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UI/UX ¶
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ワークアイテムInfoパネルは、ワークアイテムが実行したクックの種類に関する詳細をリストした折り畳み式の Cook Info セクションが追加されました。
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TOPのDisplay Optionsには、ディペンデンシー描画の最大深度を指定するオプションが追加されました。
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ワークアイテムInfo/中マウスパネルは、TOPグラフ内の別のワークアイテムが選択された時に自動的に更新されるようになりました。
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出力を削除するためのPDGファイル選択ダイアログは、デフォルトで絶対パスを表示するようになっていましたが、
$HIP
や$JOB
などの変数を使用してパスを短縮するようになりました。
TOPネットワーク ¶
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TOPネットワークは、新しいローリングチェックポイントフォーマットを使用して定期的にグラフ状態を
.json
ファイルに保存してそれを復元できるようになりました。 -
TOP Networkに新しく Save Scene File if Required トグルが追加されました。このトグルをオフにすると、グラフをクックする前のシーンの自動保存を無効にすることができます。
PDG Service ¶
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PDG Command Chainsは、自身の内部サーバーシステムを使用するのではなく、PDG Serviceを使用して実行できるようになりました。
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pdg.ServiceManagerクラスには、特定のサービスクライアントを再開、停止するためのメソッドが追加されました。
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サービスクライアントを開始したいスケジューラは、pdg.Service.startReadyListenerとpdg.Service.waitForClientsをコールするのではなく、新しいpdg.Service.addClientsコンテキストマネージャを使用して、そのサービスで保留中のクライアントを適切に追加し待機するようにしてください。
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PDG Serviceクライアントは、タスクがクックを終了する度にサービスプロセスのメモリ使用量を記録するようになりました。
USD ¶
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新しく追加されたUSD Analyze TOPは、LOPノードまたはファイルに対してメタデータ、ディペンデンシー、外部参照を取得します。
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新しく追加されたUSD Modify Paths TOPは、アセットパスを修正します。
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新しく追加されたUSD Render Scene は、ディスク上の
.usd
ファイルまたはLOPネットワークをレンダリングします。 -
USD Import TOPは、新しく追加された Evaluate with Work Item Attributes トグルを有効にすることで、ターゲットLOPノードをクックする前にアトリビュート依存のエクスプレッションが無効になるように設定できるようになりました。
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USD Import TOP は、これまですべての無効な文字を単に
_
に置換していましたが、Houdiniのテキストエンコードフォーマットを使用してインポートしたアトリビュート名をエンコードするため新しい Encode Imported Names オプションが追加されました。 -
USD Import TOPを使用してUSDファイルをインポートする際にPopulation(収集)マスクを指定できるようになりました。
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USD Render TOPには、出力ファイルパス上に中間ディレクトリの生成を有効にするトグルが追加されました。この新しいトグルはデフォルトで有効になっています。
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USD Import Data TOP は、バリアントセットとバリアントをワークアイテムアトリビュートとしてインポートできるようになりました。
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file/usd
タグが付いたファイルは、 usdview を使用して開かれるようになりました。
デバッグ ¶
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必要とされる出力ファイルとして複数のワークアイテムが同じパスをリストしていた場合、TOPノードは警告を出すようになりました。
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pdg.debugging APIを使用することで、様々なPDGデバッグログレベルを設定できるようになりました。さらに、
HOUDINI_PDG_NODE_DEBUG
などの環境変数は、実行中のHoudiniセッションでも更新できるようになり、次回のTOPグラフクックに適用されます。 -
新しく追加された
HOUDINI_PDG_SERVICE_DEBUG
環境変数は、サービスプールの使用量をデバッグするためのものです。 -
新しく追加された
HOUDINI_PDG_TYPE_SKIPLIST
環境変数には、PDG Pythonモジュールをロードする時にスキップしたいファイル名またはディレクトリ名のリストを設定します。
スケジューラ ¶
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PDGスケジューラAPIに新しく
onConfigureCook
コールバックが追加されました。このコールバックは、クックを開始する前に1度だけ呼び出されます。 -
すべてのスケジューラ系TOPノードに新しく Limit Jobs パラメータが追加されました。このパラメータは、スケジューラがその大元のファームシステムを使用して作成可能な同時ジョブ数を制御することができます。
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Out-of-Processジョブに対してRPCが失敗できる最大数をスケジューラ系TOPノードで明示的に設定できるようになりました。
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すべてのスケジューラ系TOPノードに、クックが完了した時、または、Houdiniセッションが終了した時の一時ファイルディレクトリの自動削除を有効にするオプションが追加されました。
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Local Scheduler TOPに、タスク処理の最大メモリ使用量を制御するのに使用可能なパラメータが追加されました。
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エクスプレッション内に
@pdg_schedulername
を使用することで、ワークアイテムに割り当てられているスケジューラの名前にアクセスできるようになりました。 -
すべてのスケジューラ系TOPノードに、Houdiniジョブ内で実行する独自のHython実行ファイルが指定できるオプションが追加されました。
プロセッサ ¶
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新しく追加されたOpenImageIO TOPは、OpenImageIOコマンドラインツールを使用して画像処理するタスクを作成します。
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新しく追加されたFilter by Attribute TOPは、アトリビュートの名前または値に基づいて、入力ワークアイテムをフィルタリングします。
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新しく追加されたSplit by Count TOPは、指定した数を使用して、ワークアイテムのストリームを2つのブランチに分けます。
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新しく追加されたROP OpenGL Render TOPは、OpenGL ROPとそのROPをクックする事前設定されたROP Fetch TOPをラップしたアセットです。
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新しく追加されたPython Virtual Environment TOPは、仮想環境を作成し、そこにPythonパッケージをインストールします。
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新しく追加されたAttribute from File TOPは、指定されたアトリビュートフォーマットパターンを使用して、ファイルからアトリビュート値を解析してワークアイテムを作成します。
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Switch TOPに Invalidate Output Caches トグルが追加されました。これを無効にすると、アクティブな入力を変更しても下流のキャッシュが無効にならないようにすることができます。
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ROP Fetch TOPのカスタム Output File Tag パラメータには、単一文字列値ではなく、ファイルタグをスペースで区切ったリストを設定できるようになりました。
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Attribute Create TOPには、ワークアイテムの入力ファイルを出力ファイルリストにコピーするかどうかを決めるパラメータが追加されました。
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HDA Processor TOP内のワークアイテムは、入力の
.hda
ファイルがTOPクック間で変更された場合、そのキャッシュファイルを無効にするようになりました。 -
HDA Processor TOPからPerformance Monitor情報を書き出せるようになりました。
パーティショナ ¶
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すべてのパーティショナ系TOPノードに、パーティション化の工程で、失敗した入力ワークアイテムをスキップするようにするトグルが追加されました。
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Partition by Bounds TOPに、ソースジオメトリの扱い方(ポリゴンに変換、境界領域に変換、そのまま)を制御する Pre-Process Geometry オプションが追加されました。
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すべてのパーティショナ系TOPノードに、インデックス、入力順、アトリビュート値による内容のソートのオプションに加えて、フレーム値によるソートのオプションが追加されました。
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すべてのパーティショナ系TOPノードに、アトリビュートのマージと同様にワークアイテムからの出力ファイルをパーティションにマージする方法を制御するオプションが追加されました。
API ¶
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Pythonに加えてC++とHDKを使用して独自のPDGノードを作成できるようになりました。
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PDG Serviceに新しく追加されたpdg.Service.isPersistentフラグは、サービスをディスクに保存するかどうかを示します。このフラグはService Create TOPに追加されています。
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カスタムファイルをリロード、ハンドラーのキャッシュ化/転送/事前点検するためのpdg.TypeRegistry.reloadCustomHandlersメソッドが追加されました。
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PDGがグラフをクックする前に呼び出す事前点検ハンドラーを登録できるようになりました。
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ノードが生成とクックを完了するタイミングを追跡するpdg.EventType.NodeGeneratedとpdg.EventType.NodeCookedのイベントタイプが追加されました。
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新しく追加されたpdg.EventEmitter.supportedEventTypesプロパティを使用して、イベントソースで対応しているイベントタイプのリストを照会できるようになりました。
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pdg.ValuePatternクラスは、パターンコンポーネント間で常にスペース文字を区切り文字として使用していましたが、独自の区切り文字に対応しました。
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hython
を使用しているOut-of-Processをクックする時、Python Script TOPは、ワークアイテムデータをOut-of-Processスタブワークアイテムの代わりにネイティブのpdg.WorkItemとしてロードするオプションが追加されました。 -
1回のメソッドコールで複数の出力ファイルを効率良くワークアイテムに追加することができる新しいpdg.WorkItem.addOutputFilesメソッドが追加されました。