDINI_OPNAMESPACE_HIERARCHY
の値を表示します。