Houdini 20.0 Vellum

Vellum Fluid/Grainパーティクルの放出の仕方

Vellum Fluid/Grainパーティクルをフレーム毎またはサブステップ毎に1回放出させます。

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概要

デフォルトでは、Vellum Solverは、開始フレームの時だけVellumオブジェクトとVellum拘束をソースにします。 蛇口から水を放出してグラスを満たしたいとしましょう。 この場合、流れ続けるパーティクルが必要です。このような構成には、追加でセットアップが必要になります。

放出タイプの扱い方

放出元のオブジェクトを作成します。Vellum FluidやVellum Grainをソースに設定する方法が2通りあります

  1. オブジェクトを選択し、 Vellum タブにある Vellum Grains ツールをクリックします。DOP Networkの中に入り、Vellum Source DOPノードをクリックします。そのノードのパラメータエディタで、 Emission Type を見つけます。

  2. 独自にノードネットワークを作成します。そのネットワークの中に入り、Vellum Sourceノードに移動します。そこで、 Emission Type を見つけます。

通常は Once Only が選択されています。 パーティクルが継続的に流れるようにするために、 Each Frame または Each Substep を選択します。 Each Substep を選択した場合、その放出回数はVellum Solverノードの Substeps の数に依存します。 より良い結果を得るためには、Vellumr Fluidに10、Vellum Grainsに5のサブステップ数を推奨します。 サブステップ数を増やすほど、より多くのパーティクルが放出され、より自然な放出になります。 ただし、シミュレーション時間も長くなることに注意してください。

How to

To...Do this

パーティクルが途切れないようにする

  1. サブステップの数を増やします。

  2. Emission TypeEach Frame から Each Substep に変更します。

放出を停止する

例えば、エクスプレッションを介してフレーム20で放出を止めたいとします:

  1. Vellum Sourceノードを選択し、 Emission TypeEach Frame または Each Substep に設定します。

  2. Activation に移動して、$FF<21とエクスプレッションを入力します。この$FF変数は正確なフレーム番号を意味し、Houdiniによって更新されます。

他には Activation をアニメーションさせる方法があります。これは、一定の時間放出を中断し、後で再度アクティブにしたい場合などに役立ちます:

  1. Vellum Sourceノードを選択し、 Emission TypeEach Frame または Each Substep に設定します。

  2. Activation に移動します。0で放出は非アクティブになり、1でアクティブになります。

  3. タイムラインのスライダを目的のフレームまでドラッグし、パラメータ上でAlt + クリックしてキーフレームを作成します。

  4. 必要に応じて前の手順を繰り返します。

放出の方向と速度を制御する

Vellumは、ソースポイント上のVelocityアトリビュート(v)を認識します。 放出を制御する方法が2通りあります。1つ目の方法は、Attribute Adjust Vectorを使用します:

  1. Vellum Configure GrainとGEO Nullノードの間にノードを追加します。

  2. Constant Value に値を入力し、速度と方向を決定します。

2つ目の方法は、Attribute Wrangleノードを使用します:

  1. Attribute Wrangleノードの VEXpression フィールドに、例えばv@v = set(0,1,0);と入力します。

  2. このエクスプレッションは、1の速度でY軸に沿ってパーティクルを放出します。放出の方向を変えるには、そのベクトルの値を変更します。

放出パターンを不規則にする

  1. Vellum Configure Grainノードの Seed$Tに設定し、新たに作成されるパーティクルをタイムステップ毎に変位させます。この$T変数は現行時間を意味し、Houdiniによって更新されます。

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