Pyro ¶
-
流体に重力を適用する新しいパラメータが追加されました。この重力は密度に基づいてスケールされるので、流体の密度が濃い領域ほど速く落下します。 これは、埃や塵をシミュレーションする時に役立ちます。これらのパラメータは、SOPとDOPのどちらでも利用可能です。
-
新しくなった内部のPressure Projectionメソッドによって、シミュレーション時間が約5%速くなりました。
-
MaterialXベースの新しくなったKarma Pyroシェーダは、CPUとXPUの両方に対応しています。
-
Gas Match Field DOPに新しく追加された Match Field if It Already Exists パラメータは、作成先のフィールドが既に存在した場合、そのフィールドを参照フィールドに一致させます。 存在していないフィールドを作成したいものの、既に存在しているフィールドはそのまま残したい場合は、このオプションをオフにすると良いでしょう。
-
Pyro Solver SOPの Boundary Collisions の名前が Ground Planes に変更され、さらに Height Field オプションが追加されました。 デフォルトでは、煙は開いたコンテナ内で動作するので、その煙は最大境界に到達すると消えます。 新しく追加された Height Field オプションを使用すると、煙が通過できない暗黙的な壁が追加され、通常のコライダーよりも強力なコリジョン境界を形成することができます。
-
Volume Blur SOPが更新されてVolume Sharpenというノードが新しく追加されました。 このノードにはPyroフィールドをシャープにするのに使用可能なブレンドオプションが用意されています。
Note
これはボリュームでのみ動作するので、VDBをエクスポートしている場合は動作しません。
-
mx_
系のVEXノイズ関数が更新されました。mx_cellnoise
、mx_perlin
、mx_voronoi
、mx_worley
のどのバージョンのVEX関数にも各軸の整数周期を受け入れるバリアントを持つようになりました。 -
パックセットを使用したPyroソーシングは、インスタンスポイントのVelocityアトリビュートをベクトルフィールドに追加できるようになりました。
-
新しく追加されたGas Reset Inactive DOPは、ステンシルフィールドに基づいて、フィールドのアクティブでない領域を背景値にリセットします。